地下鉄(メトロ)に乗って
長谷部真次は小さな下着メーカーに勤める会社員。
真次は子供の頃に、兄を失っていた。
その原因となった父を恨み、家を出ている。
その父が、今危険な状態なのだという。弟の圭太に説得されても、真次は行く気にはならない。
真次がいつものように地下鉄に乗って帰ろうとした時、真次は周りの景色がいつもと違うことに気付く。
そこは、東京オリンピックの年、昭和39年だった。
地下鉄の出口から、どうやらタイムスリップしてしまったようだ。
そこには、若い頃の父、そして、今は亡き兄の姿があった。
今から12年前の作品なんですね。
今年映画が公開されて、観に行きたいと思っていたのですが試写会が外れ、原作を読むほうが先になってしまいました^^;
読んでいて、今映画化するのは難しくないか?と思っていたのですが、どうなんでしょう?
お父さんが出生してるって事は、現代だったら80歳くらいにはなっているよね。。。
大丈夫だとは思うけど。
東京オリンピックの頃だけの話だと思ったら、もっと深い話でした。
真次が意固地になるのも分かる。
父親が、兄を殺したようなものだ。そう思ってずっと訣別していて。
真実を知りたいと言う思いと、知りたくないという想いが交差する。
でも、父の生きた時代を自ら知ることで、父がどんな男だったのか理解していく。
真次の愛人(だよね・・・)であるまち子は強い子だった。素敵な女性だった。
お互いに傷を抱えていたから、二人は惹かれあったのかもね。
素敵な話でした。
映画も観てみたいと思います。
〈徳間書店 1994.3〉H18.10.29読了
長谷部真次は小さな下着メーカーに勤める会社員。
真次は子供の頃に、兄を失っていた。
その原因となった父を恨み、家を出ている。
その父が、今危険な状態なのだという。弟の圭太に説得されても、真次は行く気にはならない。
真次がいつものように地下鉄に乗って帰ろうとした時、真次は周りの景色がいつもと違うことに気付く。
そこは、東京オリンピックの年、昭和39年だった。
地下鉄の出口から、どうやらタイムスリップしてしまったようだ。
そこには、若い頃の父、そして、今は亡き兄の姿があった。
今から12年前の作品なんですね。
今年映画が公開されて、観に行きたいと思っていたのですが試写会が外れ、原作を読むほうが先になってしまいました^^;
読んでいて、今映画化するのは難しくないか?と思っていたのですが、どうなんでしょう?
お父さんが出生してるって事は、現代だったら80歳くらいにはなっているよね。。。
大丈夫だとは思うけど。
東京オリンピックの頃だけの話だと思ったら、もっと深い話でした。
真次が意固地になるのも分かる。
父親が、兄を殺したようなものだ。そう思ってずっと訣別していて。
真実を知りたいと言う思いと、知りたくないという想いが交差する。
でも、父の生きた時代を自ら知ることで、父がどんな男だったのか理解していく。
真次の愛人(だよね・・・)であるまち子は強い子だった。素敵な女性だった。
お互いに傷を抱えていたから、二人は惹かれあったのかもね。
素敵な話でした。
映画も観てみたいと思います。
〈徳間書店 1994.3〉H18.10.29読了
原作はすばらしいですよね。私も映画とても楽しみにしていたのですが、映画はダメでした。ブログに酷評しすぎてるので映画観た後に読んでもらった方がいいかもしれないです。
キャストが豪華&原作がすばらしかっただけに期待しすぎてしまいました。