愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。
その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。
誰が彼を殺したのか?その方法は?
だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。
続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!
さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

古典部シリーズ第2弾です。
段々文化祭に近づいていきますね。
こうやって第3弾の文化祭へ繋がっているわけですね。
面白かったですね。
「やらなくてもいいことはやらない。やらなければならない事は手短に」の省エネ男のホータローがまたまた頑張ります。
この教訓、私も見習いたいです。
映画の結末はホータローの考えもすごいと思いますが、えるちゃんの思いも分かりますね。
個人的に面白かったのは、チャットでのえるちゃんの名前ですね。
「L」って・・・^^;
えるちゃんだってすぐにわかりますが、今の時期だとどうしても「DEATH NOTE」の彼を思い出してしまって、ちょっと面白かったです。
あと、地味〜にホータローのお姉さんも登場していましたね。
やっぱり出てくるんですね、お姉さん。
ホータローの進む道を掌で転がしているような気がします^^;
これでやっと第4弾が読めます。
でも、その前に、第3弾を読み直そうかな。

〈角川書店 2002.8〉H20.2.23読了