苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

小路幸也

〈磯貝探偵事務所〉からのご挨拶 小路幸也5

<磯貝探偵事務所>からの御挨拶
小路 幸也
光文社
2022-05-24


小樽にある高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉の火事にまつわる騒動から一年。その事件を機に、警察を辞め、私立探偵となった磯貝公太。最初の事件は、かつての同僚が持ってきた、階下にあるギャラリー店長の夫でラノベ作家の失踪案件だった……。北海道が舞台のほろ苦ミステリー!

正直こちらの前作はあんまり覚えていないのですが…^^;それでも十分楽しめました。
探偵の磯貝と大学生の光のターンが順番に来る感じで物語は進んで行くのですが。
まさかまさか、こんなところで1つに繋がるとは!とドキドキワクワクしながら読み進めていきましたよね。割と2つのターンが繋がるのが早めなのですがそれは読者しかわからないところにもどかしさは感じましたよね^m^真相に近づけそうなのに!早く気づいて―っていう^^
まあ、意外なところで繋がるのですが。
出てくる人たちは基本的にみんないい人たちなので事件の真相は割と安心して読めたのですが。それにしてもラノベ作家の失踪案件は意外だし、依頼主たちの関係も全然気が付かなかったなー。
徹さんはどうしてあんな行動を取ったのかな…
純粋に大好きな義姉をいじめている人みたいな認識だったのかな。現場ですべてを悟ったとかある意味聡い人だったのかもしれないな…敏感というか繊細というか…
みんな幸せになってほしいなと思って読み終えました。
光のいうとおり、磯貝と文は年齢差もちょうど良いしいい関係にならなくもなさそうなんだけどどうなんでしょうね←
続編はあるのでしょうか。
光とひかるちゃんの関係も気になります。

<光文社 2022.5>2022.6.29読了

花咲小路二丁目の寫眞館 小路幸也4

花咲小路二丁目の寫眞館
小路 幸也
ポプラ社
2022-02-16


たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。
新米カメラマンの樹里が働くのは、商店街に昔からある<久坂寫眞館>。
店主の重はカメラマンの腕がいいはずなのに、写真を撮ろうとしない。それもそのはず、重が撮影をすると、<奇妙なもの>が写真に写り込んでしまうというのだ。
写り込んでいるのが「過去」のものだとわかったことがきっかけで、昔の花咲小路商店街にタイムスリップしてしまった二人。
若かれしセイさんの力を借りて、謎に包まれたままの火事の真相を探ろうとするが、そこには大きな秘密が隠されていてーー
累計15万部突破の大人気「花咲小路」シリーズ第7弾!

もう7冊目なんですね。でも今回はちょっとテイストが違ったかな…
樹里が働き始めたと思ったらまさかのタイムスリップ…同じ花咲小路商店街なんだけどちょっと違う。。。
始めは重の生まれる直前かな。まさか樹里の母親がかかわってくるとは思わなかった。
セイさんが上手いことしてくれて良かったね←
そして再びのタイムスリップ。今度はセイさんも一緒だったから凄く上手く動けましたね。
重と樹里は出会ったばかりなのに良いバディのような感じで良かったです。小気味いい感じ。
次の作品で2人は恋人になったりしてないかな。下世話かな(笑)

<ポプラ社 2022.2>2022.5.13読了

すべての神様の十月(二) 小路幸也5

すべての神様の十月(二) (PHP文芸文庫)
小路 幸也
PHP研究所
2021-09-08


死神、九十九神、福の神……
現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。
【内容例】
●ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」)
●銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は……(「死神に恋」)
●夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが(「眠れぬ夜の神様」)。
――など、全10篇を収録。

色んな神様が登場しましたね。
10月は神無月だからこの月は神様が人間に扮していたりするんでしょうか…
「死神に恋」が好きでした。タイトルのまんまですね。将来の夢が叶って死神に再び会えるといいね。

<PHP研究所 2021.9>2021.11.26読了

隠れの子 東京バンドワゴン零 小路幸也5



江戸北町奉行所定廻り同心の堀田州次郎と、植木屋を営む神楽屋で子守をしながら暮らしている少女・るうは、ともに「隠れ」と呼ばれる力を持つ者だった。州次郎はたぐいまれな嗅覚を、るうは隠れの能力を消す力を……。州次郎の養父を殺した者を探すべく、ふたりは江戸中を駆け巡る。それはまた隠れが平穏に暮らすための闘いだった。「東京バンドワゴン」シリーズのルーツとなる傑作時代長編小説。

この作品が小路さん初の時代小説だったんですね。初めてだったっけ?って思うくらい溶け込むというか意識せず読めたというか…
「隠れ」と呼ばれる力を持つ者たちの物語。
るうちゃんがとても可愛かった。そして聡明ないい子でしたね。
そして”堀田”州次郎。堀田ですもんねぇそうですよねえ^^
つながりが直接的に分かるものはなかったけど、おるうと州次郎の関係性がなんだかニヤニヤしちゃう終わり方でしたよね。どちらも今まで苦しい想いもたくさんしてきただろうから、素直に幸せになってほしいなと思って読み終えました。

<集英社 2021.7>2021.11.20読了

明日は結婚式 小路幸也5

明日は結婚式
小路幸也
祥伝社
2021-07-13


人生は、たくさんの人との繋がりで彩られていくんだね――。
明日に挙式を控えた、信用金庫勤めの井東春香と、パン屋の息子でデザイナーの細井真平。ごくごく普通に暮らす二人が、偶然の出会いから愛を育み夫婦になる。家族で過ごす最後の夜、春香の両親と弟、そして祖母には、それぞれに伝えたい想いがあった。一方、新しい家族を迎える細井家でも、実の母を早くに亡くした真平に、今だからこそ話しておきたいことがあり……。
結婚前夜を、当人たちとその家族の視点から紡ぐ感動の物語。

翌日に結婚式を控える春香と真平の家族の視点で描かれる物語です。
家族みんなが温かくて優しい。素敵な物語でした。
春香の家族も真平の家族もみんなあたたかい。真平は母親を幼い頃に亡くしていて、今の母親はいわば継母。でもなれそめが可愛いですね〜。真平とお母さんは血がつながっていなくても、妹たちを通して繋がっている。それが素敵だなと思う家族でした。
みんなが寂しい気持ちと温かい気持ちをもって臨む翌日の結婚式。想像しただけで幸せになれそうです。

<祥伝社 2021.7>2021.10.8読了

グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 小路幸也5



古書店を営む四世代の大家族が活躍する、人気の「東京バンドワゴンシリーズ」第16弾。
4年ぶりの番外長編の舞台は、藍子とマードックが暮らすイギリス!
失われた絵と、あなたを取り戻すために――。
高校を卒業したばかりの堀田研人が率いるバンド〈TOKYO BANDWAGON〉が、ひょんなことからイギリスのスタジオでフルアルバムのレコーディングを行うことになった。我南人の引率で、藍子とマードックが暮らす家を訪れた一行。しかし、滞在中にマードックの姿が消えて……!? 東京の堀田家と現地の仲間たち総動員で、不可解な「誘拐」と「美術品盗難」の謎に迫る。

今回は番外長編。舞台はイギリス!
前回のお話のちょっと先くらいの時系列かな。
今回は研人たちが活躍してましたねー。
そしてジュンさんも。ジュンさんが素敵だったなー。お仕事ができるし可愛いし私なら放っておかないんだけど←
マードックさんがいなくなって不穏な空気になったけど、堀田家のネットワークが凄すぎて素晴らしすぎましたね(語彙力)
サチも大活躍でしたね^^サチとジュンさんのコンビをまた見てみたい気がします。今後日本ででも逢えたら良いなぁ。

<集英社 2021.4>2021.9.7読了

君と歩いた青春 駐在日記 小路幸也5

君と歩いた青春 駐在日記
小路幸也
中央公論新社
2021-07-30


「祈りなんていう非科学的なものが、誰かを救うこともあるんです」
昭和五十二年。元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も三年経ち、すっかり村の一員に。だが相変わらず雉子宮には、事件の種はつきないようで――。
冬 水曜日の雪解けは、勘当者
病気で倒れた村長さん。そこに勘当された娘が戻ってきた!
春 月曜日の来訪者は、スキャンダル
世間が芸能スキャンダルに沸く中、村に自称小説家の男が表れて……
夏 日曜日の幽霊は、放浪者
山で度々起きるお化け騒ぎ。その悲しき真相は……
秋 木曜日の謎は、埋蔵金
村に埋蔵金発掘のテレビが! でもそこにはとんでもないものが埋まっていた……。

こちらのシリーズも3冊目ですか。二人が駐在生活を始めてから3年が経ったんですね。
すっかり板についたような気がするのですがどうでしょうか^^まあもともと周平は優秀な刑事だったわけですし、花もお医者さんだったんですからねー。地元の人にとっては安心ですよね。
今回もいろんな出会いがあり、別れがありました。
結びついた縁もあれば離れてしまった愛もありました。
おばけの正体は切なかったし、山に埋められていたものも悲しき歴史が掘り出されることになりました。
生きていればいろんなことがある。でもそう悪いものでもない。そう思わせてくれる作品でした。

<中央公論新社 2021.6>2021.8.4読了

国道食堂 2nd season 小路幸也

国道食堂 2nd season
小路幸也
徳間書店
2021-01-27


小田原を抜けてしばらく経った頃、国道沿いに元プロレスラーが営む「ルート517」という店が見えてくる。
ドライブインというより、大衆食堂というのにピッタリなため、「国道食堂」という名もある。
この店の食事は、どれも美味しいが、ちょっと変わっているのは、プロレスのリングがあること。
さまざまな人々が集うこの店には、偶然か運命のいたずらか、とんでもないことが起きることがあって……。
好調シリーズの続篇刊行!
黒岩蘭子 三十三歳 トラックドライバー
加藤和美 三十八歳 保険外交員
池野美智 三十四歳 総合商社徳萬 アグリビジネス部一課マネージャー
高幡しずか 三十六歳 ネイチャーフォトグラファー
賀川みさ子 七十一歳 〈国道食堂〉従業員
賀川ふさ子 七十一歳 〈国道食堂〉従業員
鈴木みのり 二十四歳 株式会社日番印刷 インハウスデザイナー
桜川順子 三十六歳 巡査部長 武蔵野警察署大尽稲荷前駐在所 育休中
小村美也 十七歳 治畑市立東第一高校三年
久田亜由 二十七歳 株式会社ニッタ 機器オペレーター
夏川伊久美 六十九歳 元女優
有宮波乃 三十四歳 茶道講師
高幡しずか 三十六歳 ネイチャーフォトグラファー
黒岩蘭子 三十三歳 トラックドライバー
二方将二 二十九歳 マンキュラスホテル東京 料飲部企画課ディレクター
二方一(将一) 三十四歳 俳優
本橋十一 五十八歳 〈国道食堂〉店主(元プロレスラー)
黒岩蘭子 三十三歳 トラックドライバー

