どんな職場にも忙しい時期と暇な時期がある。珍しいことに南方署は暇だった。
圭司がここに配属されてから既に三ヶ月。
同僚の黒岩から、いきなり文庫本を渡されページを開けという。
真中あたりを開くと83ページ、八+三でインケツ、會川くんの負けといわれてしまう。
なんとオイチョで四人分のジュースを買いに行かされるはめに。
いまやヘタレだけでなく、パシリにされてしまう。そんなときに事件は起こった。
東中島で強盗、家にいた姉妹に刃物をつきつけて脅し、二万円を奪取。
でも、それだけじゃない。可愛がっていたチワワも取られたという。
事件はそのままになったかと思われたが、二ケ月後、思わぬところから顔を出したのだった。
会川君第2弾です。
1弾から2ヶ月後くらいでしょうか。
新人なのに、結構ずばずばしていて頼りになりそう。
黒岩さんともいいコンビになってきましたし。
ストーリーも面白かったですね。こんな病気があるんだ〜と思いました。
犯人もちょっとビックリでしたし。
また圭司も宗司もいい奴なんですよね。この兄弟、どうして彼女がいないのかな^^;
そして今回はあまり登場しなかった美紀ちゃんも大好きです。
このシリーズはまだ続いてくれるのかな。
〈徳間書店 2005.9〉H20.6.19読了
このシリーズ、ほんといいですよね。
重いテーマだけど読み応えがあるし…
今回は黒岩さんの意外な素顔も見られたし
まだまだキャラクター的にも楽しませてくれそうですね。
続けざまに読むのはしんどいかもしれないですが
(書く方もしんどいでしょうね、きっと)
じっくり続いて欲しいです。
近藤さんといえば、タルト・タタンの続編!
「ヴァン・ショーをあなたに」が出ましたねー。
すぐには読めそうにないんですけど
こちらもとても楽しみです♪