霧笛荘夜話

オススメ!
不幸の分だけの幸せは、ちゃんとある。どっちかが咲きに片寄ってるだけ…。
運河のほとりの古アパート「霧笛荘」。
そのアパートの6つの部屋に住む、6人の住人達の様々な人生を描き出す。
不器用だけれども誠実に生きてきた6人だったが…。
待望の連作短編集!
(esbooksより引用)

と〜っても良かったです。
浅田さんの作品は、はずれがないですね。なので、安心して読めます^^
霧笛荘に住む人たちは、様々な過去を抱えている。
でも、おばあさんの言うとおり、不幸な人は一人もいないんだと思う。
住民同士は関わらない。みたいな事をみんな言っているけど、それぞれが相手のことを心配していて、あったかさを感じた。
相手のために罪をかぶったり、一緒にいたり、労わったり。
こんなに人のあったかさを感じる作品も久しぶりです^^
どの話も良かったです。感動的です。皆さんとっても良い事言います。
1番すきなのは、四郎君の話かな。
お姉さんとの話が、とっても素敵でした。

〈角川書店 2004.11〉H18.11.30読了