苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

文学関係

10分で名著 古市憲寿5

10分で名著 (講談社現代新書)
古市憲寿
講談社
2022-05-18


最強の水先案内人がプロに「読みどころ」を聞いてみた――。
『神曲』『源氏物語』『わが闘争』『資本論』……、名著を読まなくても楽しめる、虫のよいガイド本、誕生!
好きな女性とはセックスできず、添い寝しかできない男の悲哀――『源氏物語』
莫大な印税収入でヒトラーは自信をつけた――『わが闘争』
手に取ってみたけれど、挫折した……、でもあきらめるのはまだ早い! 聞き手=古市憲寿+構成=斎藤哲也の名コンビが贈る名著ショートカット。
『神曲』――都市市民が生まれて、煉獄が生まれた 原基晶
『源氏物語』――「宇治十帖」の不器用で流されやすい登場人物たち 大塚ひかり
『失われた時を求めて』――宝探しのように自分の読みたいところを探す 高遠弘美
「相対性理論」――時間も空間も一つではない 竹内薫
『社会契約論』――「明日からこの国を、この世界をどうしよう」と考えるヒント 東浩紀
『ツァラトゥストラ』――「神は死んだ」など好きなパワーワードを探してみる 竹田青嗣
『わが闘争』――大衆を小馬鹿にした第6章「戦時宣伝」 佐藤卓己
『ペスト』――「自分事」となると、一気に読みやすくなる 佐々木匠
『古事記』――縄文系と弥生系の世界観が混在していた 三浦佑之
『風と共に去りぬ』――単なる恋愛小説ではない 鴻巣友季子
『国富論』――啓蒙の時代にお金儲けは肯定された 野原慎司
『資本論』――「新しい世界」の秘密を明らかにしようとした 的場昭弘

タイトルが気になって手に取りました。どこかで聞いたことがありますよね。若干違いますけど^^
読みたい本はたくさんあるんです。新刊ばかりを手に取ってしまうけど、昔ながらの名作も読みたい。でも、分かりにくくて時間がかかりそう…と思って敬遠しがちで結局読まないでいるというパターンです。大まかにでも内容が分かって、それで面白そうと思ったら読んでみようかなと思いこちらに助けを求めました^^
古市さんって確か同い年なんですよねー。まあ、だからどうしたという話なんですけど(笑)だから気になっている人ではあるんですけど言動から気にかけていいんだろうかという気持ちも出てきて鬩ぎあっている今日この頃です^^
ということで今回。専門家と対談形式で名著のお話がされています。とても分かりやすかったですが、それは古市さんがちゃんとその作品を読んで理解しているからだよな…と思ったりもしました。
「神曲」「源氏物語」「失われた時を求めて」「ツァラトゥストラ」「ペスト」「風と共に去りぬ」あたりは読んでみたいなと思いました。
専門家と古市さんの会話自体も結構くだけていて読んでいて楽しかったです。

<講談社 2022.5>2022.6.16読了

文豪はみんな、うつ 岩波明5



文学史上に残る10人の文豪――漱石、有島、芥川、島清、賢治、中也、藤村、太宰、谷崎、川端。漱石は、うつ病による幻覚を幾多のシーンで描写し、藤村は、自分の父をモデルに座敷牢に幽閉された主人公を描くなど、彼らは、才能への不安、女性問題、近親者の死、自身や肉親の精神疾患の苦悩を、作品に刻んだ。精神科医によるスキャンダラスな作家論。

こちらの作品、最初に出たのは10年以上前だったんですね。全然そんな感じがしませんでした。
精神科医の方の目線で描かれた作家さんたちのお話。症状から見る作家さんの人生は新鮮で面白かったです。面白かったというのは不謹慎でしょうか。
賢治が躁鬱のような症状だったのは知らなかったです。小さい頃からいろんな病気と闘っていましたし、最後は結核だったのも知ってはいたので…
また当時関わっていたであろう歴史上の人物もちょこちょこ登場したのでそこに興奮しながら読んでいました^m^
それにしてもスキャンダラスな人はスキャンダラスでしたね…
1番印象的だったのは今回初めて存じ上げた島田清次郎さんでしょうか…自意識過剰という言葉よりも凄いですね…ちょっと読んでみようかな…

<幻冬舎 、2010.10、2021.12>2022.5.30読了

夜ふかしの本棚5

夜ふかしの本棚 (中公文庫)
山崎 ナオコーラ
中央公論新社
2020-10-22


作家は何を読んできたのか、それらは人生にどんな影響を与えたのか。最強の「中二病」小説、それぞれの青春時代の読書、価値観をひっくりかえされた本、国語辞典の「読み方」など……6人の小説家が自身をふり返り、おすすめの本と独得な読み方を紹介するユニークな読書案内。うち1冊は自己紹介をかねて自作をとりあげる。中日新聞/東京新聞夕刊での好評連載を書籍化。巻末には6人の執筆者へのQ&Aも収録。
●目次(執筆者と取り上げる作品)
1)中村文則 自作「教団X」/人間失格(太宰治)/砂の女(安部公房)/沖縄ノート(大江健三郎)/サラバ! (西加奈子)/俘虜記(大岡昇平)/百年の孤独(ガルシア=マルケス)/カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)/審判(カフカ)/素粒子(ウエルベック)
2)佐川光晴 自作「おれのおばさん」/吾輩は猫である(夏目漱石)/どくとるマンボウ青春記(北杜夫)/同時代の作家たち(広津和郎)/オーウェル評論集(オーウェル)/歩行者の夢想(秋山駿)/俘虜記(大岡昇平)/丸山眞男集(丸山眞男)/よろこびの日(シンガー)/忘れられた日本人(宮本常一)
3)山崎ナオコーラ 自作「ボーイミーツガールの極端なもの」/岩波国語事典/本格小説(水村美苗)/オレがマリオ(俵万智)/長野陽一の美味しいポートレイト(長野陽一)/すゞしろ日記(山口晃)/吉野葛(谷崎潤一郎)/宇宙(ポプラディア大図鑑)/フラニーとズーイ(サリンジャー)/忘れられた巨人(カズオ・イシグロ)
4)窪美澄 自作「さよなら、ニルヴァーナ」/ねむり(村上春樹)/ゆずこの形見(伊藤たかみ)/津軽(太宰治)/ミッキーは谷中で六時三十分(片岡義男)/歩道橋の魔術師(呉明益)/火宅の人(檀一雄)/花芯(瀬戸内寂聴)/楡家の人びと(北杜夫)/ナイルパーチの女子会(柚木麻子)
5)朝井リョウ 自作「武道館」/一瞬の風になれ(佐藤多佳子)/殺人出産(村田沙耶香)/神田川デイズ(豊島ミホ)/路(吉田修一)/降り積もる光の粒(角田光代)/アンダー、サンダー、テンダー(チョン・セラン)/反乱のボヤージュ(野沢尚)/ひとりずもう(さくらももこ)/雪沼とその周辺(堀江敏幸)
6)円城塔 自作「道化師の蝶」/源氏物語(紫式部)/舞姫(森鴎外)/高野聖(泉鏡花)/吾輩は猫である(夏目漱石)/羅生門(芥川龍之介)/陰翳礼讃(谷崎潤一郎)/人間失格(太宰治)/雪国(川端康成)

内容を知らずに著者さんだけ見てこの本を読み始めたのですが、作家さんが本を紹介する本だったのですね←
作家さんならではの視点で書かれている書評もあったりして面白かったです。
って、最後のページを見たら「きみに贈る本」の改題ですって。読んでましたわ(笑)でもまあ、読んだのは5年前だったのでほぼ忘れていたので新鮮な気持ちで読めて良かったです。感想も多分少しは変わっているかな。
今回1番印象的だったのは朝井さんの書評でした。「雪沼とその周辺」の書評がとても良かったです。好きでした。最後の文章がとても好きで、涙が出そうになりました。私もこれからもたくさんの読みたい本を心置きなく読んで、好きな文章に触れていたいと思います。そしていつか思わぬ場所へ辿り着く喜びに浸ることが出来たら嬉しいなと思います。
あと「反乱のボヤージュ」こちらは前回書かれていたことを何となく覚えていました。朝井さんが小学生の時に楽しみに見ていたというこのドラマを、私も見ていたからです。私は完全に人目当てで見てましたけどね^^;(オカダが主役だった)
国語で登場した文章の続きが気になってその物語を読んだという経験は私もあります。私は辻仁成さんの「海峡の光」だった気がする。

<中央公論新社 2020.10>2021.11.24読了

文豪たちの美味しいことば 山口謠司4

文豪たちの美味しいことば
山口謡司
海竜社
2021-05-14


本書は、べストセラー『心とカラダを整える おとなのための1分音読』(自由国民社)や『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、またNHKほかテレビ出演でもおなじみの山口謠司先生(大東文化大学文学部教授)が、食・料理・食べ物にまつわる文豪たちの「美味しい」名文を紹介し、解説を加えた“食と文学"読本。
夏目漱石、太宰治、川端康成、永井荷風、小泉八雲、坂口安吾、正岡子規、谷崎潤一郎、檀一雄……などなど、約40名の文豪たちが才筆をふるった食べ物についての名文を堪能することができます。
美味しいものを食べるあの至福のひとときを、はたして文豪たちはどう表現したのか!? 目から鱗の表現、筆舌に尽くし難きオイシさを描写するコトバのチカラ、驚きの語彙を、日本語の専門家・山口先生ならではの文学的・日本語史的な視点をまじえて紐解いていきます。

小説やエッセイの中で書かれている食べものに焦点を当ててその小説家について語られています。
正直、存じ上げない作家さんもいたのですが、いろんな食べ物を堪能しているのが分かって読んでいて面白かったです。同時にその作家さんの生涯についても知れて勉強になりました。
作家さんも本当に、いろんな方がいますね…
作家さんと食のコンセプトの本ってたまに登場しますけど、面白いですね。
著者さんの本は多分初めて拝読しましたが面白かったです。また気になる本があったら読んでみたいと思います。

<海竜社 2021.5>2021.8.30読了

文豪の死に様 門賀美央子5

文豪の死に様
美央子, 門賀
誠文堂新光社
2020-11-05


「死ぬ間際まで何かを書かずにはいられない、その辺が文豪の文豪たる所以なのかな」―京極夏彦(小説家)
太宰治38歳、芥川龍之介35歳。作家は早死にだ。いや、志賀直哉は88歳、井伏鱒二は95歳まで生きた。人生が様々なように、死も様々だ。生物である限り絶対に避けようがない死。人生最大の苦ではあるが、時には救済となることもある。
文学という手段で人生に取り組んだ文豪たちは、どんな死を迎えたのか。迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。死の直前、彼らが見ていたのはどんな風景だったのだろう。
死に方を考えることは生き方を考えることだ。
本書では、小説を通して様々な人生を世に問うてきた文豪たちの人生を、死という消失点にむかって遠近法的に見ていく。そうすることで、その作家の人生、そして作品をより深く多角的に省察しようとする試みである。
巻末に、京極夏彦氏との対談を掲載!

タイトルが気になって読んでみました。
タイトルと装丁が堅めだと思ったのですが、文章が割と緩めだったので読みやすくて良かったです^m^
最後に著者さんと京極先生が対談されているのですが、その中で京極先生が「文豪と呼ばれる太宰治、三島由紀夫、川端康成を外した理由を知りたい」とおっしゃっていました。確かにそのお三方はよく聞きますし、特に最初のお二人の死に関してはかなり有名ですよね。でも有名だからこそ語り継がれている感があるため、死因が問題な作家さんを選んだとおっしゃっていてなるほどと思いました。
自殺で言うと確かに芥川龍之介は謎でしたがこの作品を読んでなるほどと思いましたし、心中で言うと有島武郎の方が強烈でした…マジか。
更に京極先生の出身地である小樽で有名な作家小林多喜二、私もてっきり貧乏人だったがゆえにプロレタリア文学を選び、共産党に入党したんだと思っていたんですけど違うんですね。この作品を読まなければ知らないままでした。って「蟹工船」も読んでないんすけどね←
そして梶井基次郎…こっちもマジか…私も書店でバイトしてたことがあるからこんなことされたらキレるわ…とびっくり。「檸檬」も未読でしたが印象と全然違いました。読んでみたくなりますね。
岡本かの子に関しては本当に知らなくて。岡本太郎の母親と書かれていて「へー!」と思った次第です^^;それにしても凄い人生だな…ある意味物凄く幸せだったんじゃないか?と思いますよ。20代の頃は苦労されたみたいですけども。
と、様々な作家さんの死に様についてがかかれていて、この言い方が正しいかわかりませんが面白く読みました。お2人の対談も面白かったです。
読んだことのない作家さんばかりだったのですが、手に取ってみたいと思いました。
いつも思うだけで終わってしまうのですが^^;終わらないで1冊くらいは…読みたい…(願望)

<誠文堂新光社 2020.11>2021.1.15読了

薮原検校 井上ひさし5

藪原検校
井上 ひさし
新潮社
2013-11-01


井上ひさし最初の偽評伝「二代目藪原検校」の戯曲化。「東北生まれの盲の 少年が晴眼者に伍して生きて行こうとしたときに、彼の武器は何か?」という自身の問いに「悪事しかない!」という声にこたえていた・・・あとがきより・・・悪事の数々を重ねて、笑って死んでいった一人の東北生まれの「検校」まで成り上がった男の生涯を笑いと歌で綴るピカレスクドラマ。初演の時にじょんがら節風にギターを弾いたのは作者の実兄井上滋氏。初演「西武劇場オープニング記念・井上ひさし作品シリーズ」その一として上演。演出木村光一・出演・高橋長英、太一喜和子、財津一郎、檜よしえ、田代美恵子、阿部寿美子。