前作から1年後くらいなのかな?
初めて登場した人もいましたし、前回登場した人も進展があったりして面白く読みました。
今回の軸は和美なのかなー。十一も大きく関わっているわけだし、和美の元夫も絡んでいて和美にも元夫にもたくさんの人が関わり絡み合って繋がっていく。
元夫に見つからないようにと思っていたのに意外な形で繋がってしまったりしてドキドキしました。まあ、小路さんの作品だったらハッピーエンドになるだろうとは思いましたけど^m^それでも。
将一がしっかり俳優になって活躍しているのがビックリでしたが良かったなーとも思いますね。なるべくしてなったんでしょう。彼女さんとも良い感じで何よりです。
最後はどう収めるのかと思いましたが、割とあっさり目でしたね^m^
もうみんな幸せならいいですよ。読んでいるこちらも優しい気持ちになります。
まだ気になる展開もあるから、続いていってほしいなと思います。

<徳間書店 2021.1>2021.3.29読了

イエロー・サブマリン 小路幸也5



四世代が同居する堀田家には、今日も不思議な事件が舞い込む。伝説の作家のアトリエに潜む秘密、紺に届いた盗作を訴える手紙、古本を定期的に買っては店に置いていくミステリアスな少女、藤島とパートナーになった美登里につきまとう過去の亡霊―。バンドワゴンの面々は「LOVE」という強い絆を持って立ち向かう。人気シリーズ待望の第15弾!

第15弾。もうそんなになるんですね…。
研人と芽莉依が高校を卒業。ということは2人は籍を入れるということなんですよね。
マジかー…マジかー!分かってはいたけど、小学生の時から見ている←研人が結婚とかもう感慨深すぎておばちゃん泣いちゃいますよ…。
ふじしまんもね…色々あったけどこうなったか…とこちらも感慨深かったですよ。
色んな人の人生の岐路に立ち会った気がして、いつもよりもしんみりしてずっしりもして余韻の残った回でした。
今回も面白かったです。来年も楽しみにしています。

<集英社 2020.4>2020.7.20読了

国道食堂 1st season 小路幸也5

国道食堂 1st season (文芸書)
小路幸也
徳間書店
2020-01-16


お店の中にプロレスのリング?ちょっと田舎にあるけれど何を食べても美味しい食堂“ルート517”。そんな、ちょっと変わった店に通う人々の様々なドラマ。

たくさんの人が登場しますが、全ての人が集うのが国道食堂。
ルート営業の二方将一は高校時代に少しだけ交流のあった元プロレスラーが店主であることに気づく。
店主の本橋十一も二方の事を覚えていた。ここから物語が始まっていきます。
2人に関わりのある人たちや常連さんが交差して大きな物語になっていきます。
軸になっているのは将一の一人芝居と十一の父親のかな。
将一は配置薬ルート営業マンとして充実した生活を送っていた。でも、高校生の時に諦めた夢を思い出し再び動き出す。そこからまた新たな物語が生まれようとしている。なんだかぞくぞくしました。
1st seasonってことは続きがあるんですよね?話が終わっていない人もまだまだたくさんいます。
続編が楽しみです。

<徳間書店 2020.1>2020.6.29読了

<銀の鰊亭>の御挨拶 小路幸也4

〈銀の鰊亭〉の御挨拶
小路 幸也
光文社
2020-02-19


港町を見下ろす高台にある高級料亭旅館“銀の鰊亭”。一年前の火事で当主とその妻は焼死。二人を助けようと燃え盛る炎の中に飛び込んだ娘の文は怪我を負い、記憶を失った。ところが、その火事の現場には身元不明の焼死体もあった―。あの火事は“事故”なのか“事件”なのか?文の甥・光は刑事の磯貝とその真相を追うことになるのだが…。

内容を知らずに読んだので、こんなにミステリ色が強い作品だとは知りませんでした^^;
もう真相が気になって気になって読む手が止まりませんでした。
光の祖父母と共に見つかった2体の謎の焼死体の正体。文の記憶障害。
店が再開したと同時にやってきた怪しい客たち。
光は本当に聡い子ですね。父親が信頼するのが分かります。
そして文が1番信頼できると勘で悟ったのも分かるかも。
港町を見下ろす高台にある料亭旅館って舞台は小樽をイメージしてるのかな〜なんて勝手に思ったりしました。旧青山別邸とかまさにそんな場所に建ってるし…。
事件?事故?の真相としては結構衝撃。いきなりガツンと来た感じ。
それでもバッドエンドではないのが小路作品の良いところです。面白く読みました。

<光文社 2020.2>2020.5.11読了

三兄弟の僕らは 小路幸也5

三兄弟の僕らは
小路 幸也
PHP研究所
2020-03-31


平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、ほとんど面識がなかった母方の祖母が家にやってくる。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで知らなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが…。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。

何不自由なく、優しい両親の元育てられてきた三兄弟が両親を事故で失ったことで今まで知らなかった両親の事が見え始めてきます。
3人の面倒を見に母方の祖母が北海道から来てくれますが、数えるほどしかあったことが無く、母親と確執があったらしい。それは長男だけが知っていた。いずれ話さなければならないと言われていたけど突然いなくなってしまった両親。それでも2人の育て方が良かったのか3人は性格は違えどみんないい子たちでした。こんなハートフルな人たちばかり登場するのに、小路さんは結構な重たい内容をぶっこんできますよねーいやーびっくりした。最後の真実が衝撃的すぎますよね。
それでも小路さんの作品は最後はハッピーエンドなので安心して読めます。素敵なお話でした。

<PHP研究所 2020.3>2020.5.1読了

花咲小路一丁目の髪結いの亭主 小路幸也5



たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。
すらりと背の高いせいらちゃんが働く「バーバーひしおか」は、古きよき香りが漂うレトロな<理髪店>。
小柄な奥さん・ミミ子さんが切り盛りし、素敵に髪を整えてくれますが、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。
それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ<裏の顔>があって――

花咲小路商店街のシリーズ。これで何冊目なんだろう。
今回のお店は理髪店。こちらのお店に惚れ込み、頼み込んで住み込みで働いているせいらちゃんの語りで物語が始まります。
理髪店を営んでいるのは親から引き継いでいるミミ子さん。旦那さんは髪を切ったりしません。
でも、旦那さんの家系は由緒あるもので旦那さん自身も鑑定士としての腕を持っています。
時たま来る依頼に手を貸すわけですがその鑑定する美術品がいわく付きな物ばかりで面白いです^^
微妙にリアルな情報を入れ込んでいるので本当にあるものみたいです。
息子さんの桔平さんもなかなかかっこいいですね。
今回はセイさんとミケさんが主に登場するのかな。他の商店街の人もちょこちょこ出てきます。
このつながりが良いですね。
またほかのお店の物語も読めるのでしょうか。楽しみです。
そろそろ商店街の地図と相関図が欲しいなー。

<ポプラ社 2019.12>2020.1.31読了

夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン 小路幸也3



謎のカギを握るのは一枚のメモと高層マンション!?奈々川駅前の高層マンション“グレースタワー”最上階の部屋が暴力団の事務所になっている―。“東楽観寺前交番”に寄せられた通報を受け、赴任三年目の夏を迎えた宇田巡は捜査に向かう。一方、巡の恋人で新人マンガ家の楢島あおいは、年配の女性が不審な男に封筒を渡す場面を目撃してしまう。オレオレ詐欺事件と判断したあおいは、伝説の掏摸の祖母から受け継いだ技を使って、男の胸元から1枚のメモを掏り取る。そんな折、あおいの父・明彦は、長年行方不明だった大学時代の同級生、脇田広巳を町で見かけて…。町の仲間たちが凄ワザで謎に挑む人気ミステリー!

登場人物たちがかわるがわる語りとなって何かが立ちふさがっている、いくつかの問題についてそれぞれが解決策を生み出そうとしていきます。
最後は関係者がみんな集まって相談して全てがまるっと解決。
ドキドキする感じが無かったのが少し残念…。でも、まだまだ続きそうな感じですね。
それぞれがどう成長し、未来に向かっていくのか楽しみです。

<祥伝社 2019.10>2019.12.27読了

あの日に帰りたい 駐在日記 小路幸也5

あの日に帰りたい-駐在日記 (単行本)
小路 幸也
中央公論新社
2019-09-14


1971年。元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も板についてきた頃。新たな仲間、柴犬のミルも加わりのんびりした生活……と思いきや、相変わらず事件の種はつきないようで――。平和(なはず)の田舎町を、駐在夫婦が駆け回る!

