「本を読むことが得意か、と問われたら、首をかしげざるを得ません。難しい本は、わからない。皆が知っている名作は、ほとんど読んでいない。読んだ内容をすぐ、忘れる」(「まえがき」より)
仕事、暮らし、家族、女の人生......表があれば、裏もある。本書は、本の世界から平成・令和の世相を鋭く読み解く読書エッセイです。
あらすじの通り、人生は表もあれば裏もある。それをテーマに数冊の書評を交えて世相を読み解かれています。昔の話もあれば現代の話もあり、本を交えてというのが面白いです。
登場した作品で既読は6冊でした。
「君のクイズ」「きれいな言葉より素直な叫び」「一汁一菜でよいという提案」「壇蜜日記」「女系図でみる驚きの日本史」「おらおらでひとりいぐも」
他にも気になる作品がいくつかあったのでメモしました。
巻末に登場した作品一覧があったらいいなぁと思いました。
<毎日新聞出版 2023.7>2023.11.20読了