苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

歴史・美術関係

教科書に載せたい日本史、載らない日本史 河合敦5



新史料の発見や発掘調査などによって歴史上の人物や出来事の解釈が変わり、過去の話にも関わらず歴史は“進化"している。それに伴い学校で習う日本史も変わっている。 本書では、「大化の改新は645年ではない」「古墳時代終末期に登場する八角墳とは?」などの近年の教科書変化を取り上げるとともに、これから教科書に載るであろう最新の日本史研究成果を紹介する。
例えば、「織田信長は天下統一を目指していなかった」「坂本龍馬は薩長同盟に関与しておらず、船中八策はフィクションだった」などの説だ。
加えて、「幕末に天然痘のワクチンを普及させ多くの命を救った殿様」や世界遺産級の近代遺産「高輪築堤」など、ぜひとも教科書に載せたい歴史も取り上げている。
一方で、教科書に載る歴史人物の中には、人には知られたくないだろう不都合な真実もあるが、そうしたエピソードも紹介している。
教科書が変化する面白さと、新説の驚きを堪能できる一冊。

ほとんどの人は学校で習った日本史で日本の歴史が固定されているってマジですか…?だいぶ変わってるよ…?
河合先生が出演されている番組も見たことがあるので新説と言われているもので聞いたことがあるものもありましたが、こうして新説を知るのも面白いですよね。今学生だったら混乱するかもしれないけど^^;
新説も面白かったですが、教科書に載らない日本史の章が特に好きです。
既婚の女性はお歯黒をしていたのだけど、それをしていることで虫歯になりにくいことが分かったとか、歴史上での流行りや好かれる色についてとか今まで聞いたことがなかった内容ばかりでした。
人物で興味深かったのは大原幽学と榊原政令ですかね。教科書に載っていたのでしょうか…覚えていない…もっと2人のことを知りたいと思いました。
やっぱり歴史に関する本は面白いですね^^

<扶桑社 2021.9>2022.1.13読了

対決!日本史 戦国から鎖国篇 安部龍太郎 佐藤優4



戦国時代の戦乱は大航海時代のおけるキリスト教の世界宣教を抜きにしては語れないと主張する安部龍太郎氏。
かたやプロテスタント神学者でもある佐藤優氏は、イエズス会(カトリック)が世界を席巻した戦国時代をどう分析するのか――。
知性の双璧が世界史から日本史をとらえ直す対談は、未だかつてない知的刺激を与えてくれる!
●イエズス会はポルトガルの商社マンだった!?
●キリスト教の布教と鉄砲・火薬の売買はセットだった!?
●信長はなぜ自分を神として祀らせたのか!?
●秀吉の朝鮮出兵は明のキリスト教化が目的だった!?
●キリシタンは踏み絵を踏んでも問題なかった!?
●鎖国をしなければ日本はスペインの植民地と化していた!?
世界史と日本史を同時に語れる二人が、これまで見落とされてきた歴史の真実に迫る。
「史観」を磨き、「教養」を身につける面白さ、その醍醐味にあふれた珠玉の対談から、真の日本の将来像を見つけ出せ!

お二人の対談形式で日本史について語られています。でも日本史だけではなく、日本の歴史と世界の歴史を時間軸を合わせて語られています。それがとても新鮮でした。でも新鮮だと思うことが危険のような気がします。
お二人もお話されていましたが、高校で理系を選択すると日本史も世界史も学ばない場合があり、その2つもバラバラに学びます。日本と世界の歴史を一緒くたにして時系列ごとにお話をされていて、世界と日本がそう繋がるのか!と新たに知ることもありました。
面白かったです!第2弾も読むのが楽しみです。

<潮出版社 2020.6>2022.1.6読了

お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか 河合敦5



幕末から明治にかけての激動の時代。戊辰戦争で勝者となった元殿様たちは、新政府で要職を務めたり、外交官や実業家となって腕をふるった。いっぽうで生活に困り農民になったり、宮司としてひっそりと世を去った元殿様もいる。
では、大名や公家のお姫様たちは、幕末・明治をどう生きたのだろうか。
有栖川宮家から水戸家に嫁ぎ、最後の将軍慶喜の母となった徳川吉子。
ともに将軍家に嫁ぎ、徳川家の最後を見届けた篤姫と和宮のその後とは……?
戊辰戦争で命をかけて逃げざるを得なかった二本松藩正室の丹羽久子や、北海道にわたり辛苦をなめ「開拓の母」と呼ばれるようになった亘理伊達家の伊達保子など、知られざるお姫様たちの生き様を、人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。

今年の大河の時代が幕末から明治がメインで、大河を見て知った方も紹介されていたのでとてもタイムリーでした。
徳川斉昭の正室吉子や慶喜の正室美賀子がそうです。ドラマを復習しているような感覚でした。
幕末は特に時代が大きく変わった時だったので、その時を生きた人は誰もが大変だったと思います。
お姫様は習慣ががらりと変わった方も多かったのではないでしょうか。
それでも今回紹介された方々は上手く順応して自分が出来ることをしてその時代を精いっぱい生きていたような気がします。
伊達保子さんは今回初めて知りました。ある程度の年齢になってからの新天地での生活は本当に大変だったと思います。それでもその場にとどまり続け、生活していった姿に感銘を受けました。
登場する女性たちがとても勇ましく、誰もがかっこよかったです。

<扶桑社 2021.9>2021.12.21読了

東大教授がおしえるさらに!やばい日本史 本郷和人5

東大教授がおしえる さらに! やばい日本史
滝乃みわこ
ダイヤモンド社
2021-07-14


歴史がきっと好きになる! 累計55万部の『やばい日本史』シリーズ第3弾!
「すごい」ばかりの人はいない。「やばい」もあるから、おもしろい!
アイドルと結婚してはしゃぐ中臣鎌足、言い寄る男を凍死させる小野小町、妻が信長をボコる明智光秀、おしっこを飲んで危機を逃れるジョン万次郎、うんこをすると見せかけ脱走する木戸孝允、アメリカで奴隷にされる高橋是清……など、日本史の偉人37人のエピソード。

こちらシリーズ第3弾だったんですね。もう1冊も読まなければ。
テレビでよく拝見する本郷和人先生の著書です。
学校で習う歴史上の人物の偉業と偉業じゃない人間味あふれる(笑)エピソードが散りばめられています。ヤバイ方で知ってたエピソードは黒田官兵衛、細川忠興、平清盛くらいかな…
古代から割と最近の偉人まで登場するのでどの時代が好きな人でも楽しめると思います。
その人物を崇拝している人は読まない方が良いかもしれませんが(笑)

<ダイヤモンド社 2021.7>2021.11.30読了

戦国「おんな家長」の群像 黒田基樹4

戦国「おんな家長」の群像
黒田基樹
笠間書院
2021-08-19


浅井茶々や寿桂尼など、「女性ながら『家』の運営や他家との交渉に影響力を発揮した」として、大河ドラマや歴史小説でスポットが当たることも多い戦国時代の女性たち。
正式な「当主」は男性が独占するなか、後継者不足などの事情で実質的にリーダーの役割を担ったそんな女性たちを本書では「おんな家長」と呼び、具体的な軌跡を紹介しています。
どんな「おんな家長」がいたか、どのような活動をしていたのかを、領国や家臣支配の記録である朱印状などの史料をもとに分析。日本の中世史で多数の著書があり、大河ドラマの時代考証なども務めてきた著者が、物珍しさだけではない地に足の着いた「戦国時代の女性」像を提示します。

おんな家長って結構いらしたんですね。
私が思い浮かぶのは北条政子、茶々、寿桂尼、井伊直虎くらいでしょうか。
まあ著者さんは井伊直虎は男性だとおっしゃっているのでこちらには書かれていませんでしたが。
こちらに登場した女性たちはほとんど知らず、家系図を見ても誰も知らない…という人もいました^^;
戦国時代は男性が闘いに出て亡くなることも多くて、子供が大きくなるまではと女性が家長になることも多かったんでしょうね、きっと。
面白かったです。

<笠間書院 2021.8>2021.11.20読了

フランス革命の女たち〈新版〉激動の時代を生きた11人の物語 池田理代子5



「ベルばら」では描けなかった、歴史の真実。
永遠の名作『ベルサイユのばら』誕生から50年。ロココの薔薇マリー・アントワネット、美貌の画家ヴィジェ=ルブラン、暗殺の天使シャルロット・コルデー……美貌と愛によって、才気と知性によって、歴史の表舞台へと躍り出た女たちに寄り添い、その激しい人生を活写する。マンガでは語り尽くせなかったフランス革命をめぐる真実の物語。

