苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

加藤シゲアキ

できることならスティードで 加藤シゲアキ5

できることならスティードで
加藤シゲアキ
朝日新聞出版
2020-03-06


広義の"旅"がテーマとなる、著者初のエッセイ集。
大阪やパリ、スリランカ旅の話から、学校に行く意味を考える「小学校」、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏との邂逅を綴った「浄土」など、本書の“旅"は、何気ない日常生活から深い思索の底まで多彩。
「小説トリッパー」掲載の14編をまとめ、さらに単行本のための書き下ろしとして、連載と同形式のエッセイ1編とあとがき、および[intermission(小休止)]となる掌編小説3編を収載する。

ずっと読みたいと思っていた初エッセイ本。ようやく読めました。
シゲ先生はよく旅に出ていたんですね。旅に定期的に行く人だったのなら、今のこの状況はもどかしいですよね。早く旅行に行けるようになるといいな…。
と、旅がテーマなのですが私が印象的だったのはおじいさんのこととジャニーさんのことでした。
おじいさんのところは以前テレビで紹介されていたので内容を知っていたのですが、ジャニーさんの話は初めてで、泣きそうになりながら読んでいました。
間に書かれた小説も面白かったです。

<朝日新聞出版 2020.3>2021.4.21読了

オルタネート 加藤シゲアキ5

オルタネート
加藤シゲアキ
新潮社
2020-11-19


高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

直木賞、本屋大賞、吉川英治文学新人賞ノミネート作品です。凄いですねー。まだ決まっていない賞レースもあります。どうなるか楽しみですね。
この物語は容、凪津、尚志それぞれの視点で動いていきます。同じ高校が舞台なので人間模様が絡み合っているのも面白かったですね。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった時代と書かれていますが、近未来と言う感じもせず、現代の高校生の青春小説と言う感じでした。容と尚志はオルタネートやってないですしね^^;部活動を頑張っていたり、恋愛に悩んでいたり、将来を模索したり、それぞれの思春期ならではの壁にぶつかりながらも自らの足で前に踏み出す姿がキラキラと眩しかったです。
凪津が最初は好きになれなかったですけど、境遇を考えたら仕方がないのかなー。最後は自分なりの幸せの形を見つけられたみたいで良かったです。
容はとにかく真面目なんだろうなーという印象です。根底には父親に認められたいという想いがあったのかな…。夢も恋愛も上手くいくと良いね。
尚志だけは何だかハラハラしながら読んでいましたが^^;とりあえずは道筋が出来て良かったです。
シゲ先生(シゲの事を勝手にこう呼んでいる)の作品、小説は多分全部読んでいると思うのですが、高校生の青春小説まで書かれるとは思いませんでした!面白かった!
どの小説家さんか忘れてしまったのですが「アイドルが小説を書いているんじゃない。小説家がアイドルをしている。」とおっしゃったそうで。この言葉を初めて聞いた時からもう大好きで(でも誰が言ったか忘れた…)最上級の褒め言葉なんじゃないかなと勝手に思っています。それにもう10冊くらい本を出していますよね。これは小説家と言っていいですよね。小説家です。
直木賞は残念でしたけど、本屋大賞と吉川英治文学新人賞はどうかな。
何となく本屋大賞よりも吉川英治文学新人賞の方が可能性があるんじゃないかなーなんて思っています。

<新潮社 2020.11>2021.2.8読了

チュベローズで待ってる AGE32 加藤シゲアキ5

チュベローズで待ってる AGE32チュベローズで待ってる AGE32
著者:加藤 シゲアキ
扶桑社(2017-12-12)
販売元:Amazon.co.jp

2025年。ゲーム会社に就職した光太は、気鋭のクリエイターとして活躍しながらも、心に大きな喪失感を抱えていた。そんな彼の前に、再び現れたチュベローズの面々。折しも、不気味な女子高生連続失踪事件が世間を騒がせ、光太が心血をそそぐプロジェクトは大きな壁にぶつかろうとしていた。停滞した時間が一気に動き出そうとするなか、否応なしに過去と向き合った末に、光太がたどりついた10年前の恐ろしくも哀しい真実とは―。

