苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

有川ひろ

物語の種 有川ひろ5

物語の種
有川 ひろ
幻冬舎
2023-05-24


第一話 SNSの猫 
SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。ある日、事件が起きて……。
第二話 レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや 
祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。二人の会話から見えてきたのは……?
第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え
静岡生まれの旦那の実家にて、高知生まれの妻は何を思う?
第四話 我らを救い給いしもの
中学の社会の時間にクラスメイトが発したある意見に、主人公は痺れた。
第五話 ぷっくりおてて
小学生の夏休みに祖父の家に預けられた主人公の、ほのぼのハッピーな成長譚。
第六話 Mr.ブルー
ある家電メーカーで出世街道驀進中の研究所長には、意外な秘密があった。
第七話 百万本の赤い薔薇
ある夫婦の、40年にわたる結婚記念日の物語。
第八話 清く正しく美しく
エステサロンに勤める主人公。強欲な店長の元で働くことに悩んでいて……。
第九話 ゴールデンパイナップル 
祇園祭によさこい祭。祭の復活は、やっぱり嬉しいもので。
第十話 恥ずかしくて見れない
ある家電メーカーで働く主人公は、3歳年上の先輩のことが気になっていた。

物語の種を募集してそこから有川さんが物語を書く。何て豪華な企画なんですか。
有川さんの作品だから高知がよく出てくるのは分かりますけど、途中から宝塚入門書みたいになっていませんか?(笑)
私は宝塚を観劇したことはないんですけど、なんだかハマりそうな予感がして怖くて見てないというのもあります^^;これ以上追いかけるものが出来たら破産してしまう…!←
Mr.ブルーと「私」の会話はまんま同担同士の会話でしたし…思い当たる節がありありなんですが…。推しが一緒だと年齢関係なくお友達になれるんですよ。私も干支二回りまで行かないけどお友達いますから。推しがいる生活は本当に楽しい。だからこそ、周りの好意に気づいてない先輩にはちょっとじれったさも感じました。あれはマジで気づいてないな(笑)苦労するなぁ青年。でも読んでいて楽しかったです。
あと印象に残ったのは「百万本の赤い薔薇」かな。
椿の文箱のお話もとても素敵だったんですけど、私の両親もちょうど今年が結婚40周年だったんですよね。私も本当に少しだけお祝いの品を持って行ったけど、両親は、両親だけになった家で2人、何かをプレゼントしたり話をしたりしたのかなぁと思ったりしました。
結婚記念日はケーキを買って2人で食べたりもしているらしいので、それはしたのかなぁとも思ったり。40本の薔薇の花束、素敵だなぁ…

<幻冬舎 2023.5>2023.7.24読了

みとりねこ 有川ひろ5

みとりねこ
有川 ひろ
講談社
2021-08-11


稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。
時間は有限。出逢いは無限。
『旅猫リポート』外伝2編も収録!
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?
きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。

旅猫リポートの続編をまた読めるとは思いませんでした。しかも2編。どちらも温かくて優しくて切ない。最初のお話はサトルが子どもの頃に飼っていたハチ目線での物語。サトルの境遇は本当に哀しくて切ないなぁ…。
「猫の島」は「アンマーとぼくら」のスピンオフですね。こちらは既読でした。
ほかでは「シュレーディンガーの猫」「みとりねこ」が好きです。
「シュレーディンガーの猫」は社会不適合者の漫画家が、妻が赤子を連れて帰ってくるのが分かっているのに同じく生まれたばかりの猫を拾って育てる話。この夫婦のやりとりが凄く好きでした。
「みとりねこ」こちらはちょっと切ないお話でしたね…。浩美君が本当にいい子過ぎて…いったいどんな育て方をしたらこんないい子に育つんだ…。
有川さんらしい優しくて素敵な物語でした。

<講談社 2021.8>2021.9.10読了

イマジン? 有川ひろ5

イマジン?
有川 ひろ
幻冬舎
2020-01-22


想像力は、あるかい?
憧れの映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助(27歳)。
聞き慣れない業界用語が飛び交う現場に戸惑う日々だが、そこは現実と物語を繋げる、魔法の世界だった。
「必死で知恵絞って想像すんのが俺たちの仕事だ」
やがて良助は、仲間たちが作品に傾ける熱意に、焦がれるような思いを募らせていく——。
走るしか能のない新米、突っ走る!行き先は、たぶん未来。
「有川浩」改め「有川ひろ」の、お仕事小説&ベタ甘ラブコメ。
涙と笑顔と元気が湧いてくる、待望の最新小説!

久しぶりの有川さんの新刊。長編は4年振りだそうです。「アンマーとぼくら」以来かな?
今回はお仕事小説。
知り合いに誘われて飛び込んだ映像制作の現場で青年は成長していきます。
元々その業界を目指していたのに、採用されて1日も勤務していない会社のせいで夢を絶たれるなんて哀しすぎますよね。
見ていてくれる人はちゃんといるってことですよね。
良助も真っ直ぐで一生懸命で優しい良い子でした。現場にいられることが出来て号泣しちゃうのとか可愛いですね。でも、それくらいうれしいという気持ちは分かります。
色んな問題に直面するけど、自分で考えたり周りに助けられたりして良助が目に見えて成長していく感じが読んでいて素敵だなと思いました。
映像を作り上げるのにたくさんのスタッフさんが関わっているんだなということを改めて感じました。
良助と幸の関係もニヤニヤしちゃう感じでそこも流石有川さんです^^
面白かったです。私も仕事に一生懸命になれるよう頑張ろうと思いました。

<幻冬舎 2020.1>2020.4.1読了

倒れるときは前のめりふたたび 有川ひろ5



「有川浩」改め「有川ひろ」のエッセイ集“ふたたび”!ペンネーム変更の理由も語られる、エッセイ等41本+小説2編も特別収録。

有川さんのエッセイ!面白く読みました。色々言いたいことがあるので順番に。
有川さんが読まれた本の事が紹介されていたのですが中でも「空想教室」が載っていたのがとてもうれしかったです。実際に札幌に来られた時に書店で気になって購入したのがきっかけだそうで。私もこの本が大好きで、著者さんの事を尊敬していて、いつか講演会に行きたいなぁと思っていたので。嬉しかったなー。
「ミミズクと夜の王」も嬉しかったです。この作品も私は大好きで、ボロボロ泣きながら読んだ本だったので^^有川さんも同じように感動していたことが分かって嬉しかったです。
小説家さんの中には図書館に自分の本を置かないでほしいという人もいますが、有川さんは図書館を推進しているのが嬉しかったです。もちろんベストセラー本の複本を買いまくるのは私も反対ですが。私も図書館で借りて読んで気に入ったら買います。手元に欲しいと思います。いきなり買うのはハードルが高いから図書館で借りてまず読んでみるという手順があっても良いと私も思います。
色んな時事に対しても有川さんは果敢に発信されています。「シアター!2」が出て以降出てないなと思ったのですが、理由があって、更にもう続編は出ないのだと分かって凄く悲しかったです。誰が何を言ったんだ・・・やったんだ・・・
そして今回も児玉さんの事が書かれていたことが嬉しかったです。亡くなられてもう8年も経つんですね。
東日本大震災が起きたまさにその時、児玉さんと有川さんが対談されていたということは以前のエッセイで読んでいましたが、そのことについても少し触れていました。
個人的にV6とオカダの名前が出てきたのが嬉しかったです。有川さんV6のコンサートに参戦したことがあったのですね!有川さんも拝見したかった・・・←
「彼女の本棚」と「サマーフェスタ」も面白かったです。
「彼女の本棚」は最後の女性の台詞にしびれました。あれは凄い殺し文句ですね。これからの2人が気になります^^
「サマーフェスタ」は「県庁おもてなし課」のサイドストーリーだったんですね…
もう読んだのが昔すぎて忘れてしまっていましたが^^;知らずに読んでも普通に楽しめました。というか、有川さんには珍しい切ないお話でしたね…。正社員として働くなら地元には帰ってこれないって悲しい。私が就職活動をしていた時は派遣切りやリーマンショックの時代よりも少し前なので、なかなか決まらないというのはあったけどそこまでではなかったから・・・。有川作品の恋愛模様のじれったさはいつものことですが^m^こういう理由があったからなんだなぁとおもうとまた主人公への感じ方が変わってきますね。ほとんど覚えていないんですけども・・・ごめんなさい。
有川さんの小説の新刊も楽しみにしています。

<KADOKAWA 2019.10>2019.12.9読了

アンマーとぼくら 有川浩5

アンマーとぼくらアンマーとぼくら
著者:有川 浩
講談社(2016-07-20)
販売元:Amazon.co.jp

休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。かりゆし58の名曲「アンマ―」に着想を得た、書き下ろし感動長編。

有川さんの新刊。ストーリーをあまり知らずに手に取りましたがこういうお話だったんですね。何だか私まで沖縄を観光した気分になりました。
この作品が生まれるきっかけとなった、かりゆし58の「アンマー」という曲は前から知っていました。以前テレビで紹介されていたことがあったので。泣ける歌みたいなタイトルの番組で西田敏行さんとくりぃむの上田←が司会でした。ホントひたすら泣かせる番組だったんですけど^^;特にこの曲は印象に残っています。ボーカルの前川さんが若い頃にやんちゃしてて(こんな言葉ではかわいすぎるくらい)お母さんに迷惑をたくさんかけたということで、本当は大好きなお母さんのことを想って書いた曲なんですよね。
その曲のように、この物語はおかあさんの事を大切に想っていることが強く伝わってきました。血のつながらないおかあさん。でも、家族って血じゃないなって思います。夫婦だってもともとは他人だし。おかあさんがお父さんとリョウの事を凄く愛していることが伝わってきて、切なかったです。お父さんに関しては子どもで終始イライラしっぱなしでしたけど^^;
ラストはどっちかがそうなんだろうなーと思いましたが、やっぱりそうでしたね…。
でも、涙が出るくらい幸せも感じました。
素敵な物語をありがとうございました。

<講談社 2016.7>H28.8.24読了

倒れるときは前のめり 有川浩5

倒れるときは前のめり倒れるときは前のめり
著者:有川 浩
KADOKAWA/角川書店(2016-01-27)
販売元:Amazon.co.jp

『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・初のエッセイ集!
日々の生きるつれづれ、創作の裏側、大好きな本や映画、敬愛する人びと、ふるさと高知のことなど、デビュー書籍刊行前から現在までに綴った90本超に、それぞれ振り返りのコメントを書き下ろし。
現在入手困難な「ほっと文庫」に収録された短編「ゆず、香る」と、片想いがテーマの恋愛掌編「彼の本棚」の、小説2編も特別収録。
当代一の人気作家のエッセンスがここに!

有川さん初のエッセイ集だそうですね。意外。でも初めてだからか今までのが物凄く詰まった1冊でした。
1作1作の最後に書かれている今の有川さんの注釈がまた面白いです。
時事ネタあり、好きな本の話、映画の話、そして故郷の高知の話。どれも面白かったです。
好きな本の話は読んでいる本が結構あったので嬉しかったです。万城目さんの「偉大なる、しゅららぼん」に対しての「しゅららぼんってなんだよ!」のツッコミに笑いました^^
以前、ボクらの時代で有川さんと湊さんと万城目さんで対談している放送回がありまして。私の中では神回なのですが小説家という仕事についてを赤裸々に語られていてとても面白かったんです。そんな仲良しな雰囲気がこのエッセイでも垣間見えて嬉しかったです。
あとはやっぱりジャニヲタとしてはシゲ先生の本に触れ、また高評価だったのが嬉しかったですねー。注釈の言葉もうれしかったです。
映画に関しては「変態仮面」について書かれていることにびっくり^m^そしてそこにバカなことを大真面目にやる人が大好きだということに触れ、オカダがひらパー兄さんをやっている事に対して絶賛されていたことが嬉しかったです。更に図書館戦争とひらパーのコラボ企画も褒めていらして^^あんなふざけた感じになっているのに^m^それもうれしかったです。
そして児玉さんとのお話。この間テレビでもおっしゃっていましたが、児玉さんの読書の幅広さにはびっくりでした。私が好きなこの本もあの本も読んでる!と私もうれしくなったことがありました。児玉さんの本のお話を私ももっともっと聞きたかったなぁと読んでいてしんみりしました。有川さん、新刊が出る度にご家族に献本されているんですね。その事にも驚きました。
最後に2編短編小説も収録されていましたね。「ゆず、香る」は入浴剤を探し回って買った記憶があります。もうどこに置いてあるかわからなくて^^;本は大事にとっておいています。そしてもう一編。「彼の本棚」こういう出会い、憧れちゃいます。
「阪急電車」でも似たような2人がいましたよね。あと「耳をすませば」とか。あ〜いいな〜いいな〜←
趣味は読書と言って「凄いね」と言われたことは私もあります。一体何が凄いのか分かりません。ただ好きなことをしているだけなんですけどね。

<角川書店 2016.1>H28.3.15読了

だれもが知ってる小さな国 有川浩5

だれもが知ってる小さな国だれもが知ってる小さな国
著者:有川 浩
講談社(2015-10-28)
販売元:Amazon.co.jp

ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。
「トマレ!」
鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――
村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷。

有川さんの書くコロボックルのお話。第2弾です。
そういえば佐藤さとるさんが書かれたコロボックルを読もうと思っていたのにいまだに読んでいませんでした…ごめんなさい。
小中学生向けの作品なのかな。でももちろん大人でも楽しめますし有川さんらしさもありますし、素敵なお話でした。
ヒコとヒメの2人もまっすぐで優しくて可愛かったです。
そしてヒコとヒメとその家族とコロボックルといろんな繋がりがあって何だか幸せな気持ちになりました。
2人ならきっといいはち屋さんになれると思うし、幸せになれそう。いいなぁ。
次が出る時までには佐藤さとるさんのコロボックルのお話を読みたいです。
最後の佐藤さんの手紙も良かったです。