ベルサイユのばらから50年経つんですか…!ってまずそこに驚きましたが。
フランス革命で1番有名なのはマリー・アントワネットですが、時代の流れに巻き込まれ数奇な運命をたどった女性たちはたくさんいたんですよね…
ヴィジェ=ルブランは別の本を読んで知っていました。マリーアントワネットと同い年の画家…。
シャルロット・コルデーは名前を聞いてもピンとこなかったのですが、マラーを殺した女性と聞いて「マラーの死」の絵画を思い出しました。あの人か!
美術についての本と歴史の本を読んでいてこうして繋がるのは面白いですね。
マリー・アントワネットの娘が生き残っていたのは知っていましたが、そうですよね…利用されちゃいますよね…。少しでも幸せだと感じた時間がたくさんあったのなら良いなと思います。
ベルサイユのばらは母が持っているので読んだことがあるのですが、また読み返したくなりました。

<新潮社 2021.7>2021.11.19読了

柚木沙弥郎のことば 柚木沙弥郎 熱田千鶴5

柚木沙弥郎のことば
熱田 千鶴
グラフィック社
2021-02-08


いつからはじめたっていいんだよ。僕だって物心ついたのは80歳になってからなんだから。ー染色家・柚木沙弥郎
98歳の今も第一線を走り、年々モダンな民藝、染色作品をつくり続ける柚木沙弥郎。
柚木を長年取材しつづける編集者・熱田千鶴だからこそ書ける、柚木の思い、信念、ことばを編んだ、柚木初の「ことば」の単行本。
現代の民藝第一人者である染色家・柚木沙弥郎さんは、98歳になる今でも現役で作品をつくり続け、展覧会も数多く開催されている。
その作品は伝統的なものからモダンなものまで、昔からのファンだけでなく新たな若い人までもその作品に魅了されている。
そんな柚木さんの含蓄のあることば、信念に満ちた思いは、民藝や染色に興味があるひとはもちろん、そうでない人にも、生きることへのヒントになるような金言がたくさんある。
本書ではそうした貴重なことばをまとめて紹介する、初の「ことば」の本です。

先生のことを初めて知ったのは、日曜美術館で特集された回を見たときでした。
何がきっかけか分かりませんが、先生と先生が作られる作品に魅入られ、目が離せなくなった記憶があります。
先生と呼んでいるのに大変失礼ですが、テレビで拝見していてとても素直で純粋で、可愛らしい方だなと思いました。そこに惹かれたのかもしれません。そのため、この作品もタイトルを見て手に取ったのですが、書かれている内容や人柄がテレビで見たときと変わらないなと思いながら読んでいました。
心が少し豊かになれた気がします。どうかどうかお元気でいてください。

<グラフィック社 2021.2>2021.10.20読了

教養として知っておきたい博物館の世界 栗原祐司5



実は常設展も「変わっている」!?
基本的な鑑賞術を知らずに、話題の企画展ばかり訪れるのはもったいない!
博物館について、その鑑賞法をきちんと学んだことはありますか?
子供の頃から何度も訪ねる場所ですが、実は多くの人が何も知らないまま大人になっています。
本当はもっと学びや人生に活かせる見方があったのです!
京都国立博物館の副館長でもあり、日本のミュージアムを6300館訪ね歩いているマニアでもある著者が、教養としての博物館鑑賞術を具体的にレクチャーする一冊。
運営と展示の2方向から、大人が知りたい裏側や、意外な鑑賞方法、おすめの博物館を解説します。
正統派ガイドブックであれば、名品・名画を有していたり、有名建築家による博物館などを紹介するところですが、著者は博物館のプロにしてミュージアム・フリーク!
視点が少々違います。
本書では「こんなところに、こんな博物館が!」というような、後々までも印象に残るこだわりと特色のある博物館も厳選して紹介します。

美術館や博物館を巡るのが好きなので手に取って読みました。面白かったです!博物館の裏情報も知れたような気がしました。
著者さんが勤める京都国立博物館は行ったことがないんですよね…前を通ったことはあるのですが^^;今度京都へ行った際はぜひ行ってみたいと思います。
美術館も博物館も企画展が目玉ではありますが常設展も面白いですよね。分かります分かります。
そして日本全国のいろんな博物館が紹介されていて巡ってみたくなりました。ウポポイは本当に行きたいんですよ…もうそろそろ計画を立ててもいいかなぁ。
この間テレビで見た福井県年縞博物館も掲載されていました。同じく日曜美術館で取り上げられていた無言館も…。大塚国際美術館も行きたいし日本玩具博物館も行きたいし角川武蔵野ミュージアムも行きたい!行きたいところばかり増えていきますがこれから行けるようになったら良いなぁ。

<誠文堂新光社 2021.7>2021.10.18読了

新説の日本史4

新説の日本史 (SB新書)
舟橋 正真
SBクリエイティブ
2021-02-05


歴史研究の現場において、これまでの常識を覆す説が次々に生まれている。その中心となり、優れた研究結果を発表しているのが、30代、40代の歴史学者たちである。本書では、古代・中世・近世・近現代と、ぞれぞれの時代において注目を集めている最新の知見をもとに、その事実が歴史の何を変えるのかについて論じていく。教科書を書き換えるかもしれない新説で、日本史の見方が変わる。
第1章 古代 河内春人
新説1 倭の五王は五世紀の「天皇」に特定できない
新説2 「薬子の変」は「平城上皇の変」だった
新説3 「国風文化」は存在したのか
第2章 中世 亀田俊和
新説4 承久の乱の目的は鎌倉幕府の打倒だったのか
新説5 観応の擾乱の主要因は足利直冬の処遇問題だった
新説6 応仁の乱の主な原因は将軍の後継者争いではなかった
第3章 戦国 矢部健太郎
新説7 戦国大名は「上洛」を目指してはいなかった
新説8 豊臣秀吉は甥の秀次に切腹を命じていなかった
新説9 関ケ原合戦は豊臣政権の内紛だった
第4章 江戸 高尾善希
新説10 「御江戸」と「大江戸」は別物だった!?
新説11 江戸時代の「士農工商」は身分ではない
第5章 幕末 町田明広
新説12 薩長同盟は軍事同盟ではなかった!?
新説13 日米修好通商条約は不平等ではなかった!?
第6章 近現代 舟橋正真
新説14 日露戦争で日本は情報戦に勝利した
新説15 日米開戦の原因は組織の論理と責任のたらい回しだった
新説16 昭和天皇は戦後も政治・外交に影響力を持っていた

6人の歴史学者が日本の古代から近代までの歴史の新説について解説されています。
時代がまるっと網羅されているのでどの時代が好きでも楽しめると思います。
私はやっぱり今までテレビや本で見る機会が多かった中世と戦国時代が特に興味深かったかな。ほかの時代も面白かったのですが頭に入っていくのが早かったのがこの時代だったと思います^^;
日本史に関する本を読むのは好きなのでもっといろんな歴史家さんの本を読んで日本の歴史を知っていきたいです。

<SBクリエイティブ 2021.2>2021.9.8読了

信長になれなかった男たち 安部龍太郎5



戦国時代には英雄、豪傑がキラ星のごとく現れ様々な物語の主人公になっているが、歴史に名を残したのはほんの一握りのスーパースターにすぎない。信長・秀吉・家康の活躍の影には、敗れ去った多くの武将たちがいた――。戦国初の天下人を目指した三好長慶。琵琶湖を押さえ栄華を極めた浅井長政。ローマ法王に使節団を送った蒲生氏郷等々……。規格外の変革者・信長と彼らを分けたものは何だったのか。丹念な現地取材を経て直木賞作家が辿り着いた、下克上の世を生き抜いた戦国武将たちの束の間の栄光と挫折の生涯。

安部さんの本は初読みでした「等伯」が気になっていたのですが気になったまままだ未読で^^;「英雄たちの選択」でお姿は何度か拝見していて、著作を読みたいとずっと思っていました。
タイトルが良いですね。私は有名な三傑の方々よりもその家臣の方が気になったりするのでこの作品は面白かったです。でも、初めて聞く方もたくさんいて、教科書で勉強することって本当に一握りなんだなーと思いました。個人的に蒲生氏郷が気になる武将だったので書かれていて嬉しかったです。あとは三好長慶かな…。黒田官兵衛のことも書かれていました。官兵衛さんに関しては大河も見ているので読んでいて復習しているような感覚でした^^
面白かったです。ほかの著作も読もうと思いましたし改めて「等伯」も読まなければと思いました。

