プリズム (創元推理文庫)

小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。
傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。
事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。
ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。
彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが…
『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。

ここで終わり〜!?って言うのが感想^^;前にも書いたな。
小学校の先生、山浦美津子が殺され、彼女に関わる人々が犯人を追求していきます。
美津子が受け持っていたクラスの児童、美津子の同僚、美津子の元彼、美津子の不倫の相手。
名前を挙げるとネタバレになるので伏せますが、微妙に絡んでるんですね、人間関係が。
探偵役の人たちが美津子をどう思っているのかが全く違うのがまたいいし、それぞれの推理が面白かったです。
ただ、ラストがぇえ〜!?って言う感じで^^;
内容が全然違いますが読んだ後のもどかしい感じが最近読んだ「君の望む死に方」に似てました^^;

〈東京創元社 1999.10
       2003.1〉 H20.7.15読了