シリーズ第2弾です。小さな村で起こるあれこれ。
自殺や発砲やケンカ、色々ありますけど、なんだかんだありつつ上手く収まるんですよね。それは周平がとても優秀で機転が利くからなのだと思います。
あまりいい噂を聞かなかった五月や篤が悪い人ではなくて良かった。ちゃんと周平が理解して、みんながいい方向へ向かうことが出来て良かったと思います。
圭吾君と早稲ちゃんも結婚して、なぜか一緒に住むことになって楽しそうです。
何だか幸せな気持ちになりました。
田舎町だけど適度に観光の人が増えて人々の暮らしが豊かになっていけばいいなぁと思います。

<中央公論新社 2019.9>2019.11.22読了

アンド・アイ・ラブ・ハー 小路幸也4



古書店を営む四世代の大家族が活躍する、人気の「東京バンドワゴンシリーズ」、待望の第14弾!
一進一退を続けるボンの容態に、落ち着かない日々を過ごす堀田家。
そんななか、研人の後輩でカメラが上手な美少年・水上が怪しい男に尾行されている?いつもの通り堀田家が助太刀参上!「秋 ペンもカメラも相身互い」。
仕事始めのある日、日本を代表する映画監督が<東京バンドワゴン>を訪ねてきて……?思わぬニュースを喜ぶ堀田家に、ついに一本の電話が――「冬 孫にも一緒の花道か」。
新学期、研人は高校三年生に。東大を目指して受験勉強に励む芽莉依や、バンド仲間の姿を見て進路に悩みはじめる。そんな研人のために我南人が呼んだのは、なぜか勘一長年の因縁の相手<山端文庫>の醍醐教授で……?「春 花咲かすかその道の」。
かずみから突然の「老人ホームを決めてきた」の報告に動揺を隠せない堀田家。そして、独身を貫いていた藤島がついに――「夏 アンド・アイ・ラブ・ハー」。

シリーズ第14弾。
花陽が大学生だし研人が高校3年生だしこの2人の成長にびっくりです。鈴花ちゃんとかんなちゃんも小学校入学なんて!もう大きくなって…!といつも言っていますが近所のおばちゃんの気分です。
家族が増えて四世代となり、堀田家と藤島ハウスでそれぞれ暮らしていても、朝食の時はみんなが集まって食卓を囲む。それが良いなぁと思います。
藍子とマードックがいなくなりましたけど、変わらず堀田家は賑やかでした。
今回は嬉しいこともありましたけど、切ない別れもありましたね。すずみさんの決意も切なかった…。まだお若いのに。それでもその中で生きることの大切さを教えてもらった気がします。

<集英社 2019.4>2019.8.29読了

テレビ探偵 小路幸也4

テレビ探偵
小路 幸也
KADOKAWA
2018-12-25


1969年、イケイケで無類に楽しく、でもちょっといかがわしい、そんなテレビに誰もが夢中だったあの頃―コミックバンド「ザ・トレインズ」のボーヤとなって芸能界入りした19歳の葛西靖之(チャコ)は、個性的なメンバーや業界人たちに振り回されていつも忙しい。ある日、トレインズに土曜夜8時の新番組を持つ話が持ち上がった。スターへの道が拓けたことを喜ぶ者、音楽に専念できないことを危ぶむ者…間で右往左往するばかりのチャコだが、そんな中、生放送中の舞台で殺人未遂(?)事件が発生し―。停滞の時代にガツンと元気を届ける、昭和青春ミステリの開幕!

最初読み始めの段階で「8時だよ!全員集合!」のオマージュだなと思いました。
ドリフターズって最初志村さんは弟子入りみたいな感じじゃなかったっけ?ちゃんと調べていませんが。
それでもミステリ部分は小路さんらしい感じで良かったです。
メンバーそれぞれが巻き込まれる諸々。チャコの鋭さから解決していきます。
銀さんの最後には泣けました。きっとチャコちゃんなら大丈夫。
そして、理香さんとの展開が気になりました。良い感じに発展して行ったらいいな。

<角川書店 2018.12>H31.1.29読了

春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン 小路幸也4



夜空に浮かぶのは、満開の桜と……白いお化け!? 〈東楽観寺前交番〉に赴任して三年目の巡査・宇田巡(うためぐる)。彼のもとに幼馴染みで音楽事務所社長の市川公太がやってきて、白い化け物にでくわし荷物をとられたと言う。じつは似た訴えはこれで三件目、巡は捜査を開始する。一方、巡 の彼女で、伝説の掏摸(すり)の孫にしてマンガ家デビューをしたばかりの楢島あおいは、高校の卒業式の帰りに巡を見張っている男がいることに気づく。身許を確かめようとしたところ、その男の懐にあったのは何と警察手帳だった……。 犯罪者が猗修覘瓩巡りさん、伝説の掏摸の血を受け継ぐ美少女マンガ家、 超絶記憶を誇る兄弟……そして、新たな凄ワザメンバーが登場!? 面白さ倍増で贈る、キュートでハード(?)なミステリー!

「マイ・ディア・ポリスマン」の続編です。
といっても刊行ペースの早い小路さんの作品なので、既読なのは分かっていましたが人物を思い出すのに少し時間がかかりました^^;過去記事を読んだら続編がありそうな終わり方だったと書いてました。そ、そうだったっけ?←
あおいと杏菜が高校を卒業し、晴れてそれぞれ堂々と付き合える状況となり、浮足立っているのが可愛かったです^^
今回の事件?はお化け騒ぎ。そして巡を監視している謎の男。前作でなぜ刑事だった巡が交番勤務となったのか、その理由が明らかになります。なんというかまあ…ドラマでもよく出てくる感じの奴でしたねー。本当にそうなのかなー。そうだったら悲しい。
どちらの出来事に関しても警察OBの人や前回も登場したさくらさんなど個性的な人が更に登場します。
本当に一筋縄ではいかない、でも根っこの部分や優しい人たちばかりが登場しますね。
巡に関することは、まさかあおいの漫画が関係してくるとは思いませんでした。なんと大胆な…。でも、あおいに危害が及ぶことはないんだろうかとちょっと心配になりましたけども…。
今回も少しハラハラもありましたが、上手く丸く収まって良かったです。

<祥伝社 2018.10>H30.12.1読了

花咲小路三丁目北角のすばるちゃん 小路幸也5

花咲小路三丁目北角のすばるちゃん花咲小路三丁目北角のすばるちゃん
著者:小路 幸也
ポプラ社(2018-09-14)
販売元:Amazon.co.jp

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。にぎやかな商店街の裏には、真っ赤な車が看板代わりの駐車場“カーポート・ウィート”があるのです。若社長・すばるちゃんが営むカーポートを訪れるのはいろんな車。ときには厄介ごとも乗せてきて―

このシリーズは一体何作目なんだろう…ここまで長いシリーズになるとは思いませんでした。でも登場するのは毎回新キャラクター。花咲小路商店街に住む人たち1人1人を毎回フューチャーしています。でも以前登場した人も出てきたりして、だんだんネットワークが広がっている気がします。初期の頃のを読んだら今主人公の人たちが出てきたりして。
今回の主人公は高校を卒業したばかりのすばるちゃん。
祖父と父親を亡くし、母親は物心つく前に失踪しており、花咲小路商店街の人たちに支えられている。それでもすばると瑠夏と弦さんしか知らない秘密がありました。それは駐車場にあるすばるの住居でもあるシトロエンのラジオを通してお父さんと話が出来ること。
摩訶不思議な話だけど、それでも天涯孤独となったすばるにとっては良かったことですよね。高校を卒業して社長となったすばる。駐車場では時に厄介ごとがやってきます。これがなかなか本当に厄介なのですが。それでもやっぱり商店街の人たちの協力もあって解決していくんですよね。読んでいて幸せな気持ちになれました。

<ポプラ社 2018.9>H30.11.1読了

ヘイ・ジュード 小路幸也5

ヘイ・ジュード 東京バンドワゴンヘイ・ジュード 東京バンドワゴン
著者:小路 幸也
集英社(2018-04-26)
販売元:Amazon.co.jp

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。古書店“東京バンドワゴン”の常連・藤島さんの父親が亡くなって、書家だった父親のために記念館を設立するという。すると古書をきっかけに思いがけないご縁がつながって…。笑って泣ける、下町ラブ&ピース小説の決定版!下町の大家族が店に舞い込む謎を解決する人気シリーズ第13弾!

花陽も大学生、研人も高校生、いやー大きくなりましたねぇ…しみじみ。
そして春だからか色々な出会いや別れがありましたね…。
藍子とマードックの決断はビックリ。
研人の発言にもビックリ。
花陽もどうやらお付き合いをしている人がいるようでビックリ。ふじしまんとの関係を期待していたのですが残念。ただのシスコンの変態おじさんと化してるけどいいのかな^^;まあいいか←
いやーもうなんだか自分が近所のおばちゃんになっているような感覚です。
特に研人の告白というか報告というかあれがかっこよすぎてですね…。
おじいちゃんとおおじいちゃんの血を引いているなと思いました。(紺は?)
そして花陽がお墓参りに行きたいと言った時の研人の発言もすんごい好きでした。かっこよすぎる。
そして最後のかんなちゃんの告白。可愛すぎます。
勘一おおじいちゃんはまだまだ元気で長生きしないといけないですね^^
まだまだきっとこのシリーズは続くと思うので、近所のおばちゃんポジションでずっと楽しんでいきたいなと思います。

<集英社 2018.4>H30.9.6読了

駐在日記 小路幸也5

駐在日記 (単行本)駐在日記 (単行本)
著者:小路 幸也
中央公論新社(2017-11-18)
販売元:Amazon.co.jp

昭和五十年。横浜で刑事をしていた蓑島周平は、皆柄下郡・雉子宮駐在所に赴任した。ある事件で心身に傷を負った妻の花と穏やかな暮らしをするため、自ら希望した人事だった。しかし、優しくて元気な人ばかりのこの雉子宮にも、事件の種は尽きないようで……。平和な田舎の村を守るため、駐在夫婦が駆け回る! 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、どこか懐かしい警察連作短編。

一話ごとの連作短編集。駐在夫婦となった周平と花。
とてものどかで優しい田舎の村だけど、何だか色々ありましたね…。
逃亡者に窃盗犯にあと諸々^^;
それでも刑事だった周平が上手く丸く収めていきます。また推理力?捜査力かな。が流石でしたねー。周りの人たちも良い人たちばかり!いい場所でした。そして優しい物語でした。
でも、プライベートはないも同然でしたね^^;それは大変だろうなぁとか思ってしまったりしました…。

<中央公論新社 2017.11>H30.3.14読了

花歌は、うたう 小路幸也4

花歌は、うたう花歌は、うたう
著者:小路 幸也
河出書房新社(2017-10-26)
販売元:Amazon.co.jp

天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。

花歌、花子、うた、またその3人を取り巻く人たちの想いが順番に綴られています。
人気ミュージシャンだった父、ハルオがいなくなって9年。17歳になった花歌は友人の睦美や凌一に促され、曲を作り歌うことになる。その歌声は父ハルオの血を受け継ぎ、人を魅了するものだった。
毎度のことながら周りの人たちは優しくて温かくて色々才能があって、うらやましい限りです(笑)
ハルオが9年も姿を消していた最初の部分は何となくわかりましたが、特に7年間の空白が気になりました。それに現在の状態も一緒に住んでいる人の事も細かくは分からなかったので若干消化不良だったのが残念。
それでも最後の親子の姿は良いですね。お友達との関係もとても素敵で、小さい頃からの幼馴染がいない私にとっては羨ましい限りでした^^;

<河出書房新社 2017.10>H29.12.28読了

猫ヲ捜ス夢 蘆野原偲郷 小路幸也3

猫ヲ捜ス夢: 蘆野原偲郷 (文芸書)猫ヲ捜ス夢: 蘆野原偲郷 (文芸書)
著者:小路 幸也
徳間書店(2017-10-06)
販売元:Amazon.co.jp

古より、蘆野原の郷の者は、人に災いを為す様々な厄を祓うことが出来る力を持っていた。しかし、大きな戦争が起きたとき、郷は入口を閉じてしまう。その戦争の最中、蘆野原の長筋である正也には、亡くなった母と同じように、事が起こると猫になってしまう姉がいたが、行方不明になっていた。彼は、幼馴染みの知水とその母親とともに暮らしながら、姉と郷の入口を捜している。移りゆく時代の波の中で、蘆野原の人々は何を為すのか?為さねばならぬのか?