<幻冬舎 2019.1>2021.8.17読了

「違和感」の日本史 本郷和人4

「違和感」の日本史 (産経セレクト S 22)
本郷 和人
産経新聞出版
2021-03-01


●江戸期の鎖国は噓?
●秀忠が天皇に激怒?
●信長は英雄ではない?
島国であることが歴史の形成に大きな影響を与えた。
だからこそ、外交を考えることがとりわけ重要になります。
ぼくが「江戸時代の日本は鎖国していなかった」とする最近の近世史の解釈に執拗に疑いをもち、批判せざるを得ない理由がそこにあるのです。(本書より)

日本史における「違和感」について本郷先生ならではの考えが書かれています。
時代も幅広いのでどの時代が好きな人も楽しめると思います。
歴史上の人物で疫病により亡くなった方のことも書かれていて、状況は今も昔も変わらない部分もあるなぁと思ったり…
特に印象的だったのは、荻野吟子さんと大山捨松さんでしょうか。女性が今以上に働くということに対して冷たい目を向けられていた頃、パイオニアとして活動していた方は尊敬します。もっと詳しく知りたいと思いました。
本郷先生、終盤スランプに陥っていましたけど回復したのでしょうか^^
テレビ出演されているときのコメントも、著作も大好きなのでこれからも健康に頑張っていただきたいなと思います。

<産経新聞出版 2021.3>2021.8.11読了

感染症の日本史 磯田道史5

感染症の日本史 (文春新書)
道史, 磯田
文藝春秋
2020-09-18


歴史上、最も多くの命を奪ってきた脅威がパンデミックだ。新型コロナウイルスのワクチン、治療薬も確立していない今、歴史を見つめ直す必要がある。一級の歴史家が、平安の史書、江戸の随筆、百年前の政治家や文豪の日記などから、新たな視点で日本人の知恵に光をあてる。

とても分かりやすかったです。
今まで日本がどれだけ未曽有の感染症と戦い、生き抜いてきたのか、医療従事者側、政府側、患者側、様々な視点で歴史を紐解いています。様々な書物を読み研究してきた磯田さんだからこそ書ける作品だと思いました。今だからこそ、なおのこと読むべき作品であると思いました。
医療の発達等についてはやはり今と昔では異なる点はありますが、昔から現在行っているような外出自粛や給付金の支給等があったということに驚きました。
特に印象的だったのは患者側の視点です。もしかしたら自分も罹るかも知れない。そう考えると過去の記録とはいえとても貴重で参考にすべき点がたくさんあると思いました。
特に官僚や天皇の記録が興味深かったです。やはり第三者は記録を残しているんですね。
また、作家さんがスペイン風邪に罹った時に症状を細かく記録しているのはさすがだなと思いました。特に永井荷風の記録が印象的でした。スペイン風邪に罹ったからこそ、日ごろから体調管理を行い、体調が少しでも良くないと思ったら休む。それを徹底していたから長く生きられたんですよね、きっと。
歴史書ではありますがとても文章が読みやすく、わかりやすかったです。
医療従事者の視点ではなく歴史学者の視点での感染症というのが斬新で面白かったです。ありがとうございました。

<文藝春秋 2020.9>2021.6.22読了

日本史を動かした女性たち 北川智子4



ねね、ガラシャ……戦国の女性たちを、世界はどう見たか?
欧米、中東、世界中で喝采を浴びたハーバード大学発の日本史講義「レディサムライ」とは――。
ハーバードでかつて人気を博した「ザ・サムライ」に代わり、日本の戦国時代を生き抜いた女性たちの生きざまを紹介した「レディサムライ」の講義は評判を呼び、世界中で講演されるようになった。
宗教や人種を超えて彼女たちは、なぜ受け入れられたのか?
武器を使わずに知略を用い、和を重んじた彼女たちはどう生き抜いたのか。
日本の天下統一の陰に隠れた女性たちの強い信念が歴史を動かしていた。
日本でもよく知られるねねやガラシャたちの姿から、歴史を捉えなおし、いかに理解するかを提案する新感覚の日本史エッセイ。

海外で日本史を教えられている方なんですね。タイトルが気になって手に取りました。
大半はねねのことでしたが、ねねって自分の血のつながった子供は授かれなかったけど、義理ではいろんなところに精通した方だったんですね…知らなかった。
豊臣を裏切って徳川についたとかそういう小さなことではなくて、人と人との繋がりを大事にしていた方なのかなと思います。実際に交流を止めることなく文などを頻繁に交わされていたそうですね。
あまり詳しくねねのことを知らなかったのですが、新たな一面を知ることが出来て良かったです。

<ポプラ社 2021.2>2021.5.5読了

歴史のじかん 山崎怜奈5

歴史のじかん
山崎 怜奈
幻冬舎
2021-02-10


歴史やクイズなど、本人の幅広い興味を軸に、様々なフィールドで活躍を続ける山崎怜奈さんの初めての書籍は、2019年までひかりTV・dTVチャンネルで放送されていた「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」を基にした歴史本です。
全50回の放送から、山崎さんが選んだ14回を厳選して掲載しています。専門家の先生2名と山崎さんによる解説パートと、その内容から山崎さんが考えたことを綴るコラムパートの2本立てとなっています。
自らも歴史に詳しい山崎さんならではの視点で深堀りされているので、わかりやすいのに奥深い考察が満載。歴史好きな方もそうでない方も楽しめること間違いなしです。 書籍内にはカラーページで山崎さんの“歴史グラビア"も掲載。ファンの方にも嬉しい一冊となっています。

阿部ちゃん目当てでクイズ番組を見るようになってからよくお見掛けしていました^m^味方になったり敵になったりお世話になってます←
歴史が好きだということは知っていましたけども、Qさまでこちらの本を出すと聞いたときはそこまで!?と驚きました。番組もされていたんですね。
出てくる専門家の方々も著名な方ばかりじゃないですか。そこにも私は反応しましたよ!
個人的には気になる好きな人物がたくさん登場して嬉しかったです。
蒲生氏郷、伊能忠敬、塙保己一、渋沢栄一などなど。徳川15代で総選挙企画も面白かったです^^
私はセンターはやっぱり慶喜かな。だってイケメンだもの←
対談形式になっているのもあってわかりやすく、読みやすかったです。
アイドルが最初に出した本が写真集ではなくて歴史本というのも新しくて良いと思います。
コラムも面白かったです。

<幻冬舎 2021.2>2021.4.26読了

くそじじいとくそばばあの日本史 大塚ひかり4



「昔の人は短命」はウソ!老いてなお、力強く生きる老人たちがいた。現代人のイメージを覆す、昔の老人たちの強烈な人生を綴ったエネルギッシュな1冊!知られざる老人たちの歴史が今明かされる!

タイトルがすごいけど日本史だし…と思って読みましたが。内容もくそじじいとくそばばあという言葉がたくさん出てきて正直辟易しました…。
内容は面白かったです。いろんな時代に逞しい人たちが強く生きていたんですね。結構マニアックな人もいて、初めて知った人も多かったです。

<ポプラ社 2020.10>2021.4.20読了

東大教授がおしえるやばい日本史 歴史ってすごいばかりじゃたのしくない 本郷和人4

東大教授がおしえる やばい日本史
ダイヤモンド社
2018-07-12


歴史ってすごいばかりじゃたのしくない。日本の歴史を作った「すごい」人は、同じくらい「やばい」人だった。

日本史で習う様々な時代の偉人たち。凄い人は凄いだけじゃないとイラスト付きで説明しているのが面白かったです。詳しく知りたいという方には物足りないかもしれませんが、歴史に詳しくない人には充分楽しめる作品だと思います。

<ダイヤモンド社 2018.7>2021.4.1読了

キャラ絵で学ぶ!仏教図鑑5



お釈迦さまは本当にいたの?仏教の教えってどんなもの?お寺には何があるの?仏、如来、菩薩、明王…なぜ呼び名がちがうの?仏教から生まれた言葉がたくさんあるってホント?仏教ではどんな修行をするの?…などなど。仏教についてのソボクな疑問にぜんぶ答えます!

