ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1)
オススメ!
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
—それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。
ブログ内でとても話題になっていて、気になって1年位前に購入していたにもかかわらず、何となくもったいなくて読んでいませんでした。
読んで良かった〜。
涙をボロボロこぼして読んだ作品はこの作品が初めてです。
ミミズクの差別した心を持たない、純粋で真っ直ぐな心が、文章からひしひしと伝わってきました。
とっても素直で、正直で。
言葉一つ一つがずしっときます。
森に来る前に辛い事がたくさんあったはずなのに。
人や境遇を恨むことなく、差別する事もしない。それが人であろうとなかろうと。
そのミミズクの真っ直ぐな心が、フクロウやクロちゃんやクローディアスの心を動かしたんだろうなと思う。
出てくる人たちもとてもステキです。アンディも、アリエッタも。みんな。
あったかくて、優しくて。
言葉のいろんな所にハッとさせられるものがあるんですよね。
夜の王の深い心の闇と不器用ながらもこちらも純粋な優しさに惹かれました。
本当に良かった。泣きました。
そしてその後の有川さんの解説がまた見事ですね^^
良いですわ。
そしてそして、あとがきを読んでいて何となく年が近そうだなぁと思っていたら、同い年だったよ!
衝撃。ちょっと悔しい。チキショーです^^;
P.261「あたしが死んだら、この森の土に還って。土になり、花になって、あなたの隣で咲くんだわ。……ずっと、ずっと傍にいる」
〈メディアワークス 2007.2〉H20.9.9読了
オススメ!
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
—それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。
ブログ内でとても話題になっていて、気になって1年位前に購入していたにもかかわらず、何となくもったいなくて読んでいませんでした。
読んで良かった〜。
涙をボロボロこぼして読んだ作品はこの作品が初めてです。
ミミズクの差別した心を持たない、純粋で真っ直ぐな心が、文章からひしひしと伝わってきました。
とっても素直で、正直で。
言葉一つ一つがずしっときます。
森に来る前に辛い事がたくさんあったはずなのに。
人や境遇を恨むことなく、差別する事もしない。それが人であろうとなかろうと。
そのミミズクの真っ直ぐな心が、フクロウやクロちゃんやクローディアスの心を動かしたんだろうなと思う。
出てくる人たちもとてもステキです。アンディも、アリエッタも。みんな。
あったかくて、優しくて。
言葉のいろんな所にハッとさせられるものがあるんですよね。
夜の王の深い心の闇と不器用ながらもこちらも純粋な優しさに惹かれました。
本当に良かった。泣きました。
そしてその後の有川さんの解説がまた見事ですね^^
良いですわ。
そしてそして、あとがきを読んでいて何となく年が近そうだなぁと思っていたら、同い年だったよ!
衝撃。ちょっと悔しい。チキショーです^^;
P.261「あたしが死んだら、この森の土に還って。土になり、花になって、あなたの隣で咲くんだわ。……ずっと、ずっと傍にいる」
〈メディアワークス 2007.2〉H20.9.9読了
ミミズクの真っ直ぐな気持ち。
色んな人の優しい気持ちに読んでいて心が穏やかになれますよね。
苗坊さんと同い年なんですか!