苗坊の徒然日記

読書とV6とSnowManをこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

エッセイ

ろうの両親から生まれた僕が聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと 五十嵐大5



「誰もが生きやすい世界は、いろんな境界線が混ざり合った世界だと思う」
耳の聴こえない両親から生まれた子供=「CODA」の著者が書く感涙の実録ノンフィクション!        
もしかすると、ぼくは母親の胎内にいたとき、国に“殺されて”いたかもしれない――。
そう考えると、いまこうして原稿を執筆できている状況が、まるで奇跡のように思えた。2018年9月、衝撃的なニュースを目にした。ろう者である兵庫県の夫婦2組が、国を相手取り訴訟を起こしたのだ。
その理由は、旧優生保護法による“強制不妊手術”。旧優生保護法とはいまはなき法律で、その第1条には「不良な子孫の出生を防止する」と記されていたという。
障害があることで、差別を受ける。これは絶対にあってはならないことだ。健常者のなかには、障害者をことさら特別視する人たちがいる。それが悪意のある差別や偏見として表出することもあれば、過剰な親切心という逆説的なカタチで表れてしまうこともある。
けれど、忘れないでほしい。障害者は別世界の人間ではない。ぼくら健常者と同じ世界に生き、同じように笑い、怒り、哀しむ、ぼくらの隣人なのだ。ただし、ぼく自身がそう考えられるようになったのは、大人になってからだった。幼少期の頃のぼくは、障害者、特にろう者のことを嫌っていた。
そう、かつてのぼくは、母のことが大嫌いだったのだ――。(本文より)

CODAという言葉はみんなの手話を見て知ったと思います。耳の聴こえない両親を持つ、耳が聴こえるお子さんのことですよね。
CODAである著者が今までの人生を語った1冊です。
私が手話に興味を持ったのは、健君がファンとの関わりがきっかけで手話を始めたからでした。
2005年の握手会がきっかけで健君が手話の勉強を始めて。数年後に、早瀬夫妻とSPEEDのコンサートに行って、MCの内容を手話でお二人に伝えていたという情報を耳にし、そこまで手話ができるようになったのかと驚いた記憶があります。この出来事は早瀬さんの奥さんがブログで話されていたことで、2010年くらいの出来事でした。
2014年から健君がみんなの手話に出演するようになって、毎年毎週欠かさず見ています。手話はなかなか覚えられないけど、ろう文化は知らなかったことばかりで勉強になります。世界が広がった気がしています。
健君が手話と関わらなければろう者の方のことはあまり知らないままだったと思います。この本も手に取らなかったかもしれません。ろう者の生活の大変さやCODAの生活の大変さを知ることが出来ました。
回り道をしたかもしれないけど、著者さんがご両親と向き合えてちゃんとお話ができるようになって良かった。でも、お父さんの話題がちょっと少なめで可哀そうだなぁなんておもっちゃってごめんなさい。
最後まで読んで表紙の写真が斎藤陽道さんだと知りました!みんなの手話で登場する斎藤さん!この本を読んでいる間、斎藤さんの息子ちゃんたちを思い浮かべていたんです。息子ちゃんたちはCODAだなぁと思って。最後まで読んで改めて表紙を見るとこみあげてくるものがありますね。
著者さんの作品をもっと読んでみたいと思いました。

<幻冬舎 2021.2>2021.8.20読了

THE やんごとなき雑談 中村倫也5

THE やんごとなき雑談
中村 倫也
KADOKAWA
2021-03-18


自意識過剰でモテたくて仕方なかった学生時代。クラスメイトに突然奪われたファーストキス。
料理や掃除に買い物、たまの実家への帰省と親孝行、そんなありふれた休日。
思うように進まない俳優業に、誰にも必要とされていないのかとコンプレックスを抱えては笑えなくなった日々、這うように見つけ出した答え。
“カメレオン俳優”と評されてはそのブレイク後、呼吸ができなくなったこと。昨年、自粛期間中に襲ってきた、孤独と涙。
そして尊うべき「生きる」ことについて……。
ユーモアとペーソス溢れる筆致で描かれるは、人気俳優の素顔、哲学、そして真剣な眼差し。
スターダムにのし上がった2018年から2年にわたる毎月の連載原稿(雑誌『ダ・ヴィンチ』2018年11月号~2020年11月号掲載)に
書き下ろしを加え書籍化!(挿絵や表紙のイラスト、タイトルロゴも本人作!)
癒し系でゆるふわで、ミステリアス。
「つかみどころがない」俳優・中村倫也が、こじれた自意識を爆発させ、丸裸になる!
“ハマる人続出中”その魅力の理由がここにある。

私が最初に見た中村さん出演作品ってなんだろうと思いウィキって見たのですが、中村さんだとちゃんと認識して見たのは「屍人荘の殺人」のようでした。遅くてすみません…。軍師官兵衛に出てたんだー。2010年の9係に出てるー。とは思いましたけどその時は中村さんだってわかっていなかったと思います。
知名度が上がったのは朝ドラの出演だったんですかね…?なんかこんな感じですみません。
私が最初に名前を知ったのは「ダイワハウス」のCMだと思います。母性本能をくすぐるような頼りないけど優しい旦那さん。その印象が強すぎてそしてものすごく好印象でした←なので、この俳優さんは誰だろうと検索した記憶があるんですよね。その時は「へーこういう名前の俳優さんなんだー」くらいだったと思います。すみません。
エッセイすごく面白かったです。等身大の中村さんが存分に堪能できる作品だと思います。バラエティで拝見するそのままの中村さんだなぁと思って読んでいました。THE芸能人!THE俳優!みたいな人に憧れつつもそうはできないと諦めている感じが人間味があふれていて好きです^m^
そして文章がとても読みやすい。簡単というわけではなくて読みやすい。文章を組み立てるのがとても上手なんだなと思いました。あらすじにも書かれているファーストキス話、読んでるこっちも衝撃でしたよ…なんてませた女の子…どこで覚えたのそんなこと…。個人的に「オカルトと科学」が好きです。オチがうますぎます。
ますます中村さんのことが好きになりました。出演作品をもっとたくさん見ます←

<KADOKAWA 2021.3>2021.8.18読了

わたしの、本のある日々 小林聡美5

わたしの、本のある日々
小林 聡美
毎日新聞出版
2021-02-20


読書家でなくとも、本は読む。「本のある愉しい暮らし」を軽やかにつづったエッセイ集
「サンデー毎日」の人気連載「本のある日々」が一冊に! 映画『かもめ食堂』『めがね』などで知られる女優は、大の名文家でもあった。40代で社会人入学した大学での経験、俳句への熱中、旅先の出来事、演じるという仕事、友人たち、一人暮らしの日々......本を入口に、生活と仕事のあれこれを軽やかに、率直につづる読書エッセイ。巻末にはエッセイスト・酒井順子さんとの対談も収録しています。

小林さんってめちゃくちゃ読書家のイメージだったのですが、違ったんですね^m^
しかも45歳の時に大学に入学されていたことも知りませんでした。大人になってからの学び、素敵です。
紹介されている本は小説はほとんどなかったので既読本は少なかったのですが、どれもとても興味深くて面白そうな本ばかりでした。既読だったのは「図書館さんぽ」と最近読んだばかりの「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」と「本を読めなくなった人のための読書論」どれも素敵な本だったのでタイトルを読んだとき本当に嬉しかったです。特に若松英輔さんに関しては小林さんも100分de名著を見て知ったそうで。見た回は違ったみたいですけど私もその番組をきっかけに若松さんの本を読んだので凄い偶然!嬉しかったです。でも、若松さんが奥様と死別されていたことはこの本を読んで初めて知りました。まだお若いのに…。私が見たのは今年の3月。テーマは災害を考えるでした。毎週1冊ずつ紹介する形だったのですが、最終週に若松さんは涙をこらえながら熱く語られていて、私はその姿にとても感動してファンになったんですよね。それを一気に思い出して、小林さんに話したい!って思いました←
共通の既読本の中にもありますが、フィンランドに関する本も多かったように思います^^小林さんとフィンランドと言ったらやっぱり「かもめ食堂」を思い出しちゃいますよね。
「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んだ時も思いましたが、フィンランドの「シス」の考え方が良いなと思いました。決して楽なものではなくて、厳しい状況でも心折れず、困難に立ち向かっていく強さ、勇敢さ。私もその気持ちは常に持っていたいなと思います。
やっぱり本を読むって良いなぁと思いながらこちらの本を読んでいました。
最後に紹介された本の一覧が欲しかったな…覚えていない本もあって残念^^;

<毎日新聞出版 2021.2>2021.7.9読了

ヤンデル先生のようこそ!病理医の日常 市原真5



「病理医とは何か」「私とはどういう人間なのか」あらためてきちんとぶつかります! 思考がぶつかり、変化する! ヤンデル先生の日常と思考を一緒に旅する新感覚エッセイ。 「病理医ヤンデル」の日常、ツイッター論、病理医への道、生老病死から幸福論まで!

ツイッターで拝見しております。
もしも私がお医者さんになれたとしたら病理医になりたいなと漠然と思っていました。理由はわかりません^^;日記のような形なので文章は緩めですが内容はとても興味深いです。
病理医の1日から始まり最後が生老病死や幸福論という流れだったのが良かったです。
病理医という仕事を知ることが出来て良かったです。

<清流出版 2021.3>2021.5.25読了

緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020 さだまさし5



大好きだから、会わないでおこう。
気持ちとは真逆の行動が求められることになってしまった、コロナ禍の日常。さだまさしは、緊急事態宣言が発出された夜に、「緊急事態宣言の夜に」という歌を発表。「お前のおふくろ死なせたくないんだ 大切な人をなくしたくないんだ」というメッセージを伝えた。
2020年、デビュー以来こんなに長期間ライブをしなかったことはなかった、というさだまさしがミュージシャンとしてどのような思いで活動してきたか、また、自身が設立した「風に立つライオン基金」が試行錯誤の中おこなってきた、医療機関、福祉機関などへの様々な支援の様子を綴る。

岩崎宏美さんはさださんのことを「生き神様」と言っています。そういいつつも「まさし」呼びなところも好きなんですが^^
この本を読んで、まさに「生き神様」だなと思いました。
東日本大震災の時、音楽家は無力だと初めは思ったとおっしゃっていました。でも誰よりも先に被災地へ赴き歌を届けました。たくさんの人が生きる力をもらったと思います。
そののちに「風に立つライオン基金」を立ち上げ、日本中、世界中の人たちを支援しています。
なかなかできることではありません。本当に、凄いという言葉だけじゃ片付けられないくらい、凄い。
今回の新型コロナウィルスに関しては音楽活動を一時中断せざるを得ない状況になりました。それでも、さださんは動きます。「the show must go on」ジャニーズのタレントを好きな人だったら1度は聞いたことがある言葉です。ジャニーさんの名前も出てきました。それでもショーは続けなければならない。もちろん制約はありますし、むやみやたらにやっていいわけではありません。
それでも、やらなければ人の心が死んでしまう。舞台やコンサートをよく観劇する私は身に染みてそれを感じた1年間でした。さださんの行動を私は応援しますし、私もその中の一人になりたいです。

<幻冬舎 2021.2>2021.4.5読了

伝わるちから 松浦弥太郎5

伝わるちから
松浦弥太郎
小学館
2017-12-15


人付き合いのコミュニケーションに悩んでいる時に役に立つ、たくさんのヒント。なかなか相手に届かない自分の思い。それは伝えようとするから。では伝わるためにはどうすればよいのか。そのコツを、元「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎さんが教えます。

松浦弥太郎さんの本を初めて読みました。
1日1日を丁寧に生きているのが分かりました。私もこんな風に意識をして生活していきたいと思いました。
好きだったのは最後の章です。「らしくない」にチャレンジする。良い言葉ですね。
「何より大切なのは失敗への勇気だ」「一か八か。当たって砕けろ。でも、絶対にやり遂げる、登り切ってみせると決心するのです」という最後の言葉に勇気づけられました。
じっくりと読みたい本だと思いました。他の作品も読んでみたいと思います。

<小学館 2017.12>2021.3.3読了

そこに工場があるかぎり 小川洋子5

そこに工場があるかぎり
小川 洋子
集英社
2021-01-26


作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。
あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。
幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!
<目次>
細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)
お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (グリコピア神戸)
丘の上でボートを作る (桑野造船)
手の体温を伝える (五十畑工業)
瞬間の想像力 (山口硝子製作所)
身を削り奉仕する (北星鉛筆)