2月に上演予定の舞台の戯曲です。私が読んだのは1974年3月に刊行された単行本でした。(単行本は画像がなかった)何度か上演されているそうですが初演の時のギターを弾いていたのは井上ひさしさんの実兄だったというのは驚きました。
こういう表現を言うのは失礼かもしれないけど読んでいて「鉈切り丸」の範頼を思い出しました。
人と違う障害を持ち、周りの人たちを蹴落として、犠牲にして前へ前へ、上へ上へ向かっていく姿。
読んでいて切なくなりましたね。盲という障害と抱えて、たくさんの差別を受けてきたのだと思うけど、ここまでして名誉が欲しいのかと。
そして塙保己一はさらに一枚上手というか、聡明だからこそ杉の市とは異なった生き方をして上へ上へと向かっていく。保己一の方が闇を抱えていて残虐な気がしました。いや、どっちも同じかな。生き方が違い過ぎるから比べられないけど。
戯曲も面白かったです。難しい言葉も文章もたくさんあったけど、面白かったです。
どうか誰も欠けることなく、無事に幕が開きますように。
私も、堂々と観劇に行くことが出来ますように。そう願ってやみません。

<新潮社 1974.3>2020.1.8読了

本は読んだらすぐアウトプットする!「書く」「話す」「伝える」力がいっきにつく55の読書の技法 齋藤孝5



アウトプットすれば読んだ本がいっきに役立つ! 仕事に必要なあらゆる能力を一気に上達させる「アウトプット読書の技法」を具体的に紹介する。おすすめの図書や、能力アップのトレーニング方法も収録。
1 読んだ本は忘れてしまうまえにアウトプットすればいい!(本の読み方―本で手にした知識・情報を仕事や人生に出力する!
アウトプットの方法―「アウトプット循環」をつくれば読書が深まる!)
2 読んだ本から「伝える」「話す」「書く」力を引き出す!(伝える力―自分の言いたいことを短く、正確に「伝える力」をつける!
引用力―本の言葉を「会話や文書に引用する!」
雑談力―文脈理解力をつけて「上手に雑談する!」
文章力―見出しと語彙で「文章力をつける!」)
3 本を読めば読むほどあらゆる「スキル」がつく(スキルアップ―「ビジネス書」で「仕事のスキル」をつける
リーダーシップ―「人物伝」で「リーダーの資質」をつける
揺るぎない精神―「古典」を読んで「本質」を見極める
想像力&創造力―「小説」を読んで、「イマジネーション」を鍛える
プレゼン・スキル―「図解本」「数学本」でプレゼン・スキルをつける)
4 本を読んで心を強くしなやかに整える(モチベーション・アップ―「英雄伝」を読んで“自分のやる気”に火をつける
心を整える―「本」で“心の温泉”をつくる
打たれ強くなる―「ノンフィクション」で“心を強く”する)

本を読むことは好きですが、読んでいる先から内容が零れ落ちているような気がしてなりませんでした^^;実際、読んだことがある本でも忘れているということは多々あります。
教養のために読んでいる本などだったら本当にもったいないですよね。
本を読んだらインプットして忘れないようにするために、アウトプットをしていくことを推奨した本です。
下火になってきた←ブログを続けている理由として、私は読んだ本の内容を忘れたくないから続けているというのがあります。これは続けて良かったんだなと思いました。
齋藤先生がたくさんの本を紹介してくださっています。こんなことを言うのは失礼ですけど、本当にたくさんの本を読まれているんだなぁということをしみじみ感じました^m^
そして、こういう時はこの本がおすすめですよと紹介できるということは先生は読まれた本の知識をちゃんと自分のものにしているということですよね。私もそうなりたいなぁ。
とりあえずこのブログは続けて、面白かった本については家族や友人に出来るだけ話すようにしていきたいと思います。それで自分が覚えていて相手が興味を持ったら一石二鳥ですよね^^
自分が読んできた本の知識をちゃんと蓄えられるように頑張ります。

<興陽館 2019.7>2020.6.2読了

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 出口治明5



本を読むときは、1行たりとも読み飛ばしてはいけない――本を選び、読み、活かすにはどうすればいいか。「自分の頭で考える力」をつけるための要諦を、稀代の読書家が具体的に説き明かす。著者初の新書書き下ろし。

ライフネット生命創業者である出口治明氏の著作。
とても読書家なことでも知られています。以前「SWITCH」で美村さんと読書について対談されていて内容がとても面白かったことを覚えています。
私はただ読みたい本を読んでいるだけなので、血肉にするという思いを持って読んでいるわけではありませんが^^;ちゃんと覚えようと思って本を選び読むということになった場合に、あまり本を読まない人に比べたら入り込みやすいのかなーという気はしています。
どうして本を読むのかと聞かれても、好きだからとしか言いようがないんですよねー。ゲームが好き、漫画が好きと同じように本が好き。なんですけど、それが理解してもらえないことが多いのが残念なんですよね。だからそれほど本を読む人が少ないっていうことなんだろうな。
出口さんのおすすめの本はどれも難しそうですが、古典は本当に読んだことが無いので気になります。偏った分野の読書ではなく、いろんなジャンルを読みたいとは思っているので実践していきたいなと思います。

<KADOKAWA 2014.9>2020.1.12読了

まなの本棚 芦田愛菜5

まなの本棚
芦田 愛菜
小学館
2019-07-18


運命の1冊に出逢うためのヒントに!
「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。
Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?
Q 一体、いつ読んでいるの?
Q どんなジャンルの本を読むの?
Q 本を好きになるにはどうしたらいい?
Q 好きな登場人物は?
スペシャル対談
・山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
・辻村深月さん(作家)も収録!

小さなころから読書家だった著者さんが今までどんな作品を読み、どう思ったのか。細かく書かれています。
また、本の事だけではなく自分の本好きエピソードも書かれていました。
オススメの本は?と言われると困るとか、歯磨きをしている最中に読み始めたら止まらなくなっていつまでも歯を磨いていたとか^^;分かる分かると思うところもたくさんあって嬉しかったです。
小中学生の読書案内の本と考えても良いかなと思うので、たくさんの小中学生に読んでほしいなと思いました。
昔からたくさん本を読むと言っていて、1ヶ月60冊読むって聞いたことがあったような…。それはいつも行っている図書館が2週間で30冊借りられるからだって言っていた気がします。
私が活字中毒になったのは高校生になってからだったけど、そういえば小学生の時、家族で川の字で寝ていて母親が「9時半までに布団に入れば30分本を読んで良いよ」と言って急いで寝る準備をして布団に入って絵本や児童書を読んでいたことを思い出しました。本を読む習慣は母親が付けてくれていたのかな?
まあ中学生まではもっと本を読めて言われていたけど。高校生になったらもう本は読むな勉強しろ!に変わりましたけどね^m^
この本を読んでいたら自分の中高生の頃を思い出しました。
でも、中学生の時に村上春樹を読んでもきっと理解できなかったと思うな…。っていうかいまでも分からん^^;
辻村さんとの対談は愛菜ちゃんが本当に辻村さんと作品のファンだということが伝わってきました。熱量が凄い。辻村さんも嬉しかっただろうなと思います。山中教授との対談でも感じましたけど、中学生とは思えない会話力ですよね。質問もしっかりしているし自分の考えをちゃんと伝えていて本当に凄い。
愛菜ちゃんじゃないですね。愛菜さんですね。
まだまだもっと愛菜ちゃん(やっぱりちゃん付け)の本棚を知りたいです。

<小学館 2019.7>2019.9.17読了

文豪 お墓まいり記 山崎ナオコーラ5

文豪お墓まいり記
山崎 ナオコーラ
文藝春秋
2019-02-22


終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。
あの文豪を、もうちょっと知りたい。二十六人の作家と出会う、お散歩エッセイ!
永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。谷崎はデビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。
一九四五年八月十四日、二人は疎開先の岡山で再会します。終戦の前日に、谷崎は牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。
……このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。今は、お墓の中にいます。時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。現代の作家が、昔の作家に会いにいきます。
二十六人の文豪たち――中島敦、永井荷風、織田作之助、澁澤龍彦、金子光晴、谷崎潤一郎、太宰治、色川武大、三好十郎、幸田文、歌川国芳、武田百合子、堀辰雄、星新一、幸田露伴、遠藤周作、夏目漱石、林芙美子、獅子文六、国木田独歩、森茉莉、有吉佐和子、芥川龍之介、内田百痢高見順、深沢七郎。

お散歩エッセイというまとめ方で良いんだろうかとちょっと思ってしまうくらいの大御所の方々のお墓へ著者さんがお参りに行く話。
そのお墓の近くにあるお店でご飯を食べて、お花を買って作家さんをお参りする。
歴史上の人物レベルの小説家さんも多くいらっしゃいますが、当たり前ですけどお墓は皆さん残っているんですよね。
生きている時代は違えどその方にお逢いすることが出来るなんて何だか不思議な気持ちです。26人の作家さんの中には今回初めて知った方もいらっしゃいましたが、どの方のお話も興味深かったです。
太宰治のお墓参りはちゃんと著作を読んでから行くことにして←
冒頭に登場した永井荷風と谷崎潤一郎のお墓にはお参りに行ってみたいと思いました。戦争の前日のおもてなしの話は聞いたことがあります。お二人の繋がりとこのエピソードがとても印象的だったので、記憶に残っていたのだと思います。あとは林芙美子さん。記念館もあるんですよね。アド街で紹介されてから1度行ってみたいと思っていたんです。
また、ナオコーラさんのエッセイでもあった気がします。
お父様を亡くされたこと、流産されたこと、再び妊娠され、入院して出産されたこと、エッセイだから淡々と書かれていました。お墓参りに一緒に行かれた旦那さまやお母様の人柄も垣間見えた気がします。

<文藝春秋 2019.2>2019.4.18読了

皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。 原武史 三浦しをん5



鉄学者と作家、平成の終わりに皇室、小説をアツーく語り合う。

あるとき、会議中に原さんが猛然としゃべりだした。とある鉄道の本について、熱く熱く語っているのである。「いや、そんな細かい部分、ここにいるだれもわからんがな」と呆気に取られつつ、私は深く納得した。
なーんだ、ただのオタクだ!
そこからなにがどうなって対談をすることになったのか、いまいち記憶が定かではないのだが、小説や天皇制や鉄道について、二人で好きなようにしゃべったのが本書だ。
私と同様、門外漢のかたにも、肩肘張らずにお読みいただける内容になったのではないかと思う。
――三浦しをん(「まえがき」より抜粋)
*
三浦さんが女性作家として、時にびしっと本質を衝く意見や質問をされることに、思わずはっとさせられた。
「社会全体の中で女の人をどう位置づけるかは、学校教育も政治家も何も考えていないような気がします。」
「アマテラスは女性の神様ですが、その子孫であるとされる天皇家は、なぜ女系を採用しなかったんでしょうね。」
学者でない人々、とりわけ女性との対話を積み重ねることで、自らの学問が鍛えられてゆくことの大切さを、改めて思い知らされた次第である。
――原 武史(「あとがき」より抜粋)

学者と小説家であるお二人の対談集です。対談が5回行われている間に生前退位のニュースが飛び込み、タイムリーでしたね。
私は皇室に関してはしをんさんと同様にあまり興味を持ったことが無いので^^;原先生のお話はとても勉強になりました。皇室と政治の関係とか今の首相の皇室への考え方とか全然知らなかった…。
鉄道の話も面白かったです。私はオタクではないけど、乗るのは好きです。
お二人のロケ(?)も楽しそうでした。

<KADOKAWA 2019.2>2019.4.16読了

読書する人だけがたどり着ける場所 齋藤孝4



「本」を読むからこそ、思考も人間力も深まる―「ネットで情報をとるから本はいらない」という風潮が広がっていますが、それは本当でしょうか?私たちは日々ネットの情報に触れますが、キーワードだけを拾い、まったく深くなっていない、ということも多いのではないでしょうか?読書だからこそ、「著者の思考力」「幅広い知識」「人生の機微を感じとる力」が身につきます。ネットの時代にあらためて問いたい「読書の効能」と「本の読み方」を紹介します。

私は仕事の休憩中に本を読んでいるのですがたまに「凄い」と言われます。その意味がよく分かりません。読書は趣味であって休み時間に好きなことをしているだけなのになーと思います。
なので、私は教養を身につけるために本を読んでいる!という意識は全くないのですが(ある分野を知りたくて本を読むという場合はありますが)タイトルが気になって読んでみました。
私はネットもよく見るのですが、まとめサイトみたいなのがありますよね。ざっくりと知るのには活用できますけど、深く知るには内容が薄いなぁと思うこともあります。その情報を流すのにお金がかかっているかかかっていないかというのもあるとは思いますが。本の後ろに参考文献が羅列されている場合もありますし、ちゃんと調べて裏付けした上で出版しているんだろうなと分かるからですかね。
私は純粋に本を読むのが楽しいから読んでいます。色んな物語が読めるし、知りたいことを知ることが出来るし、それだけです。それにプラスアルファで自分の知識が深められたら良いかなとは思います。
ただ、折角読んでいるのだから著者さんがおっしゃるように「広く深く」読んでいけたら良いなと思います。

<SBクリエイティブ 2019.1>2019.4.15読了

みちのきち 私の一冊 國學院大學ブックプロジェクト/編5

みちのきち 私の一冊みちのきち 私の一冊
弘文堂(2018-04-25)
販売元:Amazon.co.jp

あの人がすすめる一冊を読もう!
「学生時代にはたくさん本を読んでほしい、そして座右の書となる一冊に出会ってほしい」という大学関係者の切なる願いから発足した國學院大學「みちのきち」プロジェクトが、各界の著名人109人に書き下ろしを依頼したブックガイド。
見開きで1人1冊を紹介し、撮り下ろしの美しい写真とともに心に響くエピソードを楽しめます。
政治家、タレント、作家、スポーツ選手、芸術家、実業家、学者など、分野は違っても、109名の現在の活躍を支えている共通体験は「思い出に残る本との出会い」でした。
人それぞれに異なる読書のコツや若者への温かいメッセージ満載で、本好きな方はもちろん、ふだんは読書習慣のない方も、きっと運命の一冊に出会えます。
書棚に映える美しい装丁は、新入生、新社会人への贈り物にも最適です。プロデュースはブックディレクター幅允孝氏。

