四度目の氷河期

僕のお父さんは、クロマニヨン人だ。
ワタルは、小さな田舎町で母と一緒に住んでいる。
父親はおらず、誰なのかも分からない。
自分がだんだん他の子とは違う身体に成長していくのを感じ、自分はクロマニヨン人の子どもだと思い始める。
それからは毎日外へ行き、クロマニヨン人のやる事を行っていた。
ある時、自分の聖地に子どもが入ってきた。
それが、サチとの出会いだった。

小学生の部分がとっても長く感じました・・・。
正直あんまり面白いと思えなくって^^;
テーマがなんなのかもイマイチつかめなかったんですよね。
幼稚園時代はわりと面白かったですけど。。。なんでだろう。
小学生時代の自分の正体がわかってからの突き進み具合が、中学生の時に読んだ、ロバート・ウェストールの「海辺の王国」を思い出しました。
あの子も突き進んで旅をしてたからねぇ。
サチが出てきてから、読むペースが早くなりましたが。
だんだん面白くなっていって、最後はとてもすきなので、全体的には好きなんですけどね^^
お母さんもとっても良いですね。
ADHDの疑惑がかかった時、ちゃんと理論付けて、ワタルにあなたは違うって言っていたし。
周りの意見に左右されないお母さんって、いいなぁと思います^^

〈新潮社 2006.9〉H18.12.15読了