砂の器 (上巻)
砂の器 (下巻)
国電蒲田駅で、一人の男の死体が発見された。
あまりにもひどい姿で発見されたため、被害者特定もままならない。
迷宮入りしそうになったこの事件。
警視庁の今西栄太郎が立ち上がった。
若手刑事の吉村刑事と共に、事件解明に挑む。
ドラマや映画で何度も映像化された作品。
昔の作品だから、読みにくいかなぁって思ったんだけど、そんな事はなかったです。
面白く読みました。
凄く展開が激しいわけではないけどでも、飽きたりは決してしない。
今西刑事が、事件に対して一生懸命なのが伝わってきます。
有休と自分のお金を使って地方の事件に関する場所へ赴いたり、何度も何度も聞き込みをしたり。
努力の結果だと思いました。
こういう刑事ばかりだったらいいのになぁと思いました。
〈文芸春秋 1971.9〉H16.4.11読了
名作というのかもしれません。
初めて読んだのは中学生の時、
それ以降、何回読んだことか、
本も何冊も買っては
人に差し上げてしまって、
いつも手元にはありません。
今年もよろしくお願い致します。