
さゆきは15歳になった。世間で言う受験生だ。
将来のことが、重くのしかかる。
真治のバンドが解散し、テツがとても逞しくなり、さゆきは自分の道がわからなくなる。
ドラムスティックで自分のリズムを取りながら、ずっと連絡のない真治からの連絡を待つ。
さゆきも真治も、それぞれが思い描く道へと進んでいく。
リズムの続編。
何か、みんなが成長している感じがしたよ。
ずっと真ちゃんのことを応援していて、皆の昔からの夢が変わっていってしまって、真ちゃんだけが、さゆきにとっての支えだったのに真ちゃんでさえ、前に進めなくなっている状態。
だからさゆきも、立ち止まっちゃったんだね。
それが、凄く伝わってきたよ。
その悩んでいる時間も、大切な時間で、大人になるための大切な一歩なんだよね。
それを知らさせた感じだったよ。うん。
〈講談社 1991.11〉 H15.5.5読了
テツも頼もしくなって!!
夢を持ち続けて成長してほしいなぁと、応援したくなりますね