人生激場

オススメ!
気鋭作家の身辺雑記、だけに終わらぬ面白さ!
プレーンな日常を「非日常」に変えてしまう冴えた嗅覚。
世間お騒がせの事件もサッカー選手の容貌も、なぜかシュールに読み取ってしまう、しをん的視線。
「幸せになりたいとも、幸せだとも思わないまま、しかし幸せとはなんだろうと考えることだけはやめられない」
美しい男を論じ、日本の未来を憂えて乙女心の複雑さ全開のエッセイ。
序幕 こうして舞台ははじまった
2幕 玉蹴り三昧
3幕 それぞれの熱中時代
4幕 楽園に吹くロマンの風
5幕 火種は身近に転がっている
6幕 せちがらい年明け
終幕 つつがなく幕は下り

いや〜面白かった。
しをんさんのエッセイは「極め道」を読んだ事がありますが、それ以上でしたね^^
初めてですよ。
文章の羅列を読みながら声を出して笑ったの。
これ・・・雑誌に連載されてるんだよねぇ。良いんでしょうか^^;
中でも笑ったのは、宇多田ヒカルのプロモ話と、ハゲ遺伝かしら。
私も思ってたんだよ。
「光」のPVで、お皿ちゃんと洗ってないじゃん!
あ〜スポンジの泡まだ使えるのに・・・もったいない。
皿の下に泡残ってる!とか、思ってみてたし。
ハゲ遺伝は友達の思い込みが凄すぎて面白いし^^;
あとは「あぐり」という名前を聞いて、真っ先に朝ドラの「あぐり」を思い浮かべました。
名前の由来も知ってたし〜。
ちなみに私も、草野さんは大好きです。
隠れマッチョだと言う事も知ってました^^
文庫、見つけたら買おうかな〜

〈新潮社 2003.10〉H18.11.23読了