「学生時代にはたくさん本を読んでほしい、そして座右の書となる一冊に出会ってほしい」という大学関係者の切なる願いから発足した國學院大學「みちのきち」プロジェクト、各界の著名人109人に書き下ろしを依頼したブックガイド。…だそうです。
著名人109人は色んな業界で活躍している方々で年齢もバラバラでした。國學院大學出身の方が多かったですが、大学出身者ではない方ももちろんたくさんいらして、かなり貴重だと思います。
装丁も可愛いです。全体がピンクで、天地と小口もピンク。
著名人1人1人が読んで影響を受けた作品を紹介していて、被っている方もいました。知らない作品も多かったですし、知っている方がこの本をバイブルとしているのか!と驚いたりもしました。
私は勉強しようと思って読書をしているわけではないですが、それでも本を読んでいて良かったと思うことはたくさんあります。本で知った知識は計り知れないですし、言葉もたくさん覚えました。昔は狭かった視野も今は広くなったと思います。また、本はストレス解消にもなるし、幸せにもしてくれます。逆も然り。それでも私にたくさんの世界を教えてくれる本が大好きです。
この作品も私にとって大事な1冊となりました。この作品に登場する方々は自ら考えて今の道を突き進んでいる人たちばかりだと思います。「君たちはどう生きるか」が2回紹介されていました。私に問いかけているように感じました。
ちょうど今、私は今の生きる場所で生き続けることは出来ないと思っていたところでした。行動に移しつつもなかなか実現出来なくて、現状が辛くて、そんな時に出合った作品でした。この作品は皆さん学生へ向けてメッセージを残していましたが、私の胸にも突き刺さりました。私だってきっと遅すぎるってことはない。だから、自分のやりたい道を突き進んでいこうと改めて思わせてくれた作品でした。ありがとうございます。
みちのきちにもいつか行ってみたいです。

個人的に気になったのは五月千和加さんが紹介されていた「道をひらく」
渡辺俊介さんが紹介されていた「弱いつながり」です。読んでみようかな。
そしてさらに個人的に陸上の寺田選手が入っていたのが嬉しかったです。國學院大學陸上部で主将だったからかなと思ったらプロフィール紹介でしっかり寺田事件(2011年の箱根駅伝で起きた出来事。話と長くなるので省略)の事が書かれていて笑っちゃいました。監督もいらっしゃいましたね。寺田選手が野村監督の著書を紹介しているのが意外で、でもスポーツを行う上で必要なことは共通するものがあるのかもしれないなとも思いました。

<弘文堂 2018.4>H30.7.8読了

拝啓、本が売れません 額賀澪4

拝啓、本が売れません拝啓、本が売れません
著者:額賀 澪
ベストセラーズ(2018-03-20)
販売元:Amazon.co.jp

2015 年に『松本清張賞』と『小学館文庫小説賞』をダブル受賞してデビューした平成生まれのゆとり作家が直面した出版不況の現実! いかに自分の本を売っていくか。その方法を探すために、担当編集と旅に出る!
書店員、ライトノベル編集者、ブックデザイナー、Webコンサルタント、映像プロデューサー……。出版業界にいる人、周辺にいる人、外にいる人。さまざまな業界で活躍するキーパーソンを取材。
そして、その取材を活かして執筆された文藝春秋により今夏刊行予定の新作を先取り掲載!
◎助言を求めたキーパーソン
三木一馬(元電撃文庫編集長、ストレートエッジ代表取締役社長)
松本大介(さわや書店フェザン店・店長)
大廣直也(Web コンサルタント)
浅野由香(映像プロデューサー)
川谷康久(ブックデザイナー)

額賀さんの作品は「タスキメシ」しか読んでいません、すみません。
タイトルを見て最初は小説なのかと思ったら思いっきりタイトル通りの内容でした、更にすみません^^;
出版業界が大変だということはもちろんわかってはいましたが、よりリアルに伝わってくるものがありました…。
額賀さんが住野さんや朝井さんをライバル視してるとは。確かに同世代ですもんね。朝井さんへの攻撃に対してお腹が弱そうだから効きそうって思ったら同じように書いてあって笑いました^m^
映像化の目安は30万部というのも納得かなー。やっぱり多少は売れてないとみる人を引き付けられないですもんね。まあ、これ映像化されるの!?っていうのもたまにありますけど←
私はずっと猫丸先輩を健くんでって言い続けてるんですけど無理ですかね(また別の話)
本というくくりの中でもいろんなジャンルの本に携わる仕事をしている方の事を聞くことが出来て面白く読みました。
また、額賀さんの強い想いも知ることが出来ました。うん、違う本も読むよ…できれば買いますよ…出来れば…すみません。
良かったんですけど、やたらとゆとりゆとりと言いまくってるのがめんどくさかったですね^^;多分わざとだとは思いますけど…。ゆとり世代もアラサーで若いわけじゃないからそんな連呼しなくても…と思いました。
そしてこれから出る新刊の冒頭を載せるとか斬新ですね!
「風に恋う」は7月刊行予定のようです。
このお話の最後を読んで、改革をと1年生を主将にして箱根駅伝に挑んだ中央大学を思い出しました。か、考えすぎかな^^;でも額賀さん駅伝好きだし←

<ベストセラーズ 2018.3>H30.6.4読了

あの人とあの本の話 瀧井朝世4

あの人とあの本の話あの人とあの本の話
著者:瀧井 朝世
小学館(2018-04-25)
販売元:Amazon.co.jp

文芸誌「きらら」にて、現在も続いている瀧井さんのインタビュー。遡ってみれば、始まりは10年も前のこと。ですが今読んでも決して色褪せない名インタビューの数々です。作家の方々のお話しをされるお姿が目に浮かぶような、瑞々しい名言たち。ライター・瀧井朝世の底力を一望できる贅沢な一冊。ぜひ、人生の1冊となる小説を見つけてください。

10年間の作家さんとのインタビューが収録されているので1冊分厚い!重い!
でも、その分の瀧井さんの本に対する愛を感じました。
瀧井さんは以前「王様のブランチ」に出演されていたので、それで知りました。
こんなに作家さんに愛されているライターさんって、素敵ですね。本当に本の事が大好きだということが伝わってきます。
既読の本も未読の本もありましたが、どの作品も読んでみたいし、読んで良かったと思いました。
そんな本を愛してやまない方の本なのに、作家さんの本のタイトルで誤植があるとかホント切ない…。
瀧井さんがオススメしている作家さんの本、読んでみます!

<小学館 2018.4>H30.5.31読了

BOOK BAR お好みの本、あります。 杏&大倉眞一郎4

BOOK BAR: お好みの本、あります。BOOK BAR: お好みの本、あります。
著者:杏
新潮社(2018-02-27)
販売元:Amazon.co.jp

今までにない出会いが見つかる! 女優・杏と旅人・大倉眞一郎。2人が紹介してきた1000冊あまりの本から厳選した50冊を紹介。小説、ノンフィクション、絵本、マンガ……。面白い本はベストセラーだけじゃない! ユニークな魅力たっぷりのセレクトに、思わず読んでみたくなる。10年続く大人気ラジオ番組「BOOK BAR」が待望の書籍化。

このラジオ、前から気になっていたのですが結局まだ聴いたことがありません^^;そもそもこっちで聴けるのかを調べてすらいませんすみません^^;
ラジオで紹介されてきた1000冊のうちの50冊を厳選したもの。内容が本当にバラエティに富んでいて面白かったです。興味のあるものもないものもありましたが、いろんな分野を知ることが出来て良かったです。
杏さんは最初20代前半だったんですね…そうとは思えない知識量…30歳以上年上の人と本について語れるなんて相当ですよね。でも、読んでいて楽しかったです。
個人的に、フェルディナント・フォン・シーラッハの本が紹介されていたのが嬉しかったです。海外文学をあまり手に取らない私が読む、好きな作家さんなので^^
最後に今まで紹介した本が全て掲載されているのも良かったです。

<新潮社 2018.2>H30.5.2読了

屋根の上が好きな兄と私 宮沢賢治妹・岩田シゲ回想録 栗原敦 宮澤明裕5

屋根の上が好きな兄と私―宮沢賢治妹・岩田シゲ回想録屋根の上が好きな兄と私―宮沢賢治妹・岩田シゲ回想録
著者:岩田 シゲ
蒼丘書林(2018-02-01)
販売元:Amazon.co.jp

妹のまなざし。貴重な新事実、生き生きと―。宮沢賢治を愛し、関心を抱くすべての人びとに贈る。

宮沢賢治の妹シゲさんが70歳を越えてから幼少期に賢治と関わった出来事を書き留めるようになったそうで、それをまとめたものです。短い回想録ですが、妹目線の兄との何気ない会話や出来事がとても新鮮でした。
シゲと父政次郎の会話がとても印象的でした。先日「銀河鉄道の父」を読みましたが、そちらとはまた違った政次郎像が見えた気がします。
「それぞれ役割がある」という言葉、そしてトシが亡くなった時にいった「お題目」という浄土真宗であるにもかかわらず日蓮宗の唱題を言うなど、子どもをちゃんと認めていることが伺えます。お父さんは厳しいけど懐の深い方だったんだなということが分かりました。読むことが出来て良かったです。

<蒼丘書林 2018.2>H30.3.12読了

図書館情調 日比嘉高編4

図書館情調 (シリーズ紙礫9)図書館情調 (シリーズ紙礫9)
皓星社(2017-06-10)
販売元:Amazon.co.jp

人と書物をめぐる、これまで編まれたことのない図書館文学アンソロジー! 図書館は、ただ本が収められている場所ではない。物語が始まる場所。それが図書館だ。上野の帝国図書館、旧植民地の図書館、現代の図書館……。あらゆる「図書館文学」を集めた図書館好きと本好き必読の短編集。

タイトルが気になって手に取りました。最近その理由ばかりですね^^;
菊池寛や中島敦のような昔の作品(という言い方もあれですが)から三崎亜記といった現代作家さんまでの図書館にまつわる物語が描かれています。
なかなか読みづらい作品もありましたが、その時代の雰囲気も分かって興味深かったです。特に面白かったのは新田潤「少年達」、中野重治「司書の死」かな。「司書の死」はモデルの方がいらしたみたいですね。
また久しぶりに読んだ三崎亜記さんの「図書館」が面白かった!斬新な視点でした。シリーズ化されているようなので他の作品も読んでみたいです。というか、私、その中の一作品は読んでいるみたいです^^;もはや覚えていない^^;
そして解説の中では様々な現代の図書館に関する小説がいくつか登場したのですが既読のものが多くて嬉しかったです^^門井慶喜『おさがしの本は』、森谷明子『れんげ野原のまんなかで』、緑川聖司『晴れた日は図書館へいこう』どの作品もおすすめです!ぜひ^^
『からくさ図書館来客簿』は気になってはいたのですがまだ未読です。これから読めれば良いなと思います。いろんな視点から図書館を知ることが出来て良かったです。
良い読書が出来ました^^

<皓星社 2017.6>H30.2.26読了

教養は児童書で学べ 出口治明5

教養は児童書で学べ (光文社新書)教養は児童書で学べ (光文社新書)
著者:出口 治明
光文社(2017-08-17)
販売元:Amazon.co.jp

社会のルール、ファクトの重要性、大人の本音と建前、ビジネスに必要な教養、世の中の渡り方まで――大切なことは、すべて児童書が教えてくれた。『はらぺこあおむし』『西遊記』『アラビアン・ナイト』『アンデルセン童話』『さかさ町』『エルマーのぼうけん』『せいめいのれきし』『ギルガメシュ王ものがたり』『モモ』『ナルニア国物語』。これら珠玉の児童書10冊をじっくり読み解く出口流読書論の集大成。

著者さんの作品は2冊目です。
タイトルに惹かれて読んでみました。今回挙げられた作品、私は「はらぺこあおむし」と「ナルニア国物語」しか読んでいませんでした。
著者さんが書かれていた、それぞれの物語の展開や意図を読んで知りたいと思いました。
特に気になったのは「ギルガメシュ王ものがたり」かな。世界で最初に出来た物語。三部作なんですね。
後は昔から気になっている「モモ」ずーっと気になっているのにいまだに読んでいません^^;時間を上手く使って節約することが、果たして幸せと結びつくのか。著者さんの解説でそうではないことが伝わってきます。
今年中にどれかは読みたいです(最近そんなことばかり言っている)

<光文社 2017.8>H30.1.16読了

ご本、出しときますね?5

ご本、出しときますね?ご本、出しときますね?
著者: 
ポプラ社(2017-04-25)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
芸人・若林正恭が司会進行を務めるテレビ番組の書籍版。毎回2名の作家がゲストとして登場し、日常生活や仕事のスタイルを語る。
登場するのは人気作家ばかりだが、頻繁に繰り返される話題がある。「嫉妬」だ。対談企画に出ると相手と自分、どちらの発言が多く使われたか記事の行数をチェックして割り出すという朝井リョウ。芥川賞受賞前、同世代の作家が同賞を獲ったという新聞記事をめちゃくちゃに破いたという藤沢周。同期作家の活躍を見ると、足を掴んで引きずりおろしたくなるという窪美澄。普段から若林と親交があるためか、作家たちの口から出る言葉はあまりに率直で楽しい。作家が作品を生み出すモチベーションは、意外と世俗的な部分にあるかもしれない。作家と作品に親しみと興味が湧いてくる。

今年のお正月にこの番組のスペシャルが放送されていて、朝井リョウさん、村田沙耶香さん、綿矢りささん、西加奈子さんと色々トークを繰り広げていたのですが。
いやーもうめっちゃ楽しくて!!
この番組を知ったのがそのお正月スペシャルの時で本放送されていた時は知らなかったんですよ。ホント後悔、ただただ後悔。
再放送で2回ほど見たことがあるのですがスペシャルともども本当に面白くて。
小説家のみなさんの考えが本当に面白い。おしゃべりも達者で観ていて楽しい。若林さんとの言葉の掛け合いも凄いんですよね。どうしてこんなに相手が求める表現を言い合えるんだろうって思えるくらい。
若林さんのお知り合いの作家さんから派生してゲストが決まっていったようなので偏りはありますけど^m^でもまた放送してほしいです。それが無理ならDVD化してほしいです。されたら私買います。
今でもバカみたいにお正月スペシャルと再放送されたの何度も見てますから^^;
どうかお願いします!