<講談社 2015.10>H27.12.15読了

キャロリング 有川浩5

キャロリングキャロリング
著者:有川 浩
幻冬舎(2014-10-22)
販売元:Amazon.co.jp

大和俊介が務める小規模 子供服メーカー『エンジェル・メーカー』は経営不振のため、12月25日で「クリスマス倒産」することになった。
エンジェル・メーカーは学童保育もしており、殆どの子供は別の所へと移っていったが、ただ1人田所航平だけは最後の日まで世話になることになっていた。航平の両親は別居しており、航平はキャリアウーマンである母親の圭子と共に年明けには海外に行くことが決まっていたのだ。両親に離婚して欲しくない航平は何とかして両親を仲直りさせるべく、大和の同僚の折原柊子と共に父親の祐二の居る横浜へと向かう。

ようやく読めました。できればクリスマスあたりに読みたかった…
ストーリーはあまり知らない状態で読んだので1番最初に拳銃が出てきたときは驚きました^^;前日に読んだ本もそういう感じだったのでまた拳銃かよと思いました←
有川さんが書く男の子はホント、かっこいいですね。大和かっこいいです。
でもそのかっこよさは、子供時代の壮絶な毎日も反映されているのかなと思うと切なくなります。柊子との今の関係も微笑ましかったですが、結婚までいこうとしたのに行けなかった2人の関係のすれ違いは切なかったですね。
大和の気持ちも分かるし、柊子の気持ちも分かる。でも柊子はちゃんと大和の過去を理解したからまた変わって行けるかなと思いました。
航平もまたいい味出していましたねー。小学生なのにしっかりしすぎている気はしましたが、このしっかりしすぎている感じがまた悲しかったです。
でも大和と航平はいいコンビでしたね。大和の子供嫌いもまた変わったかなと思います。
この作品、キャラメルボックスで舞台化される前提で書かれていたそうですね。だからドラマの赤木役は阿部さんだったのかな(舞台では阿部さんが大和だったみたいですね)
ドラマも気になったんですけど、やっぱり原作を読みたかったので見ませんでした。キャスティングは結構好きだったんですけど…。三浦君好きだし…。大和と柊子の年齢差が実際5歳差なのが気になりましたけど(そこかよ)航平役が福君なのも何だかいいな。もしも再放送されるなら見たいなと思いました^^

〈幻冬舎 2014.10〉H27.1.22読了

明日の子供たち 有川浩5

明日の子供たち明日の子供たち
著者:有川 浩
幻冬舎(2014-08-08)
販売元:Amazon.co.jp

諦める前に、踏み出せ。
思い込みの壁を打ち砕け!
児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平はやる気は人一倍ある新任職員。
愛想はないが涙もろい三年目の和泉和恵や、理論派の熱血ベテラン猪俣吉行、“問題のない子供"谷村奏子、大人より大人びている17歳の平田久志に囲まれて繰り広げられるドラマティック長篇。

今回の舞台は児童養護施設。本当に丁寧に取材されたんだろうなぁと思う作品でした。
昨日寝る前にちょっと読もうかなぁなんて読んでしまったのが運のつき。最後までそのまま読んでしまい気づいたら夜中の3時半に…アホすぎます…。もったいない…もっと丁寧に読みたかった…。でも夢中になって最後まで読んでしまいました。
三田村の最初の正義感はホント偽善の何物でもない感じでしたねぇ。
ドキュメンタリーの話を入所している子に言うか?フツー、バカじゃないのこの人?って思いましたけど(辛辣)
ただ、私も大学生の時に児童養護施設に泊まり込みで2週間研修したことがありますけど、心のどこかでは可哀想とか、思っていたのかもなぁなんて思いました。もう10年くらい前ですけど…。
三田村は無駄に熱血で空気は読めないしめんどくさい男ですけど、でも自分の間違いはちゃんと認めて相手が子どもだろうと女性だろうとちゃんと謝るのは良い人だなと思いました。猪俣さんが言っていましたけど、自分が子どもの頃と施設の子供たちをちゃんと比較できるって素晴らしい素質だと思います。
人間関係も良かったですが、児童養護施設の現状も丁寧に書かれていたのが流石有川さんだなと思いました。高校受験がそんなに人生を左右するとは思いませんでした。そして高校を卒業してからの大変さも。この本をたくさんの方に読んでほしいなと思いました。
お店の名前やゲームや漫画のタイトルが実際のものと微妙に違うのは「明日ママがいない」のドラマタイトルをちゃんと書いたら問題になるから全部そういう微妙に違う形にしたのかなぁ…なんて思ったんですけど、考えすぎでしょうか^^;あ、私はそのドラマ全く見たことがないので何も言えることはありませんので言いませんが…。
最後の奏子のスピーチは素晴らしかったです。
そして施設長さんの言葉の一つ一つが何だかとても優しくて嬉しかったです。
特に読書のくだりは本を読むのが大好きな身としてはとても嬉しかった。
あとどうでもいい余談なんですけど、ずーっと文章にイノっちって言葉が出てきてすんごい動揺しました←ホントどうでもいい
もうイノッチしか頭の中に出てきませんでしたよ、あの人。人相は正反対そうですけど^^;

〈幻冬舎 2014.8〉H26.11.3読了

絵本 旅猫リポート 有川浩4

絵本「旅猫リポート」絵本「旅猫リポート」
著者:有川 浩
文藝春秋(2014-02-28)
販売元:Amazon.co.jp

『図書館戦争』『阪急電車』『県庁おもてなし課』『フリーター家を買う。』『空飛ぶ広報室』ほか、映像化でも大人気の有川浩が、児童文学挿絵家の第一人者村上勉がタッグを組み、初めて挑んだ絵本!
きっかけは、「週刊文春」で連載された『旅猫リポート』だった。村上が挿絵を描き、連載時から大きな反響を集めた本作品は、単行本刊行後、吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、山田風太郎賞など、相次いで文学賞候補に挙がる評価も得て、十万部を越すベストセラーとなっている。
深い事情を抱えた青年・サトルが、手離さざるえなくなった愛猫・ナナの預け先を探し旅に出かけることからはじまり、彼が辿ってきた人生で心通わせた懐かしい人たちと出会い、目に映る美しい景色――そして、当代きってのストーリーテーラーの作者ならではの渾身のラストは、「涙なくしては読めない」の声が全国から数多く寄せられた。
本書『絵本・旅猫レポート』は、その感動をさらにスケールアップ。独特の淡いオリーブグリーンを基調に描かれた村上の精密な挿絵は、贅沢にも全点が絵本のための書き下ろし。有川の文章はキュートな猫の視点を巧みに操り、子供の冒険心をワクワクさせるものだ。
すべてのページにルビをふり、小学生低学年からも読むことができるようになっているが、もちろん子供への読み聞かせにもぴったりの一冊である。
愛する相手との悲しい別れの先にも、きっと温かいぬくもりが待っているはず……子供たちの世代へ是非とも語り継ぎたい物語。同時にすべての愛する人へと贈りたい、永遠の真実がここにあります。
深く静かに心にしみる感動をもたらすロングセラーとして、新しい伝説の絵本がここから船出を迎えるのです。

旅猫リポートの絵本版です。
この本の存在を知ったのはお友達のブログさんを拝見したからで、それまで絵本バージョンがあることは知りませんでした^^;
絵は小説版と同じく村上さんが書かれたんですね。
ストーリーは小説に比べると少ないので感動的な部分は少なめなのですが、ナナ目線なのが良いです。
最後も良かったです。
コロボックルの話がちらっと出てきたのも嬉しかったです。

〈文芸春秋 2014.2〉H26.6.14読了

コロボックル絵物語 有川浩 村上勉

コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)
著者:有川 浩
講談社(2014-04-16)
販売元:Amazon.co.jp

北海道に住む少女ノリコが、お母さんのお墓の近くで出会った「小さな生き物」。コロボックルの温かな物語の扉が、再び開く―。300万人が愛したコロボックル物語。最終巻刊行から27年、書き下ろし新シリーズ、スタート!

コロボックルという名前は聞いたことがありましたが、実際にどういうものなのか知りませんでした。まさか北海道が舞台とは。アイヌという言葉が出てくるとは思いませんでした。
有川さんがコロボックルのお話を書かれるということでその前に元祖の本を読んでみなければと思いちょっと手にしたのですが、積読本が多くて読めませんでした…
何も読まずに今回読みましたがこの作品は序章のような感じなのでしょうか。
過去の物語がほとんどを占めていてダイジェストのような形でした。
スタートってことはこれから始まるんですよね。
佐藤さとるさんが書かれたコロボックルを読みつつ、有川さんの書かれるコロボックルをこれから楽しみたいなと思います。

〈講談社 2014.4〉H26.5.17読了

空の中 有川浩

空の中 (角川文庫)空の中 (角川文庫)
著者:有川 浩
角川グループパブリッシング(2008-06-25)
販売元:Amazon.co.jp

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。

この作品って最初に出たの9年も前なんですねー…この本だけずっと読んでいませんでした。ようやく有川さんコンプリートです(単行本として出ているもの)
だいぶ前に「クジラの彼」を読んでいたので2人の結末はわかっていたんですけど、でもこういう出会いだったんだなーとニマニマしながら読んでました。
それにしても「海の底」では巨大ザリガニ、「空の中」では巨大クラゲ?ですか。
有川さんの頭の中を覗いてみたい。
ちょっと長かったですが面白かったです。
ようやく空自の作品が読めました。有川さんの細かな分かりやすい説明でまた少し自衛隊の知識が増えた気がしてます。
光稀と高巳の言葉の掛け合いが面白すぎます。光稀は美人なのにもったいないなぁなんて思っていたのだけど。でも男社会で生きていくためにはきっと仕方がなかったんですよね。高巳と出会えてよかったね。
瞬と佳江の二人も可愛かったです。お互いと想って、想いすぎてちょっと違う方向へ行ってしまうのがもどかしかったけど、何とかなって良かった。
真帆には同情するけどそれだけかなー。
「仁淀の神様」もよかったです。でも瞬と佳江の年齢を考えてきっと内容はあの事だろうなぁと思ったらやっぱりそうで、ちょっと悲しくなりましたけど。それでも読んでよかったと思いました。
新井素子さんの解説も好きです。
ようやく「空の中」を読んだのでもう1度「クジラの彼」の「ファイターパイロットの君」を読みます。悔しいから^^;

〈メディアワークス 2004.10
      角川書店 2008.6〉H25.11.29読了

旅猫リポート 有川浩5

旅猫リポート旅猫リポート
著者:有川 浩
文藝春秋(2012-11-15)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
ネタバレが多少ありますのでご注意ください
秘密を抱いた青年と一匹の相棒は“最後の旅”にでた。
さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。心にしみるロードノベル。
「僕たちが旅に出る前のこと」野良の僕は銀のワゴンのボンネットがお気に入り。ここにいても邪険にされないからいつまでもいることが出来るからだ。このワゴンの持ち主は猫好きらしい。彼と出会ったのは、今から5年前の事になる。
「コースケ」僕の飼い主であるサトルがやむを得ない状態となり、僕ことナナを知り合いに預けるためにふたりで旅に出る。初めに会ったのはサトルの小学校時代の友人コースケ。彼とは僕の前に飼っていた猫のハチを飼ってもらうために色々あったらしい。
「ヨシミネ」僕とサトルの旅は続く。次に会ったのはヨシミネ。サトルと中学生の時に一緒だったらしい。ヨシミネは両親が仕事が好きで家に帰ってこないから祖母の家に預けられたらしい。
「スギとチカコ」僕とサトルはペット可のペンションへ向かっていた。そこを営んでいるのがサトルと高校、大学が一緒だったスギとチカコだった。みんな懐かしそうにしているけど、スギの様子が少しおかしい気がした。
「最後の旅」僕とサトルはサトルの両親が眠る北海道へやってきた。
「ノリコ」ノリコはサトルの母親の妹だ。サトルが一人になった時、引き取って育ててくれたのがノリコらしい。

読みました。久しぶりに、小説を読んで泣きました。私、小説を読んでいても滅多に泣かないんですけど。
この作品は猫のナナの語りで物語が進んで行きます。ナナと飼い主サトルとの出会いや、サトルの猫になるまでの経緯が素敵すぎて冒頭で私は心を鷲掴みにされました。
サトルという人は、ナナ目線ですけど最初は優しそうだけど頼りなさそうな、そんな印象でした。でも、そう思ったのは冒頭だけでした。
サトルの友達と会って過去を語る度に、サトルはなんて心の優しい男らしい人なんだろうと思いました。
サトルがやむを得ない状況になったから猫を預かってほしいと聞いて了承する友人がこんなにいるというのは、サトルの人望の厚さがうかがえます。読めば読むほどなんて良い奴なんだ!としか思えなくて、そして読んでいくうちにサトルの事情も分かってきて読み終えるのが悲しくて怖いなと感じるようになりました。
ノリコとナナとの生活も印象的です。ノリコの言い方が本人はそう思っていなくても相手に不快感を持たせてしまうっていうのが何となく私もそうだなーと思ってドキドキしながら読みました。後でフォローしてドツボにはまるというのも分かる。でも、ノリコがサトルに抱えていた思いが悲しくて切なくて。ずっとずっと気にしていたんだなと思うと悲しくてしょうがないです。だからそれを丸ごと理解してノリコにちゃんと伝えるサトルが凄いなとまた思って。
私はサトルの事情に気づいたのが大分後半だったんですけど、もう後半がね…。
いつかは野良に戻るなんて言っていたのに、後半のナナの行動がもう切なくて切なくて…。涙が出ました。ふたりの絆があったかくて強くて。もう素敵だった、良かった、感動したとか、そういう言葉じゃ言い表せないくらい。
そしてもう一つ。この作品でとある俳優さんが1冊の本について熱く語っているシーンがあったのですが、サトルが「コダマさんが薦めるなら読んでみようかな」と話す場面がありました。確実に、児玉清さんのことですよね。児玉さんは有川さんの作品に何冊か解説を書かれたりしていましたし、有川さんの作品を絶賛されているのも読んだことがあります。だから、このセリフは有川さんのはなむけの言葉だったのかなと思って、ここでもうるっとしちゃいました。有川さん、男気がありすぎます(女性ですけど)有川さんが男性だったら確実に惚れてますよ。はい^m^
この作品に出会えてよかったです。有川さんありがとうございました!