家族が猫になるって設定前もあったような…と思ったらその続編だったんですね。間の作品は「猫と妻と暮らす」で、この作品では和弥と和泉という男たちが登場していました。彼らの息子たちなんですね。そしてこの作品では2人とも亡くなっていてちょっと残念。でも2人の関係は息子たちが継承している気がします。
でもお姉さんのくだりはちょっとよく分からなかったというかどうしてそうなるのか…いやどうしてそうなったかは解説されているんですけど別にそうしなくても良かったのでは…ネタバレになるので何だか変な書き方ですが^^;最後が少し納得できなかったです。でも、この独特の世界観はもっと早大にもできると思うので、更に続編があってもいいんじゃないかなと思いました。

<徳間書店 2017.10>H29.11.30読了

マイ・ディア・ポリスマン 小路幸也4

マイ・ディア・ポリスマンマイ・ディア・ポリスマン
著者:小路幸也
祥伝社(2017-07-11)
販売元:Amazon.co.jp

奈々川市坂見町は東京にほど近い古い町並みが残る町。元捜査一課の刑事だった宇田巡は、理由あって“東楽観寺前交番”勤務を命じられて戻ってきたばかり。寺の副住職で、幼なじみの大村行成と話していると、セーラー服姿のかわいい女子高生・楢島あおいがおずおずと近づいてきた。マンガ家志望の彼女は警官を主人公にした作品を描くために、巡の写真を撮らせてほしいという。快くOKした巡だったが、彼女が去ったあと、交番前のベンチにさっきまでなかったはずの財布が。誰も近づいていないのに誰が、なぜ、どうやって?疑問に包まれたまま財布の持ち主を捜し始めた巡は、やがて意外な事実を知ることに…。

宇田に行成にあおいに杏菜。出てくる人たちはみんなイケメンだし美人さんだしほんわかした雰囲気なのに、内容は掏摸とかちょっと穏やかじゃない内容でしたね^^;
出てくる人たちが順番に語り手になるところとか、この本の前に読んでいた「東京カウガール」に何だか雰囲気が似ていて続けて読むと何だか不思議な感じでした。
財布が置かれた理由からその時に傍にいたあおいの事を調べて気づき始めるわけですけど、そこらへんがどうなる…?と思ったらさらっと終わって^^;さすが小路さんというかなんというか。どうなることかと思いましたけど小路さんの作品らしく根っからの悪人はいなくて、悪かった人が変わろうと努力しているのとか良いなと思いました。
それにしても、宇田が本庁勤務だったのに、そして優秀だったのにそこから駐在所勤務に変わった経緯とか、まだ書かれていなかったですよね?続編があるのかなと思わせる終わり方でした。

<祥伝社 2017.7>H29.9.2読了

東京カウガール 小路幸也3

東京カウガール東京カウガール
著者:小路 幸也
PHP研究所(2017-06-09)
販売元:Amazon.co.jp

僕は動けなかった。恐怖心からではなく、男たちを叩きのめすその女性に見惚(みと)れてしまったんだ――。
その夜、カメラマン志望の大学生・木下英志は夜景を撮っていた。人気(ひとけ)のない公園で鈍い音を聞きつけカメラを向けると、そこには一人の女性がいた。彼女は屈強な男たちを叩きのめすと、車椅子の老人を伴い車へと消えた……。後日、改めて画像を見た英志は気づく。「似ている。横顔が、あの子に」
〈カウガール〉と名付けた彼女の画像を頼りに、その正体に近づいていく英志だったが、やがて彼女自身にも心を寄せていく。そして辿り着いた真相と、彼女の家族が背負った哀しい過去とは? 累計150万部突破の「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く、もう一つの「東京」の物語。

小路さんの作品って経歴が凄い人(語彙力)たくさん出てきますよねー
何だか読んでいて気持ちがいいくらい。
英志と奈子の出会い方と二人の関係の発展の仕方が作り上げられた感じがして何だかなぁと思わなくもなかったですけど^^;でも、奈子の抱えているものが大きかったから仕方がないのかな。周りのサポートがあってなるようになってよかったです。
ただ、今回は結構憶測から色々展開していったので、もうちょっと物的証拠みたいなものも出てきても良かったかなと思いました。
最終的に合ってたから良いけどさ、見当違いなこともあったら大変だから←

<PHP研究所 2017.6>H29.8.31読了

ラブ・ミー・テンダー 小路幸也5

ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴンラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン
著者:小路 幸也
集英社(2017-04-26)
販売元:Amazon.co.jp

老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの番外長編。堀田家の知られざる歴史が明らかに!
日本にロックの風が吹き始めた昭和40年代。
若き日の堀田我南人の青春、そして運命の女性・秋実の出会い――
ある日のコンサート帰り、我南人はある女子高生と出会った。名は秋実。
彼女は歌手として活躍している親友・桐子の窮地を救うため、ひそかに東京に来たとのこと。話を聞いた我南人と古書店〈東京バンドワゴン〉のメンバーは、彼女たちのためにひと肌脱ぐが、思いもよらぬ大騒動に発展し……?

東京バンドワゴンシリーズ最新刊。今回は番外編だったんですね。
我南人と秋実の出会い編!こういうことだったんですねー。
まさに運命的な出会いだったんですねぇ。
秋実が幼馴染の桐子を救うためにしたこと、秋実を囲んだ人たち、助けた我南人たち、なんだかみんな繋がっていて、運命ってこういう時に使う言葉だなと思いました。
芸能界を揺るがす大きな事件が起きるわけですけど、一体どうするんだろうと思ったらそういうことしちゃいますか。流石我南人ですね、若くてもやってることが変わらない^^;
40代くらいの勘一じーちゃんとサチさんに会えたことも嬉しかったです。この頃からみんなに慕われてたくさんの人と一緒に暮らしていたんですね。
LOVEだねぇ。の口癖もここから始まったんですね。秋実さんの最後の言葉が何だかとても嬉しそうで可愛い。
ただ、最後紺と藍子が出てきて、青はいなくてそりゃいないよな…そして…って若干暗くもなったのでした^^;我南人は良くも悪くも真っ直ぐな人なんだろうなぁ。そしてそんな我南人を好きになってしまったんだから、しょうがないよね…。

<集英社 2017.4>H29.8.29読了

風とにわか雨と花 小路幸也4

風とにわか雨と花風とにわか雨と花
著者:小路 幸也
キノブックス(2017-05-27)
販売元:Amazon.co.jp

僕が九歳、風花(ふうか)ちゃんが十二歳になった四月にお父さんとお母さんは、リコンした。どうしてかって訊いたら「今は説明してもわからないと思うので、言わない」ってお母さんは言った――
専業作家を目指す父、仕事に復帰した母、小学生の姉と弟。父が暮らす海辺の町を舞台にした、心温まる家族物語。
親子四人の心情の変化を、それぞれの視点から鮮やかに描く!

父博明、母恵里佳、姉風花、弟天水、4人の視点で物語が展開されて行きます。嫌いになったわけではないけどリコンした父と母。離れて暮らす中、夏休みを利用して風花と天水は一人で暮らす、父親の元へ遊びに行きます。
その中で今まで知らなかった父親の事を知り、たくさんの人と出会い、新しい経験をし、2人は成長していきます。
また離婚したことで父も母も今までと違う自分の気持ちが分かってきて、リコンして良かったとまでは言わないけど、悪いばかりではなかったのかなと思ったり。
小路さんらしい優しくて温かい物語でした。

<キノブックス 2017.5>H29.8.17読了

花咲小路三丁目のナイト 小路幸也5

花咲小路三丁目のナイト花咲小路三丁目のナイト
著者:小路 幸也
ポプラ社(2016-12-05)
販売元:Amazon.co.jp

眠れない人も、まだ眠りたくない人も、どうぞ。
ここなら朝までやってます。(でも眠くなったら閉店)
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる花咲小路商店街。今回の舞台は商店街唯一の深夜営業店<喫茶ナイト>。すっかり夜ならではの相談所になっている店を手伝いながら、その相談事を店主の仁太が突拍子もない方法で何とかする様子を、居候の甥っ子・望が語っていく。
前三巻でおなじみの人物も多数登場!
ますます楽しい花咲小路シリーズ第四弾。

シリーズ第四弾ですか〜。こちらのシリーズも続きましたね。この商店街に住む人たちが温かくて優しくて、毎回読んでいて穏やかな気持ちになります。でも、その穏やかさの中にはいろんな過去を持った人たちがたくさんいて、だからこそ生まれる穏やかさなのかなぁと思ったりして。
今回の舞台は喫茶店。良いなぁ〜こんな喫茶店があったら私毎日通うのになぁ。
話の内容は同じシリーズの2冊目「花咲小路一丁目の刑事」と同じような感じかな。困ったことがあったら相談に乗ります。っていう。
内容に関しては本当にいろんなことがあるのだけど、結構ドロドロしている…になりそうなことでも仁太さんの手にかかればさらっと解決してしまう。何だか魔法がかかっているような感じでしたね〜。
最後も一体どうなるんだろうと思ったのだけどまるっと上手いこと解決!スバラシイ!^^それでも仁太さんの過去が分かって、仁太さんが去ることになってしまってちょっと寂しかったかな。喫茶ナイトで相談事が出来なくなっちゃうじゃないか。それが少し残念。
今回は今までのシリーズで出てきた人たちがたくさん登場しましたね〜。記事を読み返していたら1番最初に出た作品で望の友人の克己と北斗は21歳だったようなので、3年の月日が流れているって言うことなのかな。まあ、克己には子供が出来ましたし、周りもたくさん結婚しているようですし月日が流れていないとおかしいか。
望が前の職場で受けたことはなんとなく予想が着きますけど、最近現実にそういう会社にいて自殺してしまった人のニュースがあったりしたから、色々考えてしまいました。
このシリーズはまだ続くのかなぁ。何丁目まであるのか分からないけど、お店はまだまだたくさんあるから被っちゃっても続編が出てほしいなぁと思っています。

