猫丸先輩の空論 (講談社ノベルス)
猫丸先輩の空論 (講談社ノベルス)
「水のそとの何か」八木沢はイラストレーターの美里優から、3日前からベランダにペットボトルが置かれて困っているという。何故毎日置かれているのか、2人で思案する。
「とむらい自動車」大西は友人の八木沢が事故に遭った現場にいた。すると、何故か何台もタクシーが止まり、大西に「鈴木様ですか?」と問いかける。誰がタクシーを頼んだのだろうか。
「子ねこを救え」真美は虐待を受けている子ねこを助けたいと、幸太を呼び、救出作戦を考える。猫婆さんの目を盗み、子ねこを引き寄せたが、人に見つかり、失敗してしまった。
「な、なつのこ」雅彦はスイカ割り大会の準備をしていた。支部長と2人で買い物をしている隙に、15個用意してあったスイカのうち、7個が割れていた。誰がこんな事をしたのか、犯人探しが始まった。
「魚か肉か食い物」早苗は地味で大人しい女の子だが実は大きな秘密がある。細い身体だがもの凄い大食漢。何度も大食いにチャレンジして賞金を獲得してきた。今回もそのつもりだったが、突然早苗は店を飛び出してしまった。
「夜の猫丸」八木沢は後輩の尻拭いのため残業を余儀なくされた。薄暗い会社に一人。変な物音が聞こえてくる。そのとき、いきなり電話が鳴った。猫丸先輩からだった。

面白かった。やっぱり猫丸先輩シリーズは面白いなぁ。
どの話も人は死なないし、解決しなくてもいいような^^;ちょっとしたミステリなのですが、猫丸先輩の機転により見事に解決!
猫丸先輩は面白いことを常に求めていて、年齢不詳。定職にもついていないし、天然躁病。
友人にはしたくないけど、自分が悩んでいる時にひょいと来てほしい感じかな。
あ〜読めば読むほど、ドラマ化されるなら三宅君にやってほしいよう。
小柄でしょ。童顔でしょ。タバコはすわないけど、天然躁病っぽい演技はきっとできるでしょ。環境適応能力いいでしょ。ほら、いいじゃん。健君で。
30過ぎてないけどもうすぐ過ぎるし。
でも内容的になぁ…。映像化できなそうなのが問題だなぁ。
なんて。失礼ですが。
どちらにしても、面白い作品なので、まだまだシリーズが出てほしいなぁと思います。

〈講談社 2005.9〉H21.1.7読了