<ポプラ社 2017.4>H29.8.11読了

夜を乗り越える 又吉直樹5

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)
著者:又吉 直樹
小学館(2016-06-01)
販売元:Amazon.co.jp

芸人で、芥川賞作家の又吉直樹が、少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、「なぜ本を読むのか」「文学の何がおもしろいのか」「人間とは何か」を考える。また、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の創作秘話を初公開するとともに、自らの著作についてそれぞれの想いを明かしていく。「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、文学に出会い、助けられ、いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる、著者初の新書。

又吉さんの本は「火花」を含め何冊か読んでいますが、又吉さんの書く文章が読みやすくて好きです。今回も楽しみにしてました。
今回のテーマは本について。
私も本を読みますが読まない人にとっては読む人ってどうして読むのか不思議みたいなんですよねー。同じように趣味があるでしょ?って言いたくなるんですけど。
そんな漠然とした問いに対して、又吉さんは真摯に応えているなぁと思いました。
本に対して「共感」という言葉が出てきました。
以前朝井さんもその言葉について力説していることがありました。
今の時代は共感できるものを求めている。良いものが共感できるもの、悪いものが共感できないもの。
そうではなくて、共感が出来なかったとしても得られるものはあるはずでだからこそ新しい発見があるのではないか。みたいなことをおっしゃっていた気がするのですがそれを思い出しました。
「火花」の作成秘話は面白かったですねー。本を読まない人も読める作品にしたい。その想いが伝わってきました。凄いですね。
私は純文学はあまり読んだことがないのですが、手に取って読みたいと思いました。実行に移すかはまた別問題ですが^m^

<小学館 2016.6>H28.9.20読了

きみに贈る本5

きみに贈る本きみに贈る本
著者:中村 文則
中央公論新社(2016-05-07)
販売元:Amazon.co.jp

作家は何を読んできたのか、それらは人生にどんな影響を与えたのか。
最強の「中二病」小説、それぞれの青春時代の読書、価値観をひっくりかえされた本、国語辞典の「読み方」など……
6人の小説家が自身をふり返り、おすすめの本と独得な読み方を紹介するユニークな読書案内。
うち1冊は自己紹介をかねて自作をとりあげる。中日新聞/東京新聞夕刊での好評連載を書籍化。巻末には6人の執筆者へのQ&Aも収録。

作家さんが影響を受けた本を紹介する書籍です。
登場する作家さんのうち未読だったのはお二人。
作家さんが紹介されている本で読んだことがあるのは4冊でした。少な。
でも前々から読んでみたいなぁと思う本がたくさん紹介されていて、読みたい本が増えて困りました^^;
中村文則さんが紹介されていた「百年の孤独」と「カラマーゾフの兄弟」はいつか読もうと思っていましたし←山崎ナオコーラさんが紹介されていた「本格小説」も右に同じ。
円城塔さんが紹介されていた本はどれも日本文学を代表する作家さんで読まなければと思わされました^^;
中でも1番印象的だったのは朝井リョウさんの紹介された本の数々ですかね。
登場した作家さんの中では一番年が近かったからかな(平成生まれじゃないのになんだかすみませんって感じですが)
既読の4冊のうち3冊が朝井さんが紹介されていた本でした。朝井さんの「武道館」もそうですが。
中でも「反乱のボヤージュ」の紹介文が一番お!と思ったかもしれません。
小学校6年生の時にドラマが放送されて食い入るように見ていたそうですが、小学生がそこまではまるような内容のドラマじゃなかったような^^;
私もこのドラマを見てました。でも私は内容ではなく人目当てだったのですみませんという感じでしたが。そして同様の理由で原作も読んでいました。私が読んだのは高校生の時ですが結構わかりやすくて面白く読んだ記憶があります。
朝井さんが1番印象に残っていたというドラマのシーン、私も覚えています。
そう言えば私も、あっという間にこの物語の主人公たちの年齢を越してしまっていたなぁ。
朝井さんが小説家になるきっかけとなった本も紹介されていましたねー。読んでいて胸が熱くなりました。本って、文学って素晴らしいですね。

<中央公論新社 2016.5>H28.7.20読了

ビニールの城 唐十郎4

ビニールの城ビニールの城
著者:唐 十郎
沖積舎(1987-05)
販売元:Amazon.co.jp

月光さし入る浅草・神谷バーの店内で、腹話術師の青年とビニ本のモデル女とがふと再会する…。劇団第七病棟が長年の蓄積を一気に吐き出した近来まれな芝居の傑作を、戯曲、インタビュー、書き下ろしエッセイなどで、ここに再現する。

8月に観劇に行く舞台の戯曲を読みました。唐十郎さんが脚本、1987年に上演された舞台です。29年振りになるんですかね。
最初で最後の1度きりの観劇なので読んでおこうと思って手に取ったのですがやっぱり難しくてよく分からなかったです^^;
生身の人間が苦手な朝顔とビニ本女のモモ。
朝顔が愛したのは生身のモモではなくビニ本の中のモモ。
それでもモモは自分を「愛している」と言ってくれた朝顔のことが好きで、それでも振り向いてくれない朝顔を憎んでいた。
朝顔がまた難しいというか陰を持ったキャラクターですね…。ホント変人を演じさせたらピカイチな剛ちゃんにピッタリですよ(最大限に褒めている)
モモも真っ直ぐなような屈折しているような愛情を朝顔に注いでいますよね。朝顔がやることもドキドキしますけどモモがやることも結構ドキドキするシーンが多かったですけど…。宮沢りえさんのモモ…観たい。
全然関係ないけどモモって名前が剛ちゃんが飼っていた犬と同じ名前だなーとちょっと懐かしさも感じました(ホントに全然関係ない)

<沖積舎 1987.5>H28.7.16読了

小泉今日子書評集 小泉今日子5

小泉今日子書評集小泉今日子書評集
著者:小泉 今日子
中央公論新社(2015-10-23)
販売元:Amazon.co.jp

2005年~2014年まで、「読売新聞」読書欄に掲載された書評、97本を収録。 小説、ノンフィクション、エッセイからコミックまで――あのベストセラーや話題の本、 そして独自の感性が掬い上げた名本たちを、唯一無二の視線で紹介する。 取り上げた本、一冊一冊に対する現時点でのコメントと、特別インタビュー 「読書委員の十年間を振り返って」を、新たに収録。

テレビでこの本が紹介されていて、気になって購入しました。
97冊の本が紹介されていたのですが、読んでいる本が結構多くて嬉しかったです。
しかも割とメジャーではない作家さんを同じように良いと評価していたりもしていて尚更嬉しかったり。彩瀬さんの作品が入っていたのは特に嬉しかったかも。私も印象深いと感じた作品だったので^^
私は小泉さんのアイドル時代を知らないのですが、今の小泉さんの生き方や考え方をテレビや雑誌で拝見していて素敵だなぁかっこいいなぁと思っていました。それをこの書評集でも感じました。ご自身の人生観も語られていたり、幼少期の事を語られていたり、結構考え方が庶民的なんだなぁというところも垣間見えて改めて素敵な方だなと思いました。
私も50歳になった時、こんな頭の柔らかい考え方を持った人でありたいなと思いました。
他にもエッセイを色々書かれているんですよね。読んでみたいと思います。

<2015.10 中央公論新社>H28.7.3読了

『罪と罰』を読まない 岸本佐知子 三浦しをん 吉田 篤弘 吉田浩美4

『罪と罰』を読まない『罪と罰』を読まない
著者:岸本 佐知子
文藝春秋(2015-12-12)
販売元:Amazon.co.jp

「読む」とは、どういうことか。何をもって、「読んだ」と言えるのか。ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがない四人が、果敢かつ無謀に挑んだ「読まない」読書会。

正直皆さん「罪と罰」を読んでいないのに本当の一部分だけ読んで推理するという企画を良くやったなという感じです^^;
私は「罪と罰」も「カラマーゾフの兄弟」も気になると昔から思ってはいますが結局読んでいない人です。
分かりやすく解説しているテレビ番組をいくつか見たことがある気がしますがそれでも全然理解できていません^^;
企画は面白いと思いましたが、実際どうだかわからない推理を読んでいるのは若干じれったさも感じました。読んでいない奴が何を言うという感じですが^^;
これはきっと読んでいる人の方が楽しめるんでしょうね。鋭い!と思ったり全く見当はずれとほくそ笑んだり←出来るわけですからね。
にしても4人もおっしゃっていますがロシアの名前って本当にわかりにくいですねー。
もう誰が誰だかホントよく分からない…。
毎回言う事ですが、時間があるときにいつか、いつか読みたいです。読みます。
そのいつかと言うのは未定ですけど^^;

<文芸春秋 2015.12>H28.2.18読了

夏目漱石、読んじゃえば? 奥泉光5

夏目漱石、読んじゃえば? (14歳の世渡り術)夏目漱石、読んじゃえば? (14歳の世渡り術)
著者:奥泉 光
河出書房新社(2015-04-22)
販売元:Amazon.co.jp

『坊っちゃん』は中二病の物語?『こころ』って傑作じゃない…『それから』に潜むミステリー!奥泉流・小説読解の10のメソッド。漱石を面白くするのは君だ!!

先週、すずらん本屋堂の予告を見てこの本だったので予約してみたらすぐに届いて明日の放送前に読み終わりました^^;
夏目漱石の本って最初から最後まで読んだ作品はそういえばないな…と気づきました。
「こころ」の第三部を国語の授業で習ったくらい…。
この本は14歳向けなので(気づかず読んでましたが)読みやすいですし分かりやすくて面白かったです。
そうか、小説を読むって構えなくていいんだって思える本だと思います。結構著者さんが言ってることめちゃくちゃです^m^でも結構納得。
小説は全部読まなくていいとかアートだと思えばいいんだよ!とか、別に未完でもいいじゃん!みたいなノリです(ここまでくだけてないですが)
でも確かに最初から最後まで読んでも全部完全に理解してるかって言えば理解してないですもんね。だからお気に入りのところを何度も繰り返す読むって言うのもいいと思いますし、主人公以外の脇役に注目するというのもいいと思いました。
印象的だったのは「草枕」はアート作品と思えばいいというところ。アートの中でも音楽ではなく美術作品のような作品という言葉。
小説はもともとアート作品のようって言うのが凄く印象に残っていて。確かに他の作品を読んでいてもアートを感じることがありますよね。たとえば原田マハさんの作品はそれこそ美術作品が思い浮かびますし、伊坂幸太郎さんの作品は完全に音楽が思い浮かびます。
小説と言ってもいろんな楽しみ方があるんだなと思わせてくれた作品でした。
第10章まで読んで、特に読みたいなと思ったのは「それから」かな。あと「夢十夜」
作品の中にも書かれていましたけど以前「ユメ十夜」っていう映画が公開されたことがあって、見たことがあるんです。監督さんが違うので本当に全然違う物語を見ているようで、小説もバラエティに富んでいるようなので尚更読んでみたいなと思いました。
ホラーはちょっとドキドキするけど…。
読み終えてからのすずらん本屋堂での奥泉さんのお話を聞くというのもまた楽しみです。
奥泉さんの作品は今までずっと気になってはいたのですがテーマが難しそうだし凄く分厚い本ばかりで手に取るまで至っていませんでした。すみません…。

〈河出書房新社 2015.4〉H27.5.14読了

やなせたかしおとうとものがたり やなせたかし5

やなせたかし おとうとものがたりやなせたかし おとうとものがたり
著者:やなせ たかし
フレーベル館(2014-09)
販売元:Amazon.co.jp

嵩と千尋、山と海―。二十二歳で海に散った弟を詩と絵で綴った18編の絶唱。未発表エッセイ収録!

やなせさんが亡くなって、もう1年以上が経つんですね。なんだかあっという間。なくなったときは本当にショックでした。
亡くなる前から色々著作は読んでいたのですがこの作品は全く知らなかったです。
弟さんがいらっしゃって戦死されたということは知っていましたが、やはりこのように弟さんとのことが詩として描かれていると幼少期の大変さがグサグサと突き刺さってきます。
やなせさんは亡くなって弟さんと再会できていたら良いなと思います。
天国で2人が幸せにいられていたら良いなと思いました。

〈フレーベル館 2014.9〉H26.12.20読了

読書狂(ビブリオマニア)の冒険は終わらない! 三上延 倉田英之5

読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)
著者:三上 延
集英社(2014-10-17)
販売元:Amazon.co.jp

稀代の「読書狂」作家二人による一大ビブリオバトル開幕!
シリーズ累計550万部突破の大ヒット古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件帖』シリーズ。
作者の三上延は古書店勤務時代に本の査定までしていた筋金入りの書物通。
一方、ビブリオアクション巨編『R.O.D』シリーズの倉田英之も「欲しい本はいま持ってない本、全部」と言い切るほどの本マニア。
ベストセラー作家にして希代の「読書狂」の二人が「読まずにはいられない」名作・傑作・奇本・珍本の数々を、丁々発止で語り合う!
博覧強記の二人が惜しみなく出し合う秘蔵の「読書ネタ」の数々は、それ自体が唯一無二の読書ガイド。
それぞれの作品の制作裏話も貴重。

タイトルに惹かれて手に取りました。三上さんは存じ上げていますが倉田さんは初めましてな方です。2人が読書をテーマに対話形式で進んでいきます。
お二人は本の趣向が似ているんですね。私は外国作品はほとんど読まないので2人が盛り上がっているものがいまいちわからなくて悔しい思いばかりでした^^;お二人が盛り上がったキングの小説、私は「スタンド・バイ・ミー」しか読んだことがないのでホラーを書かれるということもあまり知りませんでしたし…。
そして日本人作家さんがテーマでも私とは世代が違う上に私は最近の小説ばかりなのでこれまた合わず…残念。江戸川乱歩は読んだことないなぁ…
それでもお二人のお話は分からなくても楽しかったです。私も知らない本の世界をたくさん知ることが出来ました^^
まえがきで三上さんが面白い本はありませんかと聞かれることがよくあり、気軽に聞いてくれるなぁと気持ちが重たくなるというのは物凄くわかります。
私もやはり人より多少は読むのでたまに聞かれます。でも「オススメの本は?」なんてザックリ聞かれたってじゃあこの本!なんて言えませんよ。相手が恋愛小説が良いのかミステリが良いのかホラーが良いのかなんてわからないし、外国作品が良いのか日本作品が良いのかもわからないし…。本をあまり読まない人ほどこういうざっくりした聞き方をしますよね^^;ミステリでオススメは?とか、この作家さんでオススメは?という狭めた聞き方をしてくださると助かります。
お二人が最近の人は本をあまり読まないらしい、そういう人は月にどのくらい本を買うんだろう、月に10冊くらい?っていう会話をしていて驚愕しました^^;いや、絶対にそんなに買いませんて。三上さんもおっしゃっていましたけど1年に10冊買えばいい方だと思いますよ…
そういう私も図書館で借りるばかりで買うとしても文庫本や雑誌やマンガばかりですみませんっていう感じですけど…。
私もお二人のような本のことを話せる知り合いがそばにほしいなぁと思います。
図書館に勤めていた時は基本皆さん本好きだったので本当に楽しかった。良い思い出です。