仏教について詳しく知りたいのに難しくて覚えられなくて悔しい!と思っていたので、こちらは分かりやすいかもと思い手に取りました。
お釈迦さまの一生や仏像の種類などとても分かりやすく解説されています。
それで覚えられたのかというと自信が無いですが^^;イラストがとても可愛くてするすると読めました。
もう少し事態が落ち着いたら、またお寺巡りもしていきたいです。

<すばる舎 2019.8>2021.3.28読了

続 まんが パレスチナ問題 山井教雄4



2005~15年ますます平和から遠ざかる中東…錯綜する現状を、ニッシムとアリとねこの「3人組」が解きほぐします。前作から10年。待望の続編!ますます混迷する今日の中東問題をわかりやすく解説。

前回ですらいろんなものが入り組んでいたのに、続編は更にややこしいことになっていましたね…それが未だに続いているのが悲しくてなりません。
ニッシムとアリも会うのは10年振り。この10年の間に2人にもたくさんのことがありました。
パレスチナはますます厳しくなって国を出ることも難しくなっていったんですね…。
中東は本当に国ごとに色々問題を抱えているんですね…
現代だとSNSやインターネットで世界を変えることも出来るんですね。凄い。
でもそんな現代でも争いごとが無くならないのが悲しいです。更に自体が悪化しているのも読んでいて辛かったです。
「OSLO」をきっかけに読んだ本でしたが、古代から現代までのパレスチナ問題を知ることが出来て良かったです。

<講談社 2015.8>2021.3.22読了

歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A 出口治明5



日本史、世界史の垣根を越えて、「マネー」「失敗」「リーダー」など一〇のテーマに分類。一問一答形式で、歴史のエッセンスを紹介する。こよなく歴史を愛し、人生の指針としてきた著者による実践的歴史読み物。

いくつかのテーマに分かれて読者のQに著者さんが答えています。
分かってはいましたが著者さんの歴史の知識の幅広さにびっくりでした。
日本史も世界史も時代も全体を網羅していて凄いです。私は興味が無いところは全く興味を持たないので^^;特に古代の世界史は初めて聴く名前も何人もいました。
難しい内容も関西弁を織り交ぜて説明してくださっているのでとても分かりやすかったです。
歴史の入門書としてとても楽しめました。

<文藝春秋 2020.12>2021.3.17読了

まんが パレスチナ問題 山井教雄5



いつも「複雑な」と言われる「パレスチナ問題」。宗教や民族という日本人にはなじみにくい概念が問題のベースになっているし、昨日までの味方同士が突然戦争を始めたりして、たしかに、わかりにくいのはたしかです。だからこそ、本書では少しでもわかりやすいように、ユダヤの少年ニッシムとパレスチナの少年アリ、そしてエルサレムのねこ、2人と1匹が、旧約聖書の時代から21世紀のいままでの「パレスチナ問題」をガイドします。日本から少し距離のある国のお話ですが、すべてがつながっている現代では、けっして遠い世界のお話ではないのです。

舞台「OSLO」を見たのをきっかけにもう少し知りたいと思い手に取りました。
以前「プレミアの巣窟」という番組でパックンがパレスチナ問題を分かりやすく解説してくれました。
この問題は2000年以上も前から始まっているのだと聞いてびっくりしました。
この作品はその時のことからマンガを交えて丁寧に教えてくれます。
ユダヤ人がずっとずっとひどい目に遭って現在もなお闘い続けているのだと知りました。
そんな境遇でいてもユダヤ人はユダヤ人であることに誇りを持って生きているような気がして、凄いですね。凄いしか言えなくて申し訳ないです。
パレスチナ問題を教えてくれたOSLOという舞台に感謝したいです。
続編も出ているので読んでみたいと思います。

<講談社 2005.1>2021.3.11読了

一冊でわかる幕末5



開国をめぐる混乱と転換の激動期!西洋の衝撃を受け、江戸幕府が大きく崩れてゆく。近代国家へと向かう、波乱の政権交代。

大河ドラマがちょうど今幕末の頃ですし、改めて幕末を知ろうと思って読んでみました。
凄く分かりやすかったですね。鎖国に限界が来て開国を行ってから、明治維新までの期間が丁寧に描かれています。
大政奉還後の戦争がこんなに日本全国各所で行われていたのかと改めて驚きました。
歴史で勉強をしていたと思うんですけど、暗記していたと思うので時系列ではちゃんとわかっていなかったんですね。新しい政治、新しい国になるというのはやはり今までの生活が苦しくてもそれが当たり前だと思っているから抵抗があったり不安があったりしますよね。大河ドラマの主役である渋沢栄一の義理の息子(最初の妻の弟)も幕末の犠牲となった人でした。たくさんの犠牲があってこその明治維新、文明開化、そして今に繋がっているのだと改めて感じます。

<河出書房新社 2020.11>2021.3.7読了

渋沢栄一 君は、何のために「働く」のか 絶対に後悔しない働き方、幸せになる働き方4



君は今、世界も注目する人物の珠玉の教えを手にしている。幸せに、仕事をしていくうえで大切なこととは。いかにして、それを成し遂げるか。富をも得る極意とは―。時代の傑物たちを導いてきた渋沢の言葉は、君の進むべき道を照らし、驚きの成長と変化をもたらすだろう。約五〇〇の企業設立にかかわり、東京高等商業(現、一橋大学)など六〇〇以上の社会事業に尽くした渋沢の仕事哲学!

論語と算盤や渋沢栄一が遺した言葉をまとめたような作品なんですかね。
以前論語と算盤を読んだので聞いたことがあるフレーズを何回か見かけました。
この方が遺した言葉は、今でも通じるものばかりです。
怠情から好結果が生まれることは絶対ないという言葉が印象的でした。
ご自身はずっと忙しかったから本を読む時間も無かったと書かれていました。
仕事もそうですし、どんな人にも真摯に対応していたそうですからなおの事、自分の時間なんて取れなかったんだろうなと思います。
それくらい国のため、日本で暮らす人々のために働かれていたんだなと改めて思いました。
学問を学ぶこと、働くことに男性も女性も関係ないというようなことも書かれていてそれは嬉しかったです。もっと渋沢栄一の作品を読んでいきたいと思います。

<三笠書房 2020.12>2021.2.26読了

東大教授がおしえる忠臣蔵図鑑 山本博文5



前代未聞の危機!!リーダー(大石内蔵助)は組織(約300人)と予算(約8300万円)をどうデザインしたか?一級史料にもとづき大プロジェクトを解説。イラストでわかりやすく江戸時代、武士の社会をつかむ。

忠臣蔵の一連の流れをまとめた図説です。
事件が起きた日から討ち入りし、赤穂浪士たちが切腹されるまでを時系列で解説してくれているので非常に分かりやすいです。そしてイラストが可愛い。
全員は覚えられないけど全員のイラストと名前と年齢なども掲載されています。凄い。
何にどのくらいのお金がかかったのかも丁寧に書かれています。敵討ちをするのも本当にお金がかかるんですね…
最後には忠臣蔵の関連した場所の案内まで書かれています。
忠臣蔵をいろんな角度から知ることが出来て面白かったです。
忠臣蔵にまつわるゆかりの地を巡ってみたいと思いました。泉岳寺は行ったことがあるんですけどね^^お墓を実際に見たときは感動しました。

<二見書房 2019.11>2021.2.25読了

現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一4

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
渋沢栄一
筑摩書房
2014-01-10


日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。

読みました。
現代語訳になってはいますが、難しかったですね。
でも、渋沢栄一が求める人材、日本人はこうあるべきだという考えは今に通ずるものだと思います。
自分の事ではなく、家族の事でもなく、国のために多くの会社を設立して経済を回し、豊かにさせていった第一人者であると思います。
経営哲学であり、人間学を学んでいるようでした。
おもしろいと思って読みましたが、理解できていないところも多かったと思うので、時間を空けて再度読み返したいなーと思いました。そのくらいためになる本でした。

<筑摩書房 2010.8>2021.2.22読了

公益を実践した実業界の巨人 渋沢栄一を歩く 田澤拓也5



東洋西洋の文化を踏まえ、正々堂々と働いて、得たお金は世間のために。これほどスケールが大きく尊敬された経営者はいない。渋沢の業績の地を、ノンフィクション作家がいま訪ねる。