<ポプラ社 2016.12>H29.2.12読了

スローバラード 小路幸也4

スローバラード Slow balladスローバラード Slow ballad
著者:小路幸也
実業之日本社(2016-09-09)
販売元:Amazon.co.jp

事件の連鎖が呼び起こしたのは、「あの頃」の記憶と私たちの絆――
2014年4月。東京・北千住で喫茶店〈弓島珈琲〉を営むダイは53歳になっていた。
学生時代、バンド仲間の淳平、ヒトシ、ワリョウ、真吾と暮らした自宅を改装した店舗だったが、ダイにも、常連客のゲームクリエイター・純也や三栖刑事にも家族ができ、少しずつ生活も変化している。
かつて三栖が下宿していた純和風の家には、学生時代の友人ワリョウの息子・明とその友人たちが下宿していた。
ある日、水戸に住むヒトシの息子の智一が「東京に行ってきます」というメモを残して
家出したと連絡が入った。ダイは三栖や明、純也らと智一の行方を捜し始めると、智一と同じ高校に通う村藤瑠璃がケガを負った家族を残し、行方不明になっていることがわかる。時を同じくして、人気俳優となった淳平の妻・花凜にストーカー騒ぎが起こった。
ダイたちは、智一の高校の先輩にあたる仁科と、新宿二丁目でゲイバーを営むディビアンがそれらの事件に関わることを突き止める。学生時代をともにした仲間たちが〈弓島珈琲〉に再び集結し、「あの頃」に封印した事件と対面する――。
青春時代のほろ苦さが沁みる珈琲店ミステリー。

シリーズ第4弾。これで終わりって確か言っていましたよね。
この作品、私は1冊目だけ読んでいなくて^^;1番核になる部分を読んでいないってどういうことだよと思いますが、2冊目を読み終えてから読もうと思っていたのに結局読まないで終わっちゃいましたねー。
1冊目が主人公たちが20代、2冊目が30代、3冊目が40代、そして今回が50代。10年ずつ経過しているんですよね。
著者さんが言っていましたがこの10年ずつ経過させるというのは「俺たちの旅」の制作パターンをなぞったそうです。
「俺旅?!」と強く反応した私ですが当然私が思ったほうではなく←
昔の「俺たちの旅」の方ですね。私は知らなかったのですが、連ドラが終わった後、10年ごとにスペシャルドラマが放送されていたそうで。凄いですね、10年ごとに3回も。しかも最後なんてリメイク版よりあとじゃないですか。本当に有名なドラマだったんだろうなー。
流石に年齢詐称疑惑がある私も「俺たちの旅」は見たことがありません^^;主題歌なら知ってますけどね。「新・俺たちの旅」の冒頭で過去の映像と同じことしてたシーンがありましたけど、私がみたのはそれくらい。
ということで、今回はダイたちがなんと50代に。ダイとあゆみとの関係がどうなるんだろうなーと思って前回読み終えたので今回読んでて願った関係になっていたので最初ニヤニヤしちゃいました←
事件に関しては…よくもまあ色んなことが絡んで一つの事件につながったなと思いましたよねー…。伏線がありすぎてキャパオーバーでしたよ。登場人物もバンドワゴンみたいに増えちゃって相関図が欲しいです。関係性もややこしいし。
もやもやが残った部分もありましたけど、これで良かったんですよね。全てのことがスッキリサッパリ上手く言ったり話したりする必要はないのかななんて読み終えて感じました。

<実業之日本社 2016.9>H28.11.7読了

小説家の姉と 小路幸也5

小説家の姉と小説家の姉と
著者:小路 幸也
宝島社(2016-07-08)
販売元:Amazon.co.jp

五歳年上の姉は、学生時代に小説家としてデビューした。それから数年後、一人暮らしをしていた姉から突然、「防犯のために一緒に住んでほしい」と頼まれた大学生の弟・朗人。小説家としての姉を邪魔しないように、注意深く生活する中で、編集者や作家仲間とも交流し、疎遠だった幼なじみとも再び付き合うようになった朗人は、姉との同居の“真意”について考え始める。姉には何か秘密があるのでは―。

全体的に可愛らしいお話でしたね。
小路さんの作品はハッピーエンドで終わるから安心して読めるんですけど、その物語の核となる部分が結構重たかったりするので^^;今回もお姉さんの秘密は重たいものなんじゃないかと最初はどきどきしていたんですけども。
結構早めに私も何となく気づいたので、楽しんで読めました。
朗人も清香も千葉もお姉ちゃんも素敵ですねー。みんなちゃんとお互いと思い合っていて、こんな人間になりたいと思いました。皆年下だけど^^;
でも年齢は関係ないですよね。編集者の女の人も言っていたけど。
私は20代の後半は自分より年下ってもう年下っていう感覚しかなくて(語彙力)自分の方がすごいとか、相手を下に見ているとかそういうつもりはないんだけど、尊敬とかそういう対象としては多分見れていなかったと思います。浅はかな子どもでしたね^^;
今はそんなことはないつもりではあります(まどろっこしい)
ラストは予想通りなところがありつつ心配なところもありつつでしたけど、でもきっとみんながいるから大丈夫ですよね。
それにしても…。いいなぁ。私もそこまで信頼しあえる人に巡り合いたい。いるかな。逢えるかな←

<宝島社 2016.7>H28.10.12読了

ザ・ロング・アンド・ワインディングロード 小路幸也5

ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード  東京バンドワゴンザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン
著者:小路 幸也
集英社(2016-04-26)
販売元:Amazon.co.jp

老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの最新作。
医者を目指して勉強を続けてきた花陽がいよいよ受験シーズンに突入。研人は高校生活を送りながら音楽の道に邁進中。さらに、お店に遠方から招かれざる客がやってきて、ひょんなことからシリーズ初の「海外旅行」も実現! ?
今回も「LOVEだねえ」の決めゼリフとともに、読み逃せない熱いエピソードが満載。ファン待望の第11弾。

「春 花も嵐も実の生る方へ」堀田家が持つ「呪いの目録」を探る人が現れたと同業者から聞いた勘一たち。堀田家の周りに不穏な空気が漂うのか。と思いましたけど、やっぱりそこまでは行かなかったですね^^いろんな人たちがいろんな人たちのことを心配して想ってだから起きた騒動。丸く収まってよかった。
「夏 チャーリング・ロング街の夜は更けて」マードックが慌てて堀田家にやってきた。東京バンドワゴンに所蔵されている「コンフェッション」という本をイギリスの秘密情報部が狙っているとマードックの友人が教えてくれたらしい。国を敵に回して一体どうなる?と思いましたけど、意外と大規模にはなりませんでしたね^m^勘一じーちゃんのフットワークの軽さにはビックリです。
「秋 本を継ぐもの味なもの」研人と紺、そしてサチはかんなと鈴花に呼ばれ、友達のおばあちゃんの家に幽霊が出るから助けてほしいと頼んできます。
いやー…これ凄い話ですよ←かんなちゃんと鈴花ちゃんが考えていたんだとしたらこの2人は将来どうなっちゃうんでしょうか^^;魔性の女たちになりそうですね^m^まあ、諸々解決して良かった。
「冬 ザ・ロング・アンド・ワインディングロード」いよいよ花陽の受験のことかなと思いましたけど、違いましたね。研人は強い子ですねー。確かにね、目立っちゃうと排除しようとする人が出てくるからしょうがないといえばしょうがないけど、今のいじめは陰湿ですからねー。それを払しょくしようとしている姿はかっこよかったです。
そして花陽は将来医師になる身として最初の試練がありましたね。私が言う事ではないですけど、きっと正解はないんだと思いました。本人がどう生きたいかが大切なんじゃないのかな。花陽はきっといいお医者さんになりますね^^
また来年ですね。来年こそ花陽のことが出てくるかな。
それにしてもふじしまんと花陽はいつかどうにかなるのかなと思ったんですけど、ならなそうですね。ふじしまんはどこまでも凄い奴ですね。ある意味変態←だからお嫁さん出来ないのかなー(余計なお世話)

<集英社 2016.4>H28.9.27読了

ストレンジャー・イン・パラダイス 小路幸也4

ストレンジャー・イン・パラダイスストレンジャー・イン・パラダイス
著者:小路 幸也
中央公論新社(2016-06-21)
販売元:Amazon.co.jp

ここは阿形県賀条郡〈晴太多〉(はれただ)。観光地も名物産業も何もない、ほぼ限界集落。
そんな故郷を再生するため、町役場で働く土方あゆみは、移住希望者を募集する。やってきたのはベンチャー企業の若者、ニートの男、駆け落ちカップルなど、なんだかワケありなはぐれ者(ストレンジャー)たち。
彼らが持つ忘れたい過去も心の傷も、優しい笑顔が包み込む――。〈晴太多〉へどうぞ。みんなが待ってます!