〈集英社 2014.10〉H26.11.11読了

14歳の国 宮沢章夫4

14歳の国14歳の国
著者:宮沢 章夫
白水社(1998-10)
販売元:Amazon.co.jp

中学校の午後。そのクラスは体育の時間で、教室には誰にもいなかった。机、椅子、生徒たちのカバンと、脱いで整えられた制服。教師が五人、姿を見せた。誰もいない教室にやってきた目的、生徒たちの持ち物を検査することだ―。彼らが生徒のカバンに見つけたのはなんだっただろう? 学校の先生って、こんな会話してるのか…。シリアスなのになぜか笑える、ヤングアダルト必読の書。

NHKで「ニッポン戦後サブカルチャー史」っていう番組がありまして。面白くてたまに見ているのですがその番組の講師の先生が宮沢さんなんです。
肩書が演出家だったので、V6の誰かを演出したりしていないのかなーと思っていたら番組の中でこの戯曲が紹介されていました。
うおー!そうだったのか!しかも本になっているのか!読もう。と思って読んだのがきっかけです。
健君が演じたときから、もう11年も経っているんですねー。
正直テレビで見たときは意味が分からなくて^^;ただ最後が怖かったという印象だけだったんですけど、今回戯曲を読んでその時よりは違う印象を持てたかな。
神戸のあの事件で14歳という年齢が独り歩きした時がありましたよね。
犯人は中学3年生の14歳。私は当時中学2年生でした。
当時、実際に先生たちが生徒がいない間に持ち物チェックをしたりして問題になったことがあったりしたんですね。知りませんでした。
あの事件が根底にあって、教師5人が生徒たちの鞄や机の中を探ろうとするんですけど、この教師たちが個性的でちっとも先に進まなくて^^;その会話が面白いようなもどかしいようないらいらさせるような。それが宮沢演出の舞台なんでしょうね。
宮沢さん演出の舞台も実際に見てみたいと思いました。
まあV6と組まないと見れませんけども^m^
ドラマはほとんど覚えていないんですけど、ラストシーンで健君が濱口さんをナイフで刺したのは覚えてます^^;そのあとに何とも説明の難しい虚空を彷徨うな虚ろな瞳で笑みを浮かべて「だからだめですよ、ここは教室なんですから」と言ったシーンと。
あの表情はぞぞっとしたなぁ。と思い出しました。
多分探せばどこかのDVDにあると思うんですけど探す気力はなく…
それよか「ビューティフル・サンデイ」を録画し忘れた後悔だけが残っているという演技者。の記憶…。

〈白水社 1998.10〉H26.9.18読了

遠野物語拾遺retold 京極夏彦 柳田国男4

遠野物語拾遺retold遠野物語拾遺retold
著者:京極 夏彦
KADOKAWA/角川学芸出版(2014-06-10)
販売元:Amazon.co.jp

『遠野物語』が世に出てから二十余年の後―。明治から大正、そして昭和へと時は移ろう。遠野の空にも飛行機が初めて飛んだ。それでも、物語は終わらない。天女は舞い、天狗は駆け、狐狸が跋扈し、人の想いも空を翔ける。『遠野物語』出版後に柳田國男のもとに届けられた二百九十九の譚を、京極夏彦が語り直す。

第2弾が出ましたね。原書の遠野物語を読んだことがないので比べられませんが、現代人が読みやすいように書かれていて私でもわかりました^^;
どのお話も不気味で怖くて、不思議です。遠野という場所がさらに気になる場所になりました。
イーハトーブに遠野物語。岩手は文学に興味がある人にはもってこいの場所ですね。
私は5年前に一人旅で岩手に行ったことがあるのですが、盛岡、花巻、平泉にはいきましたが遠野だけは行かなかったんです。それがずっと気がかりで・・・
今年の9月に岩手に行く予定なのですが、ちょっと行くのは厳しそうだけど、でも無理矢理遠野に行ってやろうかなと←もくろんでいるところです^^
不可思議な魅力のある遠野。行って自分の肌で感じたいです。

〈角川学芸出版 2014.6〉H26.8.6読了

本棚探偵最後の挨拶 喜国雅彦5

本棚探偵最後の挨拶本棚探偵最後の挨拶
著者:喜国 雅彦
双葉社(2014-04-16)
販売元:Amazon.co.jp

「蒐めた本は墓場まで持っていけない! 」ある日そのことに気づいた著者が、厳選に厳選を重ねトランク一つ分に本を詰めたり、遂に私家版『暗黒館の殺人』の製作に着手したり……。
本を愛してやまない本棚探偵シリーズ、待望の第4弾!

これで最後なんですよね〜。この喜国さんのゆるい古本エッセイが大好きだったので終わっちゃうのが寂しいです。色々ツッコミどころが満載すぎてどこから言っていいのかわかりませんが。
最初に登場した昭和漫画館は行ってみたいなぁ。なかなか行くのが難しそうですけど…
このシリーズでは古本について熱く語って、あ〜あ、またいっぱい買っちゃってるよ。って思うのがいつもの流れなのですが今回は割と整頓していることも多くてそれはそれで興味深かったです。真夏のコンテナ話やトランク1つで死にたいはなかなかのお話でした^^親戚の小説家志望の青年に本を送るくだりは結構好きです。
そういえば暗黒館殺人事件の本を製本されていましたよね。
私は図書館に勤めていた頃、あそこまでのものを作ったことはありませんが修理したりするのにやったことがあるので懐かしさを感じました。
綾辻さんに無事に作って渡せたんでしょうかね。渡していない…っていうか作っていないに一票。
東日本大震災のくだりは色々考えるところが多かったですね。喜国さんが本を選書して被災地に送っている姿、素敵でした。
それから日下氏邸でのお話が面白かったですねー。前作でも行ったことをすっかり忘れていたのですが、あの本の山山山をみて思いました。あれは依存症の何物でもないですよねー。1度怖いもの見たさで見学してみたいです。どっかにぶつけて雪崩を起こして圧死しそうですが←
ここでも登場し、今までもちょいちょい登場していた北原さん、写真を拝見したらすずらん本屋堂でよく古書店巡りをされている方じゃないですか。この方ならねぇ…と色々納得。
私は古本は買いませんけどちゃんと買わないとなぁと思います。図書館じゃなくて。この本図書館で借りましたけどすんごい悲しい感じになっていましたもん・・・外見が当たり前ですがなくて^^;
なるべくなんとかオフでも買わないようにしたいです。そこでバイト歴ありますけど←
終わっちゃうのが本当に残念。
30年後は遠すぎるので数年後でもいいから「本棚探偵事件簿」を書いてくださいね。

〈双葉社 2014.4〉H26.7.10読了

乙女の読書道 池澤春菜4

乙女の読書道乙女の読書道
著者:池澤 春菜
本の雑誌社(2014-01-23)
販売元:Amazon.co.jp

声優、歌手として活躍されている著者の初の読書エッセイ集。「本の雑誌」に連載中のブックレビュー「乙女の読書道」を中心に、「週刊プレイボーイ」で連載したコラムや読書日記を収録。巻末には父である池澤夏樹氏との父・娘対談も! 「私にとって読書は世界そのもの」と本への愛情がたっぷり詰まった1冊。

タイトルに惹かれて手に取りました。
著者さんも失礼ながら存じ上げなかったのですが池澤夏樹さんの娘さんだったんですね。
と言いつつも池澤さんの作品も読んだことはありません^^;すみません。
1年に300冊から500冊…ひえー。私は最高で1年で277冊です。足元にも及びませんね。これで自慢していた自分を恥じたいと思います←
書評が書かれている作品は色々読んできましたが、読書好きでもやはり人それぞれの好みがあるので勉強になりつつ飽きるときもあったりして…
池澤さんは海外のSF作品が大好きなようで結構な確率で海外のSF作品を紹介されています^^;すみません、白状すると途中ちょっと飽きました…
ただ!私が読んだマニアックな作品も入っていてそこではテンションが上がりました。
私が読んでいた作品は4作品でした。「ビブリア古書堂の事件手帖1,2」と「ゴーストハント5」はメジャーな作品ではありましたが「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」と「人魚は空に還る」には大興奮!ギャ〜〜〜!!読んだよ読んだよ!と大興奮しながらお昼の休憩中に読んでいました。あとは「オーリエラントの魔道師たち」は未読ですがオーリエラントシリーズは読んでいます!まだ4冊しか読んでおらずまだ辿り着けていなかったのが悔しい!絶対読んでやります。
1つの作品について1ページ半しか書かれていないのでもっと読みたかったなーというのが正直なところでした。途中1996、97年に書かれたエッセイも載っていてノリが若々しいなーと思ったら20歳くらいの時に書かれたものなんですね。そりゃ若いです。
読もうか悩んで結局読んでいなかった本も何冊かありました。
池澤さんのお祖父さんの書かれた「福永武彦戦後日記」に「開かせていただき光栄です」に「紅茶スパイ」にさっきもちらっと書いた「オーリエラントの魔道師たち」。
この4冊はいつか必ず読もう。それに英国パラソル奇譚シリーズ(アレクシア女史〜の本です)に姉妹作があることも知らなかった。「ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る」も読まなきゃ。
・・・って微妙に毒も吐きましたが^^;読みたい本はわんさか増えました。書評の本を読むとこれが楽しみでもあり恐怖でもあり…
後ろの方のページにipadで1週間を過ごすという企画がありました。紙の本は禁止。
私は電子書籍に触れたことはないのですが多分著者さん同様禁断症状が出ると思います。
電子書籍を真っ向から否定しているわけではもちろんありません。あると便利だとも思います。でも私は画面よりも紙で読みたい。本の重さを感じたい。と思います。電子書籍が主流になったとしても、きっと本は無くならないだろうなと思っていましたが著者さんも同じ考えで嬉しかったです。

〈本の雑誌社 2014.1〉H26.5.26読了

遠野物語remix 京極夏彦 柳田国男4

遠野物語remix遠野物語remix
著者:京極 夏彦
角川学芸出版(2013-04-18)
販売元:Amazon.co.jp

人の住まぬ荒地には、夜どこからともなく現れた女のけたたましい笑い声が響き渡るという。川岸の砂地では、河童の足跡を見ることは決して珍しいことではない。遠野の河童の面は真っ赤である。ある家では、天井に見知らぬ男がぴたりと張り付いていたそうだ。家人に触れんばかりに近づいてきたという。遠野の郷に、いにしえより伝えられし怪異の数々。民俗学の父・柳田國男が著した『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ―いまだかつてない新釈“遠野物語”

新刊で見た時からずっと気になっていた本でした。
実際の遠野物語は見たことがありません。絶対に理解できないだろうなと思っていたので^^;でも気にはなっていました。
この作品は京極さんが遠野物語を現代風に文章を直したもの。でも、内容を変えているわけではありません。
とても分かりやすくて読みやすかったです。
私は数年前に岩手に一人旅に行ったんですが、盛岡と花巻と平泉に行って遠野は行かなかったんです。ちょっと離れていたので。それが残念だなと思っていました。
この作品を読んで、ますます遠野という場所に魅力を感じました。
どこかホラーのようなSFのような…読んでいてちょっと怖いんですけどでも他にどんな物語や逸話があるんだろう時になってどんどん読み進んでいきます。
京極さんの柳田さんへのリスペクト具合も垣間見えます。
読めるか分からないですけど、いつか柳田さんの書かれた原本である「遠野物語」も読んでみたいなと思いました。

〈角川学芸出版 2013.4〉H25.5.29読了

何のために生まれてきたの?希望のありか やなせたかし5

何のために生まれてきたの? (100年インタビュー)何のために生まれてきたの? (100年インタビュー)
著者:やなせ たかし
PHP研究所(2013-02-07)
販売元:Amazon.co.jp

各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント番組「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで放送中)の単行本化。第10弾は、「アンパンマン」や童謡「手のひらを太陽に」の生みの親である漫画家のやなせたかし氏。
やなせ氏は現在93歳。目も耳も悪くなり、がんを患って腎臓も片方がなく、すい臓は三分の一切除。胆嚢もなく、腸閉塞で腸を切り、心臓にはペースメーカーが入っている。しかし、東日本大震災では、「アンパンマンのマーチ」が被災地を勇気づけ、やなせ氏もアンパンマンのポスターを描いて避難所に送り、現地にもかけつけた。
漫画家になりたいと上京しながら芽が出ず、様々な職業で生活をつなぎ、くじけそうになるたび、「何のために生まれてきたのか」と初心に戻り、アンパンマンがヒットしたのは69歳。同じ生きるなら自分もまわりも楽しくしたいと、いつも前向きを心がけてきた軌跡には、人生を生き抜くヒントが満載!