いやービックリしました。まさかこういう展開になろうとは。
読み進めていくにつれ、チュベローズの人たちと関わっては行くけど光太はもうホストではないのにどうしてこのタイトルなんだろうと思い始めていったのですが、最後の最後、こういう意味だったのかと分かった時、こう繋がっていくのかと何だか胸が熱くなり、そしてとても切なくなりました。そういう意味だったんですね。
光太が働くゲーム会社で起きた出来事、女子高生連続失踪事件、そして10年前の出来事の真実、色んなことがこの1冊で繰り広げられます。そしてそれが全て一つに繋がっていく…というわけではないのが面白かったですね^m^でも、それぞれが全て10年前の伏線になっている。AGE22と繋がっていて、それが面白かったです。
AGE22を読み終えた時、まさかAGE32がこういう展開になるとは、全く予想外でした。
光太は真実を知って絶望して立ち直ってまたチュベローズで働くとかそう言うことかなと思いましたけど、浅はかでしたね(笑)
読む手が止まりませんでした。出来ればAGE22とAGE32は時間を開けないで読んだ方が良いと思います。

<扶桑社 2017.12>H30.2.14読了

チュベローズで待ってる AGE22 加藤シゲアキ4

チュベローズで待ってる AGE22チュベローズで待ってる AGE22
著者:加藤 シゲアキ
扶桑社(2017-12-12)
販売元:Amazon.co.jp

「ホスト、やるやんな?」
就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太の前に現れた、関西弁のホスト・雫。
翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。
人並み外れた磁力を持つ雫、新入りなのに続々と指名をモノにしている同僚の亜夢、ホストたちから「パパ」と呼ばれる異形のオーナー・水谷。そして光太に深い関心を寄せるアラフォーの女性客・美津子。ひとときも同じ形を留めない人間関係のうねりに翻弄される光太を、思いがけない悲劇が襲う――。

始めの光太の就活に疲れて自暴自棄になっている感じがとてもリアルでした。そこからいきなり非現実的なホストへ勧誘されてあれよあれよという間にホストになって割とお客を掴むようになって。展開が早かったので読む手が止まらなかったです。
1人1人の登場人物も個性的で、そして1人1人の身に起きる展開が早くて読むほうが追いつかないような感じでした。
特に亜夢の展開は早かったなぁ…。
光太は最初から最後までそこまで凄く魅力があるわけでもなくて←いい意味で普通のどこにでもいそうな男の子で、それが良かったのかなと思います。
わりかし最後はハッピーエンドなのかと思ってからの怒涛の展開には驚きでした。
AGE32も手元にあるのですが、少しでもページを開かなくて良かったです。色々ネタバレ満載で危なかったです。
それにしても、良く光也はこの会社を選びましたねー。私は圧迫面接というのは受けたことはないけど、これはひどすぎますよね。本当にこんな感じの面接があるんでしょうか。あったら問題ですよねー。そしてこんなところから内定をもらっても、私は絶対に入りたくないなー。と独り言。
AGE32の方も読むのが楽しみです。

<扶桑社 2017.12>H30.2.5読了

傘を持たない蟻たちは 加藤シゲアキ5

傘をもたない蟻たちは傘をもたない蟻たちは
著者:加藤 シゲアキ
KADOKAWA/角川書店(2015-06-01)
販売元:Amazon.co.jp

無限の悲しみはどこまでも僕を埋め尽くす――。いまを生きる人々の「生」と「性」を浮き彫りにする6編の物語を収録。累計20万部のデビュー小説『ピンクとグレー』の映画化で注目の加藤シゲアキ、最新刊!