小川さんが見学された工場はどれも興味深いものばかりでした。
特に1番最初が簡単に言うと穴をあける仕事!穴を開けるとは?と興味をそそられました。
一言で穴を開けると言っても大きさも形も深さも色んなパターンがあって色んな技法があるんですよね。特にこちらの会社は女性の社長さんで、女性が働きやすい環境を作ることが目的だったそうです。素晴らしいです。
保育園の子供たちが大きな籠のようなものに何人も乗ってお散歩している光景は私も何度か見たことがあります。あれはサンポカーって言うんですね。知りませんでした。
鉛筆の作り方も知らなかったからビックリしました。
この作品を読んで、工場見学に行ってみたくなりました。でも、このご時世難しそうですね…。取材されたのはコロナ禍の前。現在はどうされているのか読みながら気になっていましたが、あとがきで書かれていました。やはり皆さん大きく売り上げが落ち込んだようですが、だからと言って気落ちせずに今の時代に合った商品を考えたり、売り方を考えたり、とても前向きでそれもとても素敵だと思いました。
何気なく使っているものが一人一人の考えによって、手によって生まれている。そう考えると何もかもが愛おしく感じます。物を大事にしようと思いますよね。読んで良かったです。
そして現状の諸々が収束したら、外に出て色んな世界を知りたいと思いました。

<集英社 2021.1>2020.3.1読了

妻に捧げた1778話 眉村卓5

妻に捧げた1778話 (新潮新書)
眉村 卓
新潮社
2004-05-16


余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日、最後の原稿の最後の行に夫は書いた―「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、ちょっと風変わりな愛妻物語。

先日「僕と妻の1778の物語」を見たので、原作も読みたいと思い手に取りました。
こちらは1778話のうちの数点と、著者さんと奥様の実際のお話が丁寧に書かれていました。
映画を見た後だと尚更心に染み入る気がしました。映画では夫婦は30代でしたけど奥様は60代だったのかな。それでも余命宣告を受けるには若いですよね。
ご夫婦が本当に仲睦まじい事が伺えて微笑ましかったです。素敵なご夫婦ですね。理想です。
1日1話必ず物語を書く。簡単なことではありません。それでも著者さんはそこまで苦労はしなかったと言います。やはりそれは大切な奥様のために書くものだったからなんでしょうね。奥様は機会があれば出版することも考えてほしいとおっしゃったそうです。そう伝えるのも素晴らしいですよね。
物語の中には映画で登場したものもあり、切なくなりました。
映画を見た後にこの作品を読めて良かったです。
この作品、カズレーザーさんが紹介されたんですね。紹介した時の映像を見てみたいなと思いました。どう紹介したのか気になります。

<新潮社 2004.5>2021.2.26読了

鎌田實の人生図書館 あなたを変える本と映画と絵本たち400 鎌田實5



実の親に捨てられ、養父に育てられた著者。貧乏な家庭の事情をわかってくれていた学校の先生が「図書館の本を何冊でも借りていっていい」と言ってくれたことが、鎌田先生の人生を変えていきました。
世界を広げてくれた400を超える本や絵本、映画を取り上げ、生きること・死ぬこと、人生の面白さや心の機微にいたるまで鎌田流に読み解いていきます。本は世界で起きていることへの関心を持ったり、物事を考えるうえでの武器にもなります。さらに心の健康づくりのヒントにも。

鎌田先生のベストセラー、未読なんですすみません^^;さださんと「風に立つライオン基金」に携わっているということが1番知っている内容かもしれません。もちろんお医者様だということは存じています。
境遇については全く知りませんでした。大変な子ども時代を過ごされたんですね。その中でもたくさんの本と出会ったことが人生の指針になったんだろうということがひしひしと伝わってきました。
オススメされている本は名作ばかりで、私はそういう作品はほとんど読んでいないので^^;何だか人生を損しているような気分になります。読みたいとは思っているのですが…と言い訳。
映画も私は洋画はあまり見ないのですが聴いたことがあるタイトルばかりでした。見なければ…。
私も本を読むことで世界が広がったと思っています。この気持ちはずっと忘れないでいたいと改めて思いました。

<マガジンハウス 2020.11>2021.2.24読了

棚からつぶ貝 イモトアヤコ5

棚からつぶ貝 (文春e-book)
イモト アヤコ
文藝春秋
2020-11-09


初めてのご飯がドッキリだった「一生ついていこうと心に誓った人」、トライアスロン中に心を打ち抜かれた「背中で見せる理想の上司」、南極でテントが壊れても平気な「素敵なじじい」、全力で泥水に飛び込む「おもしろ女優」ほか、「拝啓 安室奈美恵さま」「わたしの新しい家族」etc.等身大のイモトアヤコが出会った、旅先での人々、芸能界の友人たち、大好きな家族、そして夫。初のエッセイ集。

エッセイでこんなに泣いたのは初めてかもしれません…。
イモトさんはお仕事を通して本当に素敵な方とたくさん出会われたんですね。でもそれは、イモトさんご自身の人柄もあるのだと思います。
最初にうるっとしたのは元コンビのバービーさんとのお話です。
売れない時期でも家にお花を飾っていたバービーさん。同じようにお金が無いはずなのにその少ないお金でお花を買う意味が当時は分からなかったというイモトさん。イモトさんの言葉に私は共感してしまうけど、若い時から心にちゃんと余裕を持っていたのかなーと思って改めてバービーさんのすごさを感じました。昔は知らなかったですが、バービーさんの人となりやお部屋をテレビで拝見したことで、こだわりが強くてやりたいことがたくさんあって、そしてそれをちゃんと実行に移している感じがひしひしと伝わってきて、私は凄く尊敬しているんです。読んでいてやっぱり凄い人!と思いました。
次に泣いたのは安室奈美恵さんへのラブレター。台湾で安室さんと対談した番組、私見てました。しばらくずっとHDDに入れっぱなしにしていてたまに見て一緒に泣いてました^^;(ずっと取っておきたかったけど容量との闘いにより泣く泣く消去…)こちらのラブレターを読んで、あの時の映像が脳内再生されてまた泣いてました…。わかりみがひどい。
そして「わたしの大好きな人」
この原稿を書かれている時、掲載された時、数か月後にその大好きな人と永遠に逢えなくなるなんて、露ほども思っていなかったですよね。竹内結子さんと出会った舞台の話。その舞台の地方公演で過ごした竹内さんとの時間。その後の友人としての関わり。私は全く関係ないのに、文章を読んでいるだけで愛おしさを感じました。最後に結婚を祝福していて、たまには私と遊んでねで締めくくられていました。そして後日談。涙が止まりませんでした。
旦那さんとのエピソードも面白かったです。私、イッテQはほとんど見たことが無くて(ごめんなさい)旦那さんの事は存じ上げていないのですが、ご家族に挨拶に行って、お姉さんが嬉しくて涙したエピソードなんて素敵すぎてこっちも泣きそうになりました。
今は海外ロケの先行きが見通せなくて、歯がゆい思いをされていることと思います。
1日も早く収束して、ロケが出来て、みんなとハグが出来ると良いですね。

<文藝春秋 2020.11>2021.1.17読了

461個の弁当は、親父と息子の男の約束 渡辺俊美5



父から息子への愛情を、いつも弁当が運んでくれた。二日酔いの朝も、早出の朝も…弁当慣れしない父が、毎朝高校生の息子につくった弁当461食!無骨だけど愛情たっぷり!涙と笑いのお弁当エッセイ。秘伝の調味料、特製おかずのレシピなど(渡辺家の)弁当作りの極意も満載!

映画「461個のおべんとう」の原作です。
エッセイ本ですがお弁当の写真も多いです。Twitterで写真をアップされていたんですね。
息子さんのお弁当を作り始めたのは2011年の春から。福島の御出身ということでこの年は特に大変だったのではないでしょうか。住まいも福島だったのかな…。
息子さんが「パパのお弁当がいい」なんて言うの可愛いですね。両親が離婚して高校受験に失敗して、色々大変だったと思うのに、本当に素直で素敵な息子さんだなと思いました。
息子さんは461個のお弁当のうち、1回だけ食べなかったそうですがそれ以外の460個のお弁当は完食だったそうです。写真を見てもどれも美味しそう。第1回目のお弁当も品数が多いし、料理をするのが好きだというのも分かります。唯一食べなかったお弁当に関しては映画の予告でもやっていましたね^m^ある程度のルールを決めて、でも毎日欠かさずお弁当を作るなんて本当に凄いです。たまに面白いお弁当もありましたけど^m^どれも彩りが綺麗だし栄養バランスも良さそうだし何より美味しそう!ふたを開けた瞬間に笑顔になっちゃいますよね。
私も毎日お弁当です。でも、週末に作り置きをしてそれを詰めるだけなので1週間大体同じお弁当です。やっぱり自分のために作るお弁当と息子さんのために作るお弁当だったら気合いが違いますよね^^でも、このエッセイを読んでもうちょっと手の込んだものも作ってみようかなぁなんて思ったりしました。私も旅先で見る地域限定の調味料って興味があるんです。でも使いきれないだろうなーと思って買わないことも多くて。でもそれももったいないですよね。気になるものには手を出してみようと思いました^^そしてまげわっぱも良いですね。欲しくなりました。
息子さんのコメントも終盤にあるのですがそれがまた素敵で涙を誘います。とても温かい気持ちになりました。映画も観に行きます。

<マガジンハウス 2014.4>2020.11.9読了

さだの辞書 さだまさし5

さだの辞書
さだ まさし
岩波書店
2020-04-11


「一九九八年一一月。岩波書店の『広辞苑第五版』に「目が点になる」が載ったとき、僕の仲間たちは一時騒然とした」―この事件がご縁の自伝的エッセイ集。テーマは「家族・故郷・ご先祖様」「友・仲間・恩人」「歴史・土地・希望」「本・音楽・映画」。ときに爆笑、ときに涙の三題噺25話。思い出話や今の関心、次世代への期待に、温かな人柄とユーモアが、紡ぐ言葉にセンスが光る。多芸多才の秘密も見えてくる。

岩崎宏美さんはさださんのことを「生き神様」と言っています。(でも、まさし呼びw)
この本を読んでいて岩崎さんのおっしゃる通り生き神様なのでは…と思いました。神の思し召しだと思う場面がたくさんありました。
私のさださんとの出会いは多分物心が付く前。独身の頃からさださんのファンだった母の影響で、車移動の際はさださんの曲を聴いて育ちました^m^(北海道の車移動の時間を甘く見てはいけません。北海道は広いのです。片道4時間ずっとさだまさしを聴き続けるんですよ?しかもカセットテープ。一体何十周したんだろうか…)
最近は愛情も込めて「さだ」と呼んでいます←
生さだも始まった当初から見ています。生さだの時もあれば録さだの時もあります。
さだと井上さんと住吉さんの3人でのゆる〜い会話が大好きです。
ここ2か月間は3人は一緒だけど一緒じゃない状態での生さだで寂しかったですが、今月は同じスタジオに3人が揃うらしいので楽しみにしてます。多分距離は離れているんだろうけど。
さだのコンサートも何度も行っています。知らない曲もたくさんあるけど、いかんせんトークが長いから(笑)飽きることはありません。こちらのエッセイも知っているお話もいくつかありました。鶴瓶さんのように、さださんの周りにも素敵な人が集まってくるんだなぁと読んでいて思いました。
さださんの歌は小さい頃は怖いと思うことが多かったけど^^;今はどの曲も大好きです。
どうかお身体に気を付けて、出来る限り歌い続けてください。長生きしてね←
また母とコンサートに行きたいです。
(最近母と行くコンサートは専ら息子たちの方だからな…ぼそり)

<岩波書店 2020.4>2020.6.22読了

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 森下典子5



お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる…季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。

映画「日日是好日」を見て、原作があることを知ったので読んでみました。
読んでみたら映画の原作の忠実さにまずびっくりしました。読んでいて主人公を演じた黒木華さんがすぐに思い浮かんできました。
私はお茶に関しては全くしたことが無かったのですべてが新鮮でした。
一つ一つの仕草にも決まりがあり、意味があること。季節によって使う道具も所作も変わること。
これは辛い・・・^^;せっかく覚えたのに今までのは忘れなさいってなかなか衝撃的な言葉ですね。
私も結構頭で色々考えてしまうタイプなので、自然に出てくる仕草って大事だなと思いました。身体が覚えているって何だか良いな。
季節やその時の気分に合わせて変える掛け軸も趣がありますね。文字が書かれているけど絵として捉えて見ればいいんだというのは目から鱗でした。あまり掛け軸を見る機会が無いですが、もしも機会があれば意識したいです。
お茶を習うことで著者さんの視野がみるみる広がっていく感じが、読んでいる側も心地よかったです。
この本を読んで私もお茶を習いたい!とは思えなかったけど^m^
「お勉強」はやっぱりいくつになっても面白いんだなということを再認識できて良かったです。
私も1日1日を出来れば五感を使って感じて丁寧に生きていきたいと思いました。

<新潮社 2008.10>2020.5.25読了

まあまあふうふう。 八千草薫5



「歳をとる」というのは、誰も皆、やったことがないですから。
誰もがみんなそれぞれ初体験。
私も、ここから先は初めての道です。
「初めてのことなんだから、楽しんでやっていければいいな」
そう思っています。(まえがきより)
昭和、平成、令和――輝き続けた稀代の名女優・八千草薫さんの書き下ろしフォトエッセイです。
大病とも向き合いながらも、笑顔を絶やすことなく、仕事にも自分自身にも「一生懸命、いい加減に」と向き合い続けた八千草さん。そんな八千草さんが、最後に綴った、「豊かな」歳の重ね方、「自分らしい」生き方――。

