さいえんす? (角川文庫)「こいつ、俺に気があるんじゃないか」—女性が隣に座っただけで、男はなぜこんな誤解をしてしまうのか?
男女の恋愛問題から、ダイエットブームへの提言、野球人気を復活させるための画期的な改革案、さらには図書館利用者へのお願いまで。
俗物作家ヒガシノが独自の視点で綴る、最新エッセイ集。
東野さんが雑誌に書かれていたものを書籍化した作品です。
4年前に連載されていたものですが、東野さんは先読みしてますね^^
アテネ五輪が終わった直後に北京五輪の予想を立てておりました。タイムリーです。
携帯電話やカーナビ、電子辞書の発達により、人は対人コミュニケーション能力が落ち、思考能力が低下していくといっても過言ではないとおっしゃっていました。
そう思います。
私はメールで何度も送るより、1回電話した方がいいと思うし、誰も知らない所で出来る事が増えてきたと思います。
未成年の子どもだって、携帯を持っている子がほとんどだろうし、親のいないところで出来る事も増えただろうし。
嫌な世の中だなぁ。
何でも親に言わなきゃいけないってワケではないけど、ずっと携帯の画面ばっかり見ている学生を見てると、悲しくなります。
私が中学生の時に社会の先生が言った言葉があります。
「1つ便利なものができると、必ず1つ問題が生まれる」
10年前に聞いた言葉ですが、ずっと残ってますね。
1つどころか3つも4つも問題が生じているように思います。
この作品を読んで、思い出しました。
それ以外にも、いろんな東野さんの想いが詰まってる作品だなぁと思います。
一つ一つ納得して読んでいました。
理系人間と文系人間の考え方の違いも面白かった。
理系の小説家って珍しいのかな。東野さんと森博嗣さんしか思い浮かびませんが。
私は中学までは理系だったけど、高校からは文系になりました^^;
いや、ただ単に高校の数学についていけなくなっただけど。
微分積分、ベクトルで頭がパンクしそうになりました^^;
にしても、私だって人が車に轢かれた時に衝撃で電線の高さまで飛んでいくのはおかしいと分かるぞ。おもしろいな〜。
そして、ドラマの「トキオ」でデジカメ?を登場させるってのも確かに無理だろ!と東野さん同様ツッコミを入れました^^;
いくらトキオが頭いいからって、カメラ発明するのは無理があるぞ。
それが不採用になってよかった…。私は実際のドラマでトキオが行った父親へのメッセージの方が断然良いと思います。
あと、数学者の話も面白かった。
数学者がキーマンとなる小説を書いてるって思いっきり「容疑者Xの献身」の話だよね。それが分かるのがなんだか嬉しかったです。
でも、数学嫌いな人増えてるみたいだけど、確かに数学者だけじゃなくて技術者にだって数学は不可欠なんだよね。
弟が理系ですが、数学は必須だって言ってたし。数学嫌いの人が増えるにつれ、技術国日本の名も薄れていくのかしら。。。って、数学嫌いの私が言う事じゃないけど。
〈角川文庫 2005.12〉H20.7.8読了


電車でじっとケータイを睨んでいる人をよくみかけますね。
ゲームか、あるいはTV(ワンセグ、っていうんですか?)でしょうか。
余計なお世話ですが、なんだかふと哀しくなります。
もっとほかにやることないんだろうか、って。