バスジャック

あの『となり町戦争』に続く衝撃作!
話題のデビュー作に続く注目の第2作。
バスジャックブームの昨今、人々はこの新種の娯楽を求めて高速バスに殺到するが…。
表題作他、奇想あり抒情ありの多彩な筆致で描いた全7編を収録。
「二階扉をつけてください」
「しあわせな光」
「二人の記憶」
「バスジャック」
「雨降る夜に」
「動物園」
「送りの夏」

三崎さんの作品は初めてでした。
読む直前に知ったんですけど、男性だったんですね〜知らなかったです。
有川浩さんは「ひろし」さんかと思ったら「ひろ」さんで女性だったし、小説家さんは名前の判断が難しいです^^;
内容は不思議で面白い内容でしたね〜。
でも、内容がわからないまま終わってしまう作品もあってそれが残念でした。
「二人の記憶」が最後にどうして2人の記憶が違うのか、理由があるのかと思ったらそのまま終わってしまったので。
とっても素敵な2人だったので、尚更真実を知りたかったのですが。
まあ、わからなくても2人はこれからもずっと幸せになっていくんだろうなぁとも感じま^^
「二階扉をつけてください」のラストは衝撃的で、背筋が凍りました。
最初はラストがああなるなんて、想像がつかなかったので。
私は特に「しあわせな光」と「送りの夏」が好きです。

〈集英社 2005.11〉H18.12.21読了