こちらの本が刊行されたのは去年の6月。その3か月後に身罷られたのですね…。
こちらの本を読んで思ったのは、想像通りというか予想通りというか、そのままの八千草さんがいました。
ふんわりと笑う可愛らしい女性。でも、芯が強くてかっこいい女性。
日常の事、旦那様の事、大好きな山の事、女優という仕事の事、八千草さんが今まで生きてこられて触れたものすべてが詰まっているような気がしました。
旦那様とのエピソードが素敵です。確か凄く年上だったんですよね。明治生まれの方とは思えないくらい頭が柔軟な方だったんですね。ラブラブで素敵です^m^
晩年は大病と闘われていたんですね。それでも復帰後に舞台もこなしてしまうんだから本当に女優さんの気力って凄いなと思います。自分だけではなくたくさんの人が関わっているから尚更そうなのでしょうか。凄いな…。
ご冥福をお祈りいたします。

<主婦と生活社 2019.6>2020.2.28読了

大家さんと僕 これから 矢部太郎



日本中がほっこりしたベストセラー漫画、涙の続編いよいよ発売!
季節はめぐり、僕と大家さんとの楽しい日々に少しの翳りが見えてきた。
僕の生活にも大きな変化があり、別れが近づくなか、大家さんの想いを確かに受け取る僕。
感動の物語、堂々完結。

大家さんが亡くなったと聞いたときはいつかはその日が来ると思っていましたがショックでした。
亡くなられた後に出た今作。どういう形で書かれているのかなと思いましたが、前作と同じように矢部さんと大家さんのやり取りが垣間見えて良かったです。
どんどん大家さんが元気がなくなっていく姿は読んでいても悲しくなりましたが、最後の締めがとても良かった。ちょっとしんみりした気持ちが優しい気持ちに変わった気がします。
大家さんと矢部さんが出会い、そのお話のお裾分けを頂いたこと、とてもうれしく思います。
亡くなられた後も書き続け、こうして出版されたということは、大家さんのご家族にもちゃんと了承を得られたということですから、矢部さんが家族のように関わっていたことが尚の事伝わってきますよね。なかなかできることではありません。
最後まで書いていただき、ありがとうございます。

<新潮社 2019.7>

そしていま、一人になった 吉行和子5

そしていま、一人になった
吉行 和子
ホーム社
2019-04-23


父、兄、妹、そして母・あぐりへ。
女優・吉行和子がいま明かす、あふれる想い。
父は詩人で作家の吉行エイスケ、母はNHK朝ドラ主人公である美容師のあぐり、兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人・作家の吉行理恵という一家に育った女優・吉行和子が、107歳まで生きた母の三回忌を終えたいまだからこそ語れる家族の歴史、そして80歳を過ぎた自分の来し方について綴る。
○推薦のことば
「風を受け流す柳の枝のようですね、和子さんは! さわさわと貴女はなにを語ってくれるのですか?」――俳優・藤竜也
○目次
第一章 母・あぐり、百七歳の静かな旅立ち
第二章 私にとっての吉行家
第三章 劇団民藝からはじまった女優人生
第四章 兄・淳之介、妹・理恵との日々
第五章 人生の残り時間を楽しむ

私が初めて最初から最後まで欠かさず見た朝ドラが「あぐり」でした。どうしてその朝ドラを見ようと思ったのか、そのきっかけは分からないのですが。
でも、ドラマはとても面白かったです。若くして結婚した主人公は家族のために美容師として修業をして働きます。その間に戦争も経験します。
ドラマを見ていた当時、主人公のモデルの方がまだご健在だと知って驚きました。更にその当時はまだ現役の美容師だったんですよね。
吉行さんの存在もこのドラマを見て知ったと思います。そういえば野村萬斎さんもこのドラマを見て知ったなー。斗真君も出てたね。
田中美里さんが演じる望月あぐりはとても魅力的でした。世間知らずでぽわっとしているのだけど、芯が強くてまっすぐで一生懸命で。この本を読んで実際のあぐりさんもそんな感じだったんだなぁと思い嬉しくなりました。
ドラマは今でも覚えているんですけど、中でも戦時中にあぐりと淳之介が一緒にいたら兵隊に「日本がこんな大変な時に男女交際とは何事か!」と怒鳴られ、親子だと言っても信じてもらえなかったシーンが印象的でした。
17歳しか離れていない2人。放浪癖のあるエイスケさんが旦那さんだし早くに亡くなっているから、淳之介は恋人のような感じだったのかもしれないですね。淳之介さんハンサムだし。2人のエピソードも恋人のように可愛らしいですし。でも、性教育を息子に教わったと書かれていたところでは吹き出しましたよね。面白すぎますよ、あぐりさん。
和子さん自身の事も書かれていましたね。私が女優さんとして印象的なのは「ごちそうさん」のぬか床役ですかね^^和子さんはおばあちゃん役のイメージがやはり強いですが、話し方に気品があって好きです。
この本を読んでいて気になる作品が出てきたので、いつか観たいと思います。
あぐりさんは最後10年間も寝たきりだったんですね…。頭がしっかりしているのに身体が動かないって、本当に家族も辛いと思います。少しぼーっとできたらと思うお気持ちも分かります。
ご家族の事を書いてくださり、ありがとうございました。
私が言うのもおこがましいですが、どうか吉行さんご自身も元気で長生きしてください。

<ホーム社 2019.4>2019.7.20読了

思わず考えちゃう ヨシタケシンスケ4

思わず考えちゃう
ヨシタケシンスケ
新潮社
2019-03-29


あわよくば、生きるヒントに。
「考えすぎても、いいじゃない! 」人気絵本作家ヨシタケシンスケのみんな待ってた、初エッセイ集!
電車で、カフェで、自分の家で。「ついつい考えすぎちゃう」ヨシタケ氏が、スケッチと共に書きとめた、まじめーな事から、世にも下らぬ事まで。
たとえば。
「仕事のピンチを乗り切るには?」/「いわゆる男女の仲って、何?」
「他人のストローの袋が気になる」/「孤独感を、どう解消するか」
「明日、すごいやる気を出す方法」……。/がんばりたくない「大人」のための絵本!

この方の絵本、どれも有名ですがそういえば私1冊もちゃんと読んだことが無い気がします^^;なぜこの本を最初に取ったのか…色々すみません。
それでも人気絵本作家の頭の中を少し覗けたような気がします。
たくさんのアンテナを持っていて、色々ちゃんと疑問に思っていて、そしてきっと頭が柔らかい。
ヨシタケさんが考えていることを相手に話したらきっと面倒くさい奴って思われるかもしれないですが(笑)
物語を創り出す人としてはとても良い部分なんじゃないかなと思いました。

<新潮社 2019.3>2019.5.26読了

この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ 新井見枝香5



某有名書店の"型破り”書店員によるエッセイ第2弾。前作の『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』から、さらにパワーアップ。30代後半独身女性の日常生活を、赤裸々に綴った「うまくいかない仕事」「うまくいかない美」「うまくいかない恋」「うまくいかない人生」は、新井ワールド全開、面白さ半端ない。

書店員さんによるエッセイなんですけどこのシリーズは本の事はあまり書かれていない気がします…っていうか新井さんそんなことまで言っちゃっていいんですか…と思わずにはいられないんですけども…面白かったけど。
私が初めて新井さんを知ったのは「すずらん本屋堂」にご出演されているのを拝見した時。
書店員さんがたくさんの本を勧めてる!と思って、何の本か忘れたのですが私が大好きな割とマニアックな作家さんを紹介されていて、おこがましいですが親近感を覚えたのが最初です^^
それから「セブンルール」や「ゴロウ・デラックス」でも拝見して他の著書も見てすっかりファンに。
3月に剛ちゃんの舞台を観に行ったとき、三省堂書店 神保町本店に行って新井さんに会いに行きましたからね^m^お見かけして「いたー!」と思って声をかけたいし握手したいと思ったけど周りのお客さんは当然新井さんを見ても動じないし(?)新井さんはお仕事されてるし、近くをうろうろしてじーっと見つめるだけで終わりました。ま、予想はしてましたよ。私小心者だから。
でも、もうこちらにはいらっしゃらないんですね。新天地も行ってみよう。本屋さん自体もとても気になります。
私は新井さんに比べれば地味でつまんない日常だけど、本が好きで本の良さを広めたいという想いは一緒だとこれまたおこがましいですが思ってます。
にしても新井さんと桜木さんの師弟関係凄いですね…。

<秀和システム 2019.2>2019.5.22読了

かわいい夫 山崎ナオコーラ5

かわいい夫
山崎 ナオコーラ
夏葉社
2015-12-21


オススメ!
日々の暮らし。父との死別。流産。ふたたびの妊娠。さまざまな出来事をとおして、浮かび上がってくる、あたらしい結婚の形。変化していく、作家のこころ。毎日、少しずつ読みたくなる、結婚エッセイ集。

山崎さんの作品、小説はあまり読んだことはないのですがエッセイはよく読んでいるな…ということに気づきました。この本を手に取ったのは前回読んだ「文豪 お墓まいり記」と時系列が似ていて、旦那さんがよく登場していたので気になったからでした。まず表紙から惹かれますよね。みつはしちかこさんのチッチとサリーですよね。
実家に「チッチとサリー」という詩集があって、子どもの頃よく母に読んでもらっていたんです。当時詩に書かれている愛なんて全くわかっていなかったと思うんですけど^^;毎日毎日読んでもらっていました。なので懐かしかったです。
そしてエッセイも面白かったです。山崎さんのエッセイを良く手に取るのは、仕事に対する考え方や結婚観が似ているからかなと思いました。
7年前に刊行された「泥酔懺悔」という11人の作家さんが書かれたお酒にまつわるエッセイ集があるのですが、特に山崎さんの文章が印象的でした。
「結婚はしなくていい。金は自分で稼ぐし、自分の食事や飲み代は自分で払いたい。旅行は自分で手配したいし、バーのドアは自分で開けたい。」
この言葉は私の人生の指針であると言っても過言ではないかもしれません。当時は山崎さんは独身ですが、エッセイを読んでいると結婚された今でも考え方はきっと変わられていないんだろうなと思います。
旦那様は素敵な方ですね。私も仕事に対して楽しく一生懸命であるところが良いなと思います。どちらもどちらを無理に立てたり勿論卑下したりもせず、対等に友達のようにそれでも可愛いと言い合って慈しみ合って生活を営んでいることが分かります。
エッセイの中によく「ぶす」という言葉が出てきました。
私は小学校1年生の時、面識のない見知らぬ高学年の男の子から笑いながら「お前、ものすごくブサイクだな」と言われたことがあります。それ以来私はブサイクなんだと刷り込まれ、自分の容姿に自信を持たないまま成長してきました。人が可愛いと言ってくれても大いなるお世辞で無理させている。気を遣わせていると思っていました。
山崎さんの文章を読んで、周りにどう思われようが、私は私自身の顔は嫌いではないな…と思いました。30数年生きてきてホント今更ですけど、他人にどう思われていようと、私が私の顔を嫌いじゃなければ良いんだって思えました。この本を読んで良かったです。自分と改めて向き合って、もう少し自分のことを好きになれそうな気がします。

<夏葉社 2015.12>2019.5.9読了

大好きな町に用がある 角田光代4

大好きな町に用がある (SWITCH LIBRARY)
角田光代
スイッチパブリッシング
2019-02-28


24歳の私ははじめて自分の脚と頭を使って旅をしていた。電気のないその島は当時の私にとってとくべつな天国みたいだった。帰ってきてもその天国感はまったく薄れず、この25年のあいだ、ずーっととくべつな天国として、私の内にある。―「緑と旅と人生の仕組み」より。珠玉のエッセイ集。

私も旅行が好きなのですが国内限定なので、アクティブに海外を旅行される角田さんは凄いなーと旅エッセイを読むたびに思います。
読んでいてきっと素敵な町なんだろうなと思いつつ、私は旅行できないなとも思ったり^^;
国内でも海外でも、自分にとっての天国を見つけられたらいいのかなと思います。
私はまだ見つけられてないかな。私は国内の旅行を今後も楽しみたいと思います。
角田さんの作品を読んで海外に行った気分になりました。

<スイッチパブリッシング 2019.2>2019.5.8読了

文豪 お墓まいり記 山崎ナオコーラ5

文豪お墓まいり記
山崎 ナオコーラ
文藝春秋
2019-02-22


終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。
あの文豪を、もうちょっと知りたい。二十六人の作家と出会う、お散歩エッセイ!
永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。谷崎はデビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。
一九四五年八月十四日、二人は疎開先の岡山で再会します。終戦の前日に、谷崎は牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。
……このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。今は、お墓の中にいます。時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。現代の作家が、昔の作家に会いにいきます。
二十六人の文豪たち――中島敦、永井荷風、織田作之助、澁澤龍彦、金子光晴、谷崎潤一郎、太宰治、色川武大、三好十郎、幸田文、歌川国芳、武田百合子、堀辰雄、星新一、幸田露伴、遠藤周作、夏目漱石、林芙美子、獅子文六、国木田独歩、森茉莉、有吉佐和子、芥川龍之介、内田百痢高見順、深沢七郎。