限界集落再生の話。なんだけど、再生の話というよりはこの地で頑張る若者たちの説明が主で再生部分は序章のような感じで終わったような気がします。
この地の出身のあゆみと綾那、そして、スリー・フィンガーの社員の若者たち。
それぞれに闇を抱えていて、でもそれを崩そうとしているのも分かって、読んでいて眩しさも感じました。
あゆみがとてもいい人でこの地のために頑張ろうと思っているのが伝わってくるし、それを叶えたいと周りが応援してくるのも伝わってきて、あったかいですね。
ただ気になっていた綾那とお兄さんの関係が陰鬱とした感じでしたけどいつの間にか上手いこと言っててあれ〜と少し思いましたが^^;
続編があってもいいんじゃないかなと思いました。

<中央公論新社 2016.6>H28.7.26読了

札幌アンダーソング ラスト・ソング 小路幸也4

札幌アンダーソング  ラスト・ソング札幌アンダーソング ラスト・ソング
著者:小路 幸也
KADOKAWA/角川書店(2016-03-31)
販売元:Amazon.co.jp

近頃、キュウの“ドッペルゲンガー”がよく出没しているらしい。北海道は札幌の警察署に勤務する若手刑事のキュウこと仲野久は、先輩刑事・根来たちと、そんな噂話を楽しんでいた。だが殺人事件が発生し、事態は一変。被害者の夫が久に瓜二つであり、様々な状況証拠から、久は事件の重要参考人にされてしまう。これまでも奇態な事件を仕掛けてきた“秘密クラブ”の仕業だと確信した久たちは、“変態の専門家”で天才的な頭脳を持つ美少年・志村春の力を借りて無実を証明しようとするが…。記憶が武器の“天才探偵”と秘密クラブを操る“怪物”。最強の頭脳を持つ2人の最終対決の行方とは―!?

このシリーズも最終巻なんですね。
この作品は他の作品以上に札幌の地名が出てくるので嬉しくなります^^
今回も星置に真駒内に東苗穂に…。真駒内から大通に行くから地下鉄南北線を使って出勤するとかものすごーくローカルなことも書かれていたりしていて、やっぱり地元のことが書かれていると嬉しいですよね。って毎回書いてるんですけど^^;
今回は山森との最終決戦でしたね。
山森がなかなか出てこないでページ数が少なくなるから大丈夫か…?と思いましたけども。
最後はあっけなかったかなぁ…。
あそこまで警察を欺いて自分の手は汚さずに犯罪まがいの事をして人を利用して…そんな人間がああもあっさり…ごにょごにょ(ネタバレ回避)
春やお姉さんたちが決意していることは切ないですね。確かにずっと先祖までの記憶が残っているって過去を残すためには素晴らしい素質かもしれないけど、生きていくには辛すぎる能力ですもんね。

<角川書店 2016.3>H28.6.12読了

恭一郎と七人の叔母 小路幸也4

恭一郎と七人の叔母 (文芸書)恭一郎と七人の叔母 (文芸書)
著者:小路 幸也
徳間書店(2016-03-09)
販売元:Amazon.co.jp

主人公・恭一郎には、七人の叔母がいる。
昭和を舞台に、時代に流されず、したたかに生きる八人姉妹。
彼女たちとその周囲で起きる様々な日常を、『東京バンドワゴン』シリーズなどで人気の著者が描き上げる。

叔母さんがテーマの本って珍しいですよね^^;
そして8人姉妹!そんな女性ばかりの家族の中育った恭一郎が大人になり、7人の叔母たちの事について語っていく話です。
叔母さんの紹介をしてほぼほぼ終わるのですが、7人の叔母さんたちは本当に個性的でしたね。いろんな生き方がありました。そしてそのいろんな生き方を目の当たりにして育って、恭一郎は上手いこと生きていってるのかななんて思ったり。
タイトルにあるように叔母さんたちの話だけで、全く出てこないわけではないけど恭一郎の母親があまり出てこなかったですね。もう少し説明があっても良かったように思うのですが。
恭一郎自身の事も気になります。
また別の話と書かれていますから、別の話として恭一郎の物語もいつか出してほしいなと思いました。

<徳間書店2016.3>H28.4.18読了

アシタノユキカタ 小路幸也4

アシタノユキカタアシタノユキカタ
著者:小路幸也
祥伝社(2016-02-09)
販売元:Amazon.co.jp

「先生、この子を母親のところまで連れて行ってくれないかしら」 ある日、十歳の少女あすかを連れて訪ねてきたキャバクラ嬢の由希は、札幌に暮らす「片原修一」に迫った。あすかは高校教師だった彼の教え子鈴崎凜子の娘で、由希は凛子の親友だという。凛子は現在、帰省した熊本で緊急入院しているらしい。なぜ僕が?と応じる「修一」に、かつて二人が狷段未粉愀賢瓩世辰燭海箸鮖ち出す由希。かくしてそれぞれが抱える狢膺佑了情瓩睛蹐濆腓Α日本縦断七日間の奇妙な旅が始まった――。 札幌から熊本まで2000キロ。『東京バンドワゴン』の著者が描く心温まるロードノベル。

小路さんらしい温かいお話でしたねぇ。
北海道から熊本への旅路。車移動だと大変そうだけど楽しそう。時間があるならやってみたい。
ストーリーも良かったです。出てくる人たちの境遇がみんな切なくて、みんなまとめてぎゅっとしたくなるような感じ。
「修一」と由希とあすかでの旅は本当に楽しそうでした。親子みたい。
ただ途中でショートカットになっちゃったのが残念かな。まあ、目的があったし時間も最後は無くなってきていたから仕方がないのかもしれないけど。
凛子の父親にやったことはすんなりすぎたかなとも思いましたけど、でもまあ小路さんの作品ならいいんです^^
最後の幸せそうな姿がこちらにも伝わってくるようです。
あっちの二人も上手いこと行くんじゃないかなぁ〜なんて思って読み終えたんですが、どうなんでしょうね^m^

<祥伝社 2016.2>H28.3.24読了

ロング・ロング・ホリディ 小路幸也4

ロング・ロング・ホリディロング・ロング・ホリディ
著者:小路 幸也
PHP研究所(2016-01-14)
販売元:Amazon.co.jp

―1981年、札幌。喫茶店“D”でアルバイトをしている大学生・幸平のもとに、東京で働いているはずの姉が「しばらく泊めて」と突然、現れた。幸平は理由を聞き出せないまま、姉との暮らしを始める。一方、“D”では、オーナーと店長が「金と女」のことで衝突。そんな二人を見て、幸平たちは“ある行動”に出た。それは一人の女性を守るためだったが、姉の心にも影響を…。

1981年の札幌が舞台。…なんですが35年前っていう感じがあまりしなかったかな。せっかく昔に設定しているのだから、この時代の背景があっても良かったんじゃないかなと思うのですが…この時代に小路さんは喫茶店で働いていたんですかね。
主人公の幸平はなかなか好青年でしたね。でも確かにここぞという時の力の発揮具合が怖いくらいかも。幸平の将来が楽しみなような不安なような^^;
7年も帰ってきていなかったお姉さんがどうしていきなり帰ってきたのか。私は全然考えていなかったので理由が分かった時、あ、そういう事?とちょっと拍子抜けした感じでした^^;すみません。何かもっとすごいことなんじゃないかと漠然と思っていて。
でも、この一連の出来事のお陰で幸平もお姉さんもそして<D>の人たちも変わっていったんじゃないかなと思います。ここで働いていたら社会に出てもちゃんと働けそう。
学生時代に経験したことって将来も役に立つんですよね。
私自身そう思うし、学生時代にずっとやっていたバイト先で知り合った人たちとは今でも細々とですが交流があります。こうやって人は成長していくんですよね(しみじみ)

H28.3.22読了

花咲小路二丁目の花乃子さん 小路幸也5

花咲小路二丁目の花乃子さん花咲小路二丁目の花乃子さん
著者:小路 幸也
ポプラ社(2015-09-08)
販売元:Amazon.co.jp

元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。今回の主人公は、商店街で「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候することになった十代の女の子。人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが来店して―

花咲小路商店街のシリーズ第三弾。
今回の舞台はお花屋さん。めいちゃんはいったいどんなひどい目に遭ったんだろう・・・こんな素直ないい子が・・・。でも、それをきっかけに花乃子や征や柊がいるこの場所へ来たのはよかったことだったと思います。ほかの人よりも一足早く社会人となって働くことの大変さを知ることができたし。
花乃子さんのとある能力も興味深かったしそこからわかるお客さんのこともどうなるだろうと気になって気になって、やっぱりあっという間に読んでしまいました。
そして素敵な二つの恋模様。
10年という月日は長いですよね。
最後は予想通りだったけど、予想通りになるのも大事だと思いました。
読んでいてとても幸せな気持ちになりました。よかった。
そして今まで出てきた人たちもたくさん出てきてうれしかった〜。
セイさんは相変わらずの英国紳士!素敵です。
こんな商店街が近くにあったら絶対に移り住むのになぁ。

<ポプラ社 2015.9>H27.10.22読了

怪獣の夏 はるかな星へ 小路幸也4

怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)
著者:小路 幸也
筑摩書房(2015-06-25)
販売元:Amazon.co.jp

人気作家、初の怪獣小説。1970年夏、子供たちが体験する奇妙な出来事。謎の機械人間や怪獣が次々と町を襲う。そして公害に汚れた地球を救うのはだれか?

舞台は1970年。何だかゴジラとかウルトラマンとかが蔓延ってる時代っていうイメージ←
今回の小説はなんと怪獣が出てくる!いやーびっくり。
正直私は怪獣映画みませんし、ウルトラマン等も見ていないのでこういう展開に慣れてないもので^^;面白かったけど微妙に冷静に読んでいる部分もあって^^;残念。
ただ、公害の問題は気になりました。
確かにこの時代って終戦後に経済を立て直すために日本中が頑張ってそしてその結果生まれたのが公害っていうイメージ…イタイイタイ病とか水俣病とか…
その部分はリアルに感じました。
出てきた4人の少年少女は真面目で一生懸命で小路作品らしい感じでしたね^^
ラストの4人の行動が良かったですね〜

〈筑摩書房 2015.6〉H27.8.14読了

ヒア・カムズ・ザ・サン 小路幸也5

ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴンヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン
著者:小路 幸也
集英社(2015-04-24)
販売元:Amazon.co.jp

老舗古書店「東亰バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する人気シリーズ、記念すべき第10弾。
研人の高校受験、我南人のバンドの危機など、読み逃せない逸話が満載!
「猫も杓子も八百万」老舗古書店“東亰バンドワゴン”を営む堀田家に、まさかの幽霊騒ぎが持ち上がる。夜中に棚から本が落ち、白い影が目撃されて、みんなドキドキ。我南人たちがつきとめた、騒動の意外な真相とは?
「本に引かれて同じ舟」小料理居酒屋「はる」へお酒を飲まず食事だけをしていくおばあさん、図書館に何者かが置く謎の本、元刑事の茅野が目撃した、堀田家の写真を撮っている若い女性、図書館に通い詰めているご近所の裕太…
「男の美学にはないちもんめ」勘一を訪ねてきたのは宮内庁の図書課の男性。「東京バンドワゴン」の蔵書を知りたがるのだが、勘一は拒否。しかしそのことが、我南人の音楽活動に影響を及ぼすことになる。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」建築家を目指し、新たな一歩を踏み出した夏樹。ところが、アルバイトを始めたばかりの事務所が、経営危機に陥ってしまう。一方、芽莉依ちゃんと同じ高校を受験した研人の結果は・・・