渋沢栄一のゆかりの地を、誕生した地から順番に巡っているのが面白かったです。
仕事に関わることから休暇を楽しんだ場所までほとんどが東京近郊ではありましたが、同じようにめぐるのも面白そうです。
こうしてみるとフットワークが軽い方ですよね。じゃないと500もの会社に関わることなんて出来ないですけど^^;
深谷市にはいつか行ってみたいと思っているんですよね。記念館に行きたいです。
この本を読んで、谷中墓地にも行きたいと思いました。渋沢栄一が眠る場所。徳川慶喜も近くで眠っているんですね。一緒にご挨拶に伺いたいです。

<小学館 2006.8>2021.2.12読了

マンガでわかる「日本絵画」のテーマ5



日本人が昔から繰り返し描いて来た、あんな人、こんな場面、遊び心。
奇怪な顔に思わせぶりなポーズ、謎の生き物に見えてしまうあれこれを、マンガで解説!
絵を見ても何が書いてあるかわからない、元ネタを知らないから面白さがわからない、といった悩みもコレで解決。
本書では、仏教絵画から中国の仙人やヒーロー、日本の神話や物語、人物、自然など、日本人が昔から繰り返し描いて来た、人気の画題をマンガを使用して解説。
絵の内容がわかれば、画家のメッセージや遊び心、人々の気持ちも伝わってきます。

マンガが入った説明になっているため、入り込みやすくて分かりやすかったと思います。
テーマごとに絵画の説明が分かれているのもわかりやすくて良いかも。
テレビの歴史番組などで登場する絵画自体が解説されていて面白かったです。
個人的には日本の神話・伝説の章や物語・和歌の章が好きかな。
日本の古き良きをもと知りたいと思いました。

<誠文堂新光社 2019.2>2021.2.10読了

医学探偵の歴史事件簿 小長谷正明5

医学探偵の歴史事件簿 (岩波新書)
小長谷 正明
岩波書店
2015-01-01


歴史上の人物の行動には、病気と医学が深く関わっている。病気持ちの大統領や独裁者、王たちは歴史をどう変えたか。ツタンカーメンやロマノフ家の家系の真実とは。最近の遺伝子鑑定や歴史医学研究、歴史記録の解読を通じて、その真相に迫る。二・二六事件や第二次大戦末期の反乱事件、医学の革新者たちの逸話も紹介。

先日読んだ恩田陸さんの「日曜日は青い蜥蜴」の中で紹介されていた作品の中の1冊です。
タイトルが気になったので読んでみました。NHKの「偉人たちの健康診断」が大好きなのできっと好きだろうなと思いまして^^
割と外国の方が多かったですね。ナイチンゲールやツタンカーメンのお話が面白かったかな。近代日本の方々も興味深かったです。三島由紀夫の死についてや昭和天皇崩御のことも知っているようで知らないことばかりだなと思いました。
難しい言葉も多かったですが面白かったです。2も出ているようなので読んでみたいと思います。
この作品を教えてくれた恩田さんにも感謝です^^(一方的ですが…)

<岩波書店 2014.2>2020.2.2読了

今に生きる 塙保己一 盲目の大学者に学ぶ 堺正一5



埼玉が生んだ偉人・盲目の国学者塙保己一。日本の近代化に貢献した渋沢栄一、荻野吟子など、保己一と意外な縁で結ばれた人々を通じ、人間が持っている可能性の素晴らしさ、生きることの大切さを今なお学ぶ。

今年の私の目標は渋沢栄一と塙保己一を知る。なので^^こちら本が気になって読んでみました。
この本は塙保己一だけではなく、埼玉三大偉人についても語られています。それが、塙保己一、渋沢栄一、荻野吟子の3人。私が気になるお2人どちらも入っている…!と衝撃を受けながら読んでいました。人は繋がっているんですね…。
荻野吟子は女性初の公認医師ですが、それには塙保己一が絡んでいるんですよねー。先日アド街で山田五郎さんが言っていたので覚えていました。
人の繋がりって凄い。読んでいてちょっと鳥肌が立ちました。
また、検校についても書かれていて勝手に興奮してました^m^
今月見に行く予定の薮原検校の舞台に塙保己一が出てくるので、検校とはこういうものだったのか…!と勉強にもなりました。
保己一は盲目の国学者だというざっくりしたことしか知りませんでしたが、当時は盲目の方の仕事は決まっていて、保己一はそのどれも向いていなくて絶望して自殺未遂するまで追い込まれていたとは知りませんでした。師匠が勉強することを認めてくれて国学者にまで上り詰めて。ご本人の努力は勿論ですが、周りの支えもあってこそだったんですね。
更に家族についても初めて知ることばかりでした。なかなか複雑だったんですね…。しかも息子は完全なる誤解で殺されてしまっていたなんて…。犯人にもびっくりでした。
それでも保己一が残したものは現世にまで残っています。ヘレンケラーが保己一を尊敬していたことも初めて知りました。
とても勉強になりました。もっとたくさんの書物を読んで勉強していきたいです。

<埼玉新聞社 2003.11>2021.2.1読了

渋沢栄一 変わり身の早さと未来を見抜く眼力 橘木俊詔4



渋沢栄一の人生は波乱万丈そのものである。農民から武士となり、尊王攘夷論者でありながら幕臣に転身。フランス滞在で経済発展の基礎を学び、大蔵省の役人も経験する。その後は民間経済人として、銀行経営や数多くの企業の設立に携わり、「日本資本主義の父」と賞賛される大人物となるのだ。そんな渋沢をいま冷静に再評価すると、新たな一面が見えてきた。社会福祉や教育界への関与、植民地での経済活動などあらゆる角度から、その真の姿を改めて浮き彫りにする。

様々な職種を経験し、様々な「初」を作り上げた渋沢栄一。その人生が細かく書かれています。
大蔵省に勤めていた時の事、銀行業に携わった時の事、福祉事業、教育への取組、こうして羅列して見ても本当にたくさんの事をされた方なのだと分かります。
これはお札にもなるし、大河ドラマの主役にもなります^m^
一橋家に仕えたり、大蔵省で勤務していたことは知っていましたが、民間人として働いていた期間が60年と考えると、役人であった期間の短さを感じます。
それでも、様々な場所で学んだことを後にしっかりを生かしているからこそ、たくさんの事業を展開されているんですよね。
うーん、まだまだ知ったというには早すぎますね。どんどん渋沢栄一についての著作は読んでいきたいです。

<平凡社 2020.11>2021.1.27読了

日本史の賢問愚問 中里裕司3

日本史の賢問愚問
山川出版社
2020-08-24


日本史の75の疑問にこたえる!雑誌『歴史と地理 日本史の研究』のコーナー「賢問愚問」を再編集して書籍化。

あ、この本は雑誌の連載を編集して出版された本だったんですね(商品説明を読んで知った人)
縄文時代から近代までの様々な疑問に対して答えが書かれています。
興味深い質問も答えもあったのですが、全体的に難しかったかなー。
その時代を生きた人物の事よりもその時代にあった制度や習慣についてなどが多かったので、それについて全く知らないと答えを読んでも分からなくて^^;難しいなと思ったら専門誌の中の連載物だったんですね。道理で難しいわけです。
もうちょっと入門編から読み始めてみようと思います^m^

逆境を乗り越える 渋沢栄一の言葉 桑原晃弥5

逆境を乗り越える 渋沢栄一の言葉
桑原晃弥
星雲社
2020-09-26


一度や二度の「挫折」でくじけるな、上手に語る人より「動き出す」人になれ、「逆境」はできることに集中して時機を待て…。日本の資本主義の父・渋沢栄一の名言を紹介する。勇気をくれるフレーズが満載。

渋沢栄一が遺した言葉がいくつも書かれています。言葉もそうですが、渋沢栄一の人生が本当に波乱万丈で驚きました。いくつもの挫折を味わったからこそ、生まれた言葉たちなんですね。
ご家族が渋沢さんを家に縛らずにのびのびと社会へ向かわせたことも一因だったのかなと思います。親が家を継ぐことだけを望んでいたら片田舎の豪族でもしかしたら収まっていたかもしれない。いや、収まらなそうだけど^^;
あとはお金に執着せずに支援に回すことを徹底していたことですかね。確かに渋沢財閥はありません。財閥を作るくらいなら生活に困っている人たちを支援するべきだなんて素敵すぎます。確か篤姫もそんな感じだったような…
好きだった言葉は「金はたくさん持つな、仕事は愉快にやれ」という言葉です。私もこの気持ちを持って仕事に取り組めたら良いなと思いました。これからの座右の銘にしようかな…それくらい印象に残りました。