お散歩エッセイというまとめ方で良いんだろうかとちょっと思ってしまうくらいの大御所の方々のお墓へ著者さんがお参りに行く話。
そのお墓の近くにあるお店でご飯を食べて、お花を買って作家さんをお参りする。
歴史上の人物レベルの小説家さんも多くいらっしゃいますが、当たり前ですけどお墓は皆さん残っているんですよね。
生きている時代は違えどその方にお逢いすることが出来るなんて何だか不思議な気持ちです。26人の作家さんの中には今回初めて知った方もいらっしゃいましたが、どの方のお話も興味深かったです。
太宰治のお墓参りはちゃんと著作を読んでから行くことにして←
冒頭に登場した永井荷風と谷崎潤一郎のお墓にはお参りに行ってみたいと思いました。戦争の前日のおもてなしの話は聞いたことがあります。お二人の繋がりとこのエピソードがとても印象的だったので、記憶に残っていたのだと思います。あとは林芙美子さん。記念館もあるんですよね。アド街で紹介されてから1度行ってみたいと思っていたんです。
また、ナオコーラさんのエッセイでもあった気がします。
お父様を亡くされたこと、流産されたこと、再び妊娠され、入院して出産されたこと、エッセイだから淡々と書かれていました。お墓参りに一緒に行かれた旦那さまやお母様の人柄も垣間見えた気がします。

<文藝春秋 2019.2>2019.4.18読了

ナナメの夕暮れ 若林正恭5

ナナメの夕暮れ
若林 正恭
文藝春秋
2018-08-30


オードリー若林、待望の新エッセイ集!
『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』から3年。
雑誌「ダ・ヴィンチ」での連載に、大幅に書き下ろしエッセイを加えた、「自分探し」完結編!
ゴルフに興じるおっさんなどクソだと決めつけていた。恥ずかしくてスタバで「グランデ」が頼めない。そんな自意識に振り回されて「生きてて全然楽しめない地獄」にいた若林だが、四十を手前にして変化が訪れる――。
ゴルフが楽しくなり、気の合う異性と出会い、あまり悩まなくなる。だがそれは、モチベーションの低下にもつながっていて……
「おじさん」になった若林が、自分と、社会と向き合い、辿り着いた先は。
キューバへの旅行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』では第三回斎藤茂太賞を受賞。 「生き辛い」と感じている全ての人に送ります。

若林さんが考える生きづらさがとても共感できました。なぜみんなと同じ意見ではないのか。なぜみんなはやらないのか。小さい頃からそういう疑問って大なり小なりありました。でも、目立ちたくないから言わないまま流されて今に至る。
今も昔も、私も生き辛さを感じます。それもきっと誰しもが少なからず考えていることで。それを若林さんが言葉で表してくれているから、あぁ、私だけじゃないんだってそれだけで救われます。人に言わないにしても、こういう考えを持ったまま生きていって良いんだなと思えます。
私も若林さんと同じでどこか鳥瞰的で、ひねくれてて、でもそんな自分が嫌というか変わりたいとも思っていて、でもどう変わったらいいのか分からない。30代になっても変わらないです。でも、それでいいんですよね。
私も自分に自信が無くて、自信を持って楽しそうに生きている人が羨ましくて仕方がなくて。その人との違いは何だろうって思ったりもしました。でも、それに対する答えも教えてくれたような気がします。
私はどう思っているのか、私はどうしたいのか、私は何が好きなのか。
私もちゃんと向き合って、私というものを知って、少しは自分の事を好きになって、これから生きていけたらいいなと思えました。

<文芸春秋 2018.8>H31.2.3読了

泣くなら、ひとり 壇蜜日記3 壇蜜4



「幸せにします」と言われても、「幸せって何さ」と思い、手帳には大事な存在である「ある少女」からの手紙を挟んで持ち歩き、自分の中には、反対の性が住んでいると断言。
見られてマズイ画像を持っている人を心の中で数え、3月11日には、非力でも、向いてなくても、誰かを助けたい、と祈り、暴かれたら世間から血祭りに上げられそうな過去があり、たくさん寝ることが大好きで、孫自慢の激しい祖母の長生きを心の底から願い、 「私と春はどちらが図々しいだろう」と考える……35歳の壇蜜瓩箸いΑ⇔爐さなるキャラクターのリアルがここにある!
2015年7月~16年7月までの書き下し日記のほか、竹取物語をベースにした、壇蜜初の短篇小説「光ラズノナヨ竹」(「オール読物」掲載)を特別収録。

大分前に買っていたのですが気づいたら2年以上経過していた…。もう4が出てますよね。
30代女の赤裸々な想いが詰まっていると思いました。
以前「男と女の理不尽な愉しみ」の中で、壇蜜さんがブログやテレビなどタダで見られるものには本性は言わないけど、ちゃんとお金を払って読んでくれている本には自分をさらけ出しているみたいなことをおっしゃっていて、確かに本の中は赤裸々だなぁと改めて思ったり。
前々から思ってましたけど、壇蜜さんめっちゃ寝ますよね。水木さんもおっしゃっていますけどやはり美容と健康のためには睡眠って大事なんでしょうね…って壇蜜さん健康そうじゃないですけども。
私も女子力が高い女性って憧れますけど、一人暮らしの30過ぎの独身女なんてそんなもんですよね。って私と壇蜜さんを一緒にするなんておこがましいですけど。すみません(土下座)
スムージーを作るとか運動するとかエステに行くとかネイルをするとか…お金も時間もかかるから無理だから。
そして悪気のない悪口を夜に思い出してうじうじと考える…暗っ。
そうやって考えてしまうのは決して私だけじゃないんだと少し勇気をもらえる作品です。
4もちゃんと買って読まなくては。
「光ラズノナヨ竹」も面白かったです。最後にちゃんと自分で自分の道を切り開いていかないとと思った主人公に好感が持てました。

<文芸春秋 2016.10>H31.1.14読了

「その後」のゲゲゲの女房 あるがままに。すべてに感謝!! 武良布枝5



『ゲゲゲの女房』が刊行されてから10年。夫・水木しげるが亡くなってから3年が経ち、著者が今の想いを綴る人生エッセイ。
「ゲゲゲ」ブームの後、布枝夫人に水木さんに、さらに水木一家に、どのような出来事があったのか。そして水木さんが入院し、最期の日を迎えるまで、夫人がどのような思いで接したのか。
最愛の夫が亡くなり、一人になったこの先、何を指針として過ごそうと考えているのか。著者の今の想いがつまった一冊です。

水木さんが亡くなって、もう3年が経ったんですね…。時が経つのは早いです。
水木さんがご自身でおっしゃったように、死ぬ感じがしなくて、100歳まで生きるんじゃないかなんて勝手に思っていたのですが、亡くなったと聞いたときは突然だった気がして驚きました。確かに突然ではありましたが、その前にはいろいろとご病気をされていたんですね。知りませんでした…。
布枝さんも大腿骨骨折なんて大きな怪我をされて、一時車いす生活だったんですね。こちらも知りませんでした。布枝さんは回復されて、今はご自身で歩けるまでに回復されたとのことで、ほっとしました。
水木さんと布枝さん、お二人でテレビに出られている姿は朝ドラ以降よく拝見していましたが、あの隣にいるのが当たり前という雰囲気がとても素敵で、理想のご夫婦だなと思って観ていました。
娘さんお二人もお近くにいらして本当に両親思いで、素敵です。
水木さんも布枝さんに対して「お母ちゃんは、生まれてきたから、生きている。」なんてちょっと失礼なことを言っているようですけど、お互いにお互いを想い合っていたんだろうなと思いました。
布枝さんもいい意味で人生の荒波に流されて受け入れて生きてこられたんですよね。それって凄いことだと思います。どこかで立ち止まったり投げ出したり、ふと思い立つこともなくあるがままを受け入れるって凄いなと。
私は納得がいかないとすぐに動いちゃって、それで後悔したりしなかったり^^;
この本を読んで少し反省しました。多分治りませんけど←
先日プロファイラーでも水木さんが特集されていて、その時にも言いましたが私も一生懸命働いて、やりたいことをやって、年を重ねた時に「なまけものになりなさい」と言えるような人生を歩みたいです。
布枝さんの今を知ることも出来て良かったです。どうかどうか、お身体ご自愛ください。

<辰巳出版 2018.9>H31.1.12読了

本屋の新井 新井見枝香

本屋の新井
新井 見枝香
講談社
2018-10-04


本は日用品。だから毎日売ってます――。
ときに芥川賞・直木賞よりも売れる「新井賞」の設立者。『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)も大好評の型破り書店員・新井見枝香による”本屋にまつわる”エッセイ集!
「新文化」連載エッセイ「こじらせ系独身女子の新井ですが」に加え、noteの人気記事、さらには書き下ろしも。装幀、カバーイラスト、挿絵は寄藤文平!

新井さんの作品第2弾。
前作は本の話というよりは新井さんご自身の話がメインだったので、失礼ながら若干肩透かしをくらった感じだったのですが(面白かったけど)こちらは雑誌に連載されていたものを編集した作品なので本を通してのお話が多かったです。分かる分かると思うところがたくさんあって楽しめました。
私もよく聞かれます。1か月に何冊読むの?って。人によっては1週間とも聞かれる。1番酷かったのは1日に何冊読むの?って聞かれたこと。いや、1日で読めるのなんてせいぜい1冊だから。休日に何もすることが無くてひたすら読んでて数冊って言うこともあるけど、こういう聞き方をするってことは本当に本を読まない人なんだろうなと思いました^^;もしくは速読できる人で1日に何冊も読める人か←
私はブログをやっているから1か月にどれくらい読むのか1年にどれくらい読むのか何となくは把握しているけど、普通ちゃんと数えないですよね。
この作品の中で新井さんが読んだ本の話なんていちいち覚えていないよ!なんて書かれていたところがあったのですが、それこそブログをされている方はちゃんと覚えていて細かく考察されている人もいるので、私なんて読んだらすぐ忘れちゃう。もったいないのかなぁなんて思っていたのでちょっと救われました^^本は日用品。消耗品。だからすぐに買うし読んだらすぐに捨てる。この感覚が良いなーと思いました。
以前テレビか何かで作家の中山七里さんが本1冊を読んだだけで大きな世界を知ることが出来る。それを映画1本見るくらいの値段で買えるなんて本当に得だ!とおっしゃっていて、うんうんとうなずいたのを思い出しました。
読んだことのある作品もたくさん出てきましたし、本屋さんの裏側も知ることができて良かったです。紙袋って無料でもらっているけど本当に高いのね。私はもらうときは大体ビニールだけど、ビニールで良さそうなら紙袋出されても断ろうかな…。
新井さんの本の話、書店の話、もっと知りたいです。続編も待っています。
そしてあわよくばお会いしてみたい…。書店でお見かけしたら本買いますので握手してください…。

<講談社 2018.10>H30.12.4読了

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの 久住邦晴5

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの
著者:久住邦晴(くすみ書房・店主)
ミシマ社(2018-08-28)
販売元:Amazon.co.jp

「なぜだ⁉︎ 売れない文庫フェア」「中高生はこれを読め! 」「ソクラテスのカフェ」……ユニークな企画を次々と生み出し、地元はもちろん、遠方からも愛された札幌・くすみ書房の店主。閉店後、病が発覚し、2017年8月末、他界。その著者の遺稿を完全収録。
生前、久住さんと親交の深かった中島岳志さん(東京工業大学教授)が解説を担当。
くすみ書房の「なぜだ⁉︎ 売れない文庫フェア」は、時代に対する痛烈なアンチテーゼだった。品切れ・絶版。本が死んでいく。そんな悪循環に、ユーモアを交えて切り込んだのが久住さんのチャレンジだった。(略)くすみ書房のフェアは、苦境に立つ人間に、常に寄り添っていた。しかし、久住さんは正義を振りかざさなかった。常に笑顔で、優しく、ちょっとした「おせっかい」を続けた。だから、くすみ書房は札幌の庶民に広く愛された。——中島岳志「解説」より

札幌に住んでいる人なら一度は「くすみ書房」という名前を聞いたことがあると思います。個人経営の書店で様々なテーマの本を特集し打ち上げて行った方です。お顔も拝見したことがあります。ずっと行ってみたいと思っていたのですが、結局行かないで終わってしまいました。大谷地へ移転したのもどうしてだったのかなと思っていたのですが、それが苦渋の決断であったことが分かりました。
今回読んだことで久住さんの事を知ることができて良かったです。
息子さんを亡くされていたこと、奥さんの御病気、本当にいろんな苦難を乗り越えて本屋さんを続けられていたんだなと思いました。
またそれと同時に、個人経営の書店がどれほど大変なのかも知ることができました。
また、中島岳志さんの解説も載っていましたが、私は中島さんの講座に参加したことがあります。多分北大にいらした時ですよね。結構フランクに話されていたので、聴きやすかったですし分かりやすかったです。
くすみ書房の存在がこの本として遺ることが道産子としては嬉しく思います。

<ミシマ社 2018.8>H30.9.12読了

女も好きなことをして死ねばいい 曽野綾子5

女も好きなことをして死ねばいい女も好きなことをして死ねばいい
著者:曽野綾子
青萠堂(2018-06-08)
販売元:Amazon.co.jp

次々とベストセラーを世に送り出す著者が、いま、あらためて女性の生き方を問い直す! したいことをして生きる心の軸の持ち方。“素"の自分を出し、自由に生きる、最高の贅沢な人生は、恐ろしくもあり輝いてもいる……。ただひとりの存在としての人間の生き方とは? 待望の女性論を一冊に凝集!

