書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記
書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記

きょうも早くおうちに帰って本を読もう—作家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。春には穴居人生活をしつつ、冬にはコタツで亀になりながら、今日も今日とて本を読むのだ。『赤朽葉家の伝説』日本推理作家協会賞受賞から『私の男』直木賞受賞までの耽溺の日々。

桜庭さんの読書日記。面白かったなぁ〜。
桜庭さんと、しをんさんのエッセイは好きです。やっぱり活字中毒者だからかな。
日々の人との関わりや会話も「ぷっ」って笑える部分がたくさんあるし、好きな本を語る部分は共感できる所がたくさんあります。
ただ、桜庭さんは海外作品を多く読まれているので、私が読んだ事のある作品はほとんどないんですよね。
たまに現代の人気作家さんの話が出てくると「お!」と思います。
海外作品で、前から「ずっとお城で暮らしてる」っていう本が気になっていて、その本についてが文章に登場した時はちょっと嬉しかったです。
桜庭さんがお好きな本なら、買って読んでみようかな。
直木賞を受賞された時の裏話や、「トップランナー」に出演された時の裏話も面白かったです。
私も、テレビ観てたので。
周りの編集者や出版社の方との本の話もいいなぁ〜。私も混ざって話がしたい…。
1番最後に収録されていた編集者達の座談会も面白かったなぁ。
こちらは最近の作家さんの事が多く語られているので、ちょっと嬉しかったです。
その話の中で、学生時代に休み時間に本を読んでいたかという話がありました。
私も同意見で、休み時間に一人で本を読んでいるとクラスで浮いてしまって、いじめにあうんじゃないかって言う心配がなくもなかったです。
読んでましたけどね^^;普通に。友達がいないわけじゃなかったけど。
友達とおしゃべりしたりする休み時間もあったけど、本を読んで過ごす事もあったな。
本を読みたいという欲求の方が強かったのかも。
この本を読んで、ますます本をたくさん読みたくなっちゃったなぁ。

〈東京創元社 2008.9〉H20.12.25読了