〈文藝春秋 2012.11〉H24.12.13読了

カドカワキャラクターズ ノベルアクト2

カドカワキャラクターズ  ノベルアクト2カドカワキャラクターズ ノベルアクト2
著者:有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)(2012-06-23)
販売元:Amazon.co.jp

「透き間シーズン 有川浩」いずみは大学進学のため上京し、一人暮らし。オートロックだから安心と思っていると新聞の勧誘が自宅にやってきた。困っていたところを助けてくれたのが、隣に住む男性だった。
「マドンナゆかりの断髪 朝井リョウ」高校のマドンナ的存在の三ヶ崎さんが髪をバッサリ切って現れた。バカなキンタローと槌田はどうしていきなりマドンナが髪を切ったのか気になり、調査に乗り出す。

同期が買ってないんですか!?有川ファンなのに勿体ない!貸しますよ!と言って貸してくれた本です。
雑誌なのですが、今回の特集が有川さんだったので気にはなっていたんです。でも、買わないでいたのでラッキーでした←
そして貸してくれたにも関わらず積読本が多すぎてなかなか読めず数ヶ月が経過してました。申し訳ない・・・
そして読みました〜。読んでよかった〜。インタビューの有川さんが素敵すぎます。流石私の心の師匠←
ちょうど「図書館戦争 革命のつばさ」の公開に合わせての特集だったので、図書館戦争についての解説がたくさん書かれていました。
私にとっても王子様←堂上教官の事ももちろん書かれていてニマニマしちゃいました。郁と堂上との出会いが懐かしくてニヤニヤ。郁が王子様の正体を知ったのって「図書館危機」の時だっけ?そうだったかーホント鈍い奴ですねー。←
最初のページに堂上夫妻の微笑ましい絵が描かれていてそれにもにまーっとしちゃいました^^
アニメについても書かれていました。そういえば私DVD全部買ったのに全部見てなかった!わー。そうか、アニメは図書館危機までだったんですね。ということは郁が王子様の正体を知ったところで終わったのか。で、映画に繋がるんですね。気づくの遅すぎると思いますけど^^;
アニメも小説も連載が終了して4年後の映画化に感慨深いものがあったそうです。そうですよね、それだけ経過していても人気が衰えず愛され続けたシリーズだってことですもんね。映画観に行けばよかったなぁ。観に行きたいとは思ってたんですけどね、もちろん。
この本を読んでまだ見ていないアニメを見たくなりました。映画も。こっちはDVDが出たら買おうかな。来年の1月に出るらしいし。
特典見たら声優さんたちのインタビューがあるんだ!わ〜!!それはほしい!それにWebラジオも入ってるんだ!それもほしい〜!!一時期聞いてたよ!これは買いだな。
久しぶりに堂上教官の声が聴きたいよ〜!!前野さーん!!
と、収録されていた小説について。
ちゃんと読んだのは有川さんのと朝井さんのだけだったのですが(ほかの作家さんごめんなさい)順に感想をば。
「透き間シーズン」甘酸っぱいなー。こんなに巧い事行かないだろうなって思ってても、有川さんの物語を読んでいたら恋をしたくなる。いずみが恋する乙女じゃなくてちゃんと現実的な部分も持ってるのがなおよかったな。隣の人とのコンビニスイーツの感想の言い合いが凄くかわいい。きゅんきゅんしちゃうなー。友達の知花ちゃんの恋愛も気になるところ。男子って馬鹿だからねー。素直に好きって言えなかったんだろうな。いずみの予想は正しいと思います。でも、知花ちゃんのトラウマになっちゃってるんだから笑っちゃいけないですね。今井君とでも違う子でも良いから、美人な知花ちゃんには無事に彼氏が出来てほしいなと思う。
「マドンナゆかりの断髪」朝井君が社会人になるギリギリ前に書かれた作品なのかな?こちらも可愛らしい作品でした。種明かしの部分は笑えないものもあったけど。このバカな男子と抑える女子っていう書き方が上手いなと思う。朝井君の新刊が今月末に出るので楽しみ。社会人1年目なのに凄いですね。無理せず書き続けてほしいなと思います。

空飛ぶ広報室 有川浩5

空飛ぶ広報室空飛ぶ広報室
著者:有川 浩
幻冬舎(2012-07-27)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
不慮の事故でP免になった戦闘機パイロット空井大祐29歳が転勤した先は防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室。待ち受けるのは、ミーハー室長の鷺坂(またの名を詐欺師鷺坂)をはじめ、尻を掻く紅一点のべらんめえ美人・柚木や、鷺坂ファンクラブ1号で「風紀委員by柚木」の槙博己、鷺坂ファンクラブ2号の気儘なオレ様・片山、ベテラン広報官で空井の指導役・比嘉など、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった……。有川浩、渾身のドラマティック長篇小説。

読みました。有川さんの作品なので多分航空自衛隊の話だろうなとタイトルから判断したくらいで内容は一切知らずに読みました。
この本を読んで思った事は、身近にある存在である自衛隊について私は本当に何も知らなかったんだなと思った事です。
確かに専門的な事は分かりませんが、それでも多少は知っているつもりでいました。でも知識としてはこの作品に登場する稲葉リカの最初の段階の知識くらいしか持っていないと思います。流石に陸軍とか海軍とか空軍とかそういうふうに呼びはしませんけど、でも陸自、空自、海自と呼ぶことは知らなかったですし…。
ブルーインパルスに関しても、私が最初にちゃんと知ったのは有川さんが書かれた「ラブコメ今昔」を読んだからでした。
友人の旦那が自衛隊勤務なので自衛隊のお祭りに行ったこともありますけど、それも友人を介してじゃないとそんな催しがあること自体知らないままでしたし。地元では苗穂、真駒内、丘珠、ちょっと遠くだと千歳に駐屯地(や基地)があるのに、本当に無知だなあと思います。そういえばかつて真駒内の駐屯地内で雪まつりが行われていたっけ。
それにしても自衛隊に批判的な人がそんなにいてそんな酷い考え方の人がいるということも読んでいて知りました。どうしてそんな考えが生まれるのでしょう。憲法9条の問題でしょうか?あぁ、本当に無知ですみません。
有川さんが最後に書かれていましたけど、本当に自衛隊に勤務していても普通の人と変わらないんですよね。ただ、覚悟だけが違うと。読んでいてそう思いました。
主人公の空井は小さい頃からブルーインパルスに乗ることが夢だったパイロット。しかし不慮の事故のため、すでに内示が出ていたにもかかわらず乗ることが出来ずに広報室へ異動となった不運な青年。そういう境遇だから、やさぐれてやる気がなくて荒れてる人なのかなと思ったらそんなことはなくて。ちゃんと丁寧に仕事をしていて私も読み始めた最初は違和感を感じていました。その事に関して後々書かれていくのでやっぱりそうだよねと納得。空井は自分を元パイロットだと自覚して前を向いた姿は素敵でした。パイロットになれなかったことを悔やんで過ごしていたら、パイロットではなくなった時点から余生になるという発言は結構重かったです。どうしても良かった頃の事を振り返ることって多いですから。空井は強いですね。
今回は連作短編のような形で広報室を舞台にそこに勤務する人たちの仕事や人間関係や葛藤も描かれていて良かったです。なので、比嘉も片山も柚木も槇も鷺沢も主人公と同じように身近?に感じられました。みんなそれぞれ強い意志を持って誇りを持って勤務しているのがかっこよかったなぁ…。
・・・と、ストーリーはとてもよかったのですが、恋愛部分は絶対に入ってくるんだろうなーと思い、どうしてもこの人とこの人がきっと互いに気になる存在になるんだろうななんて最初の段階で思ってしまって何だか恋愛部分だけは読んでてやさぐれました^^;
どうしたんだろう。有川作品の恋愛部分大好きだったのに。私が年を取ったのか心が汚れたのか枯れ果てたのか。今の気持ちの問題か、おっさん化してきているのか。それともリカの冒頭の強烈さが尾を引いていたのか^^;
まあ今回はそこまでベタ甘ではなかったので、この作品の中ではこのくらいの距離感が良かったのかなと思います。同じ女性としては第一希望の仕事は出来なくなってしまったけど今の仕事を誇りを持って一生懸命働いてほしいなと思ったので。
そして本編の後に書かれていた「あの日の松島」
この本は2011年の夏に刊行予定だったそうですが、自衛隊が舞台なのに震災の事を書かなくてどうする!という事で書き改め今年刊行されたそうです。本編を読んでも思いましたが、本当に有川さんは丁寧に取材されたんだろうなというのがところどころで伝わってきました。
去年私もテレビを見て自衛隊の方々が救助のために奔走している姿を何度も拝見しました。自分たちも家族がいるのに不眠不休で冷たいご飯を食べて救助に向かう姿は本当に感動しました。それでも自衛隊の方々はきっと空井のような考え方なんですよね。自衛隊を当事者にしないでほしいと。リカの取材はきっと有川さんが取材されたものなんですよね。
本当に相当の覚悟で仕事をされているんだろうと思います。頭が下がりっぱなしです。せめて、ちゃんと自衛隊の事を理解できるようになろうと思いました。

<幻冬舎 2012.7>H24.9.1読了

三匹のおっさん ふたたび 有川浩5

三匹のおっさん ふたたび三匹のおっさん ふたたび
著者:有川 浩
文藝春秋(2012-03-28)
販売元:Amazon.co.jp
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剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた! 書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がります。ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せません。漫画家・須藤真澄さんとの最強タッグももちろん健在。カバーからおまけカットまでお楽しみ満載の一冊です。
第一話
貴子が精肉店で働くようになって1か月がたった。大学を卒業してすぐに家庭に入ったため、働くのは初めてだった。そのため周りのテンポについて行けず、浮いていた。
第二話
重雄が行きつけの本屋で万引きが多発しているのだという。清一、則夫と共に監視を始める。
第三話
早苗は予備校に通ったにも拘らず成績が下降した。それには理由がある。祐希にも八つ当たりをする始末。原因は則夫の見合い話だった。
第四話
清一が嘱託として働く場所で不法投棄が行われていた。祐希をも巻き込み、犯人を暴く。
第五話
久しぶりにみどり商店街でお祭りがおこなわれることになった。しかし、神輿は修繕が必要で重雄の息子康生は資金繰りに奔走していた。
第六話
祐希は予備校からの帰り道、おっさん3人に絡まれる。放火犯と間違えて尋問してきたらしい。
「好きだよと言えずに初恋は、」
潤子は転勤族でしょっちゅう転校していた。ここには3年いて、長い方だ。転校するとクラスの同級生に伝えてから、彼と目が合うようになった。