タイトルに惹かれて手に取りました。
曽野さんの作品を読んだのは多分初めて。多分ですみません^^;
曽野さんのなかなかの毒舌に痛快というかすっきりするというか。
周りの目が怖くて言えないようなことを代わりに言ってくれているような気がしました。
多分最近の風潮というか世相から考えると批判を浴びそうな感じ。賛否両論かな。
でも、私も割と曽野さん寄りの意見だったので嬉しかったです。
内容は私が書いたら批判を浴びそうなのでここでは書きませんが←
曽野さんに「あなたが共感する筋合いはない」と言われたくないので(直接はないですけど)胸を張って言い訳せず前を向いて生きていきたいと思いました。

<青萠堂 2018.6>H30.9.1読了

母、野際陽子 81年のシナリオ 真瀬樹里5

母、野際陽子 81年のシナリオ母、野際陽子 81年のシナリオ
著者:真瀬樹里
朝日新聞出版(2018-05-21)
販売元:Amazon.co.jp

陽気にあるがままに――、愛娘が語る野際陽子の素顔
肺腺ガンと闘いながらも、亡くなる1カ月前までドラマ「やすらぎの郷」の撮影に参加し続けた野際陽子さん。
息をひきとる瞬間まで、その傍らで支え続けた愛娘の真瀬樹里さんだけが知る母の素顔を描く。
知的でクールな印象の強かった野際さんだが、実は「オッチョコチョイで“天然"なところがあって、そして何よりも大変な“ふざけんぼ"」だったという。
ユーモア溢れるエピソードやドラマよりコワイ!?母親の顔など、野際さんのちょっと意外な一面が明らかに!!
初公開となる貴重なプライベート写真も多数収録する。

野際さんのことは昔からもちろん存じ上げていましたが、ちゃんと認識したのは「ネバーランド」を見た時だと思います。ジャニーズドラマの中に太い幹のようにいてくださったような気がします^m^TBSドラマだったのでNG大賞があって、野際さんが噛んでしまって、みんなに突っ込まれて詰め寄られて嬉しそうだったのを覚えています^m^スタジオにもいらして「メル友なの♡」と嬉しそうに話されていたのも印象的でした。
いいともで健君を友達として紹介してくれたり、オカダも紹介してくれてましたね。オカダと話していたら後ろの方から「陽子〜!」という声が聞こえて^^それを嬉しそうに聞いてくださっていましたよね。大女優さんだけど身近にも感じられるような素敵な方だったなと思います。近年はイノッチとの共演が印象的です。本当に、悲しいです…
野際さんがもういないなんて、まだ信じられないです。
いろんな思い出を語ってくださって、読んでいて楽しかったです。
ありがとうございました。

<朝日新聞出版 2018.5>H30.8.6読了

真実 梶芽衣子5

真実真実
著者:清水 まり
文藝春秋(2018-03-12)
販売元:Amazon.co.jp

すべての世代に響く、かっこいい女性のパイオニア・梶芽衣子のすべてが詰まった一冊
17歳でスクリーンデビューした梶芽衣子。思ったことを口にしてしまう彼女は生意気な女優として名を馳せるが、その裏で心細さに泣いた日々もあった。しかし持ち前の負けん気と「勉強、努力、忍耐」のスローガンを抱え、女優としての道を切り拓いていく。「女囚さそり」での一言も話さない主役という案を考えたり、子供が欲しくて結婚を機に引退を考えていたり、恋人からのDV、それまでのイメージと異なる「寺内貫太郎一家」への出演、歌手活動、勝新太郎や高倉健との共演、「曽根崎心中」の苦労と成功、望んでいた企画を奪われた失意と怒りと達観、鬼平犯科帳に心血を注いだこと、亡くなった妹や海外で活躍する弟や料理人であった父のこと、これからやりたいこと……女優梶芽衣子の波乱万丈の人生を、振りかえる。

私は梶さんの事を正直知りませんでした。多分この本が出てメディアで目にするようになってからだと思います。
以前「ゴロウ・デラックス」に出演されていました。72歳とは思えない若さ!そして好奇心の強さ!同じ女性としてかっこよくて素敵で、すぐに好きになりました。
若い頃は生意気だったと書かれていますが、確かに(笑)でも、このくらいバシッと言える人ってそうそういないから尊敬してしまいます。
そして今もお美しいですがお若い頃の美貌が半端じゃないですね。なんですかあの美しさ。びっくり。見とれてしまいます。
様々な役柄にも境遇にも立ち向かっていった梶さんですが「鬼龍院花子の生涯」の一連の騒動はひどいものでしたね。実名を挙げてらっしゃって大丈夫かなと思いましたが。酷い話です。夏目さんも何の罪もないのに悲しい。酷い人でしたね。
それでもその騒動を乗り越えて達観したところもあって今に至る。何事も勉強なんですね。梶さんから見たら私はまだまだひよっこだなぁと思いました^^;
まだまだ人生は長い。前向きに頑張ろう。そう思わせてくれました。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬  若林正恭5

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
著者:若林 正恭
KADOKAWA(2017-07-14)
販売元:Amazon.co.jp

前作『社会人大学人見知り学部卒業見込』から約4年ぶり、新作の舞台はキューバ!航空券予約サイトで見つけた、たった1席の空席。何者かに背中を押されたかのように2016年夏、ひとりキューバへと旅立った。慣れない葉巻をくわえ、芸人としてカストロの演説に想いを馳せる。キューバはよかった。そんな旅エッセイでは終わらない。若林節を堪能できる新作オール書き下ろし!

ずっと気になっていた本でした。ようやく読めました。
長期休暇を利用してキューバへ旅行してきたという話は以前どこかで聞いたことがあって、キューバという国自体が未知の世界でどんな国なんだろうと楽しみながら読みました。
キューバは意外と治安が良いんですね。海外は治安が悪いという印象しかなくて^^;勝手に悪いと思っていましたが、若林さんが出会った人たちはみんな良い人たちでしたね。ビーチで会った大男以外は^^
人見知りの観光ガイドさんとの関わり、マリコさんとの関わり。お話で聴いていた人見知りな若林さんとは別人のようでした。周りに知っている人がいないというのもきっと良かったんですよね。
チェ・ゲバラもカストロも、詳しくは知りませんでした。以前観た「プロファイラー」でちゃんと知ったくらいで。どの場所も興味深く読みました。
最後の若林さんとお父さんのお話、素敵でした。
若林さんがいきなり会話しているような文章になったので、もう一人の自分と話しているのかなと思っていました。
お父さんとの会話、お父さんへの想い、素敵でした。
こちらもウルウルしてしまいました。
若林さんの書かれる文章、好きです。
初めて読みましたが、もう1冊出されているんですよね。読みたいと思います!

<KADOKAWA 2017.7>H30.7.2読了

探してるものはそう遠くはないのかもしれない 新井見枝香4

探してるものはそう遠くはないのかもしれない探してるものはそう遠くはないのかもしれない
著者:新井見枝香
秀和システム(2017-12-16)
販売元:Amazon.co.jp

某有名書店の"型破り"書店員による初エッセイ。「書店員が書いた心温まる本屋の話」ではなく、37歳、独身、彼氏なし、そんな女のおかしくてちょっぴり痛いお話です。「会社員に向いてない」「結婚に向いてない」日常のエピソードが満載。コラムニストのジェーン・スーさんからは「同業者の端くれとして、背筋の凍る文章力。誰にでもあるどうってことない日常を、こんなにおもしろく仕上げるなんてズルい!」と絶賛推薦コメントも。

テレビにも時々登場される書店員の新井さん初のエッセイ。楽しみにしていました。
書店員としてのエッセイなのかと思ったら少し違いましたね。
いやー面白い人だとは思っていましたけど、本当に面白いっすね。
ここまでさらけ出しちゃっていいの?っていうくらいの凄さでした^^;
でも誇張してるわけじゃなくてただただ真実と自分の想いを吐き出しているんだろうな。ここまで素直にさらけ出されたらもう清々しいとしか言いようがありません。
そしてここまで自由に生きることが出来たら良いなぁと羨ましさも感じました。…って言ったら新井さんは怒るかもしれませんが。
私の勝手な独断と偏見の思い込みなんですけど、書店員も図書館司書もですが、何かしらのオタクだったりオタク気質だったりする人が溢れているんじゃないかと思ってるんです。新井さんも特定はしていませんがビジュアル系バンドがお好きのようで。私も好きな人の誕生日にケーキを買って一人で食べますよ。ネームプレートは頼まないけど^^;そして1ホールでもないけど。
そして元オタクだった人からのLINEから見る裏切られた感も何となく分かります。裏切られたというか、置いてけぼりにされたというか…。こっちの勝手な感情で、向こうはそうは思っていないのは分かるんだけど、そう思っちゃうんですよね。それは仕方がないことだからそう思う自分を愛おしいと思ってあげようかと思います←仕方ないもの。
新井さんの考えるたくさんの事は分かるところと分からないところとありましたが^m^明日からも少し前向きに生きていけそうです。
タイトルがとても素敵です。私もこう感じられるように生きていきたい。

<秀和システム 2017.12>H30.6.10読了

おちゃめに100歳!寂聴さん 瀬尾まなほ4

おちゃめに100歳!  寂聴さんおちゃめに100歳! 寂聴さん
著者:瀬尾まなほ
光文社(2017-11-16)
販売元:Amazon.co.jp

「読んだ人は、笑いすぎて、お腹がすき、食べすぎて、幸福になります! 」
瀬戸内寂聴
95歳の寂聴先生。
2014年の壮絶だったがん闘病、そして今年はじめの緊急入院で2回のバイパス手術。しかし、目を見張る回復ぶりで術前より元気が漲っている―――。
「まなほが来てから、よく笑うようになったと言われるのよ」
その年齢を超越した元気の源は、7年前から傍らで24時間支えている秘書の著者だ。なんとその年齢差66歳!
「瀬戸内寂聴って誰?」
初めて寂庵に面接に来た時は先生の仕事も著書も何も知らなかった……。
しかし、今では、常に体調と気持ちを汲んで仕事をマネーメジメントし、私生活では“ため口"で好きなことを言い合う仲。そんな彼女の存在が先生の背中を押し続けている。先生の「おちゃめな素顔」と「愛あふれる本音」を赤裸々に綴った初めてのエッセイ本。
笑えます!
泣けます!
愛が沁みます!
先生の元気と才気の秘密がわかります!
同時に本著は、一人の女性の、魂の成長のドラマです。
少女時代の辛く孤独な経験から、将来に迷う青春時代を経て、先生との出会いによって、著者の人生がどのように大きく変わっていったのか。
いま人生の目的や社会との接点を持てずに生きている若い世代の人たちに、ぜひとも読んでほしい一冊です。
おちゃめなプライベート写真と本人直筆食卓レシピイラストも初公開。

秘書さんがお若い方だということはこの本が出た前後くらいからよくテレビで言われていたので知っていましたが、読むまでには至っていませんでした。ですが、日頃見ている番組でよく拝見するようになり、気になって手に取りました。
瀬戸内寂聴さんがどんな方なのか、確かに詳細には分からなかったですがそれでも面接で誰かもわからず著作があったことも分からないというのはなかなか凄いですよね^^
でも、寂聴先生ご本人が、本を読まないと聞いて、文学少女は本を読むばかりで身の回りのことは怠る人が多いと思っていたからこの子は良いと思って採用したとおっしゃっていましたよね(byあさイチ)実際は本は読むけど寂聴先生の作品は読んだことがないというのが正しい見解だったようですが、それでもお二人は相性が良く、お互いに喜怒哀楽を共有できるというのは幸せなことなんだろうなと思いました。
あさイチに出演された時に90歳を過ぎて大病で大きな手術を何度かされたと知って驚きました。正直寝たきりになってしまってもおかしくはない状態であったと思います。それでもこうして心配してくれる人が側にいるから、乗り越えられたんですね、きっと。そして若い人のエキスを吸っているからか^m^今もご病気等もあるでしょうがお元気そうで何よりです。
私もなんだかんだ言って寂聴先生の著作は読んだことがないですし、人となりも知らなかったので、この本を読んで知ることが出来て良かったです。