<リベラル社 2020.9>2021.1.14読了

ルイ・ブライユと点字をつくった人びと4



この本では、ルイ・ブライユとはどういう人なのか、いつ点字を考案したのか、どうやって点字が広がっていったのかなどについて、紹介していきます。また、日本の点字はブライユの点字とどう関係しているのか、日本で点字をつくって広めた石川倉次たちについても紹介していきます。

大学の時に点字講習という授業があり、受講して既に刊行されている絵本に点字を付けたことがあります。6点で文字を表した点字を作ったのはブライユという人だとは存じていましたが、子どもの頃に考案していたというのは知りませんでした。とても優秀な方だったんですね。41歳という若さで結核で亡くなったそうですが、それは盲の施設の劣悪な環境が原因の一つと書かれていて哀しくなりました。昔はもっと差別が酷かったでしょうし…それでも現代にまで残る点字を残した記憶は遺りますよね。
元々塙保己一の名前で検索してこの本を手に取ったのですが、保己一に関しては2ページだけでした。ヘレンケラーがかつて母親に「塙保己一のようになりなさい」と言われたことがあるそうです。
日本の展示を作った石川倉次さんも初めて知りました。勉強になりました。

<岩崎書店 2016.7>2020.1.11読了

図解渋沢栄一と「論語と算盤」 齋藤孝5

図解 渋沢栄一と「論語と算盤」
齋藤 孝
フォレスト出版
2020-06-24


豊富なイラストや図とともに、「渋沢の人生」と「不朽の名作」を1冊で学ぶ。
2021年にNHKの大河ドラマの主人公に、そして2024年に1万円札の肖像が渋沢栄一に変わります。
しかし、あなたはどれだけ栄一のことを知っているでしょうか?
なぜ、栄一の著書『論語と算盤』は、不朽の名作として読みつがれているのでしょうか?
栄一は「日本の資本主義の父」と呼ばれ、生涯に500もの会社の設立に関わり、資本主義(商工業)の発達に尽力して、日本の経済の礎を築いた人物。
その1生涯、2代表作『論語と算盤』、そして3歴史的な関連人物の3つの側面から、縦横に渋沢栄一を掘り下げ、図やイラストを多用してわかりやすく解説します。

齋藤先生から学ぶ渋沢栄一という人物について。
イラスト付きでとても分かりやすかったです。この方が成し得た偉業は数知れず。一言では言い表せないですね。数々の企業の礎を築いてきましたし、何よりも福祉を根付かせた人物でもあります。
国民が平等に生きていくために、自分は政治家ではなく実業家になりたいと動き実行している姿がとても勇ましいです。渋沢栄一についてもっと本を読んで調べていきたいと思いました。

<フォレスト出版 2020.6>2020.12.23読了

だから拙者は負けました。日本史の敗者たちの“しくじり"と言い訳 本郷和人5



「後鳥羽上皇が島流しにされたのは、コンプレックスをこじらせたから!?」「石田三成は本番に弱かったから負けた!?」「大塩平八郎はストイックすぎて敗北!?」。歴史は“勝者”よりも“敗者”から見たほうが面白い!! 日本史の“負け組”たちは、なぜ負けたのか? “しくじり”のワケを、テレビでおなじみの歴史学者・本郷和人先生がわかりやすく解説。イラスト満載で大人はもちろん、子どもも楽しめる歴史エンターテイメント本です。

飛鳥時代の蘇我入鹿から昭和の犬養毅までの33名の日本史敗者たちを、しくじった内容や本人の言い訳(笑)などを盛り込んで分かりやすく説明しています。
何かハタからみればなんでそんなことしたの…そりゃ恨まれるの当たり前だよ…みたいな人もいて^m^イラストの負けっぷりも相まって面白く読みました。簡潔に書かれていてとても分かりやすかったです。勝者がいれば必ず敗者がいて、敗者だからと言って悪人だったというわけでももちろんなくて。
負けたけど後悔していない人や時代が悪かったという人もいて負けた理由は本当に様々。時代と闘って勝って負けた人がいるからこその今なんだなと改めて思ったりしました。面白かったです。

<宝島社 2020.5>2020.10.21読了

日本史の定説を疑う 本郷和人 井沢元彦5

日本史の定説を疑う (宝島社新書)
井沢 元彦
宝島社
2020-06-25


本能寺の変には黒幕がいたのか、それとも明智光秀が怨恨から起こした反乱か?源頼朝は本当に北条政子に頭が上がらなかった?応仁の乱を長期化させた複合的要因とは?孝明天皇は倒幕派に暗殺されたのか?坂本龍馬を暗殺したのは小太刀の達人だった?歴史上のさまざまな定説・仮説を2人の論客が一刀両断。

歴史を紐解くためには歴史書を解読する必要があります。でも、その内容を鵜呑みにしてそれを真実だと思ってはいけないとお二人は言います。後世に残すために書を残しているのだから良いように脚色して書いているかもしれない。そうやって定説を疑っていくと史実に近づいていくような気がします。
お二人の意見ももちろん異なることもあって、読んでいて面白かったです。定説が正しいと思って授業を受けて暗記してきましたけど、それが正しいという確固たる証拠はないわけですからねー。疑うということも大事なんですね。
お二人は歴史学者の中で言うと異端なお2人だと思います。だからこそ意見は貴重で面白いと思います。難しかったけど、天皇家の歴史は面白かったですね。あとは天草四郎とか。例えが面白いですよね。本郷さんはAKBっていうし井沢さんはジャンヌダルクっていうし^^まあ美男子だったそうですし言い得て妙ですけどね。もっと他の時代やほかの人物の定説を疑う話も読んでみたいです。

<宝島社 2020.6>2020.10.16読了

戦国武将の病が歴史を動かした 若林利光5



長らく謎とされてきた豊臣秀吉の死因や、信長軍を撃破した直後の上杉謙信を死に追いやった病などを、当時の史料に基づいて診断する。

私は毎週BSプレミアムで放送されている「偉人たちの健康診断」という番組が大好きなのですが、それに似た内容の本でしたね。武将たちが罹っていた病についてお医者さんの視点で描かれています。
面白かったのが小早川秀秋の裏切りはそもそも意図したものではなく、病気が原因だった?っていうお話ですね。これは「偉人たちの健康診断」でも同じ診断をしていましたけど。幼少期から秀吉の後継ぎだと言われて接待を受けてお酒を飲みまくっててお酒無しの生活が出来なくなって、でも秀頼が生まれたからお役御免とか可哀想すぎますよねー…。
信長は本能寺の変で死ななくても近いうちに心筋梗塞で死んでいたかも説も面白かったな。
当時の医学では分からなかったことが今では解明できることも多いと思うので読んでいて面白かったです。他の武将の事も知りたくなりました。

<PHP研究所 2017.5>2020.9.29読了

危ない日本史 本郷和人4

危ない日本史 (講談社+α新書)
NHK「偉人たちの健康診断」取材班
講談社
2020-03-21


光秀謀反の理由、龍馬暗殺の黒幕、復元された三成の顔。仮説を立て、検証する。日本史に残された謎が、浮かび上がる。

毎週木曜日にBSプレミアムで放送されている「偉人たちの健康診断」の取材内容を交えた本です。
有名どころの歴史上の人物たち8人の事が本郷先生の考察と共に書かれています。
中には偉人たちの健康診断のナレーションが語った内容がそのまま載っていたりするので私にとっては復習のような感じで読んだりしていました^^
有名どころばかりなので少し物足りなさもありましたが、面白く読みました。
私は日頃歴史番組しか見ないので最近よく見るテレビの人は本郷先生、小和田先生、千田先生など専門家の先生ばかりなのですが^m^皆様の著作はあまり読んだことがないので、分かりやすい本から手に取ってみたいなと思います。

<講談社 2020.3>2020.8.21読了

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた 山崎圭一4



一般的な教科書と違い、年号を使わずにすべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」として解説。読むだけで高校の世界史の知識が一生モノの教養に変わる!

日本史に続いて世界史を読みました。
いやー…難しかったです。日本史はテレビでいろんな時代のものを見てきているので何となくわかる部分もありましたが、世界史は結構避けてきた分野なので^^;時代も分からないし出てくる人も出来事もカタカナばかりで覚えられないし←
でも、この本を読みこんでいけばちゃんと時代ごとに順番に覚えていけるってことですからね。1度読んだだけで私は覚えられなかったので^^;これから読み返してちゃんと覚えていきたいです。
色々時代が飛んでしまう学校の教科書よりも分かりやすいと思います。

<SBクリエイティブ 2018.8>2020.6.11読了

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた 山崎圭一5



(1)年号や年代を使わない、(2)政権担当者(天皇、将軍、総理大臣)が「主役」、(3)すべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」で解説。読むだけで高校の日本史の知識が一生モノの教養に変わる!

