予知夢
「夢想る」轢き逃げ事件で坂木信彦という男性が逮捕された。簡単な事件かと思えば、坂木はその前に不法侵入をしていた。坂木はその家の森崎礼美という女性に会うためだった。礼美は16歳。17年前から、坂木は森崎礼美という女性と結ばれると思い込んでいたのだ。
「霊視る」長井清美という女性が殺された。犯人は小杉という男性。小杉の友人である細谷は清美の彼氏で、清美に小杉が付きまとっていて困っていると相談されていた。細谷は清美が殺された日、小杉の家で、清美の幽霊を見ていた。
「騒霊る」非番の草薙のもとへ、実姉が相談を持ちかけてきた。知り合いの旦那が行方不明だというのだ。失踪する直前に行ったと思われる老人の家へ行って見ると、2組の夫婦が住んでいた。そして、ある時刻になるとその家だけが動き出したのだ。
「絞殺る」小さな工場の社長が殺された。ホテルで首を絞められたようだった。容疑者として社長の奥さんが疑われる。死亡推定時間にアリバイがないことと、社長に多額の保険金がかけられていたからだった。
「予知る」直樹は妻の静子、後輩の峰村と夕食を楽しんでいた。しかし、突然直樹の浮気相手の富由子から電話が入る。妻に自分と付き合っていると言わないと自殺するという。それでも動かない直樹を見て富由子は自殺を図る。その事件に疑問を持ち、草薙は聞き込みをする。すると、隣に住む娘が、3日前に富由子が首を吊った姿を見たという。
ガリレオ第2弾?です。
面白かったなぁ。ガリレオシリーズは短編の方がいいかも。不思議な事件がたくさん出てくるのも面白いです。
今回はどれも霊や夢が関わってくる不思議な事件ばかり。
犯人も最初に挙がっていた人とは違う意外な人物が多かった。
面白かったです。
特に印象的なのは「夢想る」ですね。最後にこうきたか〜と思いました^^
発想がやっぱり凄いです。
湯川教授がだんだん乗り気になってきてるような気がするのですが^^
〈文芸春秋 2000.6〉H20.11.10読了
ガリレオシリーズはおもしろいですね。ぼくはどちらかというと容疑者Xの献身のような長編物が好きです。短編物は仕事の合間に読めるからそっちも好きです。苗坊さんはあいかわらず読書量がすごいですね。本は図書館で借りてるのですか?それとも買ってるのですか?そっちが気になってます。本の感想じゃなくてすいません…。m(__)m