芸能界が舞台以外の物語を読みたいと思っていたのでようやく待ち望んだ作品でした。
新刊になるたびに読みやすくて物語に引き込まれます。凄いですね。
短編の中にはなかなかの性描写も出てくるんですけど、これ、書いちゃっていいの?なんて思っちゃいましたけど、小説家なら書くのは当たり前ですよね。いろんなことを覚悟して書いた作品なんだろうなと思いました。どの作品も個性的で面白かったです。
「染色」市村も美優もそれぞれ良いなと思いました。芸術と性と、まとめちゃうのなんですけど青春小説だなと思いました。
「Undress」この主人公あんまり好きじゃないなぁと思って読んでたんですけど、最後の皮肉加減が凄すぎて同情しちゃいました…。この人の人生これからどうなるんだろう…
「恋愛小説(仮)」設定が凄く面白かったです。自分の書いた原稿の内容がそのまま夢になって現れる。そして自分の小学生の時の苦い思い出。可愛くてそして切なかったです。
「イガヌの雨」いやーこれ怖かったです。ある意味ホラーでしたね。終わり方も怖かった。これが現実になったらいやだな。私は料理うまくないけどお祖父さんのような生き方が良いなと思いました。
「インターセプト」この作品も面白くて怖かったです^^;男女の駆け引きこんなことしてんのかよ!!と思いました。してたら怖い・・・。これ男性側に立ってみたらめちゃくちゃ怖いですよね。でも少し自業自得・・・。
「にべもなく、よるべもなく」この作品の中に「妄想ライン」という小説が出てくるんですけど、それはシゲ先生が高校生の時に実際に書いた作品なんですね。そう考えて読むとまた面白いかも。
ケイスケの告白を受けた純の心の変化や葛藤が凄くよく書けてたと思います。何だか言い方が上からですけど^^;友達として大事に想っているからこそ真剣に考えて悩んで逃げて。いやー上手く言えないのがもどかしいんですけど本当に良かったです。

<角川書店 2015.6>H27.10.3読了

Burn.‐バーン‐ 加藤シゲアキ5

Burn.‐バーン‐ (単行本)Burn.‐バーン‐ (単行本)
著者:加藤 シゲアキ
KADOKAWA/角川書店(2014-03-21)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
機械のようにさめきった天才子役・レイジが出会ったのは、魔法使いのようなホームレスと愛に満ちた気さくなドラッグクイーン。人生を謳歌する彼らに触れ、レイジは人間らしい心を取り戻し、いつしか家族のようにお互いを慈しむようになる。だが幸せな時は無慈悲で冷酷な力によって破られ、レイジはただひとつの居場所であった宮下公園から引き離されてしまう―家族、愛の意味を問う、熱情溢れる青春小説!

凄い!凄いよ!シゲ先生!面白かった〜。夢中で貪るように読みました。もったいないけど止まらなかったです。
「渋谷サーガ」3部作の最終章。
「ピンクとグレー」は面白かったけど最初の文章のまどろっこしさが惜しいなぁと思っていて。でも次作の「閃光スクランブル」で払拭され、今回はさらに物語の面白さが増していてもう本当に良かったです。
この作品は30歳の夏川レイジと10歳のレイジが交互に描かれています。
30歳のレイジは始め、20年前の記憶を失っています。天才子役と呼ばれた10歳の時に何があったのか。それが徐々に明らかになっていきます。
レイジが10歳の時に出会った徳さんが本当に魅力的な人でした。人間としてかっこいいなと思いました。ローズさんも素敵でした。レイジを学校から連れ出したところが特にかっこよかったです。
レイジは徳さんとローズに出会わなければどんな人間になっていたんだろう。記憶から消えていったのだとしてもちゃんと心には残っていて、ちゃんとした人として成長できたんだろうと思う。
奥さんとの出会いも良かった。2人は出会うべくして再び出会ったのでしょうね。
20年前に起きた出来事は予想以上の辛いものでしたが、ちゃんと思い出したことで向き合い、次につなげることが出来たんじゃないかなぁ。結末もとても良かったです。展開が良かった。本当に良かった〜。
3部作全部読んできましたが、この主人公が一番シゲさんに近かったんじゃないかなぁ。10代半ばからエリート街道を突き進んでいたり泥水を啜るようになったときも(どっちも本人が言ったことですよ←)あったけど、そうしてたくさんのことを経験したことで肥やしになって小説という形で生きているのでしょうね。凄いです、本当に。
作品の中でパルコ劇場とかシアターコクーンとか赤坂ACTシアターとか青山劇場って言葉が出てきてうれしかったですよ^^舞台業界って北海道には本当に浸透していないからこういう形で読んで知る人が増えたら嬉しいなぁとも思いました。
あと10歳のレイジが読んでいた漫画は私は漫画は読んでいなかったけどアニメは見ていたので懐かしかったりして細かいところも楽しめました。
とても面白くていい読後感だったのだけど、だったからなおさら芸能界以外の作品も書いてほしいなと思います。凄く期待しています。
読んでよかったです。
私も魂を燃やして生きていきたいなぁ。

