名もなき毒
杉村三郎は今多コンツェルンの社員であり、会長今多嘉親の娘菜穂子の娘婿である。
最近、原田いずみというアルバイトがトラブルを起こしており、身辺調査を行っていた。
その中で、北見という探偵の存在を知り、訪問する事になる。
そこには先客がおり、2人の女子高生がいた。
一人は古屋美知香という。
連続無差別毒物毒薬事件の被害者の一人、古屋明俊の孫だった。
ネタバレ注意!
ようやく読めました〜^^
宮部さんの本は最近時代小説にはまっていたので、ミステリは久しぶりでした。
前回の「誰か」は後味がとっても悪くって正直あまり好きではない作品だったんです^^;
でも、杉村家はとても好きだったんです。
菜穂子がちょっと世間知らずで天然ボケで、桃子ちゃんも可愛いし^^
事件の内容は興味深かったです。
何だか私達の周りにも起こりそうな事件ですよね。
動機も現代の象徴な気がしました。いろんな意味で。
同時に、原田いずみのような人間も今はいる気がする。
いや、ちょっと凄すぎるけど^^;
いずみの最後が私は納得できなかったな〜もっと厳しくしろ〜って思いました。
被害をこうむった人たちの心の傷は癒えるのに時間がかかるんだからさ。
個人的にはゴンちゃんが好きです。
明るくてまっすぐで世話焼きで。私が男なら彼女にしたい子ですね^^
「笑う事なんか、ホントは簡単なのにね。こういう美味しいものをおごってもらって、ああ得をした、杉村さんはいい人だ。そう思うだけで、ワタシ幸せです。」
って彼女が言う場面があるんです。
何だかすっごくいいなぁって思ったんですよね。
私は結構考えちゃうタイプなので。こういう小さな幸せは、私達の近くにたくさんある。そう思わせてくれました^^
〈幻冬舎 2006.8〉H18.12.2読了
杉村三郎は今多コンツェルンの社員であり、会長今多嘉親の娘菜穂子の娘婿である。
最近、原田いずみというアルバイトがトラブルを起こしており、身辺調査を行っていた。
その中で、北見という探偵の存在を知り、訪問する事になる。
そこには先客がおり、2人の女子高生がいた。
一人は古屋美知香という。
連続無差別毒物毒薬事件の被害者の一人、古屋明俊の孫だった。
ネタバレ注意!
ようやく読めました〜^^
宮部さんの本は最近時代小説にはまっていたので、ミステリは久しぶりでした。
前回の「誰か」は後味がとっても悪くって正直あまり好きではない作品だったんです^^;
でも、杉村家はとても好きだったんです。
菜穂子がちょっと世間知らずで天然ボケで、桃子ちゃんも可愛いし^^
事件の内容は興味深かったです。
何だか私達の周りにも起こりそうな事件ですよね。
動機も現代の象徴な気がしました。いろんな意味で。
同時に、原田いずみのような人間も今はいる気がする。
いや、ちょっと凄すぎるけど^^;
いずみの最後が私は納得できなかったな〜もっと厳しくしろ〜って思いました。
被害をこうむった人たちの心の傷は癒えるのに時間がかかるんだからさ。
個人的にはゴンちゃんが好きです。
明るくてまっすぐで世話焼きで。私が男なら彼女にしたい子ですね^^
「笑う事なんか、ホントは簡単なのにね。こういう美味しいものをおごってもらって、ああ得をした、杉村さんはいい人だ。そう思うだけで、ワタシ幸せです。」
って彼女が言う場面があるんです。
何だかすっごくいいなぁって思ったんですよね。
私は結構考えちゃうタイプなので。こういう小さな幸せは、私達の近くにたくさんある。そう思わせてくれました^^
〈幻冬舎 2006.8〉H18.12.2読了
いろんな毒がからんでくる部分に読み応えがありました。
原田いずみは強烈でしたね。
杉村さん一家に癒されました〜。
苗坊さんが抜き書きされたゴンちゃんのこの言葉。
見過ごしがちな、日常のささやかな幸せを感じ取れることって、実はすごい能力なのかもしれませんね。