三匹のおっさん待望の続編です!
このシリーズは好きなんですが、読むのがちょっと辛いときがあります。
今の世の乱れた部分がリアルに描かれているから。読んでて辛いんですよね…。
それでも三匹のおっさんは正義の味方!それに祐希も早苗もとってもいい子。いつものメンバーを見ているとちょっと癒されます。
第一話。
私もきっと始めの貴子のような人が近くで働いていたら、腹が立ってしょうがないと思うし、関わりたくないと思う。ちょうど今新卒の子が入ってきて、その子は今まで全く働いた事がないらしくて本当に貴子みたい。自分の事でいっぱいいっぱいだからか周りが見えていなくて、だから周りとテンポがあっていなくてそれで私がイラッとする^^;私は嫌われ者になることに決めたから社会人として人としておかしいと思ったらすかさず注意する。でも、そこからは彼女が変わらないと変わらないからね。怒られて、怒られた…って落ち込むんじゃなくて何で怒られたんだって考えられるようにならないと変わらないもんね。貴子は祐希にアドバイスはもらったけど、改善点を自分なりに考えて動いていましたよね。それが変わったなと思えました。前作でこの夫婦、大っ嫌いだったから^^;でも、私もこんな感じでほわんとして可愛らしい女性になるつもりだったんだけどなー。バイトも社会人になって最初の職場もムダに厳しかったからこんな厳しいお局様みたいな人になっちゃった。ちぇっ。← 過保護なお義父さんと息子が可愛かったです。
第二話。
読んでいて辛かったです。書店の現状は良くテレビで見ます。今回の犯人は学生だったけど、サラリーマンがガサガサと紙袋に入れて万引きしている監視カメラの映像を見たこともあります。悪いのは盗んだ人なのに、どうしてこんなに被害者側がビクビクして恐れなきゃいけないんだろう。本当に不条理で情けなくてしょうがないです。井脇さんが書店の利益について語っていた時、あまりにリアルな数字に切なくなりました。一生懸命働いている人を嘲笑うかのような万引き。本当に許せません。あの親が子供に仕向けるのなんてわけが分からない。腹ただしくて悲しい。
それでも中学生の最後の行動にほんの少しだけ笑顔になれました。
第三話。
祐希と早苗が可愛い・・・。喧嘩か?喧嘩するのか?と思いつつも爆発までいかないのが可愛い。八つ当たりなんてしちゃうけど、それは相手の事を思っているからこそなんですよね。いいないいな。羨ましい。祐希がとても男らしくてかっこよかったです。「高校生は子どもではないけど、大人でもない」という言葉が何だか凄くしっくりきました。それに、年齢関係なく親にとって子供はいつまでたっても子供。大人のエゴを子供に押し付けちゃいけませんよ。ああいう世話焼きの人ってどうして自分の考えていることが正しいって思って突き進んじゃうんだろう。不思議だ。
第四話。
これもなぁ…。読んでいて悲しかった。自分たちが悪いことをしているのに逆ギレしてその仕返しがあんなくだらないことか。あまりにも稚拙すぎる。警察とか内申とかそういうのでしか心が動かないなんて本当に悲しい世の中だ。清一が老け込んじゃうのも仕方がないよ。← でも、祐希の言うとおり、「近頃の若者は」と同様に「近頃の年よりは」と思うことは私も思う。優先席に老人が座ってて、携帯電話で普通にしゃべってたりするしね。もうよく分からない。席を譲ろうとして断られたことも何度かある。ホント、気まずいんですよね。譲ろうとして席を立ったのにまた座らなきゃいけないあの悲しさ。分かってほしいなぁ…。だから寝たふりとかしたくなっちゃうんだよ。←
第五話。
近所づきあいって希薄になってきましたよね。町内会のイベントとかも。私が小学生の時は町内会でやってるゴミ拾いとか参加したけど、今は全然だし、周りに誰が住んでるとか知らない人も多い。それって結構怖い事だと思う。だから、この資金繰りとか本当に大変だと思います。自分には関係ないって突っぱねることが出来るから。そうじゃだめだっていう事は分かっているんだけど。
第六話。
あーめんどくせーっていうのが正直な感想^^;偽三匹は頭の中が小学生なんだもの。正義は勝ち負けじゃないっての。だから痛い目見るんだ。っていうか痛い目見ろ!何様だっ。以上。

「好きだよと言えずに初恋は、」これはもうタイトルが良い。それに尽きる。←
私この歌大好きなんです。あの切ない歌詞、あの歌声。有川さんどうしてこの歌詞を選んだんだ!と詰め寄りたくなります。雑誌か何かに掲載されていたんですよね?だからずっと読みたいと思っていたのですが読めていませんでした。まさかここに入っているとは。嬉しかったです^^
お話は切ないですね。小学校という隔離された空間でちょっと目立っちゃうとなぜか標的にされるんですよね。もどかしくて切なかったです。普通に2人で会っておしゃべりできれば良かったのに。結局お別れしちゃうことに変わりはなかったのかもしれないけど、それでも何かが変わったかもしれない。そう思うと本当に切ないです。
有川さんの作品はベタ甘なはずなのに!切ないじゃないか!←

追記。最後の短編はお友達ブログ様の記事を拝見して潤子は早苗の友達で彼はイツキとさやかの子どもだという事を知りました。うーおー!そうなんだ凄い!リンクしていたんですね。
あまりにも切ない別れだったけど、そういうつながりがあるのなら、またいつかどこかで2人は逢える気がする。そう考えるだけで少しハッピーエンドに思えます。

〈文芸春秋 2012.3〉H24.5.6読了

シアター!2 有川浩5

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)
著者:有川 浩
アスキーメディアワークス(2011-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。

こちらも旅行中に読んだ1冊です。
こちらも同様に新刊だ〜と思って買ったのですが図書館本に翻弄^m^されてずっと読めていませんでした。
今回は劇団員一人一人の想いを知ることができて面白かったなと思いました。
1巻目を読んでいたら、社会人として甘すぎるなと思って劇団員の人たちに対してイラっとすることも多かったのだけど、徐々に考えが変わってきている劇団の人たちを頼もしく感じるようになりました。
劇団の中でのラブも意外なところもあり、おお!そこいっちゃうか!と思う人たちもいたり^^
劇団の存続も気になるところですが、人間関係もこれから変わっていきそうですね。もちろんいい意味で。
かつての劇団員のいやがらせもありましたが、シアターフラッグ現メンバーの結束力を考えたら微々たるもので、とても子供じみているなと感じました。
まあ、人間関係はいろいろありますけど、やり方がせこいなと。
ゆかりの立ち向かい方がかっこよかった。牧子も強い人ですね。やっぱり根性がないと、演劇を続けるのは大変なんだろうな。
また巧は巧で劇団のために動くのだけど、ある劇場の一件に関しては巧が正しいと思う。その支配人調子に乗ってますよ。ガツンと言わせてやろうぜ!
また気になるところで終わっちゃいましたね。そして劇団存続も結構厳しい感じ。でも不可能ではない、かな。
3も早く読みたいです。

<アスキーメディアワークス 2011.1>H24.3.11読了

ヒア・カム・ザ・サン 有川浩4

ヒア・カムズ・ザ・サンヒア・カムズ・ザ・サン
著者:有川 浩
新潮社(2011-11)
販売元:Amazon.co.jp
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真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた…。わずか7行のあらすじから誕生した二つの小説。大切な人への想いが、時間と距離を超え、人と人とを繋げていく。有川浩meets演劇集団キャラメルボックス。小説×演劇の全く新しいクロスオーバーから生まれた物語の光。

最初どういう事なのかわからなかったのですが^^;小説版と舞台版があって、2作目が舞台の設定と同じで小説バージョンになった作品という事ですよね。
登場人物が同じなのにパラレル設定のような形になっているのが何だか新鮮でした。
どちらが好きかと言われれば…有川さんが書かれた小説バージョンかなという気がします。どちらも好きですが。
真也の能力は要はサイコメトラーってことだよね?と思ったら舞台版の方で思いっきり言ってましたね^^;某ドラマを思い出しましたが。
2人のカップルという形は舞台版のほうが好きだけど、全体的には小説版かな。
でも、どっちの白石晴男も嫌いだけど。
家族を犠牲にしてまでそこまでして夢を追い続けなきゃいけないのかな。なんて思ってしまった。家族がいないなら良いけど、いるんだもの。それなのに自分のことばかり考えてしばらくたって冷静になってから後悔して。身勝手だ。
…あれ?厳しい^^;私がそんなに熱意を持って夢を追いかけていなかったから冷めてるんだろうか。
小説の方の最後は大賛成!あの人は自分の戒めをもっと早くから解いて良かったと思う。読んでいて切ないくらいでした。
それにくらべてどちらの真也も素敵でした。
多分、自分の能力のことでいろいろ苦労したから、人の気持ちが分かるから、どうにかしたいという思いがあるのかなと思いました。
実際に公演された舞台も見てみたかったなと思います。

〈新潮社 2011.11〉H24.1.6読了

ゆず、香る 有川浩5

ほっと文庫 ゆず、香るほっと文庫 ゆず、香る
著者:有川 浩
バンダイ(2011-08)
販売元:Amazon.co.jp
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大学の英会話サークルで出会った彼女と彼は、付かず離れずの微妙な距離感。お互い社会人になった今も、数ヶ月に一度、友人として曖昧な時間を過ごす。彼女のグラスは今夜も故郷の名産品、ゆずのお酒。そんなふたりにも、めぐる季節は変化を運ぶ。−今宵ふたりに、恋、香る。

バンダイから発売された小説付き入浴剤。皆様のブログを拝見していて存在は知っていたのですが、行動するのが遅く、ちゃんと探し始めたのは先週の土曜日。ロフトや東急ハンズにあるらしいということで歩き回ったのですが、有川さんの「だけ」どこを探してもない!目に入ったドラックストアに入っては探し回りましたけど、それでも見つからず、諦めていたのですが、職場の先輩が近所のドラックストアで発見し、私が探していることを知っていたので買っておいてくださったのです!あぁ神様仏様○○様!(←その方の名前)ありがとうございます〜!って本当に感謝しましたよ〜。
ということで、ようやく有川作品にめぐり合えました。有川さんの本が入った入浴剤はゆずの香り。読んだ後にその入浴剤を使ってお風呂に入りたくなるお話でした。
2人の出会いと対決が本当にマニアックでそこは流石有川さんって思いましたよね^^;みかん対決とか鰻対決とか。面白かったけど。
ガンダムのくだりも面白かったな。2人よりもちょっと世代が下だからなおさら分からず^^;79年生まれのガンダムのことはアムロ・レイとシャアと親にも殴られた(ぶたれた?)ことないのに!くらいしか分からん。
最後の展開は何となく読めてしまうのだけど、それでも有川さんらしいちょっと甘い展開で、やっぱり好きだなぁ〜と思います。彼が彼女に紙袋を渡した時、勇気がいっただろうな。とか、彼女が紙袋を開けた瞬間のこととか。思わず顔がほころびました。
2人の関係のもどかしさがたった31ページというページ数だったけど伝わってきました。最後もほっこりして、素敵な作品でした^^
いつになるか分からないけど、入浴剤を使うときはもう1度本を読み直してお風呂に入ろうと思います。

〈バンダイ 2011.8〉H23.9.23読了

有川浩脚本集 もう一つのシアター! 有川浩5

有川浩脚本集 もう一つのシアター! (メディアワークス文庫)有川浩脚本集 もう一つのシアター! (メディアワークス文庫)
著者:有川 浩
アスキーメディアワークス(2011-05-25)
販売元:Amazon.co.jp
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春川巧が主宰を務める小劇団『シアターフラッグ』。300万の負債を抱え解散の危機が迫る劇団に、地方都市の高校から学校公演の依頼が舞い込む。利益が見込めないことを理由に反対する鉄血宰相・春川司を尻目に、初めての公演依頼に舞い上がる『シアターフラッグ』のメンバー達。しかし、意気揚々と学校へ乗り込む彼らに思いも寄らぬトラブルが次々と降りかかり…!?有川浩が舞台『もう一つのシアター!』のために書き下ろした珠玉の脚本集。巻末には、大和田伸也、阿部丈二とのスペシャル対談も収録。

ようやく順番が回ってきました。読めた〜ウレシー。
戯曲を読むのは、「二万七千光年の旅」「針と猫」「血は立ったまま眠っている」に次いで4冊目です。
この本を出されていたことは知っていたのですが、内容等は知らないで予約していました。そうしたら、以前はなまるカフェで大和田伸也さんがゲストで出られたときに、小劇団の舞台に出たといい「脚本は小説家の有川浩さんが書かれて・・・」と言うもんだから何〜!?と反応しましたともさ!大和田さんが言っているのが例のあの本だ!と興奮。実際に舞台の映像も流れていました。未読の時だったためどこの部分か分かりませんでしたが^^;それでも、大和田さんは小劇団の方々のことも、有川さんのことも褒めていました。息子さんも俳優さんなのですが、息子さんの勧めですでに「シアター!」は読んでいたとの事、それも何かの縁なのでしょうね。
有川さんが小劇団について書くきっかけとなったのは、「図書館戦争」のアニメで柴崎の声を担当された沢城みゆきさんが小劇団に準劇団員として所属していることを知ったからで、さらに劇団の目標が「黒字を目指す」だったのが驚いたからだったと言うことから始まったんですよね。
私は札幌に住んでいますが、東京ほど舞台の設備が整っている施設はありません。だからか、結構人気の俳優さんが出ている舞台でもなかなか完売って言うのは難しいくらい。
だから、東京のようにたくさん大なり小なり舞台劇場があって、劇団もたくさんあると言うことが、驚きで、シアター!を読んだことでその現状を知ったような気がします。
ああ、あとは健君がここ数年小劇団の方々とコラボして舞台をしていて、たくさん劇団があるんだなぁって知ったのも大きいかな。今秋もコラボで舞台するし。
今回は戯曲でしたが、まさに自分が舞台を目の前にして観劇している様な感覚に陥りました。危うく降りる駅で降りすごしそうになりました^^;
演じられたのは沢城さんが所属されているTheatre劇団子の方々。
司役の方はキャラメルボックスに所属されている方なんですね。キャラメルボックスといえば「針と猫」をされた劇団と言う印象が強いです。あとは、上川隆也さんが所属されていた劇団っていう・・・。
やはり有川さんが書かれているからか、雰囲気も登場人物たちも「シアター!」そのものだと感じました。特に注釈を読んでいると、司役の方が本当に素晴らしかったみたいですね。その細かな演技が見ていなくても頭の中で繰り広げられているようです。
大和田さんは何と憎たらしい役で^^;いや、その言い方は違うけど。それでも文章を読んでいて大和田さんが演じているんだと思うからそれでもちょっと面白く感じてしまうのが不思議です。
シアターフラッグの団員の冒頭の甘ったるさは、司同様イラっとしましたね〜。
司はきっと前祝に参加しないだろうし、写メの中にも入らないだろうなと。司役を演じられた方は本当に原作を読み込まれているんだろうなと言うことが分かりました。
ストーリーもとても面白かったです。劇団員が奮闘する姿が良かったです。
また有川さんに脚本を書いて欲しいなぁと思うくらいに。
舞台って生ものだから、本番にならないとお客さんの反応が分からないって言うのが怖くもあり面白いですよね。
有川さんが「ここで笑うか!」と思った部分がたくさんあったそうですが、わたしもその場にいたら笑う気がする・・・って思ったところもありました。
そういうのが舞台の醍醐味ですよね^^
分かります分かります^^舞台は1度行ったら癖になっちゃいますよね。舞台は私も大好きです。だいたいは東京まで行かなきゃ行けないのがネックですが・・・^^;
・・・あ〜「シアター!2」を買って満足してまだ読んでない・・・。何とか今年中には読まないと(ソレバカリ)