ついこの間やなせたかし展に行ってきました。展示の1番初めのやなせさんの来歴や作品に懸ける想いを読んでいたらそれだけでもう涙が出てきました。他の人でも鼻を啜っている人がいました。たくさん苦労をされた方だから、こんなに強くて暖かい言葉を紡ぐことが出来るんだろうなと思います。本当に、やなせさんの言葉は温かいです。
戦争を経験したやなせさんは戦争はなにがなんでも絶対に反対で何も生まれないとおっしゃっています。アンパンマンはとても弱い正義のヒーロー。水に少し濡れても力が出なくなる。顔のパンをちぎってあげてももちろん力がなくなる。それでもアンパンマンは困っている人がいたら身を呈して助ける。それが、やなせさんの想いなんですよね。困っている人がいたら敵も味方もなく協力し合う。それが今回の新しい映画でテーマとして挙げられているそうです。
本当に、そんな世界になったらいいのにね。やなせさん自身がアンパンマンのようです。東日本大震災の時に1番聴かれていたのが「アンパンマンのマーチ」だったそうですね。私、この歌大好きです。でも、悩んでいる時は聴くのがつらいときもあるのだけど。
「何のために生まれて 何をして生きるのか」やなせさんはその答えを見つけたのが60歳を過ぎてからだそうです。私もまだ全然わかりません。歳を重ねていったら分かっていくのかな。答えられないのは、やっぱり嫌だもの。
100年後が、やなせさんがおっしゃるような世界になっていればいいなと思います。出来れば私が生きているうちだと良いけど^^;

〈PHP研究所 2013.2〉H25.5.3読了

よちよち文藝部 久世番子4

よちよち文藝部よちよち文藝部
著者:久世 番子
文藝春秋(2012-10-21)
販売元:Amazon.co.jp

文学初心者の番子さんを部長に、日本文学・文豪の故きをテキトーに温ね、新しきを知ったかぶるよちよち文藝部、略して「よち文」の活動をエッセイ漫画に。太宰、漱石、中也、賢治、谷崎…といった超有名文豪とその作品の魅力や驚きのトリビアを、番子部長と担当部員が語り倒します! 「この文豪、結婚してたの!?」「主人公の名前がエロ老人!?」「れもんっていうよりバナナって顔よね~」などなど、学びながらも爆笑できる新しい文藝コミックエッセイです! 描き下ろし1コマも多数収録。

漫画エッセイです。日本文学を独自の目線で解説されています。
私は昔の作品はあまり読んでいないので、読んでからの方が楽しめたかなと思いちょっともったいなかったかなと思います。
あまりにもぶっ飛んだ解説が多かったので^^;元ネタが分からないとついていけないところがあったので。でも面白かったです。結構・・・結構な感じでしたけど(どういうことだ)
有名作品をサラリと教えてくれるのでこういう話なのねとすぐに分かります。
で、その話を著者さんが独自に展開されるわけです。それが本当にすごい^^;いいんすか、ここまでいって。っていう作品(人物も多数・・・)
ちなみに2代目編集者の方と私は同い年だったのですが(1Q84と書かれたTシャツを着せられていたので^^;)その方と同じく私も樋口一葉の「たけくらべ」はガラスの仮面で知ったクチです。あれ分かりやすいんですよねー。←
いつか原作を読もう読もうと思って今に至ります^^;
この本を読んで何冊か気になった作品があるので読めたらなと思います。

〈文藝春秋 2012.10〉

すべては今日から 児玉清5

すべては今日からすべては今日から
著者:児玉 清
新潮社(2012-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
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この名調子が、もう読めないなんて――。一周忌に贈る熱き遺稿集! もっと小説を読んでください。この国の未来を築くために――面白い本を溺愛し、何事も「今日から」と前向きに生きた稀代の“情熱紳士”が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、絶対のお薦め本、交友、人生観、日本への思いまでを語る最後のメッセージ!

児玉さんの紡ぐ言葉が温かくて、噛みしめるように読みました。
児玉さんは本当に、誰よりも本を愛して愛されていた方なんだろうなというのがひしひしと伝わってきました。少しでも「死」に関わる話題が出てくると「児玉さ〜ん!」って泣きそうになりました。
児玉さんはたくさんの本を紹介されていましたが、海外作品が最初だったのですね。私は海外作品はどう選んでいいか分からないのであまり読んだことがないのですが、気になる作品がたくさんありました。ただでさえ積読本が多いのに増えちゃってどうしてくれる。←
そのたくさんの本の中で私が読んだことがあるのは真保裕一さんの「最愛」だけでした。この作品も結構前に読んだ本だから忘れかけているけど^^;
児玉さん自身の事も結構書かれていました。本当は大学院へ進学するはずだったのに、母親の急死により就職を余儀なくされ、なぜか東宝ニューフェイスでオーディションを受けることになるというまったく予想だにしなかった未来。
児玉さんは俳優の道は天職で、なるべくしてなったのだと思います。児玉さんが俳優さんになってくれたお陰で児玉さんを知ることが出来て、本を読む楽しさを改めて知ることが出来たと思います。(でも正直言って児玉さんは最初は俳優さんじゃなくてアナウンサーさんだと思ってました。アタック25の印象しかなくて。すみません…)
児玉さんは穏やかな方だと思っていたのですが、結構喧嘩っ早かったんですね^m^まがったことが嫌いで、悪いと思ったら悪いということでもめることもあったそうで。エッセイの中でも、礼儀やマナーに関してを結構厳しく書かれています。児玉さんに褒められるような人間になれるよう、私も精進していかなきゃいけないなと思いました。
あとがきの息子さんのお話も良かったです。涙が出そうでした。
「Win now,Pay later」って、素敵な言葉です。
「今やるべきことをやってみろ。ダメだったらその時に考えればいい」
将来の事とか、色々考えたら不安になることもたくさんあるけど、私もこの言葉を胸に、前向きに生きていきたいなと思いました。
児玉さんのお陰で、本を読むことが好きな自分を少しは褒めても良いのかなと思えました。
児玉さん、ありがとうございます。大好きです!

〈新潮社 2012.4〉H24.9.13読了

現代女性作家読本 恩田陸4

b1b24713.jpg恩田陸 (現代女性作家読本)
著者:現代女性作家読本刊行会
鼎書房(2012-02)
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「六番目の小夜子」「球形の季節」「夏の名残りの薔薇」「クレオパトラの夢」など、恩田陸の主要作品を近現代文学研究者らが論評。主要参考文献、年譜も掲載。

大学教授など偉い人が(ざっくり^^;)恩田さんの作品一つ一つに対して解説をされている作品です。
ひとつの物語に一人担当と言う形なのでいろんな視点を知ることが出来るかと思い読んでみたのですが、書かれているのが大学教授なので文章が難しい^^;
薄い本なのに結構読むのに時間がかかりました。そして身に入っているかと言うと微妙…
更に恩田作品を怒涛のように読んだのが高校生の時のため覚えていない作品が多々あり…結構どういう話だったっけ?とイライラしながらの読書になってしまいました^^;
いつか恩田さんの作品は再読したいなと思っているのですが、いかんせん積読本が多くて読めません。ごめんなさい。
それでも恩田さんがあとがきのなかで「このタイトルはふっと思いついたものなので意味は今考えています」なんて書かれていた「ロミオとロミオは永遠に」と言う作品に対してこの作品について書かれた方がタイトルの意味もおそらくこうだろうという考察が書かれていて、なるほど!と思ったりして新鮮だったりしました。
(そういえばシゲルは女の子のように綺麗な顔した男の子だっていうから色々頭の中で人を妄想したんだったっけ。読んでいて思い出してきた←)
「MAZE」などで出てきた恵弥とか「六番目の小夜子」等で登場する関根ファミリーとか「常野物語」の一族の人たちとか、色々思い出しちゃいました。
うぅ・・・やっぱり再読したい。
高校生の時に読んだ感想と今だったら全然違うと思うんですよね。大した成長はしていないんですけど、きっと思うところは違うはず。
うーん。読み直したい。と、改めて一応の決意をさせられた作品でした。

〈鼎書房 2012.2〉H24.5.27読了

物語論 木村俊介4

物語論 (講談社現代新書)物語論 (講談社現代新書)
著者:木村 俊介
講談社(2011-11-18)
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インタビュアーとして各媒体で活躍する木村俊介。
本作では彼がいままで話を聞いてきた多くの人の中から「いろいろと模索しながらいまの時代ならではの物語を紡ぎ出している人たち」に焦点を当てて、彼らの言葉を丁寧に書き起こす。
村上春樹、島田雅彦、伊坂幸太郎、重松清、弘兼憲史、かわぐちかいじ、荒木飛呂彦、杉本博司……、各分野で活躍する17人の創作者が語るそれぞれの「物語論」。

著者さんがさまざまな媒体で活躍する方々をインタビューしています。
小説家や漫画家、クリエイターの方などいろんなジャンルで活躍されている創作者のお話が聞けました。
同じ漫画家さんでも考え方が違ったり、好きな小説家の方がどんなことを考えて書かれているのかがわかったりして面白かったです。
漫画家さんの中ではうえやまとちさんのお話が印象的かな。漫画は読んだことがないのですが昔アニメで「クッキングパパ」見てました。アニメはそんなに長くなかったのですが、漫画はものすっごい長期連載ですよね。
実際に料理を作って漫画を描かれているというのに驚き。っていうかそりゃそうか。毎回書かなければならないって本当に大変ですよね。
荒木さんの言葉も印象的かなぁ。ジョジョは私は部分的にしか読んでいないのですがジョジョがどう出来上がっていくのか、裏話があったりして読んでいて面白かったです。そうですよね、週刊だったらやり直しもきかなかったりしますよね。
それがいい方向へ向かうようになるんだからそれはご本人の技量なんだろうなぁと思います。
作家さんのお話も面白かったです。村上さんや島田さんが共通して昭和が終わるころの時代を振り返っていたのが印象的でした。あの時代ってやはり印象に残るものだったのでしょうか。
桜庭さんのお話が聞けたこともうれしかったです。藻屑、花、駒子はつながっていたんですね。
伊坂さんのお話も面白かった。「オー!ファーザー!」の刊行が遅かった理由とか、第1期、第2期の想いとか、やはり著者の考えがあってさまざまな伊坂作品があるんですよね。
前のほうがいいなぁとかそう思うのは失礼な事だったんだなと思いました。
私も有名な作家さんになったのだから、万人に受けなくても伊坂さんが書きたいと思う作品もこれから書いていってほしいなと思います。第1期の作品が好きなのでそれも読みたいという気持ちも正直ありますけども^^;
こういうインタビューという形で日頃読んでいる作家さんのお話を聞けるというのも新鮮で良いなと思いました。
面白かったです。

<講談社 2011.11>H24.3.14読了

ロバートキャンベルの小説家真髄 現代小説家6人との対話 ロバート・キャンベル5

ロバート キャンベルの小説家神髄―現代作家6人との対話ロバート キャンベルの小説家神髄―現代作家6人との対話
著者:ロバート キャンベル
NHK出版(2012-02-16)
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NHKテレビ『Jブンガク』でおなじみのキャンベル氏と道尾秀介、江國香織、朝吹真理子、和田竜、朝井リョウ、桐野夏生の現代作家6人との対談集。彼らの知られざる素顔、作品に込めた意図や深層が明らかに。さらに、対談で語り切れなかったこと、作家へのメッセージなどを新たに書き下ろす。

この本を読んで最初に感じたこと。キャンベルさんスゲェ!っていう事^^;
初めてキャンベルさんを知ったのはQさま!だったと思います。日本人よりも日本のことに詳しくて本当に驚いたんです。終いには日本王決定戦で宇治原君をも負かして日本王になっちゃったし^^;
最近ではあさイチでも拝見するようになって本もたくさん読まれているんだなぁとは思っていました。Jブンガクは1度も見たことがないのですが気にはなってるんです…
読んでいて思ったのですが、以前読んだ「児玉清の「あの作家に会いたい」 人と作品をめぐる25の対話」を思い出しました。その時も児玉さんは本当にたくさんの本を読まれているんだなという事が分かったので。何だか児玉さんを思い出しちゃいました。
キャンベルさん凄いです。何が凄いって、6人の作家さんの作品だけではなく、近代クラッシクスと呼ばれる昔の日本文学にもめちゃくちゃ詳しい事。
道尾さんが太宰治の「人間失格」の冒頭の文章に衝撃を受けたという話の時、「私はその男の写真を三葉、見たことがある」と言ったのに対し「確か一枚目は子どもの写真でしたよね」って返してるんですよ。なぜすぐにそういう事が出てくるの!?と驚きました。
広津柳浪って誰?もうどれだけ網羅してるんだって思います。
私はこの6人の作家さんのうち2人しか読んだことがないのですが、読んだ本のはずなのに思い出せないことが多々あったのだけど^^;その物語について当たり前だけどぽんぽん言葉が出てくる。本当に凄いなと思います。
その作家さんの作風の良さ、その作家さんの良さを存分に人に伝えることが出来る人なんだなと思いました。
印象的だったのは朝井さんのインタビュー。就活中でひとつ試験を終えてからリクルートスーツでやってきたというのが凄いなと。以前から小説家としてと社会の仕組みを知るために社会人にもなりたいと言っていて若いのにえらいなと思っていたんです。このインタビューもだいぶ前だと思いますが、就職は決まったのかなぁ。勝手に気になってます。
キャンベルさんにはこういう企画をずっと続けていってほしいなと思います。

<NHK出版 2012.2>H24.2.27読了

脳を創る読書 酒井邦嘉5

脳を創る読書脳を創る読書
著者:酒井 邦嘉
実業之日本社(2011-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
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電子書籍化が進む今、やはり従来の「紙の本」がよいのか、それとも、時代の当然の要請として「電子書籍」がよいのか。
これについては、意見が分かれるところである。
本書では、『言語脳科学』の第一人者が、その問いに学究的な視点から真摯に答えている。
脳の特性と不思議を説き、読書が脳に与える影響に言及しつつ、実際に「紙の本」と「電子書籍」を使って読書した場合の脳の反応について解説する。
紙の本も電子書籍も、結局は「使う側」の意識がカギを握っているとしながらも、著者が人にとっての「紙の本」の重要性を強調し、加えて、学校教育の一つの提案である「電子教科書」について、その安易な移行に警鐘を鳴らす理由とは? 
紙の本」の風合い・質感・活字の存在感をこよなく愛する人も、「電子書籍」の簡便さに魅了されている人も必読の、脳と読書の意外な関係。