<光文社 2017.11>H30.4.15読了

にっぽんの履歴書 門井慶喜5

にっぽんの履歴書にっぽんの履歴書
著者:門井 慶喜
文藝春秋(2018-01-29)
販売元:Amazon.co.jp

新直木賞作家が平成の終わりに考えた「この国のかたち」。
・元号は平ったく言えば天変地異の占いの道具だった
・植民地経営に乗り出した戦前の日本はお人よしだった?
・宮沢賢治と夏目漱石の文体の「秘密」
・「艦これ」の隆盛を司馬遼太郎が予言していた!?
・新聞はほろびたという議論は明治時代からあった
・刀は物体、剣は精神である
・女工哀史は本当に「哀」なのか
・人口減少で「邪悪な正義」も減る ほか、 全50篇。
フェイクでもヘイトでもない。この国の豊かな歴史にふれる渾身の歴史エッセイ集。

門井さんって本名だったんですねぇ…。慶喜って名前はやはり徳川慶喜を思い浮かべてしまいます。だからか徳川慶喜の事が何度か登場しましたね。30代から長い余生を過ごし、様々な趣味を持ち、明治を通り越して大正まで生きたということは何となく知っていましたが、門井さんは徳川慶喜への愛情すらも感じました^^
その他にも歴史に関することが書かれています。
門井さんって歴史ものの小説を書かれていますが、そういえば私は読んだことがありませんでした^^;歴史もの以外は数冊読んでいるのですが。こちらのエッセイが歴史の入門編のようでした。入り込みやすかったですし、面白かったです。
これを機に門井さんの歴史小説も手に取って見ようかな。

<文芸春秋 2018.1>H30.3.15読了

大家さんと僕 矢部太郎5

大家さんと僕大家さんと僕
著者:矢部 太郎
新潮社(2017-10-31)
販売元:Amazon.co.jp

1階に大家のおばあさん、2階にトホホな芸人の僕(カラテカ・矢部太郎)。一緒に旅行するほど仲良くなった不思議な「2人暮らし」の日々は、もはや「家族」! ?

大切な人をもっと大切にしたくなる、泣き笑い、奇跡の実話漫画!

とても話題になっていたので便乗して読んでみました。
大家さんのお話はテレビでもよく話されていたので、仲が良いんだなぁとほのぼの聞いていた気がするのですが、本当に素敵な関係ですね。
ジェネレーションギャップが面白いし、勉強になるし、ほっこりします。
大家さんはわりと裕福な方なのか、私が今まで聞いてきた大家さんと同世代の方の話とは少し違う感覚があったりもしましたが、それでも大家さんの一本筋が通った、でも頭の柔軟性がある人柄に、好意を持ちました。
2人の会話が合っているようで合っていないところもまた素敵で、お互いにお互いを気遣っているのが分かってそれもまた素敵でした。
大家さんがいつまでもお元気で、矢部さんと同じ屋根の下で暮らしていけますように。

<新潮社 2017.10>

いのちの車窓から 星野源5

いのちの車窓からいのちの車窓から
著者:星野 源
KADOKAWA(2017-03-30)
販売元:Amazon.co.jp

星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。
ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と、怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。
星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。

星野さんのエッセイ。ようやく読めました。
ダ・ヴィンチに連載されてたんですねー。最近読まなくなってしまっていて知りませんでした^^;星野さんの文章は読みやすくてわかりやすくて、面白くて読む手が止まりませんでした。次は?次は?と、もったいないと思いつつ一気読みでした。
私が星野さんを初めて知ったのは「ゲゲゲの女房」に出演された時、主人公の弟役でした。なかなか悲しい最期を迎えた役だったので、印象に残っていました。数年後に歌手として歌われている姿を見て、母と歌手の人なんだねーと話したのを覚えています。
星野さんの人柄もあるのだと思いますが、エッセイを読んでいて素敵な方々と巡り合っている方なんだなと思いました。
吉田羊さんとの会話が素敵!洋ちゃんとの関係がとっても可愛い!細野晴臣さんとの未来への約束に感動!
そしてまさかの寺坂さんの登場に笑いました。Vヲタなら知っているデパートクマグスであり紅白クマグスの寺坂さん。最近結構紅白関係の番組に出てますよね。お知り合いとは。更に星野さんが紅白に出られた時の口上を寺坂さんが考えたとは。もう消してしまっているので確認ができませんが、何だか感動です。
「逃げ恥」で共演された新垣さんのお話も出てきました。私たぶん非国民だと思うので←「逃げ恥」見ていなかったんですけど、新垣さんとのエピソードがまた素敵で。新垣さんはいい意味で普通の感覚を持っている人なんでしょうね。本当に素敵な普通の女の子。良い表現だなーと思いました。
まだこの連載は続いているようなので第2巻が出るのを楽しみにしています。
あ、そういえばイノッチの名前も出てきて嬉しかったです。ほぼ名前だけでしたけど^m^

<角川書店 2017.3>H29.11.19読了

杏の気分ほろほろ 杏5

杏の気分ほろほろ杏の気分ほろほろ
著者:杏
朝日新聞出版(2016-10-20)
販売元:Amazon.co.jp

「ごちそうさん」「デート」から、「花咲舞」に「オケ老人!」まで。女優として駆け抜け、そして人生の新たなステージへと進んだ三年半の日々―朝日新聞デジタルの連載に、今だからこそ記せる「その後の話」を大幅加筆!エッセイ集第二弾!

発売した頃に買ったはずのこの本。ようやく読みました。
でも、買ってすぐに読まなくて良かったです。当時私はまだ「ごちそうさん」を見ていなかったので。見てから読んで良かったー。
もちろん話題はそれだけではないんですけどね。2013年からの怒涛の3年半が綴られています。テレビでもこの作品は紹介されていて杏さん自身もインタビューを受けていましたが、とにかく超多忙!杏さんホントに一人でこれ全部こなしたんですか?ってくらい多忙。そしてプライベートも超充実している(させている?)方だから一体いつ休んでいるんだろうと思うくらいの物凄い行動力です。
杏さんのエッセイを読んでいると、私も家に閉じこもっているばかりじゃなくていろんなところへ出かけていろんなことを吸収させて勉強していかないとなーと思わされます。人生を謳歌している感じが凄いなと尊敬したり嫉妬←してみたり。
中でも最初に書いた「ごちそうさん」でのエピソードが読んでいて楽しかったです。他の作品は申し訳ないのですが見ていなくて^^;だから裏話を読むことが出来て嬉しかったです。
そしてあとがきもたくさん書かれているのですが、旦那さんのことや生まれたばかりの双子ちゃんのことも書かれていてほのぼのします。夫婦の感じが凄く素敵。博識でちょっとオタク気質な二人だから気が合うんだろうなーなんて私が言うのもなんですが思ったりして。
面白かったのが杏さんが旦那さんの人間性?を「夏休みの少年のような二十代の男子」と表現しているのが面白かったです。そうか、そんな感じなんですね^^
3人目のお子さんも生まれることですし、もっと杏さんのエッセイを読んでいたいなと思って読み終えました。読んでいて、とても幸せな気持ちになれましたし、私も充実した実のある日々を送りたいとも思えました。感謝です。

<朝日新聞出版 2016.10>H29.9.29読了

服を10年買わないって決めてみました どいかや4

服を10年買わないって決めてみました ~買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ~ (MOE BOOKS)服を10年買わないって決めてみました ~買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ~ (MOE BOOKS)
著者:どい かや
白泉社(2017-03-24)
販売元:Amazon.co.jp

「チリとチリリ」シリーズ、アイヌの昔話「ひまなこなべ」など多数の絵本作品を発表しているどいかやさん。
10年前の大掃除のときに思います。「山ほど服を持っているのにまだ服を買い続けている。衝動買いしたまま着ていない服もあるし…。来年からとりあえず10年服を買わないチャレンジをしてみよう」
チャレンジが終了し、10年間の出来事を振り返ります。ある服で楽しく過ごすユニークなアイデアが具体的に提案されていて、明日からでもすぐに取り入れられそうです。
手芸クラブなど地域のコミュニティーとの交流や、どいさん姉妹の服をせっせと作ってくれたおばあさんの思い出など、微笑ましいエピソードも。
安く大量に消費されるファストファッションへの問題提起とともに、「丁寧にシンプルに楽しんで暮らす」喜びが描かれます。

タイトルに惹かれて読んでみました。とても薄い本だったので、文章が少な目で写真が多いのかなと思ったらイラストでしたね。可愛いイラストが散りばめられていました。絵本作家さんですもんね。
でも、イラストだと実際どう服がリメイクされたのかなどが分かりにくいのでもう少し写真を増やしてほしかったなと思ったり^^;最後にいくつかありましたけどね。オシャレに着こなされていました。
私はリメイクなどに自信がないので10年買わないというのは出来ないし、新しい服も欲しいなとは思うのですが、それでも著者さんの言葉は身につまされましたね。
たくさん服があるのに服を買ってしまう。確かにそうです。私は最近はもっぱらネットショッピングで家にいるだけで簡単に買えてしまうから危険だなと思います。
そして着なくなった服を処分する際に寄付したり売りに出したりするけど、相手に中古の服を渡して自分は新しい服を買うというのは正しいことなのだろうかというのも、はっとしました。もったいないからという考えは良いと思いますが確かに…と思います。
まずは私も着る服とあまり来ていない服を整理するところから始めてみようかなと思いました。

<白泉社 2017.3>H29.6.10読了

作家の口福おかわり5

作家の口福 おかわり (朝日文庫)作家の口福 おかわり (朝日文庫)
著者:朝井リョウ
朝日新聞出版(2016-09-07)
販売元:Amazon.co.jp

するめの出汁、トナカイの乳のミルクティー、ビーカーコーヒー、土筆の卵とじに素っぴん茶碗蒸し…。20人の作家が「食」をテーマに競演!大好物、調理における発見、思い出の味、食の結んだ縁まで、様々な「美味」が味わえる極上のアンソロジーエッセイ集、待望の最新作。

前作も読みましたがとても面白かったので今回も楽しみにしてました。人によって本当にいろんな思い出があって、色んな食べ物があるんだなぁと実感しました。どの方のお話も面白かったです。
最初の朝井さんの面白かったです。オートミールは私も食べたことないけど食べるのがちょっと怖いなと思ったり^^;確かにファミレスにいる姿をよく見かけましたね。「情熱大陸」も「SWITCH」も見ましたけどファミレスでした^m^ロイホのモーニングビュッフェ食べてみたいなぁ。
そして柚木麻子さんの回転寿司縛りがめちゃくちゃ面白かったです。めくれどめくれど回転寿司の話!統一感が素晴らしかったですしおいしそうでした。北海道でもあるのかな…。回転寿司はなごやか亭が好きです。
私の口福も考えてみました。
私は食べることは好きだけど舌は肥えていないので割と何でもおいしい人です^^;
好きなもので思い浮かぶもの…
祖母の作ったカレー、餃子、おやき、昆布巻、煮しめ、おからの炒り煮、肉巻き揚げ…
母の作ったカレー、はんぺんと野菜のかき揚げ、茄子とひき肉のドライカレー、ミックスピラフ、春巻き…
外食ならもうないけど丸井にあったファミリーレストランのシーフードドリア。
自分で作ったものではないなー。自分で作ったものではこれ!って言えるくらい料理ができるようになりたいなぁ。今「ごちそうさん」を見ているから尚更そう思います。

<朝日新聞出版 2016.9>H29.3.24読了

魂の退社 会社を辞めるということ。 稲垣えみ子4

魂の退社―会社を辞めるということ。魂の退社―会社を辞めるということ。
著者:稲垣 えみ子
東洋経済新報社(2016-06-10)
販売元:Amazon.co.jp

「まっとうに会社で働く人が日本を支えている。それは本当にそうだと思う。
しかし、会社で働いていない人だって日本を支えている。自営業の人たち、フリーランスで働く人たちは言うまでもない。さらに、お金を稼いでいない人たち、たとえば専業主婦、仕事をやめた高齢者、何かの事情で働けない人、子どもだって、みんな日本を支えているんじゃないだろうか?
食事をつくる、掃除をする、孫と遊ぶ、何かを買う、近所の人にあいさつをする、だれかと友達になる、だれかに笑顔を見せる――世の中とは要するに「支え合い」である。
必ずしもお金が仲介しなくたって、支え合うことさえできればそこそこに生きていくことができるはずだ。
しかし会社で働いていると、そんなことは忘れてしまう。毎月給料が振り込まれることに慣れてしまうと、知らず知らずのうちに、まずお金を稼がなければ何も始められないかのように思い込み始める。
そして、高給をもらっている人間がエラいかのようにも思い始める。 だから、会社で働いていると、どうしても「もっと給料よこせ」という感覚になる。これは、どんな高給をもらっていても同じである。(中略)しかし私は、もうその争いに意味を感じなくなってしまった」(プロローグより)
そういう著者が選択したのは、会社を辞め、電気代200円で暮らす清貧生活だった。しかし、著者はかつてないほど希望に満ちていると書く。日々がなにより新しい。それは「お金」や「会社」から自由になったことで得たものだ。会社とは、お金とは、人生とはなにかを問う。笑って泣けて考えさせられて最後に元気が出る本!