〈アスキーメディアワークス 2011.5〉H23.8.5読了

県庁おもてなし課 有川浩5

県庁おもてなし課県庁おもてなし課
著者:有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)(2011-03-29)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。

私は本はほぼ図書館で借りて読みます。じゃないと破産してしまうので・・・。
でも、この作品は購入しました。
ご存知の方も多いと思いますが、この作品の印税を全て東北関東大震災の義援金として寄付すると有川さんがおっしゃったからです。その心意気が男らしくて(女性ですけど^^;)カッコイイ!と思ったのと、やっぱり少しでも被災者の方のお役に立てればと思ったので。
久しぶりに買った本なので、ちゃんと家で丁寧に読もうと思っていたのですが、日頃通勤時間以外はほとんど本を読まないので、ま〜読み進まないこと^^;
ということで、諦めて今日鞄に入れて電車やバスの中で読みました。そしたら1日でだいたい読み終えてしまったと言う・・・。なんだったんだ、この1週間・・・。
と言う事で、前置きが長くなりましたが、読み終えました。
ほんっとうに面白かった!有川さんの作品はやっぱりスバラシイ!
恋愛模様の書き方も勿論「ぐはっ!」と悶絶してしまうくらい素晴らしいのですが、どの作品のテーマにしても、とても細かく取材されているのがわかりますし、どの情景がとても簡単に浮かび上がるんです。本のテーマが出る作品ごとに全然違うのですが、それでもちゃんと着いていける。それが有川さんは上手いなぁと思うんです。
で、今回は実際に高知県にあるおもてなし課が舞台。
始めは読んでいると、喬介じゃないけど本当にイライラしました。
「これだからお役所仕事は・・・」って言われても仕方ないような状況。そして、どうして相手がイライラしているか分かっていないっていうのが凄いですねー。
多少誇張はあると思っていましたが、始めの「特使になってください!」といってから1ヶ月音沙汰なしだったというのが実話と知ってビックリ!
えー!!1ヶ月全く連絡しなくて放置!マジっすか。
って、私も一応肩書きは地方公務員なんですけど^^;ただ、民間でも働いていた身としては実際に「お役所仕事」という言葉が納得できる場面は働いていてもちょっと感じます。
まず、仕事で必要なものを大量にコピーする場合は本庁じゃないと出来ない。で、出来上がるのに1週間かかるんですよね。何故そんなにかかる?
例えばお客様にプレゼンするものがあったとして書類を大量にコピーするのに、1週間かかるってなったら、クライアントも怒りますよね。前の会社だったら名刺がなくなってきたので欲しいというと、午前中に言ったら遅くとも夕方には出来ていた気がします。待っててくれるだろう・・・。連絡してくれるだろう・・・。その「だろう」っていう思い込みが大きいのかなぁと思いました。
あと感じるのは空気感ですかね。まあ、公務員と言う肩書きではありますが図書館職員なので、他の部署は全く分からないので一概には言えませんが、雰囲気がまったりしてるんです。怒号なんて飛びません。時間に関してもそこまで厳守ではない気がします。
でも、私のいた民間企業は殺伐としていました。常に1分1秒を争っているような感じでした。広告業界だったというのもあると思いますが。
とまあ、私の話は置いておいて、だから、始めのおもてなし課の贅沢な時間の使い方には若干イライラして^^;読んでいました。
始めに掛水が吉門に電話をしているとき。吉門がイライラしているから丁寧な言葉で謝るのだけど、なぜ怒っているのかわかっていないのに、丁寧に謝るんですよね。掛水が民間の考えを少し言うだけで同僚に非難されたり。なんて頭でっかちなんだろうって思いました。考えが固執しすぎなんですよね。
それでも、これはおかしいと気付いたのが良かったのだと思います。掛水をはじめ、おもてなし課の面々が徐々に変わっていくのが本当に面白かったです。始めはお客さんをただ待っているような、変化を好まない人たちだったのに、自ら意見を出したり、人と交渉しようとしたり、進んで自分の足で動いて確かめようとしたり。はじめはイライラしましたけど、掛水君をはじめ、みんなが好きになりました。
そして喬介。始めは何だこいつは?と思っていたのですが^^;でも、民間としての意見は正論ですし、言っている事は真面目で、最初から好感を持っていたのですが。それでも、正体?を知って、おもてなし課に関わっていって、まさかあんな展開になろうとは。2組の恋愛模様もキュンキュンしちゃいました。あのもどかしさとか切なさとかくさい台詞とか、そういうのは有川作品の鉄板ですよね。
掛水君と多紀ちゃんのコンビが本当に可愛らしかった。2人とも素直じゃないですね^m^
物語としてとても面白かったです。リアルな分尚更楽しめたのだと思います。
高知の方言も、何だか新鮮でした。最後に「〜き」「〜にゃ」とか?かな。やはり地方を意識してかちゃんと方言も書かれていたのが良かったなと思います。
そういえば「第32進海丸」で土佐弁を喋ってたんじゃなかったっけか。その舞台は観にいかなかったけど、この方言を喋っていたのかな^^
そして、今高知は「龍馬伝」ブーム?が続いて観光客が増えていますよね。
でも、私はそのブームの前から高知県に行ってみたいとずっと思っていたんです。
やなせたかし美術館?とか、行ってみたいし、学校で勉強した四万十川も見てみたいし。ただ、北海道からの直行便はないので行きにくいんですよねぇ。
今年・・・は行かないかもしれないけど、いつか行きます^^

〈角川書店 2011.3〉H23.4.7読了

ストーリー・セラー 有川浩5

ストーリー・セラーストーリー・セラー
著者:有川 浩
販売元:新潮社
発売日:2010-08-20
おすすめ度:4.0
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オススメ!
小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―。極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。

読みました。
読み終えた後に、全部フィクションなのかどうなのか、ものすごく不安になりました。
だ、大丈夫・・・だよね・・・。
「side:A」は「story seller2」で読んでいるので感想は割愛します。そして、「side:B」はどういう話なのかと思ったら、そういうことなのですね。
Bのほうが、憤りを感じずに読むことが出来ました。
夫婦2人の仲睦まじい感じが読んでいて好きでした。
旦那様は出来すぎですよね。こんな人を求めていたらきっと一生結婚できないと思う・・・。(でも、理想の結婚相手は堂上のような人だったりする・・・)
でも、それだけ奥さんと、奥さんの描く物語を愛していたんだろうなと言うのが分かりました。
旦那さんはとても強い人だと思います。
病名を宣告されてそれでも、奥さんのために生きようとしている。その姿に感動しました。
最後は、涙しました。何て素敵な夫婦愛。言葉で言い尽くすことは出来ません。
それは勿論、有川さんのご夫婦にも通じるんだと思います。
有川さんは何度かテレビで拝見したことがありますが、いつも素敵な旦那様の話題が出てきます。
旦那様のアドバイスは的確で、ファンも納得。よく言ってくれた!と思う部分がたくさんあります。
たとえば、阪急電車に乗っていて、「この電車から物語を作れば?」と言われ「想像を膨らませるのが君の仕事だ」って言ったんだよね^m^多少言い回しには不備があります。
それから、「別冊図書館戦争?」では、有川さんが終わらせる予定のところでは「終わり方が気持ち悪い」という事で、終わりが少し伸び^m^
確かにそこで終わったら気持ち悪いかも・・・と思ったし。
そういう有川さんのご夫婦の雰囲気にとてもあっている気がして、何だかお二人のことじゃないのに切なくなったり。(ごめんなさい)
でも、そう思うことは有川さんにとってはしてやったりなのかなぁ。
小説を書くということ、読んでくれる人がいるということ。
それが、小説家にとっていかに大事なことであるのか、この作品を読んで分かったような気がしました。
素敵な作品をありがとうございました。
そしてずっと、旦那様と仲良く小説を創り上げていっていただきたいなと思います。

〈新潮社 2010.8〉H22.10.6読了

キケン 有川浩5

キケン
キケン
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オススメ!
ネタバレありです

第1話「部長・上野直也という男」
成南電気工科大学の1回生である元山と池谷は1枚の張り紙を見ていた。サークルの勧誘のポスターで、名前は機会制御研究部。先輩らしき人間に部室へ連れて行かれ、2人は入部する事になった。部員は幽霊以外は2回生の部長上野と、副部長の大神のみ。部は通称【キケン】。上野は火薬が好きで、なにかしらの実験を行っている。上野は2人の度胸を試すため、2人を連れて公園へ向かった。
第2話「副部長・大神宏明の悲劇」
新入部員も増え、落ち着いてきた頃。大神がお嬢様大学の白蘭女子大学の女性からラブレターをもらったのだ。2人は付き合うことになり、いい雰囲気になっていく。付き合って3ヶ月が経ったころ、彼女から自宅に来ないかと誘われた。
第3・4話「三倍にしろ!-前・後編-」
学校祭の季節がやってきた。毎年キケンではラーメン店を出店していると言う。しかもわりと好評で、何度かは奇跡の味が生まれるらしい。「お店の子」である元山は、その奇跡の味を出し続けるスープを作れという使命を仰せ付かった。しかし、なかなかいい味は作れない。そして屋台作りは…【前編】
ついに学校祭が始まった。因縁の相手、PC研がなんと向かいに同じラーメン店を出店している。果たしてキケンは3倍の売り上げを勝ち取る事が出来るのか!?【後編】
第5話「勝たんまでも負けん!」
春休み、キケンはロボット相撲大会に強制参加させられる事になった。その理由は学校祭での上野の行為。その責任を全員で負う事になったのだ。
ロボット操作に任命されたのはいつも冷静な池谷だった。
順当に勝ち進み、最後の決勝。相手は学生にはつぎ込めないくらいのお金をつぎ込んだロボットを従えるおっさんチームだ。体躯からしても勝つのは難しそうだ。次なる作戦は?
第6話「落ち着け。俺達は今、」
進級してまもなく、元山は思いついて空気銃を作った。それがきっかけである一線を超えそうになる。
そして現在。
10年が経ち、大学へも顔を出さなくなっていた。かつての大学時代の思い出を語ると、妻は喜んで笑いながら聞いてくれた。それがきっかけとなり、数年ぶりに大学祭へ行く事を決意する。

あー面白かった!
有川さんは本当にあまり人がテーマにしないものを取り上げる事が多いですね。
私は完全なる文系人間なので、全然分かりません。
中学までは数学が1番得意だったはずなのになー。どうしてこうなってしまったのか・・・。って自分の事はさておき。
始めは上野のぶっ飛んだ性格が大丈夫か?と思いましたけど、大神の存在のお陰か上手く何とかなってましたね。大神が鞘の役割のようで。
元山の突っ込み役もいいし、池谷の冷静なところもいい。みんな可愛らしい奴等だなぁとおもいました。では順に感想を。
1話の出会いの章。いいですね、後輩が部にふさわしいか試す場面。本当にやってる事はアホなんですよねぇ。それでも楽しそうだなぁと思うから不思議。
こんな部にいたら、毎日が楽しそうでいいなと思いました。
でも、上野はおぼっちゃんなのに、自宅にいると危険だから離れのプレハブで生活してるって言うのが爆笑。どんだけ危険人物なんですか^^;
2話の大神の悲劇。私も奥さんと同じく「カマトトぶってんじゃねぇ!」と思いました。誘ったのはお前だろ!と。「怖い」って言った場面は殴ってやろうかと思った。(どうやって?^^;)私は4人の中で付き合うなら大神だと思ったんだけどな。奥さんの事も子供の事も同じくらい大事にして大切にしてくれそうだなと思ったから。
そして学祭。
これも面白かったですねー。学祭でここまでお金と労力をかけるなんて・・・凄すぎます。
お店の子の元山が今回は頑張りましたねー。スープ作りもそうだし、拉致事件も。逃げる事じゃなくて闘う事を選んだ元山は立派だと思いました。上野の血を受け継ぎましたね。(え)
ロボットはオバカすぎて割愛。面白すぎる・・・
そして現在。
元山の気持ちは分かる。母校に変わりはないけど、去ってから来るのとは立場が違うから、疎外感を感じるんだよね。先生とかも変わっていないのに。不思議ですけども。
でも、あの黒板の文字は私、涙しました。なんて、バカでカッコイイ奴等なんだろうと。
男同士っていいなって、読んでいて思いました。いやー、泣いた。
男同士って青春!っていう感じで、なんだか羨ましい。
全然内容は違うけど、男同士のバカッぷりが「フライ、ダディ、フライ」を思い出しました。

〈新潮社 2010.1〉H22.3.10読了

シアター! 有川浩

シアター! (メディアワークス文庫)
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オススメ!
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…
そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!
悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。
司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。
新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。
そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。