私は電子書籍を頭ごなしに否定するわけではありませんが、読むものすべてを電子書籍にするのは間違っていると思います。紙の本がなくなることはないと思ってます。
以前新聞社へ見学に行ったとき、記事を校閲していた人が言っていました。昔は紙面を見て誤字脱字を確認していたけれども、今はスキャンしてパソコン越しに確認していると。パソコンに変わってからのほうが誤字脱字を見つけられないことが多いと。
本にも書かれていますけど、手紙をボールペンで書いていたら間違っちゃいけないと思って注意深く書こうとしますよね。でも、メールは間違えてもすぐに消せるからあまり間違っちゃいけないという意識がない。
それは本を読む・本を読んで勉強をするという行為も同じだと思います。
新聞社の方が言っていることが本当ならば、教科書等も電子書籍にしてしまったら、頭に言葉が残らないと思うんですよね。自分で書くという行為をしないとなかなか私は頭に入らないのですが…今はどうなのでしょう。
以前著作権の本の時も書きましたが、今は電子機器の発達により、著作権についても様々な問題が出ていると思います。コピーが簡単にできるようになって、パソコンをいじっていて簡単にコピペできるようになりました。複写は著作権のあるものをコピーするんですから、それを利用するというのはそれなりに責任があるのに。それが希薄になっているんですよね。それは図書館に勤めていると結構直面する問題で。それでクレームになることもしばしば。ホント難しいです。
ちょっと本の話題とそれちゃいましたが、脳と読書を結びつけるなら、私も著者さんと同じように紙の本の方が脳に刺激されるような気がします。私も電子教科書はちょっとどうかなと思います。

<実業之日本社 2011.12>H24.2.22読了

第2図書係補佐 又吉直樹5

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
著者:又吉 直樹
幻冬舎(2011-11-23)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
僕の役割は本の解説や批評ではありません。自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。(まえがきより)。
お笑い界きっての本読みピース又吉が尾崎放哉、太宰治、江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。巻末には芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。

ずっとずっと読みたかった本。図書館で予約していてようやく届きました。(ずっと読みたかったんなら買え〜)想像通り、面白かったです。
事前情報で本の解説ではないと知っていましたが、本当にそうでした。エッセイに近いですね。よく小さい頃のことをいろいろ覚えているなぁと別の意味でも関心してしまったのだけど。
今回紹介した本で私が既読のものは「月の砂漠をさばさばと」「山月記」「銀河鉄道の夜」「人間失格」「夜は短し歩けよ乙女」「キッチン」くらいかなぁ。
予想はしていましたが知らない作家さんもたくさん登場していました。勉強になりました。
健君が連載している雑誌「アクチュール」で又吉さんも連載していてそれを読むのが楽しみの一つです。連載はエッセイなのだけど文章が面白くて引き込まれます。最近のイチオシ芸人さんは又吉さんですね。ピースではなくて^m^
中身でツボだったところをいくつか。
「月の砂漠をさばさばと」はさきちゃんは9歳だけど「ひとがた流し」では成長したさきちゃんが見れるのですよ。この本はとても癒される本で私も好きなのだけど又吉さんが読んでいるというのが意外(失礼な)
「ヴィヨンの妻」で出てきた話で、又吉さんのお父さんの実家があったところに新しく建てた家?がCMで使われていたというのがあったのだけど。人がメロスの恰好をしていて学校に遅刻しそうで走ってるという設定の飲料水のCM・・・って、それって手越君が出てたやつだよね^^;うお〜そんな目で見ていなかったですよ。もうやっていないよなぁ・・・確認できないね。残念。
そしてお話の中で登場した平成ノブシコブシの吉村さん。正直うざくてあんまり好きじゃないんだけど(こら)同じ道産子なので応援してるんです。吉村さんがQさまに出る度に肩書が「北海道札幌手稲高校卒」なのでテンションが上がるんです。出身校ではないのですが^^;それでも地元に近いので嬉しくて。NACSの戸次さんもそうなんですよね。
と、全然関係ないところで反応してしまった私。
吉村さんが言った台詞をダサイと言っていたけど、きっと照れ隠しなのかなと思いました^^
たくさんの本が紹介されていましたが、興味深い本ばかりでした。
やっぱり又吉さん凄いなぁ。
中村文則さんとのトークも面白かった。なんて言ったらいいんだろう…2人の会話が対等なんですよね。相性が良いというか…。同業者みたいに喋ってるなと思ったんです。キングオブコントのネタの解釈が独特で面白かったです。やっぱり買っちゃおうかなぁ。
あとがきの「読書という趣味を見つけたことにより僕の人生から退屈という概念が消えました」という言葉には激しく同意。
今日のアメトーークの「読書芸人」も楽しみ!

<幻冬舎 2011.11>H24.2.2読了

本へのとびら 宮崎駿5

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
著者:宮崎 駿
岩波書店(2011-10-21)
販売元:Amazon.co.jp
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「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」。自らの読書体験、挿絵の素晴らしさ、アニメと本との関わり、そして震災後の世界について──。アニメーション映画界のトップランナーとしてつねに発言を注目される著者が、お薦め岩波少年文庫50冊の紹介とともに、本への、子どもへの熱い思いを語る一冊。(カラー版)

宮崎さんが実際に少年時代に読まれてきた岩波少年文庫の物語の数々を丁寧に説明してくださっています。
私は現在、乱読型なので、丁寧にちゃんと理解して…と聞くとちょっと耳が痛いのですが。それでも、宮崎さんの児童文学に懸ける思いはとても伝わってきました。本当に物語を愛している方なんですよね。
いろんな情報が錯綜しているこの世の中で、子供たちが自ら本を、特に文字ばかりの本を手に取るという機会は減ってきているのだと思いますが、本を開いて物語を探求するという面白さを知ってほしいなと私も感じました。
――どんなに時代が暗くなっても、子供にはエールを送りたい、「生まれてきてよかったんだ」と。そんな本が一冊あればいい。たくさんの本を読む「必要」なんてない。
この言葉がとても印象的です。子供たちへの強いメッセージですよね。
また、3.11後の世界についても書かれていました。
かつて関東大震災が起き、転がり落ちていった戦前の日本経済と現状は似ていると話されています。経済の話ばかりしている今の日本が危険な状態を孕んでいるということも。
今はファンタジーは書くことが出来ない。でも、次を担う今の少年ファンタジーを書いてくれる。と宮崎さんは期待しています。
私も期待したいです。

〈岩波書店 2011.10〉H23.12.12読了

本棚探偵の生還 喜国雅彦5

本棚探偵の生還本棚探偵の生還
著者:喜国 雅彦
双葉社(2011-08-03)
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こんな時代に無謀な造本!今回は函のなかに2冊入っています。好評の月報は、切ってたたむと「豆本」に変身!七年ぶりに生還した本棚探偵は、さらにパワーアップ。マニアでなくても楽しめる古本エッセイ第三弾。

本棚探偵第3弾です。ようやく追いつきました。
面白かったです。今回は日本全国津々浦々、さらに海外にまで飛んでいます。
でも、どこへ行こうとも向かう先は古書店に古書イベント!徹底してます。
ここまで徹底していたら読んでいるほうも気持ちが良いです。
そして今回は2冊組。初めて聞きましたよ。図書館で本を借りて「こちらの本には本の付録がついていますので一緒にご返却ください」なんて言われたの。
のっけから面白かったです。
滝から無事に生還されて、第3弾の本のタイトルは「帰還」にしようか「生還」にしようかずっと悩んでいました。正直古書マニアではない私はこだわりはよく分かりませんでした^^;面白かったけど。
第3弾まで読んでいると微妙に知ったことも出てきますね。喜国さんは本を並べるときは絶対に出版社で統一する。とか。解説なくてわかるよ〜ってちょっとうれしく思ったり。
「マラ本マン」も面白かったです。本を買うために走るだなんて。
もうよく分かりません^^;私は手に持って走るのが苦手なので無理だなぁ。
でも、距離で言うとハーフ超えてるんですよね。凄い。
台湾旅行のお話も面白かったです。日本語じゃなくてもいいんですね。
向こうの学生さんはたくさん本を読まれるんですね。そんなにたくさんの本が翻訳されているとは。でも、喜国さんも知られていてよかったではないですか。
別冊のほうも面白かったです。
電車読書は面白そうですね〜私もやってみたいです。
でも、私は汽車に乗って外の景色を見るのも大好きなのでできないかもなぁ。
難しいところです。
銀河鉄道999のコスプレまで用意しているなんてさすがですね。
やっぱり腐女子メーテルさんが1番かわいかったです。
第4弾も決まっているんですね。でも「本棚探偵 最後の挨拶」ってことはこれで最後なのかな…。ちょっと寂しい。

〈双葉社 2011.8〉H23.12.7読了

本棚探偵の回想 喜国雅彦5

本棚探偵の回想本棚探偵の回想
著者:喜国 雅彦
双葉社(2004-09)
販売元:Amazon.co.jp
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好評の古本エッセイ第2弾!神保町で端から順番に古本屋に入り、必ず本を買うというゲームをしたり、出版不況の日本を救うために、5万円握りしめて本屋へ向かう本棚探偵は、相変わらず本と妻と犬を愛しています。映画監督、石井輝男氏との対談「アブノーマルな乱歩世界を極める」も特別収録。函欠けだけど本にまつわるエッセイが盛りだくさんで、ためになって楽しくてとってもお買い得!のはず。

本棚探偵シリーズ第2弾です。
第3弾を予約していてまだまだ回ってこないだろうと思ったら回ってきたので^^;急いで読みました。前もこんなことがあったような・・・進歩してないなぁ。
ということで今回。相変わらず凄いですね。
「女の足」をテーマにしたアンソロジーをほかの作家さんをも巻き込んで考えに考え抜いたりとか^^;あほだな〜と思いつつ面白かったです。いろんな物語があるんだなぁ。
そして今の日本の出版界の不況に少しでも貢献しようと5万円をもって本屋をはしごするなんて。
いいなあ・・・お金があればしたいよ!私もあっという間になくなると思う・・・!
部屋のどこに置こうとか考えなければ!これは結構貢献したと思うよ、たぶん。
「月長石」をいろんなことをして1日で読破するとか。私はいろんなところへ移動するよりもじっとその場で読んでればそんなギリギリじゃなくて早く読み終わるんじゃないの?と思ったけどそれを言っちゃダメなんだよね^^;
自分に関する覚書も面白かったです。私は今の歳でも思い出せない本がたくさんあります。1番最初に読んだ本なんてわかんないよ!「ノンタン」?^^;1番最初に買ってもらった本も自分で最初に買った本も思い出せないなぁ。どっちも漫画だと思うけど。セーラームーンかきんぎょ注意報かな〜(懐)月刊誌は「なかよし」を買ってました。初めてのミステリなんてわかんないよ〜><ミステリかわからないけどちゃんと小説読んだ〜と思った本は恩田陸さんの「ネバーランド」かしら。
赤面エレジーも面白かった^^作家さん・・・というか有名人の性ですかねぇ。サイン会とか開催しちゃって売れなかったら・・・とか、心配になっちゃいますよね^m^
そして気になった「某殺人事件」事件。
いったいどんな事件で登場人物はどんなでどんなトリックなんだろうか^^;
読みたい気もするけど、喜国さんが分からなかったんなら私はもっとわからないだろうな。外見だけ見てみたい・・・。
面白かったのは連載している雑誌とか媒体によって口調が違うところ^m^
最後はまじめな感じでした。
さ、第3弾はもう来ているので、他の積読本を読んでから^^;読もうと思います。
楽しみ〜!

〈双葉社 2004.9〉H23.11.28読了

本棚探偵の冒険 喜国雅彦5

本棚探偵の冒険 (双葉文庫)本棚探偵の冒険 (双葉文庫)
著者:喜国 雅彦
双葉社(2005-01)
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「傷だらけの天使たち」「日本一の男の魂」などの著作で知られるマンガ家・喜国雅彦。その一方、古本マニアとしても超有名人である。その彼が古本にまつわるエピソードを独特な語り口とイラストで表現。造本も彷彿とさせる仕様。

このシリーズの新刊「本棚探偵の生還」が新刊案内に載っていて興味を惹かれました。
そしたら本棚探偵シリーズの第3弾とかかれていたので、それは最初から読まなきゃいけないだろうということで手にとって読みました。
たまたま行きつけの^m^図書館で文庫があったので借りたのですが・・・分厚い!
これは何日かかるんだろう・・・と思っていたのですが2日?3日?くらいで読めました。面白くて止まらなくなりました。それでも内容は凄く濃いんですよね、いろんな意味で^m^
どういう話なのか良くわかっていなかったのですが、古本マニアな著者の珍道中の話なんですね(いや、絶対違う)
私も本は読みますが、古本屋(ブックオフではなくて)にはあまり行ったことがないんです。この作品の中でも出てくる方がよく、「おお!これは!誰々の何々!よく見つけましたねぇ!」と興奮されている状況が良く出てきますが、どれくらいその本に価値があるのかとか、そういうのはとんと疎いです。
でも、古本を集めている人の執念さには驚きました。すごいですね、数年かけて全集の本全て集めるとか。脱帽です。
だけどそれはたとえば好きなアーティストが出来たとして、全シングル全アルバム全グッズを集めるために闘志を燃やすっているのともなんだか似ているような気がして共感がもてました。(持って良いのかな・・・苦情来ないかな)
ただ、古本は集めようと思えば割りとエンドレスなので私は怖くて無理だと思います^^;
最初の江戸川乱歩の書庫は私も興味を引かれたけど、それ以外はただただ凄いなという感想で^^;喜国さんの書かれる文章も本当に面白くてニヤニヤしながら読んでました。(怪しい)
そしてまさか「鉄腕DASH」っていう言葉が登場するとは・・・。長瀬、山口、国分には勝てないけどリーダーには勝てる!って書かれていたのには爆笑しました^^10年以上前なのにその頃からリーダーはリーダーだったんだね。(あれ?松岡君は?)
で、その鉄腕DASHを参考に「一日にどれだけの早川ポケットミステリを都内の古本屋から買えるのか」っていうのをテレビカメラなしで独自に挑戦されたのですが^^;よくもまあ出来るなとちょっとあきれちゃいました^^;だって時間がない〜!!ってタクシーとか使うんですよ。一体どれだけお金をつぎ込んだのか・・・。でも1日で999冊は凄い!あと1冊、惜しかったですね。
あとは函とか豆本とか自分で作られたりとか・・・。
すっごくご本人は楽しそうだけど、古本集めを趣味とする男性と結婚はしない方が良さそうだなと思いました^m^だって絶対お金が貯まらない・・・。お金持ちならいいけど。
最後の方に座談会も載っていましたが、もうよく分からん・・・^^;
その中でも本書の中でも書かれていましたが、ブックオフで良く作者の名前を読み間違った状態で本が入ってるとかかれていたのですが。ブックオフでバイトしていた身としてはちょっと胸が痛い^^;分かりやすく読み仮名が振っているのは分かるんですけど、分からないのは自己判断なんですよね〜どちらかというと正確さよりもなるべく早く棚に入れてお客様の目に触れるのが先っていうのを重視してるので・・・。
いや、ちゃんとしてる人はしてると思いますが・・・。バイトが多いしね〜。
って、私がやっていた頃からだいぶ経過してるのでどうなったか分かりませんけどね!(と、怒られないように保険をかけてみる)
さ、最初の本を読んだから「回想」と「生還」も読んでいきますよ〜^^