〈角川書店 2014.3〉H26.5.22読了

閃光スクランブル 加藤シゲアキ5

閃光スクランブル閃光スクランブル
著者:加藤 シゲアキ
角川書店(角川グループパブリッシング)(2013-02-26)
販売元:Amazon.co.jp

5人組の女性アイドルグループ、MORSEのメンバー・亜希子は、年の離れたスター俳優の尾久田と不倫関係にある。パパラッチの巧は、ゲームに熱中するかのように亜希子のスクープを狙っていた。MORSEに押し寄せる世代交代の波に自分を失いかけている亜希子と、最愛の妻を失くして、空虚から逃れられない巧。最悪と思われた出逢いは思いがけない逃避行となって…。夜7時、渋谷スクランブル交差点、瞬く光の渦が2人を包み込む―。

シゲさん←の小説第2弾です。渋谷サーガ第2弾だそうです。そんな名前が付いているんですね。知らなかったです。
「ピンクとグレー」が発売されたとき、芸能の棚に置かれていたのが悔しかったと言っているのを何かで読みましたが、この作品は私がよく行く本屋さんでは小説の新刊コーナーのど真ん中に置かれていました。それを見て何だか凄く嬉しかった。…と言っても私は買ってないんですけど…ごめんなさい。
私自身が今ちょっと五月病に罹りかけているもので始めはなかなか読むのがつらかったです。特に亜希子とジャックの会話が。ジャックは亜希子の陰だから亜希子が思っている悪いことをとにかく言って貶めていく。それが怖くてしょうがなかったです。
亜希子はとても真面目な良い子なんですよね。真面目すぎるからネットの中傷記事を読んで直せるところは直そうとして、グループは由香がいなくなって自分がまとめなきゃとか自分で追いつめて。痛々しさも感じました。
「ピンクとグレー」は始め文章がちょっとまどろっこしくて読みずらいなと思ったのですがこの作品は全くそんなことはなかったです。シゲが書いた作品だっていう事を忘れるくらい(いい意味で)一気読みでした。
亜希子の感情や初めの亜希子を取り巻く環境はとてもリアルに感じました。アイドルは生もので、頑張ればいいということでもなく、若さというどうにもできない理由で切られる厳しい世界だなと。それにツイッター。読んでいて腹が立ちましたよー。特に中華屋のおじさん。悪気がないって1番タチが悪いですよね。悪いことを悪いって思っていないんですから。悪いと思ってやってる人よりも怖い存在だと思う。まさに「悲しいほどにアイドル」なんだなと。GPSを付けられているみたいに通行人にツイートされて監視されて。舞台に立ってキラキラ輝く代償としては今の時代大きすぎるような気がします。
それでも亜希子が乗り越えてまた芸能人として前に進もうとしたのが良いなと思いました。巧とのシーンは何だか涙が出そうなくらい。お互いに心の中に蠢いていたどす黒い過去が少しずつでも浄化されていったのなら良いなと思いました。
凄くよかった。渋谷サーガシリーズは三部作らしいので次回作も楽しみにしています。