メディアワークスの文庫が登場したのって最近なんですね。
でも、登場したって事はいつの日か図書館戦争シリーズも文庫化されるって事ですよね^^単行本を全部持ってるけど、文庫も出たら全部買いますよ~
そして、この作品も面白かったです。
今までの雰囲気さもありつつ、新しい感じもありつつ。
ラブコメさはなかったですしね。っていうか、その余裕がないくらい劇団にはいろんな面で余裕がなかったもんなぁ。
でもでも、面白かったです。
舞台は何度か観に行った事はあるけど、劇団のっていうのはなくて。
だから、小劇団ってやっぱり大変なんだなぁというのが第一印象。
夢を追いかけて素敵だと思うけど、理想と現実はやっぱり違うんだろうなとか、シビアな事を考えたり。
役者さんでも、結構有名な人でもバイトをやめたのは最近だって言う人を聴いたことがあるし・・・。
2年前のV6のコンサートで丁度岡田君が27歳の誕生日で、堤さんからお祝いVTRが来ていて、「僕が27歳の時は、ちょうど4畳半の部屋から抜け出せた時でした」って言ってたもん。やっぱり大変な職業なんだねぇ・・・
「シアターフラッグ」は、鉄血宰相の司が仕切ってくれてよかったんだよ。
経理関係はちゃんと現実を見てる人にしないと。
司さんが一番現実的で人間的で、魅力的でした。だって、やっぱりお金がなきゃ食べていけないし生きていけないし~。経済関連がちゃんとしている人じゃないと。
とっても弟想いだし、ずるい事はしないし、フェアじゃないと思ったら対等に向き合うし。素直にカッコイイと思う。
巧も可愛らしいけど、せいぜい24,5くらいまでだな、許せるのは^^;
多分、私が学生の時に読んだらもっと夢を持って読めたと思うけど、社会人になってしまっていろいろ見てしまっていると、現実的になってしまうのです・・・悲しいかな。
劇団の人たちもみんなそれぞれ魅力的。私が好きなのは牧子かな。
千歳に対して、ちょっとくらい妬んだり僻んだりしてもいいと思うのに。
凄く強くて、かっこいいです。こんな女性になりたいって思います。
でも、この作品、続編・・・あるよね?
だってあんなところで終わってるんだもの。
有川さんお得意のラブコメだってなかったし!
是非ともお願いします。
でも、この作品を書くきっかけになったのに「図書館戦争」つながりがあるとは。
人のつながりって大事ですね。声優さんも劇団所属の方ってたくさんいらっしゃるんだなということも初めて知りました。

〈メディアワークス文庫 2009.12〉H21.12.22読了

植物図鑑 有川浩5

植物図鑑
植物図鑑
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オススメ!
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」
「 ――あらやだ。けっこういい男。」
ある日、道ばたに落ちていた彼。
「樹木の樹って書いてイツキと読むんだ」。
さやかが彼から聞いたのは、それだけ。でも、それで充分だった。二人の共同生活は次第にかけがえのない日々となっていく―― 花を咲かせるよう、この恋を育てよう。
野に育つ草花に託して語られる、有川作品いちばんの特濃ベタ甘ラブストーリー!!

ねたばれあります

これぞ!有川作品!っていう作品でしたね。
読んでいて本当に幸せな気持ちになりました。
有川さんの本を読んだら、恋をしたくなります。
こんなロマンティックな恋がもしかしたら自分にもあるのかも・・・というとんでもない錯覚もしくは幻想を感じてしまうのです。
イツキも魅力的な男性です。まあ、堂上教官には勝てませんけどね^m^
始めからありえない設定だったけど、だからかこういうものだと思って読みました。
でもやっぱり、ぐいぐい引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。
イツキがとても魅力的で、さやかもとっても純粋で可愛らしくて。
イツキが植物について説明している姿も、それを聞いて、素直に聞いて喜ぶさやかも本当に可愛い。
きっと別れがくるんだろうと思っていても、それでもこの幸せがずっと続いて欲しいなぁと思ってました。
途中、やっぱりそういう時は訪れて。一気に切なくなって。
そして、再会。イツキが登場したときは、正直目が潤みました。ちょっと涙しました。
良かったね!^^きっと、幸せになれるよ。って思って読みました。
アナザーストーリーも良かったです。
イツキの痛恨のミスも面白かったし。午後3時の方も。
最初、安奈ちゃんはイツキとさやかの子どもかと思いました。外れました。
でも、安奈ちゃん、グッジョブです。とってもいい子でした。
あぁ・・・面白かった。読んでいて幸せでした。
今は、自分自身のことでいっぱいいっぱいになっているから、恋をしたいとか、彼氏が欲しいとは思わないけど。
自分の感情を、男の人に動かされたくないし。私、多分勝手に自分の中で振りまわっちゃうタイプなので。
でも、有川さんの作品を読むと、良いなって思っちゃう。
とっても余談ですが、さやかが8月15日生まれで私と同じ。しかも次の誕生日で26って、まさに同じ。丁度、さやかがイツキを拾った時期ですね、今^^
さやかが、「誕生日いつ?」と聞かれ「8月15日」って言った時は驚きましたよ。叫びそうになりましたよ、地下鉄の中で。「同じ!」って。私もイツキのように祝ってくれたら、相当喜ぶと思う。
結構悲しい誕生日なので。
有川さんのあとがきも面白かったです。相変わらずな感じが大好きです。
男の人が落ちてたら私も拾ってみたいなぁ。まあ、私は実家住まいだから、こんな事にはなれないけど。

〈角川書店 2009.6〉H21.12.11読了

フリーター、家を買う 有川浩5

フリーター、家を買う。
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大学を卒業して就職したは良いものの、「ここは俺の居場所じゃない」と三ヶ月ほどで辞めてしまった武誠治は、以後再就職も出来ずにだらだらとフリーター生活を送っていた。しかし、母がうつ病になってしまったことを知り、姉からもだらしのない現状を容赦なく指摘され、このままではいけないと考え始める。
当座の目標としてまず就職することと100万円を貯めることを決め、誠治は家族のために一念発起し、バイトに就職活動に母の看病にと奔走する。

「植物図鑑」の方が先に予約して人数も少なかったはずなのに、こちらの方が先でした。
誠治が同じくらいの歳だし、誠治の経歴が私がこれからそうなるかもしれないっていう経歴だったので、凄くリアルな気持ちで読みました。
始めはどうなるかと思ったけど、最後はきっとそうだるだろうと予想できたけど、良かったと思いました。
お父さんは酷い人です。きっと昔気質で、プライドが高くて、女性は結婚したら家庭に入って家族を支えろと思っていて、でも主婦という仕事に対してはきっと上から目線で、持論は絶対的なものだと信じているのだと思う。
今と昔では時代が違うんだから、もっと頭をやわらかくしたっていいのにって思う。
お父さんはうつ病は心の弱い人がなる病気だって言うけど、それは違う。
うつ病は心の病気でもあるけど、脳の病気でもある。
自分がやらなきゃと思っても出来ないのは、そういうのも関係してるんだと思う。
誠治は最初はいまどきの若者っていう感じだったけど、変わりましたね。
社会人になってからは変わりすぎってくらい。
でもそれは、今まで当たり前にしてくれたお母さんの優しさや気配りが病気になって初めてわかったからで、自分がいかに甘えていたのかが分かったからなんだろうな。
家に帰ったら当たり前のようにあったかいご飯があって、お風呂も用意されていて、愚痴も聞いてくれて、近所づきあいも一心に引き受けてくれて。
お母さんは弱い人なんかじゃない。とても強い人だと思う。
病気になった事は、家族にもういい加減甘えなさいという暗示だったのかもとも思うくらいだった。
誠治は偉いね。お母さんは病気になってしまったけど、でも病気になってからの誠治の行動を読んでいたら絶対に「間に合った」んだとおもいます。
途中で千葉さんが登場したときに「もしや・・・」と思ったけど、やっぱりそういう展開なのね。
いつもならドキドキして読むのに、今は心が荒んでいるから、2人の姿を読んでいて、けっって思ってしまいます。
有川さんの作品はときめくはずなのに、おかしいな。
でも、とっても鈍い2人は可愛らしいので応援したくなります。
有川さんは知識の幅が凄いですね。
土木は全く考えた事のない業種だったので、勉強になりました。

〈幻冬舎 2009.8〉H21.11.23読了

三匹のおっさん 有川浩5

三匹のおっさん
三匹のおっさん
オススメ!
<第一話>
清田清一は定年退職し、ゲームセンターの嘱託職員として働く事になった。息子夫婦は2階に住み、二世帯住宅である。定年祝いを兼ね、家族全員で食卓を囲む事になった。清一は剣道の師範でもあったが生徒がいなくなり、道場は閉じている。息子夫婦は清一を労いつつ、道場を壊してピアノ教室を建てたいと言い出した。それからは嘱託の雰囲気は悪くなり、清一は幼馴染の立花重雄の店「よいどれ鯨」へ向かう事に。もう一人の幼馴染、有村則夫と3人で飲んでいた。次の日、重雄が「三匹のおっさん」で私設ボランティアをしないかと誘う。2人は乗った。
<第二話>
この界隈で痴漢騒動が起きているらしい。それもかなり酷い強姦被害を受けているのだという。三匹は町内の見回りを始める。裕希は一緒に参加したいと思っているのだが、三匹はそれを認めない。裕希なりに見回りを始めた。裕希は公園で、女性用の自転車が不自然に倒れているのを発見する。
<第三話>
裕希は友達と一緒にファミレスにいるときに、則夫の娘、早苗に声をかけられる。2人でファストフード店へ行き、話をしていた。裕希が清一の服を見立てるようになり、則夫が羨ましがっていると言う。それを口実に、裕希は早苗と出かける予定を取り付けた。2人でショッピングをしていた時、重雄の妻、登美子を見かける。かなりおしゃれをしているようで、しかも隣にいたのは重雄ではない男性だった。
<第四話>
かつて道場で清一に指導を受けていた工藤昴がやってきた。中学で飼育係をしており、最近動物を虐待する人間がいるのだという。飼育は続けたいのだが教師側が動物園へ預けてしまおうと考えているので、話をしてほしいという。
<第五話>
早苗の買い物に付き合っていた裕希は早苗の同級生だと言う富永潤子と鉢合わせる。悪気はないらしいのだが、相手の気持ちを考えず思ったことを喋ってしまう。その時は逃げおおせたものの、次の日、裕希を紹介して欲しいと潤子に頼まれる。断りきれなかった早苗は裕希に潤子とあって欲しいと連絡を入れる。
<第六話>
息子夫婦が騒いでいる。駆け込んできた裕希の話によると、母親の貴子が旦那への相談もなく70万の空気清浄機を買ってきたらしい。その話をきき、芳江は友人が悪徳商法に引っかかっているようだから探りを入れて欲しいと頼まれる。

面白かった~!!
おっさんたちかっこいいよ。それぞれとっても素敵。
60歳なんて若いよね。今時期本当におじいさんとは言えないと思います。
特にこの3人は素敵です。悪い事をしたら他人だろうが何だろうがちゃんと叱る。注意する。それがどんな年代でも。
カッコイイですよね。そういう人、少なくなってると思います。
最初、清一はかわいそうだなと思いましたけど、孫には恵まれましたね。
あのバカ夫婦から(おっと、失礼)よくあんな気遣いのできる子が生まれたなぁ。
でも、あの奥さんみたいな感じにならないように、私も気をつけよう。
有閑マダムにはなる気はないけど、頼りないし。
せめて子どもに見下されないような親に^^;
裕希は最初は生意気だなと思ったけど、バイトをしている理由とか、女の子に対する気遣いとか、本当に大人~と思いました。
見習わなければ。
早苗もとっても可愛いです。
所帯じみてる感じと、カロリーとか痩せるお茶とか気にしているのがちゃんと若い子って感じが上手くバランスが取れてる感じがしたー。
やっぱりおっさんが主役でも甘々な感じがあるのが有川さんですよね。
5話の最後がとっても可愛らしかったです。
清一と裕希のトークも面白いけど、則夫と裕希のトークも好き^^
そして挿絵!とっても可愛かったです。
縁側で清一と裕希がファッションについてギャーギャー言ってる絵とか。1番のお気に入りは2話が終わった後の則夫の絵です。思わず「ぷっ」と笑ってしまいました。

〈文芸春秋 2009.3〉H21.8.12読了

ラブコメ今昔 有川浩5

ラブコメ今昔
ラブコメ今昔

オススメ!
「ラブコメ今昔」突っ走り系広報自衛官の女子が鬼の上官に情報開示を迫るのは、「奥様のナレソメ」。双方一歩もひかない攻防戦の行方は?
「軍事とオタクと彼」出張中新幹線の中で釣り上げた、超かわいい年下の彼は自衛官。遠距離も恋する二人にはトキメキの促進剤。けれど…
「広報官、走る!」「広報官には女たらしが向いている」と言われつつも彼女のいない政屋一尉が、仕事先で出会ったいい感じの女子。だが現場はトラブル続きで…
「青い衝撃」旦那がかっこいいのはいいことだ。旦那がモテるのもまあまあ赦せる。しかし今度ばかりは洒落にならない事態が。
「秘め事」よりによって上官の愛娘と恋に落ちてしまった俺。彼女への思いは真剣なのに、最後の一歩が踏み出せない。
「ダンディ・ライオン—またはラブコメ今昔イマドキ編」「ラブコメ今昔」では攻めに回った元気自衛官、千尋ちゃんも自分の恋はいっこうにままならず…

やっと順番がまわってきました。やっぱり良いな。有川さん。
何だか恋をしたくなります。こんなに人に愛されていたら、幸せだなぁ。
「ラブコメ今昔」私の両親くらいの年の今村二佐の馴れ初めの話。気障ですよ。絶対気障。私もアレをやられたら一発でころっといっちゃいます。優しいですよね。奥さんもとっても可愛らしくて素敵。私もこんな献身的な奥さんになりたいな。結婚しても、働きたいとは思ってるけど。そしてオチはやっぱり自分の事もリンクしてるのか!とちょっと突っ込みました^^
「軍事とオタクと彼」そうか、このタイトルはあの名曲にあやかっているのね。気付かなかった。私、この作品が1番かも。私も軽くオタクなので、光隆君とは付き合えると思います。歌穂と同様、光隆が可愛くてしょうがなかったな。憎めないし。歌穂の弟くんもかっこよかったです。
「広報官、走る!」腹が立ったなぁ…王様には。人を何だと思ってるのかしら。有川作品はそういう人をぎゃふんといわせてくれるので、ストレスがたまりません。
「青い衝撃」この作品も好き〜^^公恵が気になっちゃうのは仕方ないかもしれないけど、紘司を第三者から見ると、公恵のことしか思っていないし、子煩悩で良いパパだし、心配ないと思ったな。とっても可愛い夫婦関係。理想です。でも、ブルーインパルスっていう部隊もあるんだね。勉強になるなぁ。
「秘め事」まさかあんな悲しい事があるとは思わなかったけど、なんとか一緒になる事が出来てよかったです。この作品、実話なんだね〜。やりますね^^最後の上官の姿が素敵でした。
「ダンディ・ライオン—またはラブコメ今昔イマドキ編」吉敷と千尋の恋物語。今よく言われる格差恋愛みたいなものでしょうか…。2人の出会いもまた純愛ドラマみたいだね。これで「ラブコメ今昔」につながるわけですね。

〈角川書店 2008.6〉H20.11.11読了

別冊 図書館戦争? 有川浩5

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オススメ!
大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第2弾!そんで、結局あの人たちは?これにて幕引き。
「もしもタイムマシンがあったら」
「昔の話を聞かせて」
「背中合わせの二人」

ネタバレ注意!

