封印再度 (講談社ノベルス)

岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。
その名は、「天地の瓢」と「無我の匣」。
「無我の匣」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。
ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ないのだ。
五十年前の香山家の当主は、鍵を「瓢」の中に入れ、息子に残して、自殺したという。
果たして、「匣」を開けることが出来るのか?
興味を持って香山家を訪れた西之園萌絵だが、そこにはさらに不思議な事件が待ち受けていた。

騙された!
いや、本編とは全く関係のないところなんだけどさ^^;
ストーリーは旧家で起きた殺人事件。
その家の謎、そして殺人事件。
またしても、好奇心旺盛な萌絵お嬢様が首を突っ込むわけです。
今回は萌絵に好感をもてなかったなぁ。
犀川先生にあれは酷すぎる。
人を弄びすぎというか…
この作品が、1番萌絵が子どもだって思ってしまったかも。
事件も…なぁ。
失礼なのですが、どうも曖昧さが私はダメでした。
「S&M」シリーズはもう1作で終わりかな。
この2人はどうなるのか、とても気になります。

〈講談社 1997.4〉H20.9.8読了