毎年春に出る恒例シリーズ第10弾。もう10弾なんですね。私は読み始めたのは遅めなのですが、それでも今はすっかり虜で出るのが毎年楽しみです。では簡単に感想をば。
「猫も杓子も八百万」幽霊ネタは幽霊じゃないだろうなと思いましたが^^;そういう事でしたか。そして同時期にやってきた葬儀屋さんを名乗る男性と小学生の少年。この2人の話が好きでした。そして哀しい別れ。
「本に引かれて同じ舟」おばあさんの正体が素敵でした。また知り合い、お仲間が増えましたね^^そして若い女性と裕太の話も可愛らしかったです。
「男の美学にはないちもんめ」こういう悪いことする人大っ嫌い!←我南人の対応が素敵すぎました。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」花陽も研人も、大きくなりましたねぇ…ってしみじみする回でした。私も研人には「そうじゃないだろ!!」って言いたくなりました。これから花陽と研人がどう大人へ向かっていくのか、近所のおばちゃんポジションで楽しみに待っていようと思います^^

<集英社 2015.4>H27.7.11読了

札幌アンダーソング 間奏曲 小路幸也4

札幌アンダーソング 間奏曲札幌アンダーソング 間奏曲
著者:小路 幸也
KADOKAWA/角川書店(2015-03-29)
販売元:Amazon.co.jp

北海道は札幌。駆け出し刑事の仲野久が勤務する警察署に、謎の手紙が届いた。「おおきな ゆきたいせきば みっつのうちのひとつに したいをうめた」雪堆積場とは、雪国特有の、排雪した雪を運び溜めておく場所のこと。しかしその手紙だけを頼りに、巨大な雪堆積場を掘り起こすわけにはいかない。捜査が進む中、久の先輩刑事の根来は、被害者とされる男の娘に不審を抱く。「あの娘には、背徳の匂いがする」そして、「変態の専門家」で超絶美少年の志村春に、協力を要請するが…。悪趣味ギリギリ!?けれど読めば必ず癖になる、面白さ間違いなしの最強エンタメミステリ!!

シリーズ第2弾です。これはずっと続く作品なのかな。そんな感じ。
このシリーズは内容が全体的に変態なんですけど←
面白いのは札幌のマニアックな地名が出てくるところです。
後は微妙に名前を変えているけど分かるとか、そういうのが札幌在住の人間としては面白いです。
北斗星銀行・・・だったっけ?の内容は完全に拓殖銀行ですし、発寒とか東苗穂とかおぉ・・・!と思います。
面白かったのは大丸近くにある白い変なオブジェっていう言葉が出てきたのですが、この正式名称を知っている人はいるのだろうかみたいな言葉が出てきたときに吹き出しました。
確かにあそこは待ち合わせ場所にしやすいけど「大丸前の白いとこ」とか「変なオブジェのとこ」とかそんな言い方にしちゃいますよね。正式名称、知りません^m^
内容としては結構悶々とする感じかなー。前回もそうだったけど…スカッとするのは全部を終えたときなのかなー。
多分続編も出ると思うので楽しみに待とうと思います。

<角川書店 2015.3>H27.7.7読了

踊り子と探偵とパリを 小路幸也4

踊り子と探偵とパリを踊り子と探偵とパリを
著者:小路 幸也
文藝春秋(2015-05-22)
販売元:Amazon.co.jp

きらめく恋とのろわれた宝石。“ディープ・レッド・ハート”またの名を“永遠の淑女”。美しいときに手に入れれば、美しさを永遠に残したままに死んでいく。魅惑の、赤いダイヤモンド。1920年代のパリを舞台に、燃える焔を瞳に宿した美貌の踊り子と作家志望の英国青年ユージンそして米国人探偵マークが、伝説の宝石をめぐり、華麗な冒険を繰りひろげる。

今回の舞台はパリ。青年ユージンが踊り子ブランシェに一目ぼれしたことで、たくさんの人を巻き込んでの冒険が巻き起こります。
ユージンとブランシェの出会いも可愛らしいし2人も可愛らしいしハラハラもするのに癒されました。若いっていいですね←
ブランシェを救うために立てた壮大な計画!ホントドキドキしました。
・・・ただ、その大きいとこがさらっとしてたのが残念でしたが^^;
でも、やっぱり最後に幸せになれるのが小路作品。良かったってほっこりしたいときは小路さんの作品を読みたくなります^m^
マークもとっても素敵。探偵という職業の人はちょっと愁いを帯びていてすらっとしていてイケメンっていうイメージが←
ほっこりしましたが、最後の最後まで気を抜けない作品でした。
こういう海外が舞台の作品も良いですね。
手元にバンドワゴンシリーズ最新刊があるので次はこちらを読みます。楽しみです^^

<文芸春秋 2015.5>H27.6.26読了

少年探偵 小路幸也5

少年探偵 (一般書)少年探偵 (一般書)
著者:小路 幸也
ポプラ社(2015-01-15)
販売元:Amazon.co.jp

「東京バンドワゴン」シリーズの小路幸也が描く、“彼ら”をとりまく光と影。帝都を駆ける怪人二十面相と、再び立ち上がる明智小五郎、そして少年・芳雄。三つのピースが揃ったとき、新たなる“冒険”が幕を開ける!

前にも書きましたが私は江戸川乱歩の作品は読んだことがありません^^;
なので、このストーリーが真実だと言えば真実だと思います。違うんですよね?←
この話の展開斬新で面白すぎます。
怪人二十面相の正体、明智小五郎の出生の秘密、そして小林少年の誕生。
人と人との繋がりが面白くてあっという間に読んでしまいました。
もっと読んでいたかったな。後半が物足りなかったかも。
この設定でシリーズ化してほしいくらい、面白く読みました。
そして、小林少年に探偵術を身に付けさせた次郎さんの正体も気になります。
誰だろう…。
いやー面白かった!

〈ポプラ社 2015.1〉H27.2.17読了

旅者の歌 中途の王 小路幸也4

旅者の歌 中途の王旅者の歌 中途の王
著者:小路 幸也
幻冬舎(2014-12-16)
販売元:Amazon.co.jp

魂が人間のまま野獣に換身してしまった兄姉と許嫁。かつて誰も足を踏み入れたことのない“果ての地”に行けば、彼らを人間に戻すことができると聞いたニィマールはその名を捨て、リョシャと名乗り、野獣の姿となった3人とともに試練の旅に出た。死が蔓延する冬山を越え、時に戦い、行く先々で、初めて会う民族に助けられ、そして新たな仲間を増やしながら“果ての地”を目指す一行。やがて彼らの前に現れたのは、呪われた地である戸惑いの“白い森”だった…。興奮と感動が巻き起こる長編エンターテインメント!!!

リョシャの旅、第2弾。
新しい仲間も増えてにぎやかになってきましたね。
いろいろ試練の時も訪れるのだけど、うまいこと言って進んでいきます←言い方
リョシャがどんどんたくましくなっていきますね。勇ましくて凛々しいです。
この物語はもう終盤なのかな。
次回が終わりなのか、それともまだまだ続くのか。楽しみです。

〈幻冬舎 2014.12〉H27.1.31読了

壁と孔雀 小路幸也5

壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)
著者:小路 幸也
早川書房(2014-08-22)
販売元:Amazon.co.jp

警視庁SPの土壁英朗は仕事の負傷で休暇を取り、幼い頃両親の離婚で別れたまま2年前に事故死した母の墓参りに赴く。北海道にある母の実家は町を支配する名家で、今は祖父母と小5の異父弟・未来が住んでいた。しかし初めて会う未来は自分が母を殺したと告げ、自ら座敷牢に篭もっていた。その真意とは?さらに町では謎の事故が相次ぐ。信じるべきものがわからぬまま、英朗は家族を護るため立ち上がる。

今回の作品は早川書房から出ているからかいつもよりもミステリ度が高かったような気がします。英朗の母が育った生家、篠太とは一体。
英朗が来津平に来たことによって様々な出来事が起き、巻き込まれて行きます。
たくさんの謎がちりばめられて、この村にどんな謎が隠されているんだろうとドキドキしながら読みました。篠太村に隠された謎はなるほどと思ったのですが、そのこと以外の出来事がもし全部そうだったら…うわぁ〜!という感じで←想像したらちょっと怖かったです。すんごい分かりにくい説明ですね^^;すみません。
小路さんはよく北海道を舞台に書かれるので来津平っていう町は架空だけどどこかモデルの町があるのかなーと思ったのですが今回の作品はクイーンの作品が絡んでいるそうですね。私は外国の小説はあまり読まないので全然分からないのですが(悔しい)
でも来津平って名前を聞いて何となく平取町を思い浮かべました。平しかあってないし、私は行ったことないのでホント最初の印象ですけど。
タイトルの壁と孔雀ってどういう意味かなーと思ったのですが、なるほど(笑)
ラストは完全に全部解決!じゃないけど、これでよかったんですよね。

〈早川書房 2014.8〉H26.10.20読了

スターダストパレード 小路幸也4

スターダストパレードスターダストパレード
著者:小路 幸也
講談社(2014-09-05)
販売元:Amazon.co.jp

元暴走族のヘッド・マモルが刑務所から出所した日に、彼を無実の罪で逮捕した刑事・鷹原が迎えにきた。
鷹原は、母・ジョゼットを不審な死で亡くした少女・ニノン何者かに狙われているため、
三重にいる鷹原の元妻・美里のところへ連れていくようマモルに依頼。
マモルに去来する美里との過去と想い――。
マモルとニノンは無事に辿り着けるのか?そしてジョゼットの死の真相とは?

