冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)
冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)
冷たい校舎の時は止まる (下) (講談社ノベルス)
<上>ある雪の日、学校に閉じ込められた鷹野、深月、昭彦、菅原、梨香、景子、志水。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友の名前が思い出せない。死んだのは誰なのか。
<中>ジワジワと侵食し始める恐怖と不安。張り詰めた緊張感の中、グループの一人が忽然と消えた…。未だに思い出すことができない級友の名前。少しずつ明かされていく、それぞれの心に潜む闇。5時53分で止まっていたはずの時計は、次に消される人物と深まる謎に向かって再び時を刻み始めた。
<下>彼らは思い出せない。どうしても“その名”を思い出すことができない。学園祭最終日、学校の屋上から飛び降りて死んでしまった級友は誰だったのか。緊張と不安に包まれ次々と仲間が消える中、抵抗も空しく時計は進んでいく。そして不気味に鳴り響くチャイムとともにまた一人、誰かが消える。彼らを校舎に閉じ込め漆黒の恐怖に陥れている『ホスト』の正体がついに明らかに。
ややネタバレあり
東京に旅行に行っている間に読みました。かさばるけど本は手放せないのよね。
空港で待っている時や地下鉄で待っているときに読んでました。
8人が校舎の中に閉じ込められる。何故この8人が閉じ込められたのか、閉じ込めた「ホスト」の目的は何なのか。
そして、自殺したのは誰なのか。
この8人の中に自殺した人物がいる。それは一体誰なのか。
読み進めていくうちに、8人のそれぞれの心の傷が浮き彫りになってきます。
それが痛々しくもあり、凄く共感できたり。
読んでいて誰が犯人なのかなぁと考えていたんだけど、気付かなかったなぁ・・・そうきたか。
キーマンとなる人物の過去で「あれ?」と思う部分があったり、どうしてあの人だけ過去の話が出てこないんだろうと思ったりしたけど、これで1本に繋がるのか。と納得できたり。やられました。
この作品がデビュー作なんて凄いです。辻村さん。
ただ、ちょっとまどろっこしいなと思う部分もあって、もっと簡潔にしてほしいなぁと思う部分もあったのですが、それはまあいいです^^;
痛々しいけど、ほっとできるラストでよかったです。
〈講談社 上2004.6 中2004.7 下2004.8〉
H20.6.2読了
冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)
冷たい校舎の時は止まる (下) (講談社ノベルス)
<上>ある雪の日、学校に閉じ込められた鷹野、深月、昭彦、菅原、梨香、景子、志水。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友の名前が思い出せない。死んだのは誰なのか。
<中>ジワジワと侵食し始める恐怖と不安。張り詰めた緊張感の中、グループの一人が忽然と消えた…。未だに思い出すことができない級友の名前。少しずつ明かされていく、それぞれの心に潜む闇。5時53分で止まっていたはずの時計は、次に消される人物と深まる謎に向かって再び時を刻み始めた。
<下>彼らは思い出せない。どうしても“その名”を思い出すことができない。学園祭最終日、学校の屋上から飛び降りて死んでしまった級友は誰だったのか。緊張と不安に包まれ次々と仲間が消える中、抵抗も空しく時計は進んでいく。そして不気味に鳴り響くチャイムとともにまた一人、誰かが消える。彼らを校舎に閉じ込め漆黒の恐怖に陥れている『ホスト』の正体がついに明らかに。
ややネタバレあり
東京に旅行に行っている間に読みました。かさばるけど本は手放せないのよね。
空港で待っている時や地下鉄で待っているときに読んでました。
8人が校舎の中に閉じ込められる。何故この8人が閉じ込められたのか、閉じ込めた「ホスト」の目的は何なのか。
そして、自殺したのは誰なのか。
この8人の中に自殺した人物がいる。それは一体誰なのか。
読み進めていくうちに、8人のそれぞれの心の傷が浮き彫りになってきます。
それが痛々しくもあり、凄く共感できたり。
読んでいて誰が犯人なのかなぁと考えていたんだけど、気付かなかったなぁ・・・そうきたか。
キーマンとなる人物の過去で「あれ?」と思う部分があったり、どうしてあの人だけ過去の話が出てこないんだろうと思ったりしたけど、これで1本に繋がるのか。と納得できたり。やられました。
この作品がデビュー作なんて凄いです。辻村さん。
ただ、ちょっとまどろっこしいなと思う部分もあって、もっと簡潔にしてほしいなぁと思う部分もあったのですが、それはまあいいです^^;
痛々しいけど、ほっとできるラストでよかったです。
〈講談社 上2004.6 中2004.7 下2004.8〉
H20.6.2読了
東京にいらしていたのですね。やぎっちょは逆に札幌に行きたいです。
旅行するときは同じく文庫本をたくさん用意します(途中で買うことも)が、この本はそういう意味ではボリューム的にもすごくいいですよね!
ところでたびたび申し訳ないのですが、今回もTBがうまく飛ばないようなのです。お手数ですが、もう一度お願いできますか!
(もし今後うまく飛ばないときは直リンクの方がよければ、こちらで貼りますので言ってください!!)