
著者:綿矢 りさ
販売元:文藝春秋
発売日:2010-08-27
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賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。
片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ「現実の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。3年ぶりの注目作!
綿矢さんの3年ぶりの新刊。私は読むのはカナリ久しぶり。
主人公が同い年で、何となく共感できるかなと思ったのだけど、やっぱり綿矢さんの作品は合わないなということを再認識しました。
何となく読みにくくて、主人公には全く共感は得られなかった。
オタクなことはかまわないけど、12年片思いをしていた子に対してだったり、告白されている男性に対してだったり、いちいち納得できない。
だいたい、同窓会を開く事も、東京組で会う事も、中学生の時に目立たなかった子がいきなりやろうとするかな・・・。
それに、処女とか、結婚願望が強いとか、簡単に言わないほうがいいよ。
信頼している人でも、そういうことは言わないほうがいい。
そして段々暴走してくる主人公だけど、最後に結局一緒になりそうなニの意思も分からない。
すみません、辛口で。
〈文芸春秋 2010.8〉H22.9.23読了