〈角川書店 2013.2〉H25.5.13読了

ピンクとグレー 加藤シゲアキ5

ピンクとグレーピンクとグレー
著者:加藤 シゲアキ
角川書店(角川グループパブリッシング)(2012-01-28)
販売元:Amazon.co.jp
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大阪から横浜へ越してきた小学生の河田大貴は、同じマンションに住む同い年の鈴木真吾と出逢い、中学高校大学と密接した青春時代を送る。高校生になった二人は、雑誌の読者モデルをきっかけにバイト替わりの芸能活動をスタート。大学へ進学した二人は同居生活を始めるが、真吾がスターダムを駆け上がっていく一方で、エキストラから抜け出せない河田だけが取り残されていく。やがて二人は決裂。二度と会うことのない人生を送るはずだった二人が再びめぐり逢ったその時、運命の歯車が回りだす…。

ネタバレありです。

ずっと気になってました。読みたいと思っていてでも読むのが少し怖いなとも思っていて。読んで良かったと思いました。シゲ凄いね。
帯に書かれていた石田衣良さんの言葉に対してその通りだと思いましたし、タレント本なんていうくくりじゃなくて小説家というくくりでちゃんと見てほしいと思いました。
太田光さんが「俺が本を出すときにいつもイケメンが小説を出して邪魔をする」って言っていましたが、その前に書かれた人の本よりも比べちゃいけないくらい素晴らしかったと思います。(まどろっこしいけど、意味は分かりますよね^^;)
新人作家さんの、小説家の作品だと思いました。
読み始めは、文章がやたらと凝りすぎていて読みにくいななんて思いましたけどそれは最初だけで、内容が面白かったからその読みにくさは途中から感じなかったと思います。
芸能界という世界に身を置いている人だからこういう明と暗を描くことが出来るんだろうなと思いました。
幼馴染の2人は白木蓮吾と河鳥大として芸能界を生きてきていたけど、2人はそんな世界でしぶとく生きていけるほど野太い神経の人ではなかったんですよね。とても純粋で優しくて友達思いで。だから何もかもを背負いすぎてあんなことになってしまったんですよね、きっと。
蓮吾の急上昇振りとか、大が外の世界へ帰ってきた後の急上昇振りとか、読んでいてその持て囃し方がリアルだなぁと思いました。実際はきっとこんなもんですよね。その人が売れるためにありとあらゆる事が渦巻き、またいろんな人を犠牲にするんだろうと思います。やっぱり売れそうな人をテレビに出そうとしますもの。最近は本当に売れてる人ばっかり。人気が全てではないと思いますけどね。実力とかいろんなものを見てほしいと思いますけど…って私心が入ってしまった。
蓮吾もあきらめていたけど、自分の想いを書き記した大切な歌詞なのに「CDには売れる法則があるから」って言って勝手に書き換えられていたっていうのは、最近全く同じような状況下に置かれた出来事を知ったから尚更リアルに感じました。きっと蓮吾は仕方ないと頭では思っていても絶望していたんじゃないかなと思いました。
大が蓮吾にした行為は、普通に考えたら信じられないし、人格を疑ってしまう部分もあるかもしれないけど、その場面に直面して大は今までの蓮吾に対する後悔を瞬時に感じて、贖罪の意味もあったんじゃないかな…なんて、勝手に思っちゃいました。
最後は何となくもしや・・・と思ったけど、それでよかったのかも。とも思います。
お互いがお互いを想う純粋な気持ちが、読み終えた後も頭の中にこびりついていました。
凄いですね〜。びっくり。読み終えた後、気持ちがずしんと来たけどそれだけじゃない温かなものも感じました。

〈角川書店 2012.1〉H24.3.27読了

以下は余談です。
さらっとスルーしてかまいません。

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自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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