ぎゃふ!!(死)ダメだ…直視できない…。
何ですか、みんなが甘々な感じ!
昨日夜通し読んで、一人でじたばたしてましたよ。
堂上夫妻は相変わらずベタ甘だし。
今回はほぼ、手塚・柴崎のことでしたね。
2人もカナリじれったいなぁと思いましたが、あそこまでの事が起きないと柴崎が素直になれなかったって言うのが、今までどれだけ容姿の事で柴崎が縛られていたのかが分かりましたね。
でも、良かったね!って素直にいえないくらい、今回の事件は凄まじかった…。
私、最初からアイツは怪しいと思っていたのよね。
ああいう人に限って自分が悪いと思わず、人のせいにするのよ。
雰囲気的に、真面目で地味で自分を出せない感じが私、似てるなと思ったのですが、私はここまで陰湿じゃないぞ!多分…
しかも30前でしょ。あの考えは成長してなさすぎでしょ。
あ〜腹立った。郁、もっと殴ってぼっこぼこにして良かったよ!
そしてあのあと、柴崎はカナリ素直になりましたよね〜
本心か?と疑うくらい^^;
にしても。有川さんもおっしゃっていましたが、何故結婚式が!!
あの二人ですらかかれていないのに!
有川さんの旦那様のおっしゃるとおり、確かに手塚と小牧のシーンで終わりは気持ち悪い気がしなくもないですが。
もう、この作品で幕引きじゃないですよ、堂上夫妻の結婚式と、小牧・毬江のその後を!是非!お願いですよ、有川さん><
ずっと悶えて読んでましたが、1番のお気に入りは、小牧の「殺すよ?」だったりします^^;
堂上夫妻も良かったな〜。堂上教官、丸くなりすぎでしょ。
お、お、お、お姫様だっことかしちゃったりとかしちゃったりとか!?
きゃ〜もうもう。
堂上教官の心のうちを読んでいると、とても素直で可愛らしい。
本当にお互いの事を大事で大事でしょうがないんだろうなぁ。いいないいな。
この間、DVDを買いました。
その書下ろしも、良かったなぁ。郁の鈍感なところがまた憎いですね^^
あとは、DVDを楽しみに過ごします。
有川さん、こんな素敵な作品を書いてくださって、ありがとうございます^^

〈アスキー・メディアワークス 2008.8〉H20.8.10読了

阪急電車 有川浩5

阪急電車

オススメ!
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…。8駅から成る、片道わずか15分間の阪急電鉄今津線で、駅ごとに乗り降りする乗客の物語。
電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく―片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。
征志…毎週図書館に通う本好き。図書館で新刊を狙っているといつも一人の女性と争うことになり、勝手に敵対心を抱いている。
翔子…仕事も出来てかなりの美人。5年間付き合っていた彼氏を後輩に寝取られ、純白のドレスをきて2人の結婚式へ向かった。
時江…孫とよく出かける犬好きで世話焼きな女性。
ミサ…カツヤという彼氏がいる。顔はいいが、性格が暴力的で自分勝手。偶然乗り合わせた女性の一言と、女子高生の彼氏への発言で別れる事を決意。
悦子…大学受験を控える高校3年生。漢字の読めない、バカだけどやさしい5つ年上の彼氏がいる。
圭一…パンクファッションに身を包んではいるが田舎から出てきた大学1年生。電車のなかで同じ教科書を持つ女性にであう。
康江…オバちゃん集団から逃れられずに苦悩する女性。行きずりの女子大生の言葉から、変わろうと決意する。

ようやく順番がまわってきました。
かわいい!^^片道15分の短い路線ですが、人はいろんな人が行き来するんですよね。
とっても詳しく書かれていたので、絶対近くに住んでいるな、有川さん。と思いましたが、やはりあとがきで書かれていました。
最近、不倫の本ばっかりあたってしまって、恋愛するのが怖くなっていましたが^^;
有川さんの作品を読むと、本当に恋がしたくなります。
いいな、こういう恋愛。
征志とユキの恋が1番憧れますね。やっぱり、しょっちゅう図書館行きますし^^;
悦子とちょっとおばかで優しい彼氏の恋愛も好きです。彼氏良い人!彼女が結構年下だけど、下にして見ないでちゃんと彼女を立ててるし、一人の人間としてみてるし。いいないいな。
そして気になったのが翔子ですね。
ひどいですよ!あんな彼氏。まんまと女性の策略に乗っちゃって。
翔子の作戦は私もスッキリしました。私がいえた義理じゃないですが、素敵な恋愛をこれからしてほしいなと思いました。
図書館で借りたのですが、購入したくなりました。買っちゃおうかな。
有川さんの旦那さんの言葉、「よく言ってくださいました!」って思いました^^
「電車って小説の舞台として面白くない?」「ああいうので妄想を逞しくするのが君の仕事やろ」旦那様、かっこいいです^^

〈幻冬舎 2008.1〉H20.5.5読了

別冊 図書館戦争機〕川浩5

別冊図書館戦争 1 (1)
別冊図書館戦争 1 (1)

オススメ!
アニメ化御礼ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!
武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート!
 ※恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください。

ネタバレ注意!

我慢が出来ず即購入、即読了でしたが・・・
うわ〜〜〜!!!
悶え死ぬ!っていうか死なせてくれ!これ以上はダメだ!(狂)
予想はしていたけど、凄まじいな。
何ですか。この甘々カップルは。
郁はともかく堂上さんは30過ぎてるんだから、もうちょっとクールにしてくれ!
って、堂上さんはしてるか。
郁が暴走しているのか。
っていうか、肩ってなにさ肩って!面白すぎ!
そのシーンは楽しみに(!)していたのに、郁らしいなぁ。ムードもへったくれもない。堂上さんも苦労するね…。
そして、血まみれで笑顔って何それ何それ!
堂上さんじゃなきゃ、ちゃんと処置してくれないよ、ホント。
郁でしか成し得ない技だな、それは。
でも、郁も業務の面ではカナリ素敵になりましたね。
同期も(多分)一目置いているんだろうし。
上官が奪っちゃったけどね☆
別冊なのでデートやらお泊りやらの場面が多いからニヤニヤぶっとんで、悶えまくるシーンが多かったんだけど、やっぱり事件はありまして。
でも、それが言い方が悪いけど取ってつけたようにしか感じれず…。
明日(今日か)も仕事なのになぁ…寝不足だ。
でも、堂上さん、かっこよすぎです…。私もこんな何もかも包み込んでくれる人がほしい。

「少なくともこっちはお前より早かった事は確実だ。」

の、台詞にやられました。かっこよすぎです、堂上さん。
というか、それを知らないのは郁だけだけど。
にしても。
別冊第1弾ですか。何弾まで続くんですか。
私は何回悶え死ななければならないんでしょうか。
まあ、でも、もう純粋培養純情乙女・茨城産ではなくなったから、多少は悶えは減るかな。
ま、たしょ〜〜〜うだと思うけど。
何だかんだ言って、楽しみなんだけどね^^
はぁ。これ、感想文じゃないな^^;
ま、いっか。予想はしてたさ!
また明日(今日か)も頑張ろう。

〈アスキー・メディアワークス 2008.4〉H20.4.9読了

図書館革命 有川浩5

図書館革命

オススメ!
年始、原子力発電所を襲った国際テロ。
それが図書隊史上最大の作戦(ザ・ロンゲスト・デイ)の始まりだった―ついにメディア良化法が最大の禁忌に手をかける!?
図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか!?
手詰まった状況を打破する一手を放ったのは、―何とタスクフォースの山猿ヒロイン!
『図書館戦争』シリーズ第4弾にして完結巻、これをもっていよいよ閉幕!果たして、幕は無事に下りるのか―!

ネタバレ注意!

ようやく読みました〜。
図書館で予約し、なかなか順番がまわってこず、我慢が出来なくて1巻から4巻まで結局大人買い。
未だに図書館には予約したままになってます。
というか!
何なんだ出だしから。
いちゃいちゃしおってからに^^;
読んでいて恥ずかしくなって背けちゃったのなんて初めての経験だ。
完全にデートじゃないか。息もピッタリで否定するし。
何だかんだで以心伝心のようだし。
一体どうなる〜と思ったら郁があんなことしてしまうし、確かに残された堂上は辛いだろうなと痛々しく読んでいても笑っちゃったり。
郁が無事に戻ってきて病院でのことはきゃ〜!と思いながら読んでしまったし。
その後のエピソードは堂上さんが2人いる…いろんな意味で、と思っちゃったしぃ。
でも意外と最後はあっさりしていたなぁとも思いつつ。
でもでも、こういうラストはいいなぁとニヤニヤしてたけど。
番外編が出るらしいですね。それもまたカナリ楽しみです。
恋人期間が抜けていますからね。
とても楽しみです。むふふ(狂)
…は、また微妙な感想日記。図書館シリーズはいつもこうなっちゃうんだよなぁ^^;
いきなり国際テロから始まり、どうなるかと思いましたけど、ついに良化委員会との対決が始まったんですねぇ。
まさか手塚慧と手を組むとは思いませんでした。
これで、少しずつ、手塚兄弟が和解するといいなぁ。
柴崎と手塚の関係もそれによって発展したように思います。
「担保」って…。素直じゃないなぁ。
柴崎が今回のキーマンだったね。聡明な彼女にしか出来ない。
慧が気に入ったのも分かる。まあ、柴崎麻子様ですからね^^
堂上と郁と当麻の展開がどうなるかとドキドキしました。
襲撃にも負けず、裏切りにも負けず、逃げ切れて良かったなぁ。
番外編が出たら即買いしようと思います^^
1文字1文字名残惜しいと思いながら読んでたけど、また会えると思うと楽しみです。
郁が教官として成長していく姿とか^^
でも、怒ってる所がまんま堂上さんでおかしかったな〜。

〈メディアワークス 2007.11〉H20.3.30読了

塩の街 有川浩5

塩の街

オススメ!
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。
塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
男の名は秋庭、少女の名は真奈。
静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。
あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。
それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた…。

うあ〜〜〜〜(悶)
私もこんな恋がしたい〜!!
と、終始悶えていた作品でした^^;
有川さんずるいよ、ひどいよ。こんな内容なら悶えるしかないじゃないか。
はぁ・・・いいなぁ。素敵だなぁ。
こんな恋がしたいわ〜。
は、まともな感想を書いていない^^;

ストーリーは何となく知っている状態で読み始めたのですが、状況が最初は分からなくてちょっと読むのに時間がかかりました。
秋庭と真奈もいいけど、始めの遼一と海月の恋も切なくて素敵で。いろんな愛の形があるんだなぁと思いました。
トモヤも思いっきり悪人ではないから憎めなくて。
最期は秋庭じゃないけど真奈が一緒で良かったんじゃないかなと思いました。
そして!
秋庭と真奈ですよ。
何だか途中から凄い急展開で驚きでしたよ。
入江が登場してからですよね・・・。
入江、だいっ嫌いなんですけど^^;そういう状況にしたからまあ、許してやりましょう。
真奈がどんどん強くなっていくのが分かりましたねぇ。好きだって言う気持ちが強くさせたんでしょうか。
諦めなくて良かったね^^
命を懸けて世界を救おうとする決意は、誰よりも大切な人を先に失いたくないっていう気持ちがそうさせるんだと思うと、もうドキドキしましたよ、うん。
秋庭が「分かれよ!」って言った場面は、
「ときめきトゥナイト」の蘭世と俊の2人のあるシーンを思い出しました。
蘭世を危険な目にあわせたくないと、俊が不器用ながらも蘭世を突き放すシーンがあったんですよね〜
って、マニアックすぎ?っていうか、分かる人いるかしら^^;

野坂夫婦も理想ですね。由美の行動も、正の行動も、もしも自分の立場だったらって考えた上での行動なんだよね。
野坂って名字、聞いた事がある気が・・・と思って有川作品を調べましたが、気のせいでした・・・^^;
自衛官だから勘違いしたみたいです。でも、「クジラの彼」に載っていてもいい2人ですよね^^まあ、その後として2人のお話は載っていましたが。
何だかいろんな愛をたくさん感じた作品でした。
その後のストーリーも好きです。
野坂夫婦の話ももちろん好きだけど、何より秋庭の意外な一面がたくさん見れたことかしら^^
秋庭さんが可愛らしかったですよね。
2人でのシーンは読んでて悶えましたよ・・・^^;
やばい、病気だ、私・・・。
もっと上手く感想を言えたらな〜!
上手くかけないのがもどかしい・・・。

補足:後書きに書いてありましたが、電撃文庫って規制が厳しいんですね。
真奈が中学生だったら、私はここまで大興奮をしながら読んではいなかったと思います^^;引いちゃってたかも・・・。
そして、遼一の年齢も。
実は文庫を持っているので(買って半年。読まずに置いたままになっていました)確認しましたが、年齢は20歳でしたね。
単行本を読んだ後だったので、2人の年齢と境遇に物足りなさを感じました。有川さんの言うとおり、結婚を意識する年齢の方がしっくりといく気がします。
あと、申し訳ないんですけど文庫のイラストが私のイメージとちょっと違ったんですよね・・・。
文庫を読まずに単行を読んで良かったなぁと、ちょっと思いました。有川さんごめんなさい^^;

まあとにかく。
有川さんの全作品を購入したくなりました。一生ついていきますよ!