以前ゴロウ・デラックスに出演されてこの本を紹介されていて、気になったので読んでみました。稲垣さんは会社を辞めたと言ったら皆さんに「もったいない」と言われたとおっしゃっていました。私も同じくそう思います。朝日新聞社なんて本当に大きな会社で、そこにいれば安泰みたいなイメージがあるので。でも、稲垣さんの本を読めば読むほど、何がもったいないんだろうと思うようになりました。まあ、やっぱりお金のことなんですけどね。お金がないと生きていけないし不安だし。それは分かりますけど、それでも自分を失ってまでたくさん得るものではないなとも思います。
私は新卒で入った会社は北海道では大きな企業の子会社だったので、給料も福利厚生もしっかりしてました。女性も結婚出産しても割とみんな働いていて、そういう面では良い会社だったのだと思います。でも私は仕事内容が自分に合っていなくて、上司のパワハラ(当時パワハラとは思っていませんでしたがこの頃のことを言うとみんながパワハラだというのでそう言うことにします)が辛くて毎日辛くて泣いていて死にたいと思ってました。まだ若かったのもあると思いますけどそこまでお金に執着する想いもなかったので3年で辞めたのですが。辞めたら何か悪いレッテルが貼られるような気がしていたのですが全然そんなことはなくて。辞めたら世界は広いって、そこに執着する必要はなかったんだって思いました。
稲垣さんのところまではいきつけないですけど^^;でも世界は広いってことを改めて教えていただいた気がします。日本は敷かれたレールからはみ出す人を救わない社会なんですよねー。それが凄くよく分かりました。
でも私も会社のためとかではなくて、人のため人生のために仕事をしたいと思えるようになりたいなと思いました。

<東洋経済新報社 2016.6>H28.12.23読了

杏のふむふむ 杏5

杏のふむふむ (ちくま文庫)杏のふむふむ (ちくま文庫)
著者:杏
筑摩書房(2015-01-07)
販売元:Amazon.co.jp

ラブラドールのハリーと過ごした小学校時代、歴女の第一歩を踏み出した中学時代、単身海外にモデル修業に行った頃、そして、女優として活動を始めたとき…。NHK連続テレビ小説のヒロインを演じ国民的な女優となった杏が、それまでの人生を、人との出会いをテーマに振り返って描いたエッセイ集。そのとき感じたことを次につなげて明日に向かう姿は、感動必至。

杏さんのエッセイ集。新刊を読む前に以前出た作品を読もうと思って読んでみました。
いやー…凄い。20代前半から半ばに書いた文章とは思えなかったです。なんて大人びているんでしょう。なんて好奇心旺盛なんでしょう。素敵すぎます。
杏さんをテレビでよく拝見するようになってから、素敵な方だなぁと思って勝手に尊敬していたんです。私の方が少し年上なんですけど、姐さん!って言いたくなるような感じ^^それを、このエッセイを読んで再認識したような感じです。
今この時を大事に生きているような感じですかね…。若い時から人生の大切さをちゃんと理解して生きているような…。私も20代をこんな考えをもって生きていたかったななんて思いました。まあ、それで振り返るには早すぎるので、頑張って生きていこうと思いますけども!^^;
村上春樹さんの解説もまたいいですね。
今年出た本の方も読むのが楽しみです。

<筑摩書房 2012.6
      2015.1>H28.11.25読了

壇蜜日記2 壇蜜5

壇蜜日記2 (文春文庫)壇蜜日記2 (文春文庫)
著者:壇 蜜
文藝春秋(2015-09-02)
販売元:Amazon.co.jp

風呂上がりのアイスだけが仕事の励み。可愛い後輩の女の子を見れば、妹だったら…と妄想し、トイレットペーパーの「8ロール入り」の豊富さに気持ちを高揚させる―そんな壇蜜的日常に驚愕の新展開!―「抱かれた」。しなやかな筆致で綴られる「蜜」な生活と意見。ますます冴え渡る、待望の日記第二弾。文庫オリジナル。

1冊目って3万部も売れたんですね。知らなかった…凄い。
と言いつつ私も2冊とも買ってしまったんですけど^^;
以前も書いたのですが、普通綺麗な人が自分の事を卑下しているとイラッとするんですけど、壇蜜さんにはイラッとしないのが不思議です。どうしてかなー。だからと言って壇蜜さんが綺麗ではないなんてことを思っているわけではないんですけどね。
私は2の方が好きでした。それは分かるなぁと思うところが以前よりも多く感じたからかな。小さい頃に感じていた気持ち凄くよく分かりました。私もそう思ってたなーと思って。私、ここにいてごめん、いていいのかな。生きててごめんみたいな。
私はまだここで生きていていいんだというフィールドにまだ出会っていないような気がして。暗中模索な状態ですけど。
なによりも分かると思ったのはおばあさんのことが書かれていたところでした。
手術をされて家に帰ってきて、自分の幸せよりもおばあさんが健康で幸せに生活してくれることを願うということが書かれていて、本当に本当にそう思う!!と頷きたかったくらいでした^^;
私の祖母も3年前に大きな手術をして、今はもう回復して一人で生活しているし再発もしていないのだけど、体重は10キロくらい変わって、多少体の不調は残っていて、以前は前向きで明るかったのだけど今は少し元気がなくて弱気になる時もあって。
だから、尚更そう感じたのかも。そしてやっぱり壇蜜さん好きだなぁとも思いました。
それにしても、壇蜜さんに対して随分ひどいことを言う人がたくさんいるんですね。私ならへこんで立ち直れないかも…。壇蜜さんは強い人ですね。

<文芸春秋 2015.9>H28.7.13読了

壇蜜日記 壇蜜4

壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)
著者:壇 蜜
文藝春秋(2014-10-10)
販売元:Amazon.co.jp

賞味期限切れのソースで運試し。新聞を読んでいると、つい求人欄に目がいってしまう。ショックなことがあると、食事もせずにひたすら眠り、たまたま入ったコンビニで肌着類の品揃えが充実していると、他人事なのにホッとする。抱かれる予定はしばらくなしーー。
これぞ裸単騎で現代日本を生き抜く33歳女子の生活と意見! 壇蜜はやっぱりスゴかった!!

1と2と両方ネットでポチッとなして購入しました。
好きなんですよね、壇蜜さん。
とても綺麗な方で自分に自信があるからグラビアをされているのかと思ったらそういうわけでもないみたいで。
日記を読んでいたら自虐的な言葉が満載で、綺麗な人がここまで言ったら「綺麗なくせに!じゃあ私なんかなんなんだよ!」とブチギレそうになるとこですがそうはならず^^;
この哀愁が何とも言えず良かったです。
共感できるところと出来ないところとどちらもあったんですけど^^;
30過ぎると色々思うところがあるよねぇ…っていう雰囲気が凄く好きでした。
私も以前は日記を書いていたのですが書かなくなって幾年月^^;何だかまた書きたくなってきました。

<文芸春秋 2014.10>H28.6.30読了

本なんて!作家と本をめぐる52話4

本なんて!作家と本をめぐる52話本なんて!作家と本をめぐる52話
著者:芥川 龍之介
キノブックス(2015-07-17)
販売元:Amazon.co.jp

読んだり、嗅いだり、埋もれたり。本への愛は、人さまざま。本好きのサガも、人それぞれ。52人の作家たちが綴る、珠玉の“本エッセイ”・アンソロジー。
秘め事のように本を読む。古書のページのあいだに残る誰かの痕跡を愉しむ。人生のうち死ぬまでに読書できる時間を数えてみる。崩れた本の山に滑って転ぶ。同じ本を30冊買う。……本が好きな人ってやっぱりちょっと変わっているのかもしれない。本への愛にずっぽりハマる、本好きにはたまらん52編!

作家さんの本にまつわるお話が書かれています。
いろんな本にまつわる話が書かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
一番最初の「塩一トンの読書」好きでした。著者さんはもう亡くなられているんですね。天国でお母さんと旦那さんに逢って幸せに暮らしているといいなと思いました。
びっくりしたのが芥川龍之介の作品まであったこと。読みにくかったですけど^^;
いろんな世代の作家さんたちのお話が読めて良かったです。
面白かった作品はたくさんありましたが、いかんせん52話もあったのでこれってすぐ出てきません^^;
でも皆さん結構本に埋もれる生活をされていて、大変だなぁと思う反面羨ましいなぁとも思いました。

<キノブックス 2015.7>H28.1.18読了

ゆるい生活 群ようこ5

ゆるい生活ゆるい生活
著者:群 ようこ
朝日新聞出版(2015-01-20)
販売元:Amazon.co.jp

ある日突然めまいに襲われ、飛び込んだ「漢方薬局」。そこで教えられたのは、冷え、水分、甘み、余分なものすべてを体から抜きとっていく暮らしだった…約6年にわたる体質改善を綴った実録エッセイ。

漢方や薬膳は以前から気になっていました。
今回内容が気になったので群さんの作品を読んでみました。「かもめ食堂」以来2冊目です。
まず驚いたのは漢方を処方される前の群さんの生活。
甘いものの摂取量や仕事も座り仕事なのに好きなことが縫い物編み物読書なんて。そりゃ身体壊しますよ…なんて読んでいて思っちゃいましたが^^;
私はまだ若い方だと思いますが、年々身体に不調が生じるようになってきますよね。
先生の言葉はなるほどと思う事もあり、えぇ!?そうなの!?と思うこともあったり面白かったです。
体質によって摂取するものって全然違うんですね。テレビでこれが良い!って言われている者が必ずしも自分に合っているわけじゃないんだと思って驚きました。
身体を冷やす食べ物や温める食べ物も色々あって驚きました。特に甘いものは体を冷やすんですねー。
そして凄く痛そうでしたが私もリンパマッサージを受けてみたいなと思いました。
私もたぶんすんごい痛い思いをすると思うのですが^^;むくみが結構あるので見てもらいたいです。
でも私も甘いものが大好きなので1週間に1回って言うのは辛いなー^^;

<朝日新聞出版 2015.1>H27.6.21読了

敗者 松山ケンイチ5

敗者敗者
著者:松山 ケンイチ
新潮社(2013-02-28)
販売元:Amazon.co.jp

落ち込み、悩みながら掴みとったものは―松山ケンイチのすべて!一年間、清盛を生きた。妻への感謝。我が子への愛情。演技に対する苦悩。前を向き続ける志の源を赤裸々に綴る日記。

この間のあさイチに出演した際に某場所で著書に健君のことが書かれているという情報を得たので読んでみました←酷い理由ですみません^^;
中は本当に日記のように書かれていて、平清盛を演じることが決まってから演じ終えるまでの日々が書かれています。
面白かったです。大河もずっと見ていたので読んでいて思い出して何だか胸が熱くなりました^^平清盛って大河を見るまで悪人だとしか思っていなくて。
覚えているのは小学生の時に歴史の授業で勉強している時に先生が「名字に平という字がついている人は平清盛と繋がっているかもしれない」といい、平がつくクラスメートがからかわれていた場面を凄く覚えてます。敵だ!悪人だ!みたいな。
でも大河を見てただの悪人だとは思いませんでした。武士の世を作るという壮大な夢と野望を抱いた一人の武士。その生きざまは清々しいとさえ思いました。まあ晩年は色々ありましたけども…
1年間同じ人物を演じるということの大変さをこの日記を通して感じました。1年間というのもまた長いし、10代から晩年までを演じ続けるというのもまた本当に大変な作業ですよね。マツケンもずっと思い悩んでいました。それに、ずいぶん飛び飛びで撮影するんですねー。4回くらいを撮ってるのに次がいきなり12回とか。奥さんが亡くなるシーンの後に子供が生まれるシーンとか。役者さんって大変・・・と思いました。
低視聴率だとさんざん言われましたけど、民放じゃないですしあえてその時代を選んだんだろうし、それにこんなに苦労して演じていることが分かればそんなことあんまり言わないでって思います。
大河の話も面白かったですが、奥さんやお子さんの話も結構出てきて読んでいて楽しかったです。お子さんも生まれたばかりでお子さんの成長日記でもありました。
あ、健君の話題もちょこっと出てきてましたよ^^
あさイチでは小学生の時に踊った曲を忘れていましたけど、エッセイにはしっかりTAKE ME HIGHERって書いてありました^^
健君も言っていたけど、私もマツケンが自分の事を「わい」って言うの大好きなのでこれからも方言を使い続けてほしいなと思いました^^

