赤×ピンク (角川文庫)
著者:桜庭 一樹
販売元:角川書店
発売日:2008-02
おすすめ度:
クチコミを見る
東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。
体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―
彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、真由、ミーコ、皐月。
そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。
作風が今の桜庭さんとちょっと違うなぁと思ったら、5年前の作品だったんですね〜。
内容も角川書店?とちょっと疑問に思っていたのですが、納得です。
それぞれ心の中に闇を抱える少女3人。
どうしてこう、少女の心を捉えるのが上手いんでしょう、桜庭さん。
真由の気持ちも、ミーコの気持ちもわかる部分がある。
皐月の思いはちょっと複雑で、簡単に分かるとはいえないけど。
でも、皐月の秘密、私はなんとなく気付きましたね。
尋常じゃなかったから、怯え方も言葉も行動も。
皐月の章になった時に納得したもんね。
あまり書くとネタバレになっちゃうけど、3人の少女が主人公のような進み方だけど、解説に書かれているナオコーラさん同様、私も真由が主人公のように思いました。
真由のある心境の変化をきっかけに少しずつ時が蠢いて行くから。
でもそれは、多分、3人にとっては前向きになれるチャンスだったんじゃないかなと思う。
3人の友人?として登場する武史という高校生の男の子が登場するんだけど、素直でとっても可愛い。
少女達に巻き込まれてぐれないでね、ってちょっと心配になっちゃうくらい純情で素直な子だなと思う。
武史が私はお気に入りでした^^
〈エンターブレイン 2003.2
角川書店 2008.2〉 H20.4.28読了
著者:桜庭 一樹
販売元:角川書店
発売日:2008-02
おすすめ度:
クチコミを見る
東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。
体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―
彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、真由、ミーコ、皐月。
そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。
作風が今の桜庭さんとちょっと違うなぁと思ったら、5年前の作品だったんですね〜。
内容も角川書店?とちょっと疑問に思っていたのですが、納得です。
それぞれ心の中に闇を抱える少女3人。
どうしてこう、少女の心を捉えるのが上手いんでしょう、桜庭さん。
真由の気持ちも、ミーコの気持ちもわかる部分がある。
皐月の思いはちょっと複雑で、簡単に分かるとはいえないけど。
でも、皐月の秘密、私はなんとなく気付きましたね。
尋常じゃなかったから、怯え方も言葉も行動も。
皐月の章になった時に納得したもんね。
あまり書くとネタバレになっちゃうけど、3人の少女が主人公のような進み方だけど、解説に書かれているナオコーラさん同様、私も真由が主人公のように思いました。
真由のある心境の変化をきっかけに少しずつ時が蠢いて行くから。
でもそれは、多分、3人にとっては前向きになれるチャンスだったんじゃないかなと思う。
3人の友人?として登場する武史という高校生の男の子が登場するんだけど、素直でとっても可愛い。
少女達に巻き込まれてぐれないでね、ってちょっと心配になっちゃうくらい純情で素直な子だなと思う。
武史が私はお気に入りでした^^
〈エンターブレイン 2003.2
角川書店 2008.2〉 H20.4.28読了
桜庭さんの初期作品って暗めのが多かったので、明るめの結末に好感が持てました。
空手をしてる桜庭さんの体験が格闘場面の描写に繋がっているような気がしました。