偶然にも主人公の名前がマモル君^m^
彼を想像してしまいましたけどでも21歳か←
マモル君がとってもいい子で、全然暴走族のヘッドっていう感じはしませんでしたけどね。元々が良い子なんだろうな。途中でわかる境遇から、こうならざるを得なかったのかなとも思いましたが…。
ただマモルと鷹原の関係をもうちょっと深く掘り下げてほしかったかなぁ。色々過去のことは分かっていきますけども。
この物語は1980年代なんですよね。
30年経った今、マモルやニノンはどうしているんだろう。
マモル君には特に、幸せになってほしいなぁと思って読み終えました。

〈講談社 2014.9〉H26.10.8読了

ビタースイートワルツ 小路幸也4

ビタースイートワルツ Bittersweet Waltzビタースイートワルツ Bittersweet Waltz
著者:小路 幸也
実業之日本社(2014-07-10)
販売元:Amazon.co.jp

2000年、北千住にある<弓島珈琲>。
かつて、店主の私(弓島大)は恋人の死に関係する薬物がらみの事件に巻き込まれた。その時に私を救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪する。情報源となったのは、三栖さんの部下である甲賀芙美だった。彼女のもとに届いた三栖さんからと思しきメールには、<ダイへ>とだけ記されている。
このメッセージを手がかりに<弓島珈琲>を訪れた甲賀さんだが、三栖さんには上司に対する尊敬以上の複雑な想いを抱えているようだ。私と店の常連である純也は、早速捜索に乗り出す。
一方、私の過去の事件に否応なしに関わってしまった少女・あゆみもまた、女子大生に成長して<弓島珈琲>へ出入りしている。そのあゆみが、親友の梨香と連絡が取れなくなったと私たちに相談を持ちかけてきた。時を同じくして姿を消した三栖さんと、大学を休んでいるという梨香。一見、なんのリンクもなかったはずのふたつの事件を繋いでいるのは、
暴力団・実業組の組長、松木の存在だった――またしても男たちの苦い過去が交錯する物語。珈琲、紫煙、ミートソースの薫りの先に真相があぶりだされていく。

シリーズ第3弾ですね。そういえばこの作品の1冊目、私はいまだに読んでいないんでした^^;読まなければ。1冊目が1980年代、2冊目が1990年代、そして今回が2000年代です。大も39歳ですか。
前回の話を全然覚えていないのだけど←前回から10年近く経っているということですね。7年くらいかなー。
今回の事件も面白かったです。初めは全くわからない状態だったので私も全然分からず^^;だったのですが徐々に明らかになっていきましたね。
最後はいつもよりご都合主義ではなく、良かったと思いつつも気になる終わり方でした。
大の恋愛模様はどうなるのでしょうか。書かれるんですかね…。

〈実業之日本社 2014.7読了〉H26.8.31読了

すべての神様の十月 小路幸也5

すべての神様の十月すべての神様の十月
著者:小路 幸也
PHP研究所(2014-06-21)
販売元:Amazon.co.jp

榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。

最初の作品「幸せな死神」は作家さんの名前に「幸」が入っている方々のアンソロジー「Happy Box」に収録されていたので既読でした。もう一度読み返しましたが。
どの作品も良かった。いろんな神様が出てきたけど貧乏神や疫病神ですら良い神様なのが小路節だなぁと思いますねぇ。
微妙に神様同士がつながっているのも面白かった。
好きだったのは九十九神かなぁ。お釜と話をしてるのを想像するだけで可愛いなと。オチもとっても素敵でした。
凄くよかったのだけど、タイトルとはどう繋がってるのかな。
十月ってむしろ神無月だよね・・・だからなのか?

〈PHP研究所 2014.6〉H26.8.7読了

オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 小路幸也5

オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴンオール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン
著者:小路 幸也
集英社(2014-04-25)
販売元:Amazon.co.jp

老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する人気シリーズ。待望の第9弾!
人生の岐路に立つ人を優しく励ます、書き下ろし長編。
「秋 真っ赤な紅葉はなに見て燃える」
青が出演した映画の脚本を書いた岸田安見が東京バンドワゴンにやってきた。その時小学生の女の子が絵本を売りに来る。その姿を見て岸田は涙を流していた。
「冬 蔵くなるまで待って」
一方木島の知り合いである仁科がサチの実家である五条辻家について調べていることを知る。同じ頃藤島からデジタルアーカイブ事業を始めるため、堀田家の蔵の書物を利用させてもらえないかと持ち掛けられる。
「春 歌って咲かせる実もあるさ」
勘一が盲腸で入院することになった。その間よくカフェに訪れる近所の薫子さんの様子がおかしいと藍子と亜美が懸念していた。
「夏 オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」
夏休みに入り、研人のガールフレンドの芽莉依がレコードを売らせてくれないかと尋ねてきた。その様子が以前のすずみを思い出してみんなが心配をしていた。そして子供たちが葉山へ行った後、研人が高校へ行かずにイギリスへ留学すると言い出した。

毎年恒例東京バンドワゴンシリーズ。第9弾ですか。
前回がスピンオフだったので、それはそれで面白いのですが、やはりバンドワゴンの皆さんの成長が見れる方が楽しみだったりします。
もう本当に登場人物が増えて分からない人も多々いるのが正直なところですが。
それでも厄介ごとがたくさん舞い込んできて、でもLOVEのちからで万事解決するのがこの作品の醍醐味。今回もスカッとするような素敵なお話ばかりでした。
今回は木島さんにそんなお話が!あって、また人間関係が混乱しそうな予感…
そして研人くんも中3ですか…。いやはや。やっぱり子供の成長は大きいですよねー。
研人くんの気持ちもよくわかるけど、でも研人君が言っているのとはちょっと違う意味で世界は広いと思う。マードックさんが言ったように日本をちゃんと知らなきゃ世界に行ってもちゃんと羽ばたけないと思う。研人がしっかりしたいい子で良かった。
花陽も素敵なお嬢さんになって良かったです。
今回新たに登場した人も数人いるので^^;
来年以降もどう堀田家に関わっていくのか楽しみです。
そういえば、今回のお話の中ですずみさんがきて5年っていうくだりがあったのですが、そうかこの世界では5年の月日が経過しているんだと思いました。
一つずつ年齢は重ねているけど、途中昔の話やスピンオフがあったり、四季は前回と一つ重なっているから実際の流れよりは少し遅めなんですよね。

〈集英社 2014.4〉H26.7.30読了

スタンダップダブル!甲子園ステージ 小路幸也5

スタンダップダブル!―甲子園ステージスタンダップダブル!―甲子園ステージ
著者:小路 幸也
角川春樹事務所(2014-03)
販売元:Amazon.co.jp

見た目はそっくりながら性格は対照的な双子―エースピッチャーの青山康一とセンターの健一を擁する神別高校野球部は、北北海道大会を勝ち抜きいよいよ甲子園へ!彼らの不思議な強さの「秘密」と、優勝を目指す特別な「理由」を知る前橋絵里は、全国紙のスポーツ記者。彼女の前に、神別高校の監督・田村と高校時代にチームメイトだったフリーのスポーツライター・塩崎が現われ、神別高校の周囲をしつこいくらいにかぎ回りはじめる。塩崎は、田村との間に因縁があるらしい。絵里は、危険なネタを得意とするルポライター・西島などの応援を得て、なんとか神別高校ナインを守ろうとするが…。

いよいよやってきました。甲子園!
って、前作をもう忘れかけていて^^;読んでいくうちに思い出してきましたが。
北海道代表の高校が甲子園って10年前の駒大苫小牧を思い出しちゃいますよねー。リアルタイムで応援していましたよー。胃をキリキリさせながら^^;今年の夏期待してます。
と、ちょっと逸れましたが神別高校の目標は甲子園の優勝。でも優勝することが目標ではなくてその先があるんです。
今回は絵里目線と高校生たちの目線と2つが交互に描かれています。
本当に野球を見ているかのようで読んでいて面白かったです。ハラハラしました。
まあ小路さんの作品なので諸々予想がついた部分もあるにはあったのですが^^;それでもやはり面白かったです。
人と人とのつながりや信頼って大事だなーと小路さんの作品を読むといつも思います。
でも人に信頼されたいと思うんだったら自分も人を信頼しないとダメですよね。
そんな当たり前で、でも大切なことを小路作品からいつも学んでいる気がします。
今回も面白かった!

〈角川春樹事務所 2014.3〉H26.5.7読了

札幌アンダーソング 小路幸也4

札幌アンダーソング (単行本)札幌アンダーソング (単行本)
著者:小路 幸也
KADOKAWA/角川書店(2014-01-28)
販売元:Amazon.co.jp

北海道は札幌。雪の中、全裸で発見された変態的な遺体の謎を解くため、若手刑事の仲野久は、無駄に色男の先輩・根来とともに、「変態の専門家」を訪ねる。はたしてその専門家とは、とんでもない美貌の天才少年・春。なんと彼は、四世代前までの、先祖の記憶を持つという。その膨大な記憶から、あらゆる事実を見逃かすことができるのだ。その頭脳により、春は犯人の遺したメッセージを看破。しかも意外な方法で犯人を挑発し始め…!?変態事件に巻き込まれたフツウの主人公の運命は。そして札幌の歴史に秘められた意外すぎる謎とは…!?

ツイッターで小路さんが変な作品だとおっしゃっていて尚更気になっていました。うん、変な作品でした^^;
事件の内容も変だし気持ち悪くもあるしなんだなんだと思いましたが、それでも小路さんの作品は引き込まれます。変でも私はウェルカムです^^
何よりも舞台は札幌。札幌在住者としては地名も道の名前も聞きなれていて読んでいて嬉しかったです。
北大(この作品では北海道大学ではなく北道大学)から札幌駅北口までは1本道。でも北口は車を止めづらいっていう物語とは全然関係ない文章にもわかるーーーって凄く共感したり^^そういうローカルネタが嬉しいです。
そして事件。
まずは春という人物が凄く興味深かったです。四代前までの記憶を持つ少年。記憶を持っているだけではなくその知識を生かすこともできる。本当の天才。
変な子だけど、でも愛嬌があって可愛くて、私は好感度が高かったです^^
でもそれ以上にキュウちゃんが凄く魅力的。魂が純粋って何だかわかる気がする。
事件の真相は納得できませんでしたねぇ。悶々としました。でもまあ、こういう終わり方もありなのかもしれませんね。最後はちょっとスカッとしたし。
さらに、今この作品の2が連載中?だそうで。
春も久もとても可愛らしかったので^^また会えると思うと嬉しいです。
事件諸々は変だけど読みますよー

〈角川書店 2014.1〉H26.4.19読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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