対話篇

オススメ!
「恋愛小説」
僕は大学の同級生で誰とも関わろうとしない学生に、話を聞いてほしいと頼まれる。
彼に関わるものは、必ず「死」が訪れるというのだ。
彼は自分を死神だといい、過去についてを話し出す。
「永遠の円環」
「僕」の命はもう長くはない。
脱走を試みたが、失敗に終わった。しかし、「僕」にはやらなければならないことがある。
大学の同級生Kが見舞いに来たとき、相談を持ちかける。
ある人を、殺したいのだと。
「花」
「僕」は頭に大きな爆弾を抱えている。
脳の動脈瘤が大きくなっているのだという。
手術をしなければ、いつ爆発するか分からない。
「僕」は恐怖に覚えて毎日を送っていた。
そんな時、「僕」にひとつのアルバイトを依頼される。

「GO」やゾンビーズシリーズとは違って、金城さんらしくなく、大人しい作品。
でも、金城さんらしさがところどころあって、流石だな〜って言う感じです^^
どの作品も好きだけど中でも「花」が好きかな。
2人とも心の中に闇を抱えていて、車の中だけの出来事なのに、重たいけど良い空気が流れている気がしました。
病院へ着いてからの出来事が、ただただ感動でした。
奥さんの愛がたくさん詰まっています。
やっぱり金城さんはいいなぁ^^
そして、「永遠の円環」
「SPEED」に通じています。それもまた面白いんだよね^^

〈講談社 2003.1〉H16.1.21読了