くらのかみ

大叔父に死が近づいている。
遺産相続のために大叔父の家に集まった。
集まった子ども達は暇を持て余している。
そこで、本家の末っ子、大学生の三郎おじさんから「4人ゲーム」の話を聞き、早速やってみる事に。
暗くした部屋の四隅に四人の人間が立ち、順番に肩を叩きながら、ぐるぐる部屋をまわるというゲーム。途中で人がいなくなり、終わりになるはずなのに、やり始めるといつの間にか人間が5人に増えて、いつまでも続いてしまう。と言う奇妙なゲーム。
子供たちが行うと、子どもが一人増えていた!
家の中でも食中毒など次々事件がおき、あわただしい雰囲気に。
大人たちは子どもが1人増えた事に気が付いていない。
座敷童子は一体誰なのか?
また、事件の犯人は?

久しぶりの小野さんの新刊と言う感じ。
ストーリーは、ちょっとしたミステリーかな?
凄く恐いわけじゃないね。
恐い話をされて実際にやってみるって言うのは子どものすることだよね〜
好奇心旺盛。
大人は子どもを大人しくさせるために話すんだけど、逆効果なのよね^^
事件はどきどきでしたが、子供たちが事件に挑む姿はかわいかったです。

〈講談社 2003.7〉H15.10.31読了