〈新潮社 2013.2〉H27.4.2読了

ウドウロク 有働由美子5

ウドウロクウドウロク
著者:有働 由美子
新潮社(2014-10-30)
販売元:Amazon.co.jp

NHK有働アナ、初めての本、でました。
「あさイチ」わき汗論争、驚きました! /ワタシの好みの男性
独居中年の高熱/いろんな人からいろんなことを言われました
紅白司会の舞台裏/二日酔いの朝、必ず読む詩があります
ほどほどの美貌/小心者のお見合い/母のこと
自他ともに認めるクロい部分も、ちょっとだけ残っているシロい部分も、包み隠さず書いてみました。

買おうか図書館で借りようか、どうしようかなーと悩んでいるうちにいつも行ってる図書館に入ったので予約しました…ごめんなさい。
ということでようやく読みました。
最初からわき汗の話題で^^;さすがだなと思ったのですが。
私、最近親しみも込めて有働さんの事を由美子って言っているんですけど←
そんな言い方してごめんなさいと謝りたくなりました。
私は以前から知ってはいましたけど、あさイチの有働さんしかほとんど知りません。その部分でしか知らないから強い人だなという印象はあったんですけど、もちろんそれだけではないわけで。酸いも甘いもたくさんたくさん経験されているんだよな、なんて当たり前のことを思ったりしました。
特に男社会の仕事場だから苦労も本当にあったと思います。それを乗り越えたことでメリットありデメリットあり。ホント、他人って酷いこと言うなーと思って読んでいました。まあお互い様なんでしょうけど^^;
独身女性のいろんな覚悟を読んだ気がしました。
イノッチが有働さんの事を言ってからあまり年齢ネタはなくなりましたけど、その前のセクハラ発言に対して明るく返していた有働さん。その心の中にはいろんなことを乗り越えてきたからこその明るさがあるんだろうなぁと思ったり。
私は一人で生計を立てていくためにこれほどの覚悟があるのかなーなんて思ったりしました。今、私はやりたいことがたくさんありすぎて、正直結婚する気が全然全く持っていないのだけど、それは今の感情であって有働さんのように40代になったときにまた違った気持ちになったりするのかな。どうなんだろう。
上手く伝えられないですけど、この本を読んで、私はますます有働さんが好きになりました。クロい有働さんも、シロい有働さんも分かる分かるっていう部分がたくさんありました。私も40代になったときに有働さんのようになっていたいなと思います。
そして初めて語られたというお母さんの章。職場で読んでいたのですが涙が出ました。
有働さんがあさイチを休んだとき、覚えています。そのあとにお母さんが亡くなられたことを知りました。
やっぱりいくつになっても自分にとってお母さんはお母さんで。自分の指針なんですよね。自分の人生を決めるのはもちろん自分なんですけど、何を選んでも味方でいてくれるお母さんの存在は私も大きいです。お母さんがこの本を読まれていたら良いなと思いました。

〈新潮社 2014.10〉H27.1.13読了

私がデビューしたころ ミステリ作家51人の始まり5

私がデビューしたころ (ミステリ作家51人の始まり)私がデビューしたころ (ミステリ作家51人の始まり)
東京創元社(2014-06-28)
販売元:Amazon.co.jp

作家のデビューは、時に小説以上にドラマティックである。「ミステリーズ!」の好評連載に書き下ろしを加えた、豪華執筆陣全51名のエッセイ集。作家を志したきっかけや、新人賞受賞までの道のりなど、デビューまでの波瀾万丈の逸話と作家であり続けるための創作論を、デビュー年順に贈る。51のエピソードで読み解く、戦後日本ミステリ史!

東京創元社から出された本なので、マニアックで大好きな作家さんが何人も書かれていたので^m^楽しかったです。
ミステリといったら東京創元社というイメージがあるので皆様のお話はとても興味深かったです。特に割と現代の作家さんのデビューのきっかけで多かった戸川さんという方との出会いがどの方も結構凄い^^;表現がヘタクソですけど。
鯨さんが以前「努力しないで作家になる方法」の中で書かれていましたけど、結構な量を新人さんに書かせて「じゃあそろそろ1冊の本にまとめましょうか」っていうパターンの作家さんが何人かいらっしゃったことに驚き。鯨さんだけの凄く貴重なものだと思っていたのですが。坂木さんや大崎さんもそうだったんですね。
戸川さんの書いてみませんかという言葉に触発されて素直に書いた方が^^;今このエッセイに書かれているようにデビューされた方々なんだと思ったらちょっとじーんとしちゃいます。戸川さんたくさん話しかけてくださってありがとうございます!^^
好きな作家さんのデビュー当時の話は読んでいて面白かったです。
近藤さんが歌舞伎の作品が多い理由はここからか!と今更ながら思ったり^^;
鯨さんはやっぱりあの本の通り苦労されたんだなぁ…と思ったり。
倉知さんはデビュー当時からやっぱりなかなかな方だったんだなと思ったり^m^
個人的に桜庭さんのお話が10年近く前だったので最近書いたのもまた読みたいななんて贅沢なことを思ったりもしました。
そして最後まで読み終えて、やっぱり私は書く方じゃなくて読む専門だなと思いました^^;いや、小説家になりたいとまで思ったことはないんですけども。やっぱり大変なんだなということはものすっごくわかりました。

〈東京創元社 2014.6〉H26.8.13読了

ちょっとそこまでひとり旅だれかと旅 益田ミリ4

ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅
著者:益田 ミリ
幻冬舎(2013-06-27)
販売元:Amazon.co.jp

八丈島、宝塚、奈良、萩はひとりで。
年2回ほどは、母と2人で(金沢、京都、スカイツリー)。
女友達3人で行って気に入ったフィンランドはひとり再訪! いつだって出かけられる。
八丈島の山の中に、夜になると光るきのこがあるらしい。それは、美しく、幻想的な光景らしい。という噂を耳にして、ものすごく見てみたくなる。でも、八丈島ってどこにあるんだろう? 調べてみれば、なんと東京の島だった。よし、行ってみよう;…『47都道府県女ひとりで行ってみよう』の著者による旅エッセイ。今回はひとり旅だけではなく、母とのふたり旅や女友達との3人旅などなど、誰かとの旅もあります。気になったり、行ってみたい場所には、「ちょっとそこまで」の気持ちで行ってみる。いつだってどこだって行ける!

以前も益田さんの旅エッセイを読みましたが面白かったのでまた読みました。
読むたびに良いなぁと思っちゃいます。
47都道府県全部行くとかさー私がやりたいって思ってることをやってらっしゃるんだもの。って八つ当たりですけど^^;
今回だって海外へ行かれてて場所がフィンランドとスウェーデン!
私が行きたい外国のツートップなんですもん。
読みながら良いなー良いなーって思ってました。
そして読んでみてやっぱり行きたいなと思いました。
日本国内も行ったことがないところばかりだったので興味深かったです。
阪急電車に乗ってみたいなー。
深大寺にも行きたい。
行きたい意欲だけ満載で読み終えました。

〈幻冬舎 2013.6〉H25.7.29読了

大泉エッセイ 僕が綴った16年 大泉洋

大泉エッセイ ~僕が綴った16年 (ダ・ヴィンチブックス)大泉エッセイ ~僕が綴った16年 (ダ・ヴィンチブックス)
著者:大泉 洋
メディアファクトリー(2013-04-19)
販売元:Amazon.co.jp

大泉洋本人執筆による、大泉洋の素顔の16年間が詰まった、笑って泣けるエッセイ集。大泉洋が執筆文をまとめて出版するのは、本書が初めてとなる。また、表紙の装画には、大泉自身が子供の頃からファンだった『タッチ』のあだち充が担当。書籍の装画は初めてのあだち充が、1997年当時の若かりし大泉を描く。
本書では、大泉がまだ北海道を拠点に活動し、『水曜どうでしょう』レギュラー放送に出演していた1997年から2005年まで、雑誌3誌で執筆連載していた幻のエッセイ原稿108篇を一挙収録。 2誌に関しては、北海道版のみでの連載だったため、コアなファンも未読であろう幻の原稿を掘り起こし! 大学時のエピソード、レギュラー放送当時の『水曜どうでしょう』裏話、TEAM NACSについて、家族のことなど……大泉洋ならではの「笑い」が散りばめられたエピソードはもちろん、時にノスタルジック、時に切なくて、思わず「泣いて」しまいながらも、でも読むうちに不思議と元気になれる、まさに「大泉ワールド」全開のエッセイが満載。
さらに2013年書き下ろしで、大泉自身が本書で初めてあの伝説的人気番組『水曜どうでしょう』について本音を激白。大泉が考える『どうでしょう』分析、そしてレギュラー放送終了の意味、『どうでしょう』ファンはきっと胸が熱くなる、彼の秘めた想いとメッセージとは――?
またローカルタレントから全国区へ、急激な変貌を遂げた「心情と自負について」や、さらに大泉洋が「大泉洋という奴」について独白も。ネガティブをポジティブに反転させるその思考能力や、大泉洋のコミュニケーションスキルがわかる「在り方」と「感謝力」は、必読!
自身の本音が詰め込まれた熱い渾身の原稿は、爆笑必至なのに、思わず「胸が熱く」なる!
1997~2013年の「大泉洋」の16年が詰まった、饒舌なエッセイ、352ページ! 完全保存版!

北海道が生んだスター←大泉洋が24歳の時から書き溜めたエッセイをまとめたもの。
洋ちゃんやNACS関係は気になります。読みたいなって思います^^
で読みました。
最初はやっぱりヘタっていうかなんというか…ちょっと恥ずかしい感じでしたけど、だんだん文章がやっぱり上手くなってるなって思いました。ってエラソウですみません。
冒頭よく恒三という洋ちゃんのおじいちゃんが登場しました。
過去形じゃないから書いている時は健在で、もしかしたら…と思ったら亡くなった時の事も書いていて。ちょっと切なくなりました。
「水曜どうでしょう」の話や、NACSの舞台の話が楽しかったなぁ。
ミスターが監督をした「river」で釜山に行ったときの話が面白かった。
皆に「ミスターミスター」言われている男性と隣のモジャ男←知らない人が見たら意味が分からないよね。この間ケータイ大喜利の北海道あるあるで「ミスターと言えば鈴井貴之」っていうのがあったのを思い出しました^^
エッセイごとに全部じゃないけど振り返りコメントがあったのが面白かったです。
エッセイの中で全国放送の音楽番組に出た時の事が書かれていたのだけど、東京には染まらないとかローカルタレントとして頑張るとか、東京進出を全く考えてない話もあって新鮮でした。確かにNACSの中では1番東京に出ることをしり込みしていたらしいけど、こうやって昔書いてたんだなーと思ったりして。
その振り返りコメントで、この時はそう考えていたけどだんだん考え方が変わってきたんだよねって書かれていて、何だか深いなと思ったりしました。
最後に現在の洋ちゃんの語りがあったのですが。
洋ちゃんのくせに!←泣かせること書いてるんですよ。不覚にもうるっとしちゃいました。おじいちゃんへの想いや家族への想いがつづられていて、素敵だなぁと思いました。
洋ちゃんなりの「水曜どうでしょう」人気の見解も書かれています。
肩書がよく分からない洋ちゃんだけど←このままローカルの番組を持ちつつ東京でも頑張ってほしいなと一道民は思ってます。
「1×8」はあんまり見ないけど、「おにぎりあたためますか」と「ハナタレナックス」は大好きなので。これからもよろしくです。

〈メディアファクトリー 2013.4〉H25.7.2読了

スナックさいばらおんなのけものみち 七転び八起き編 西原理恵子3

スナックさいばら おんなのけものみち    七転び八転び篇スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇
著者:西原 理恵子
角川書店(角川グループパブリッシング)(2013-01-29)
販売元:Amazon.co.jp

世の中、正論だけじゃ立ち向かえないから―。恋愛、結婚、出産、子育て。キレイゴトでは済まされない問題に血の通った言葉を贈る、本音のガールズトーク。女の“リアル”がここにある―。『生きる悪知恵』からさらに一歩踏み込んだ、実践版人生指南書。

「生きる悪知恵」が面白かったのでこちらも手に取ってみました。
面白かったけど、結婚も出産も経験していない私が手に取るのはまだ早かったかなと思いました。酸いも甘いも経験している方々の体験談を何もわかっていない実家暮らしの私が読むのは失礼では…なんて思ってしまった。
恋愛や結婚ネタはなるほどとは思ったけど、ちょっと下品だったかなぁ。カマトトぶっているつもりはありませんけど。私がそういうトークに慣れていないのか。
なんだかんだで私もいつのまにやらアラサーだしな。いい荒療治?になったかも。
本の中で夫婦が「あなたも変わったわね。でもしょうがないよねー」と言い合っているという話が出てきましたが、その会話がいいなーと思いました。
もしかして結婚したりして、10年以上経過して、そうやって笑いながら言い合えたらいいなと思います。

〈角川書店 2013.1〉H25.3.23読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6とSnowManを愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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