
愛しの座敷わらし
生まれてすぐに家族になるわけじゃない。
一緒にいるから、家族になるのだ。
東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。
可愛らしい作品でした。座敷わらし、一時期テレビでよく特集されているのを見たな。
最初、家族みんながぎくしゃくしていて嫌な雰囲気で。
晃一は目先と自分の事しか考えていないし、史子もそう。梓美は携帯に翻弄されているし。智也と澄江に悪い印象はなかったけど。
最後まで晃一の事は嫌いだったけど^^;座敷わらしが現れてから、ちょっとずつ家族がまとまっていくのは良かったな。
座敷わらしがいるからか分からないけど、みんな自分の思いを素直に人に伝えるようになって、良かったなぁと、読んでいくうちにほっとしました。
座敷わらしがクッキーにまきつく形で眠っている姿、想像しかできないけど、とっても可愛いかったと思う。
最後近くなっていきなりの展開に驚きましたが。
最後の最後の言葉、良かったなぁ。何だかこの家族の物語がまだ続きそうな感じが^^
〈朝日新聞出版 2008.4〉H20.1.19読了
朝日新聞の連載のとき偶に読んでいたんですが、通して読むとその良さわかりますよね。
この本からは家族のこと学べますよね。