〈メディアワークス 2007.6〉H19.8.26読了

クジラの彼 有川浩5

クジラの彼

オススメ!
『クジラの彼』
聡子の彼は海自の潜水艦乗り。会えないときは数ヶ月、連絡が途絶える。自分は彼女でいていいのか。不安になる。
『ロールアウト』
航空設計士の宮田絵里が軍用機の設計でぶち当たった壁は男性用トイレだった。
『国防レンアイ』
自衛隊で同期の伸下と三池は、いい感じなのになぜか友達。
いつも三池に使われてるけど、8年前から気にかけていた。
『有能な彼女』
海自の潜水艦乗りである夏木は、ある事件をきっかけに出会った彼女の望になかなか結婚話を切り出せないでいた。
『脱柵エレジー』
脱柵とは、自衛隊員が脱走することを指す。
常にある脱柵理由は、恋愛だった。
『ファイターパイロットの君』
空自隊員である光稀を妻に持つ春名高巳。
娘に「パパとママがはじめてちゅーをしたのはどこで?」と唐突な質問をされ、初めてデートした日を思い出していた。

有川さんは短編も良いですね!
そして恋愛はやっぱりどれも甘々でたまらないです^^
度の話も好きですけど、やっぱり「有能な彼女」かなぁ。
「クジラの彼」は以前「Sweet Blue Age」で感想をかいたので、端折ります^^
夏木と望のその後が気になっていたんです。
ほうほう、そうきましたか。
やっぱり堂上と郁なんだよなぁ・・・。2人が付き合ってもこうなりそう。
でも、郁はここまで面倒くさくないかな^^;ナンテ。
やっぱり有川さんの恋愛は良いです!大好きです!
あとは「国防レンアイ」が好きです。
真駒内なんてめっちゃ地元の地名が。
あの方言は合ってる様な・・・わからないような・・・。
うちの両親が、あまり方言が好きではないので、うちでは使わないで育ったんですよね。
「〜べ」とか「なまら」とか「したっけ」とか。
私は使いません。でも、友達で使っている人はいるので、合っているのでしょう。
そして、失敗もしました^^;
最後の「ファイターパイロットの君」は「空の中」の続編なんですね。
どうりで2人の出会いとか書いてなかったはずです^^;
あ〜〜〜悔しい!
絶対に読んでやる〜。

〈角川書店 2007.1〉H19.3.29読了

図書館危機 有川浩5

図書館危機

オススメ!
有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!
図書館は誰がために―
王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!
玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!
―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?
終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。

読みました〜〜〜!!
いや〜良いですよ。良いですわよ^^
もうたまらないですよ!
2人の関係に歯痒さを感じたりニヤニヤしたり。
カナリ怪しい人になっていましたよ、私^^;
期待を全く裏切りませんね!有川さんにはもう一生ついていきます!
「図書館内乱」の終わり方が非常に気になっていたのですが、いい感じに展開していきましたよね。郁が暴走しなくて良かった・・・。いや、暴走したか?
相変わらず郁はかっこいいです^^
でも、恋愛に関してとっても乙女な部分を持っているのもかわいらしいです。
そして堂上はさらにかっこいいです^^
何だか2人の関係が微妙に変化しましたよね?
おお!お〜〜!と言ってしまったり^^;
小牧さんじゃないけど、面倒くさい2人だなぁと思ったり・・・。
いいですわ。もう文句なしですよ。
いや〜でも、携帯電話越しの堂上さんの行動には悶えましたし・・・。
茨城に行っている時の2人にもきゃ〜ってなったし・・・。
はぁ・・・いいわ〜。
2人はこの関係が、バランス取れてるんだろうなぁと思いますねぇ。
まだ1歩を進むのは早いかなっていう気もする^^
でも、堂上さんって、30歳になったんですねぇ。
1作ごとに1年くらい経っているんですね。
2人の関係もとっても気になるところですが、図書館も大きく変化しそうですね。
次回で最終なんですよね。
もうすでに早く出てほしいなぁと思っております^^;
出たばっかなのに・・・。
・・・今回の記事は、全然内容がないなぁ^^;2人(特に堂上さん)を好きだって事は伝わったと思うけど・・・。

〈メディアワークス 2007.3〉H19.3.13読了

海の底 有川浩4

海の底

横須賀に巨大甲殻類の大群が押し寄せてきた!
一般人も巻き込まれ大パニック状態で、犠牲者も多く出た。
海上自衛隊の夏木大和と冬原晴臣は、艦長の命と引き換えに13人の子ども達を助け出した。
しかし、非難した場所は巨大甲殻類が周りを取り囲む潜水艦「きりしお」
自衛隊と警察がうごめく中、彼らは無事に救出されるのか。

「図書館」シリーズ以外の作品を初めて読みました。
面白かったですよ~^^やっぱり流石有川さん。期待は裏切りません。
始めは「何てストーリーなんだ!?」って思ったけど^^;
有川さんは難しい設定が多いですねぇ。この作品は自衛隊か・・・。
「図書館」シリーズとは全く関係がないのですが、夏木と冬原が堂上と小牧に見えてしょうがなかった・・・。
というか、同じですよ^^;私の中では。
子どもを13人抱えての毎日は大変なんだろうな~と勝手に同情してました。
一部を除いて大きな問題がなかったのは、ちゃんと2人が支えていたからなんだろうね。
2人ともとってもかっこよかったし!
選ぶならやっぱり夏木だね~。堂上派だし^^ふふふ。
望を始め、子ども達も成長したみたいで良かった。
圭介がものすご~く腹が立ちましたけどねぇ。あんな子供が自分の子だと思ったら、ヤダ。
でも、まあ親がそうだから子もそうなのかもしれないけど。
そして!最後ですよ!
ネタバレになっちゃうからあんまりいえないけど、有川さんってば!
どうしてこういうおいしい事をするの!
おもいっきり「あの2人」じゃないですか。
ニヤニヤしちゃいましたよ・・・。
年齢的にもピッタリだし・・・。
それから、読んでから知ったのですが、アンソロジー「Sweet Blue Age」にこの作品のサイドストーリーが載っているらしいですね。
とっても気になりました^^
読んでみようと思います。

〈メディアワークス 2005.6〉H19.1.20読了

図書館内乱 有川浩5

図書館内乱

オススメ!
「両親攪乱作戦」
図書特殊部隊(ライブラリー・タクスフォース)である笠原郁は、自分の所属を両親に内緒にしている。
その両親が、郁の職場へ遂にやってきた。
堂上、小牧、手塚、柴崎も何とかばれないよう協力するが・・・。
「恋の障害」
小牧には10歳年下の幼馴染、毬江がいた。
彼女は中途難聴者で、音をほとんど聞き取ることが出来ない。
小牧は毬江に「レインツリーの国」を勧めるが、それが図書館に大きな問題をもたらす事になる。
「美女の微笑み」
柴崎に好意を寄せる利用者、朝比奈光流が現れた。
朝比奈は言葉巧みに柴崎を食事へと誘うが・・・。
「兄と弟」
図書館のホームページ上で辛辣な書評をしているページを発見した。
作っているのは手塚と同室の砂川だった。
彼は「図書館未来企画」に参加していた。
この企画の代表は、手塚の兄、慧だった。
「図書館の明日はどっちだ」

「図書館の明日はどっちだ」はネタバレになってしまうので、割愛します^^
いやいやいやいや。終始ニヤニヤしてしまいましたよ。
最後なんてもう・・・^^
シリーズ化だなんて聞いてないよ。最後がものすご〜く気になる所で終わっているではないですか。
いやでも、シリーズは嬉しいですな。
やっぱり郁と堂上が良いです。
背の高さなんて関係ないです^m^なんて。
頭撫でるのがとっても良いですねぇ。2人ともかわいらしいったら。
今回は、2人だけではなくて、小牧や手塚、柴崎のことも詳しく分かったので良かったですね〜。
自分がピンチの時に、必ず助けに来てくれるって、良いですよねぇ^^
次回がとっても気になります。

〈メディアワークス 2006.9〉H18.12.25読了

レインツリーの国 有川浩5

レインツリーの国

オススメ!
中学の時に夢中で読んでいたあるライトノベルのシリーズの事を、向坂伸行は思い返していた。
当時は納得のいかなかったラストを、今はまた違う考え方が出来るようになっていた。
他の人はこの作品をどう思っているのだろう。
そう思い、インターネットを開いた。
そこで「レインツリーの国」というブログを見つけ、自分とは違う小説の考えに驚き、興味を持った。
管理人は「ひとみ」という名の女性だった。
伸行は「伸」という名で、彼女にメールを送ることにした。
返事を期待はしていなかった。しかし、すぐに返事がきた。
それから2人はメールを通して、会話を交わす。
伸行はメールを交わしていくうちに、本当の名前も顔も知らない「ひとみ」という女性に会ってみたいと考えるようになる。

有川さん、2冊目です。
この作品は「図書館内乱」の中で登場するんですよね。今、予約中なので楽しみです^^
私、有川さんの作品好きです。こういう小説大好きです!
こういう恋愛、憧れますね〜
伸行がまっすぐで、彼女の事を考え努力しているのがとても伝わってきました。
こういう男の人、あんまりいないですよ。
でもそれは、伸行の辛い過去から生まれた性格なのだと思いますけどね。
そう思うと、ちょっとせつない気もしますが。
眩しいですよね^^こういうかっこよすぎるくらいの人、小説とかでバンバン出てほしいと思ってる私です。
出てくる人は、やっぱりカッコいい人のほうが良いですからね^m^
内容は恋愛小説ですが、やっぱり「障害」というテーマは切り離せないですよね。
私は福祉を勉強しているので、他の人よりは知識があるとは思います。
でも、だからといって障害を抱えている人の気持ちが分かるかといえば、そうではないんですよね。
本人にしか、その辛さはわからない。
だからといって、障害に対して同情してほしくないっていうのも分かる気もします。
そういう想いが付きまとうので、付き合うのはやっぱり大変だと思うんですよね。
そう考えていくと、やっぱり伸行の関わり方は素晴らしいと思うんです。
相手のことについて知ろうと努力し、思いやる。けど、言いたい事はハッキリ言う。
理想ですよね〜。私もこういう人と付き合いたい!^^;
早く「図書館内乱」も読みたいです。

〈新潮社 2006.9〉H18.12.8読了

図書館戦争 有川浩5

図書館戦争

オススメ!
正化31年、全国の主要な公共図書館は警備隊を持つに至っていた。
その年、女性としては珍しく、防衛員配属を第一志望として図書館に採用された笠原郁。
持って生まれた運動神経と陸上部で培った男性に負けない基礎体力で、厳しい新入隊員訓練を乗り切った。
郁が防衛員を志望したのにはワケがある。
郁が高校生の時に、図書館隊に助けられたことがあるのだ。
その男性に対して憧れを持ち、本を守る仕事がしたいと思い、志願したのだった。
そして郁は、エリートと言われる図書館特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に特殊防衛員として配属されることになる。

有川さん初読です^^
図書館学を学んではいますけど、全然違う世界ですよね。
知識を持っているとかいないとかは関係ないです。
でも、凄い世界ですね。
ありえない世界ですけど、実際にあったら嫌だなぁとは思います^^;
だって、本が簡単に手に入らないんですよ!?私は生きていけません・・・。
結構長い作品ですが、どんどん読めちゃいました。
話の流れも気になったんですけど、それより何より笠原郁と堂上篤の関係の進展が気になって気になって^^
堂上良いですね~。すっごく好きです。こういうタイプ。
リアルで好きなタイプではないですけど^^;小説の中ではこういう男性は魅力的です。
ただ、郁の事が好きなのかなって思ってたんですけど(堂上の正体も何となく分かりましたし)でも、そんな簡単な想いではなかったんですね。
それが歯痒くて歯痒くて。
堂上が郁って叫んだ時なんて、もうドキドキしちゃいましたよ~
最後にどっちかが怪我してどっちかが相手を抱きしめてどっちも無事だった事に安堵して好きだって言うとか、そう言う事をちゃっかり想像してたんですけど^m^
ヤバイ、妄想が・・・。
小牧幹久もいいキャラでしたね~。
堂上との関係が、部下?にとってはまさに飴と鞭だなぁと。
でも、小牧も言う時は言う所が魅力でもあります。
この2人の関係が、何だか他の小説とか芸能人とかアニメとかいろいろ人で想像が出来まして・・・。それはそれで楽しかったです^^
柴崎も手塚も玄田も出てくる人みんなが良かったです。
ただいうならば、私「ウザイ」とか「チョー」とかそういう言葉があんまり好きではないんですよね。
なので、郁の喋り方で、う~ん・・・って思うところがちょっとありましたけど。でもまあ、内容が良かったのでいいです。
「図書館内乱」も楽しみです^^

〈メディアワークス 2006.3〉H18.11.26読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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