〈双葉社 2001.12
      2005.1〉H23.9.6読了

読書のチカラ 齋藤孝4

読書のチカラ読書のチカラ
著者:齋藤 孝
大和書房(2011-05-22)
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高度な刺激社会には、楽しいことも、感動できることも、たくさんあるのに、それでも本を"鏡"として人生を見つめるべき理由とは何か----。
「読書なしの人生はあり得ない」「不安で孤独なときこそ、本を読む絶好のチャンス」と断言する著者の経験と、鋭利な視点を通して、「読書と生きる力はどこでつながるのか」を問い直す試み。

私の勤める図書館がある市民の人は結構本を読んでます。老若男女問わず本を借りていると思います。でも、本を読む人っていうのは減っているんだろうなとは思います。
私は通勤時間が行き帰り合わせて3時間くらいあるのですが、眠気が襲わなければ本を読んでます。でも、周りの人たちはだいたい携帯をいじっていますよね。通話しなきゃ別に良いんですけど、私はもったいないなぁって思っちゃいます。
齋藤さんの言葉は、若干こじつけでは?^^;と思うところもなくはなかったけど(いまどきの若者が打たれ弱いのは本を読んでいないからだとか)それでも、頭はいいのだけど考える力が弱いって言うのは分かる気がします。読解力ですか?
私が言えた義理ではないのですが、それでもなるほどと思います。
齋藤先生が書かれている中で、講義で大学生に課題図書を言っても、なかなか買ったり読んだりし始めない生徒がいると。それが不思議でしょうがないっていう部分があったのですが。
それ、私もすっごく不思議なんです。
私の勤める図書館の近くに大学がいくつかあるのですが、レファレンスで「来週提出なんです」とか「明日締め切りなんです」っていう駆け込みでやってくる人がいるんです。そういう類の図書はあってもたくさんの生徒がいるんですから、本は貸出中でなかったりするんですよね。でも「どうしてないんですか?」みたいに聞く輩もいる。だったら早く借りろっちゅうねん。「それに答え載ってますか?」って聞く人もいるしね。あんたの課題なんか知らんって思うんですけど。
読むにも時間がかかってそこから考えなきゃいけないのにどうしてそんなに遅く動くんだろうって言うのは疑問ですね。
齋藤先生がいろいろな読書法を教えてくれています。
本を読む習慣のない人が何か一つだけでも実践して読む機会が生まれたら良いなぁと思います。
そういえば、齋藤先生がやたらと「罪と罰」と「カラマーゾフの兄弟」をオススメしていたのだが^^;読んだ本が良いかな、やっぱり。

〈大和書房 2011.5〉H23.7.16読了

室温〜夜の音楽〜 ケラリーノ・サンドロヴィッチ5

室温―夜の音楽室温―夜の音楽
著者:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
論創社(2002-08)
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オススメ!
ホラーとコメディは、果たしてひとつの舞台の上に同居できるものなのか。2001年7月青山円形劇場で初演された、人間の奥底に潜む欲望をバロックなタッチで描くサイコ・ホラー。第5回鶴屋南北戯曲賞受賞作品。

以前読んだ「本に埋もれて暮らしたい 桜庭一樹読書日記」の中で、道尾さんが「ケラリーノ・サンドロビッチの室温を読もうとしたら違う方の室温を読んでしまった」というくだりがあり、戯曲が出ていることが分かったので、読んでみました。
「室温〜夜の音楽〜」はかつてフジテレビの深夜に放送されていた「少年タイヤ」と言う番組で舞台の作品をドラマで演じるという企画?があり、トニセンが主役で演じていたものです。
実際に舞台化されていたほうは知りませんでした。佐藤アツヒロ君が主演だったんですね。舞台が2001年、ドラマが2002年でした。
リアルタイムでドラマを見ていたときは、舞台のドラマ版というコンセプトが当時高校生だった私には理解が難しく^^;意味が分かっていなかったんです。
他にも「少年タイヤ」内でV6が出ていた作品があったのだけど、あんまり分かっていなかったような・・・。まあ、それは置いておいて。
今回、戯曲を読んだ事で改めて作品の内容を知り、ようやく理解できたような気がします。
素晴らしい、ホラー・コメディでした。
舞台はホラー作家の豪邸。そこにはホラー作家の海老名と娘のキオリ、海老名のファンの赤井、頭が痛いとやってきた木村、この家に入り浸る警察官下村。そして、海老名のもう一人の娘サオリを殺した元少年、間宮が出所し、謝罪のために家へ訪れる事で物語は動き始めます。
私が見たキオリ役はともさかりえさんでした。舞台版は中嶋朋子さんだったんですね。
ドラマは間宮役が長野君、下村役が坂本君、木村役が井ノ原君でした。
始めのノリはコメディタッチなのだけど、いろんなものが12年前の少女リンチ事件へを結びついていくのが、怖かったです。
それぞれの登場人物が抱えているものがあまりにも濃くて残酷で、あんな結末になろうとは、というのが感想です。
ドラマの中でも登場したのですが、「たま」の音楽がもの凄くあっています。そして、出てくる歌の歌詞は舞台のために作られたわけではないのが驚き。それくらいとてもマッチしていました。
最後のキオリはサオリだったのでしょうか。それともキオリがサオリを演じた復讐劇だったのでしょうか。
何もかもがなくなってしまった後では、確かめようがありません。

この「室温」ドラマ版、リアルタイムでビデオに録画していたのですが、DVDに移す作業をしていた際、取って置いてなかった気がします。
あ〜あ。失敗したなぁ。
あの頃は健君が映ってないものは取っておいてなかったんですよね。
あの頃の自分にバカと叫びたい。

〈論創社 2002.8〉H23.3.14読了

定食と文学 今柊二4

定食と文学定食と文学
著者:今 柊二
本の雑誌社(2010-11-20)
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文豪は定食がお好き? 漱石の朝食、鴎外の味噌煮、林芙美子の肉豆腐……。定食探して本を読む。ゆかりの店に走る。使える「定食文学」ガイド!

新刊案内を見ていて気になった本。
自称定食評論家の著者が、文豪の作品の中に出てくる定食について語り、食している作品です。
本を読んでいると、美味しそうな食べ物の描写が出てくるときってありますよね。
食べてみたいと思っても、なかなか実行には移せませんが、著者は実行しているんですよね。
見たことがあったのは、「千と千尋の神隠し」でハクが千尋に塩むすびを渡し、千尋が大粒の涙をこぼしながら食べていたシーン。著者も書いていましたが、ただ食べると言うだけでなく、生きることそのものを示していたのではと思います。
あと、驚いたのは「たいめいけん」について。
以前、VVV6でも登場したことがあるのですが、「タンポポオムライス」っていうメニューがあるんですよね。どうして「タンポポ」って言うんだろうとテレビを見たときから思っていたんです。それがこの本を読んで解決しました。
伊丹十三監督の「タンポポ」という作品の中で「たいめいけん」のキッチンが撮影で使われたらしく、そこから来ているそうで。その由来が感動しました。
驚いたのは、「ちくわパン」が登場した事!
地下鉄琴似駅の直結のダイエーに「どんぐり」というパン屋さんがあるのですが、そこのちくわパンについて紹介されていました。
私も食べたことがあるよ!「どんぐり」のパンは大好きですよ!
パンの間にちくわが入っていて、穴の中にツナが入ってるんです。とってもおいしいですよ。
しかもJR琴似駅から地下鉄琴似駅へ向かうとか、その間にブックオフがあるとか、余りにも分かるのが何だか嬉しかったり。就活の時によく、そこのブックオフへ行って時間をつぶしてました。本に知っている場所が載っていると嬉しいですね。
そして、著者さん。あまりの定食ラブぶりに、もしや・・・と思ったらやっぱり。
「新知識階級クマグス」で定食クマグスとして登場した方でした。
お〜ここにも共通点?が。いろいろ読んでいて嬉しい本でした。

〈本の雑誌社 2010.11〉H23.3.11読了

作家と温泉 温泉から生まれた27の文学4

作家と温泉---お湯から生まれた27の文学 (らんぷの本)作家と温泉---お湯から生まれた27の文学 (らんぷの本)
著者:草なぎ 洋平
河出書房新社(2011-01-20)
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夏目漱石、志賀直哉、川端康成などの文豪から武田百合子、田中小実昌、つげ義春、横尾忠則ら、作家と温泉の味わい深いエピソードを紹介。珍しい図版多数掲載! コラム=川本三郎、坪内祐三他。

作家さん自身や、作品と温泉にまつわるエピソードが書かれています。
文豪の裸の写真もあったりして、何だかきわどい写真もあったりして^^;まあ、それは本編と関係ないので置いておいて。
私は昔の小説はほとんど読んだ事のない作家さんでしたが、面白く読めました。
特に面白かった方を何人か。
まず、壇一雄さん。何となく聞いたことがあるような気もしますが、壇ふみさんのお父様なんですよね。阿川さんと仲が良いのはこういう共通点もあったりするんでしょうか。
壇さんは太宰治と仲が良くて温泉にも一緒に行ったりしたのだそう。でも、あるとき、太宰治がお金がなくて人質のように壇さんを置いていって東京へお金を取りに行ったらしいのだが、何日待っても来ない。何とか壇さんはそこを脱して東京へ帰ってきたら、太宰治は井伏鱒二と将棋を打っていたって言うひどいエピソードがあるらしい。でも、これがきっかけで出来た作品が「走れメロス」だって言うんだから面白いですよね。
つぎに山口瞳さん。この方の本も読んだ事がないのですが、男性だったのですね。そして温泉についてのエッセイを書くって言う事で同行したスバル君話が好きでした。
宮沢賢治は唯一何冊か読んだことのある作家さんでした。
生まれ故郷の花巻温泉は、一昨年に花巻に行った時に行きたいなと候補には上がっていたんです。でも、駅から遠いし、1人で行くのはちょっと勇気が必要だったため^^;断念しました。たかぎなおこさんのエッセイで花巻温泉への旅が書かれているのがあったのだけど、本当に炊事をするところがあって、自分でごはんを作るスペースがあるんですよね。 温泉なのに。それが珍しくて新鮮だなぁと思いました。
あとは横尾忠則の自分で書かれているエピソード話が面白かったり。帯状疱疹がひどくて数ヶ月神経痛に悩んでいたのに温泉に入ったら治ったっていうのが印象的。
私も帯状疱疹になったときに治りかけだったけど神経痛に効く温泉に入ったなぁと思い出したり。
最後はつげ義春さん。どこかで聞いたことがある名前だなと思ったら「ガロ」に連載を持っていた方ですね。きっと水木しげるさんのエッセイでお見掛けしたんだと思います。
作家さんによって温泉にまつわるたくさんのエピソードがあって、面白かったです。

〈河出書房新社 2011.1〉H23.3.10読了

Jブンガク マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編4

Jブンガク マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編Jブンガク マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2011-01-21)
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NHK教育テレビの人気番組「Jブンガク」が一冊の本になりました。
太宰治「ヴィヨンの妻」、森鴎外「雁」、夢野久作「少女地獄」、正岡子規「病牀六尺」、夏目漱石「道草」、
永井荷風「墨東綺譚」、林芙美子「下駄で歩いた巴里」、堀辰雄「風立ちぬ」、泉鏡花「高野聖」、樋口一葉「にごりえ」、石川啄木「一握の砂」、芥川龍之介「地獄変」
日本の近現代を代表する名作文学12編。「昔読んだことあるなあ」という人にも、
「聞いたことあるけどよく知らない…」という人にも、マンガで、バイリンガルで、それぞれの作品の魅力を伝えます。
各作家のプロフィールや、文学史における位置づけを紹介するとともに、作品のあらすじや展開を、
マンガと和英対訳で掲載。楽しんで読みながら、英語の勉強にもなります。
番組MCは、テレビでおなじみのキャンベル先生と、読書家で知られるモデルの杏ちゃん。
各作品の読みどころや名場面について二人が語り合う、テレビ放送でオンエアされたトークタイムもたっぷり収録。ふたりの視点をぜひお楽しみください。
「ブンガクってこんなに面白かったんだ!」……そんな言葉がつい出てきてしまう一冊です!

「Jブンガク」という番組はこの本を見て初めて知ったのですが、面白そうですね。
私の読む小説は偏っているので、昔の名作文学はいつも読みたいとは思っています。
積読本が多くて今のところ手は回っておりませんが^^;
テレビがどんな感じで進んでいるのかはわかりませんが、本は面白かったです。
12人の作家さんの生涯についてや、作家さんの生きた時代背景が書かれていたり。
名作と呼ばれている本の紹介文もあり、ストーリーはマンガで紹介されいてるので分かりやすいです。
キャンベルさんと杏さんの解説もあります。
杏さんって、歴史にも詳しいし、読書家だし、絵も上手いしギターも出来るし、凄い方ですよね。年下ですけど尊敬してます。
テレビのほうも見てみたいと思いました^^

〈ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011.1〉H23.3.7読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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