タイトルが気になって読みました。
確かに学生の時は日本史は苦手でした。確かに日本史と世界史とごちゃ混ぜに授業をしていましたよね。年号も必ず覚えなければいけないし、テストがあるから覚え方が単語を覚えるような感じで、点と点が線になっていないから苦手だったのかなと思いました。
こちらは年号は書かれておらず時系列で説明してくれているので分かりやすかったです。
テレビでよく歴史番組を見るのですが、読み進めていると、時系列だからあの人はここで関わってくるのか。とか、もうすぐあの人が出てくるなぁ。と分かったりして面白いです。
一度読んで絶対に忘れないかはわかりませんが^^;私は自信が無いけど、学生さんには適した教科書だと思いました。世界史バージョンも読みます。

<SBクリエイティブ 2019.9>2020.6.3読了

ウラもオモテもわかる哲学と宗教 島崎晋4

ウラもオモテもわかる哲学と宗教
島崎晋
徳間書店
2020-01-29


ソクラテス、老子、カント、キリスト教、イスラーム、神道…主だった哲学者32人と8つの宗教のすごい教えを、驚きの裏話とともに紹介。偉人たちの人間臭い一面を楽しみながら、今を生き抜くヒントがつかめる。

実際に何をされた方なのか、この人の考えはこう思う人の助けになるはず、という表向きの解説の後にその哲学者や宗教の残念な話が書かれています^m^
お金に関することから性格から女癖まで色々ありましたけど、まあ本当にゲスな奴もいましたけど、偉大な人と後世に名前が残っている人も、やっぱり普通の人間なんだなと思わせてくれた本でした。
内容的には一人数ページだったのでちょっと物足りなかったかな。それでも初めて知った方もいたので興味深かったし、面白かったです。

<徳間書店 2020.1>2020.5.27読了

知識ゼロからの仏の教え 長田幸康5

知識ゼロからの仏の教え
長田 幸康
幻冬舎
2008-01-01


幸せって、どういうこと? 悩みや苦しみのない人生はある? お釈迦さまと弟子のエピソードから、仏教用語の解説、高僧の思想まで完全網羅。業の流れを変え、運命を変える生き方指南!

先日読んだ著者の本が面白かったので別の本も読んでみました。
こちらも仏教について細かく書かれています。
仏教と一言で言っても、開祖の考え方が違えばお経も目指すものも違うんですね。
思想がこんなにも違うのかと驚きました。
仏教用語も面白いし、仏教が由来の言葉もたくさん書かれています。
運命が変わるかは分からないけど、面白く読みました。
これからも仏教について学んでいきたいです。そして後ろの書籍紹介を見て神道も気になってきました。知りたいことが増えて困ります!←嘘です。楽しいです。

<幻冬舎 2008.1>2020.5.21読了

図解 これだけは知っておきたいはじめての仏教 長田幸康5



現代葬、墓じまい、改葬などの今こそ知りたい仏事雑学から、心を落ち着かせる瞑想、座禅、お遍路、御朱引まで。この1冊で「仏教」が丸わかり!

去年から凄く奈良に行きたいなーと思っていまして。お寺や仏像に想いを馳せていたら自粛生活が始まったため、本を読んでまずは学ぶことにしました。
こちらの本はお釈迦さまについて、日本独自の宗派について、お寺の仕組みや仏像について、現在の仏教様式についてなどとても細かく丁寧に書かれていたのですらすらと読めましたし、勉強になりました。面白かったです。
私のうちは代々曹洞宗なのですが、道元が臨済宗の始祖である栄西の弟子の弟子だったと初めて知りました。そうだったのか!
他の宗派の始祖についても細かく生涯が書かれていてとても興味深かったです。
焼香の仕方も小さなころに大人の真似をして今に至りますがこちらも宗派によって回数等が違うなんて衝撃…!そして間違っていました^^;曹洞宗は2回で始めは額に付けるようにして2回目は何もせず香炉に入れるだそうです。次回からそうしよう。
読まないと知らなかったことがたくさんありました。これからも読んで勉強して行きたいです。そして事態が収束したら今度こそ奈良に行ってお寺巡りをするんだ…!

<KADOKAWA 2020.3>2020.5.17読了

みるみるつながる仏像図鑑 三宅久雄(監修)5



知りたいことがわかると仏像がますます身近になる!
お寺めぐりをするうち、仏像が好きになった! すると……
「如来と観音、見れば違うとわかるけど。わざわざ違う種類を造ったのはどうして?」
「いつの時代の仏像なのか、見てわかるようになりたいなぁ」
「そもそも、なぜ仏像が必要なの?」
等々……興味を持つと、疑問や知りたいことあれこれ浮かんでくるものです。
そんな「仏像好き」の「なぜ?」「なに?」に応えようと、仏像にまつわることを、いろんな角度から探ってみました。
すると、仏像を中心に、日本という国との関係、近隣諸国との関係、世情との関係、時代を生きた人々の思いとの関係等々……様々なつながりが見えてきました。そして、「だから、この仏像に心惹かれるんだな」と、自分とのつながりも見えてきたり。そう、仏像がどんどん身近になってきたのです。
本書を通じて紹介する仏像は、大小のイラストを合わせて約200。
紹介される機会の少ない、室町、安土桃山、江戸時代の仏像にもスポットをあてています。
古代から近代にいたる多種多様な仏像を通じて、仏像の新たな魅力を、ぜひ堪能してください!

仏像に興味はあるのですが仏像について書かれている本は難しくて、この本は分かりやすそうだなと思って手に取りました。イラストが多くて時代ごとに解説してくれているのでとても分かりやすかったです。時代ごとに仏像も変化しているんですね。仏像を見るとその時代の背景が分かるのも面白いです。
まず仏像にもグループがあるとか最初に書かれていてなるほど!と思いましたよね。
仏像でも地位の違いがあるんですね。それはそうか。
日本全国の仏像があるお寺のマップも書かれていてありがたいです。
この本を読み終えたときに無性に旅に行きたくなりました。始まりの奈良に行って仏像を巡る旅をしたいです。

<誠文堂新光社 2019.6>2019.11.10読了

誰も語らなかったフェルメールと日本 田中英道4



日本に魅了された画家―
オランダの巨匠フェルメールとユダヤ人哲学者スピノザとの関係や、ユダヤ人の東インド会社と石見銀による莫大な利益と繁栄…。
17世紀のオランダは、日本・ユダヤを無視しては語れない!
西洋美術史の第一人者が語る大画家の謎。フェルメールの作品全36点をカラーで掲載。

今までもフェルメールについて考察された作品をいくつか読んできましたが、日本との関連性というのは新しい視点でした。確かに描かれている人物が着ている服が着物のように見えなくもない・・・かな。
確かに江戸時代ってオランダは日本と交流がありましたもんね。直接行っていなくてもお互いの国について興味を持ったかもしれません。
「天文学者」と「地理学者」のモデルは以前読んだ本にアントニー・レーウェンフックじゃないかと書かれていたので、え?違うの?と戸惑いから入りましたが^^;
スピノザ説もあるんですね。自画像を見てもこちらの方が有力そう・・・。
フェルメールの作品と言われる全作品をカラーで見られたことも嬉しかったです。

<勉誠出版 2019.8>2019.11.7読了

鳥取県謎解き散歩 日置粂左ヱ門4



鳥取県ってどんなとこ? 鳥取藩の大庄屋が果たした役目とは? 「鳥取砂丘」を「金の成る地」に変えた労苦と試練とは? 歴史、宗教・民俗、考古・史跡、交通・産業、自然といった分野別に鳥取県の謎を解き明かす。

歴史と書かれていますが難しくなく、文庫本なのでとても読みやすかったです。
でも、初めて知る事ばかりで読み進めるのに時間がかかりました。そして理解できたのか…
因幡という地名は因幡の白兎で聞いたことがありましたが、伯耆は初めて聞いたかもしれません。
どちらも同じように書かれていたのが良かったです。

<新人物往来社 2013.8>2019.10.25読了

0から学ぶ「日本史」講義 中世篇 出口治明4



「宇宙の始まり」からスタートしたこの講義、著者が「一番好きな時代」と語る中世篇は、さらに刺激的に。院政はなぜ発生したのか?武士とはそもそも何なのか?幕府と将軍が登場し、しかし建武の新政で朝廷が復権、北条政子、日野富子ら女性も割拠する―。複雑な人間関係、支配者の変遷も明快に解説します。

古代編は読んでいないのですが中世編が個人的に好きな平安時代から室町時代だったので手に取りました。
学生の頃の授業ではさらりと終わってしまうところを丁寧に講義しているので分かりやすく、また勉強になりました。
平氏政権と源氏政権のところは大河ドラマで見ていたので復習のような感じで読んでいましたが、そのあとのところが分からない部分だったので読むのに時間がかかりました。そして理解できたかは微妙ですが^^;
読んでいて源氏も北条家も骨肉の争いが多かったんだなぁと切なくなりましたね。血のつながった親子でも兄弟でも殺し合うんですからねー。
印象的だったのは室町幕府6代将軍の足利義教ですね。この方はテレビで見て初めて知ったのですがくじ引きで決められた将軍だったんですよね。還俗して将軍になった珍しい方。歴史ではあまり学びませんでしたが父親であり3代将軍の足利義満の様に数々の取り組みを行っていたんですよね。この人の事をもっと知りたいと思いました。

<文藝春秋 2019.6>2019.10.6読了

晩節の研究 偉人・賢人の「その後」 河合敦5



歴史に名を残す偉業を成し遂げた人物も、ほとんどの場合、本当に活躍したのは、ある一時期に限られる。それどころか、リタイヤ後に意外な「その後」の人生を送った人物が少なくない。「祟り」に慄き死んでいった藤原道長。健康に気を使いすぎて逆に死期を早めた徳川家康。老人になってから計画殺人を実行した徳川光圀。勘違いで殺人を犯して獄死した平賀源内……。有能な成功者である彼らはなぜ"晩節を汚す"ことになったのか。その分岐点には何があったのか。30人の偉人たちの知られざる末路を繙き「人生の本質」を追求する、画期的な書。

学校で習った歴史上の人物たちが活躍した後、老後はどんな人生を歩んでいたのか。30人の人生が書かれています。栄華を物にした人でも老後や死後は辛いものだったり…色々ありますね、人生は←
特に印象的だった方は人見絹枝さんでした。名前は知っていましたし、日本人の女性選手で初めてメダルを獲得した人というのも知っていましたが、メダル獲得後の人生は辛いですね…。円谷幸吉を思い出しました。
銀メダルだったから次は金メダルを。期待を持つ事は良いと思いますけど、過度はダメです。そして、健闘を称えないとダメです。見ているだけ、応援しているだけの国民は、血のにじむような努力をしている選手の過程も理解しようとしないとダメです。それを改めて思いました。
古代から近代までの歴史上の人物たちの生涯を知ることが出来て良かったです。

<幻冬舎 2019.4>2019.8.12読了

深読みフェルメール 朽木ゆり子 福岡伸一

深読みフェルメール (朝日新書)
朽木ゆり子
朝日新聞出版
2012-07-13


フェルメール作品を全点踏破している両著者が、なぜそこまでフェルメールに惹かれるのか、その魅力と見どころのポイント、お互いの解釈にウンチク、全点踏破の苦労と楽しさなどを語りつくす。さらに、『盗まれたフェルメール』(新潮社)の著作もある朽木氏による、盗まれたままの作品や見つかった作品のストーリー、その後の展開などの解説も。「読めば、フェルメールのことが、すっかりわかった気になる」一冊。

フェルメールの生い立ち、絵画の見解などフェルメールオタクの2人の対談が書かれています。
私がフェルメールを知り、興味を持ったのは大学生の時に観た「真珠の耳飾りの少女」の映画でした。大学図書館に映画のDVDがたくさんあったのでよく観ていたのですが洋画はあまり見てなかったんです。それでも気になって手に取ったのは、やはりあの絵がインパクトがあったからなんでしょうね。映画もとても面白かったです。それをきっかけに色々読み始めたら結構史実とは違うところもあるんだなーとも思いましたが^^;
お二人は絵画の専門家とは異なるので、観点が面白いです。そしてマニアック。
また、絵画についての解説が分かりやすくて面白かったです。
私は全点制覇はきっと出来ないとは思いますが、全作品を堪能できたような気がします。
いつか「合奏」が出てくることを願っています。

<朝日新聞出版 2012.7>2019.5.3読了

人騒がせな名画たち 目からウロコ 木村泰司5

人騒がせな名画たち
木村泰司
マガジンハウス
2018-10-05


名画の謎解き本の決定版!やさしい。面白い。そして解説が深い!
本書は「人騒がせな」西洋の名画のご紹介を通じて、名画を深く楽しむ鑑賞方法を知っていただくものです。
たとえばどんな作品をご紹介しているか、いくつかをご紹介してみましょう。
●画家が受注拒否! 「ぶらんこ」の意味とは!?
●ナポレオンが乗っていたのは白馬でなくラバ!?
●農民を描いたのは成功のための単なる「ジャンル変え」!
●バレエ鑑賞は愛人の品定め会場!
どれも展覧会では決して知ることのできないエピソードを揃えました。
日本では絵画を印象で感じることや、個人の勝手な感想ばかりが主流になりがちですが、西洋絵画を本当の意味で「楽しむ」ためには、絵画の裏に秘められたさまざまな「真実」を知らなければ始まりません。
当時の風俗、社会情勢、人間関係……。つまり「絵画を読む」ための知識です。
本書では、それを丁寧にご紹介してゆきます。
登場する画家はボッティチェリ、ルーベンス、フェルメール、ルノワール、ゴッホなど、ルネサンス以降、近代までの美術史界のV.I.P.ばかり。
そしてご紹介する作品のほとんどは、誰もが知る「超有名作」を選びました。
ほかにどんな作品を掲載しているか、一部をご紹介しましょう。
ヨハネス・フェルメール「牛乳を注ぐ女」
ピーテル・ブリューゲル(父)「農民の踊り」
サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
ピーテル・パウル・ルーベンス「セネカの死」
フランシスコ・デ・ゴヤ 「裸のマハ」
エドゥアール・マネ「草上の昼食」
エドガー・ドガ「エトワール」
フィンセント・ファン・ゴッホ「花咲くアーモンドの木の枝」
ポール・セザンヌ「温室のセザンヌ夫人」
ディエゴ・ベラスケス「化粧室のヴィーナス」
ポール・ゴーギャン「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」ほか多数。
掲載作品は大半がカラー印刷 (一部サブカット等はモノクロ印刷)で、作品の迫力、美麗さがリアルに迫ってきます。
巻末には
「MAP 画家と作品ゆかりの地」「年表 画家たちの生きた時代」 「画家名50音順 掲載作品一覧」も掲載してあり、理解を深めるにあたって便利です。

この作品に登場する絵画は有名な物ばかりです。知っている作品が多く、それで著者さんの解説を読むととても分かりやすく、面白かったです。1つの作品ごとの解説も長すぎないのが良いですね。
実際の絵画をもしも見る機会があれば、また違った見方も出来るのかなと思います。
絵画の意図や作者の人生も知ることが出来て良かったです。もっともっと知っていきたいです。

<マガジンハウス 2018.10>2019.4.10読了

カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ5

カフェのある美術館 素敵な時間をたのしむカフェのある美術館 素敵な時間をたのしむ
世界文化社(2017-02-18)
販売元:Amazon.co.jp

これまでに類書がなかった、カフェに惹かれて行きたくなる美術館のガイド本です。
カフェの特徴別に、レトロな雰囲気、緑と陽だまりが素晴らしい、個性的なたたずまい、料理が美味しい、22の美術館(コラム扱いの施設を含めると29か所)をじっくり紹介しています。展覧会を巡った後は、お洒落なカフェでアートの余韻に浸る…。至福の時間を過ごすための情報満載。

今回の本はカフェがある美術館に特化したものです。
美術館には素敵なカフェが併設されていたりしますけど、私はそういえば入ったことはあまりない気がします。
最初に登場した三菱一号館美術館はロートレック展を見に行ったことがあります。でもカフェの存在は気付かなかったな…なんて素敵な雰囲気。
他は山種美術館のカフェが気になりました。和菓子がとても綺麗。食べるのがもったいないけど食べてみたい…。そして前々から行きたいと思っている金沢21世紀美術館!ここはもう絶対にいつか行きたい。
また別の視点で美術館を知ることができて良かったです。

<世界文化社>
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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