苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

東野圭吾

ガリレオの苦悩 東野圭吾5

ガリレオの苦悩
ガリレオの苦悩
「落下る」女性が転落死し、草薙と内海は捜査に乗り出す。翌日、女性の大学時代の先輩という岡崎光也が警察にやってきた。彼は、落ちる瞬間を目撃したのだという。
何かトリックがあるはずだと、内海は草薙の友人である湯川教授を訪ねる。
「操縦る」元大学助教授である友永のもとに、かつての教え子が集まった。その夜、友永の家が燃え、息子の邦宏が死亡した。後に邦宏が殺された事を知り、捜査が始まる。
「密室る」湯川は友人の藤村の経営するペンションへ向かっていた。宿泊客の原口という人間が死亡していたのだという。密室殺人を解き明かしてほしいというわりに、藤村は事件当時の状況を話そうとしない。
「指標す」一人暮らしの女性が殺され、時価数千万の金塊が盗まれた。容疑者として真瀬貴美子という女性があげられる。貴美子の無実を証明したのは娘の葉月だった。
「攪乱す」警察に「悪魔の手」と名乗る人物から手紙が届く。警察を挑発しているようにも見えるが、何故か犯人は湯川を敵対視しているようだった。

ようやくまわってきました。
短編もガリレオシリーズは面白くて好きです。
湯川が事件に協力しないって言うのは「容疑者Xの献身」の事があったからなんですよね、きっと。
それにも増して、タイトルの通り、事件が解決しても湯川准教授にとって辛い結末になる事件もありましたね〜。
トリックも面白かったですが、人間関係もどうなっていくのか気になりました。
切なかったのは「操縦る」ですね。
犯人が何故殺人を犯したのか。そして、何故自首をしないのか。理由がわかって切なくなって、さらにその後が感動なのですよ。
人と人との関わりって、大切ですよね。
そして腹が立ったのが「攪乱す」です。犯人がどうして湯川准教授に対して恨みを抱いているのか、結末が気になったのですが酷すぎます。
30すぎて情けないです。
何となく逆恨みだろうなぁとは思っていましたが。人の目がないと威張れていざ人前に立つと萎縮しちゃうなんて、情けない。本当に情けない。
ちょっと前に「聖女の救済」を読んだのですが、ガリレオシリーズはまだまだ続くのでしょうか。
内海刑事がいることが、最初は違和感感じまくりだったのですが、女性ならではの着眼点におっ!と思ったり、若さなど関係なく上司にも発言する所に好感が持てます。
若さから行き過ぎることもちょっとありますが、それはご愛嬌ですね。

〈文芸春秋 2008.10〉H20.12.29読了

聖女の救済 東野圭吾

聖女の救済
聖女の救済

男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。
草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
湯川が推理した真相は—虚数解。
理論的には考えられても、現実的にはありえない。

ネタバレありです。

ガリレオシリーズ最新刊です。
ドラマの影響なのかわかりませんが、内海刑事が大活躍でしたね。
あんなに冷静沈着な推理と捜査を繰り広げていたのでしょうか。
ガリレオシリーズは「探偵ガリレオ」「予知夢」「容疑者Xの献身」に次いで4冊目ですが、湯川&草薙コンビで読んで来たので、内海刑事がいることが最初は違和感を感じてしまいました。
でも読んでいくうちに、草薙さんと内海さんが異なる見解で捜査を進めていくので、面白かったです。
今回は草薙さんはどうも頼りないというか、言動が固執しすぎているというか…。
湯川教授の言うとおり、感情にのみこまれてはいなかったと思うのですが。
それがちょっと残念でした。
始めから犯人が分かっている状態でしたが、トリックは衝撃でした。
奥さんの執念や悔恨が伝わってきます。
死んで当然ですよ。あんな、女性をものとしか思わず、自分の都合の言いように動かそうとする人間なんか。いくら優秀でも人以下です。
…って言ったら、言いすぎですけど。
本当に酷い。女性が子どもを産まなかったら、まるで生きてる価値がないみたいな言い方、私は嫌でした。
冒頭の夫婦の会話、見事に騙されました。トリックを知ってから読み返すと、なるほどと思います。
東野さん、流石です。
でも、全然関係のない箇所で「福山雅治」という言葉が2回出てきたのですが、必要だったのでしょうか^^;

〈文芸春秋 2008.10〉H20.12.8読了

予知夢 東野圭吾4

予知夢
予知夢

「夢想る」轢き逃げ事件で坂木信彦という男性が逮捕された。簡単な事件かと思えば、坂木はその前に不法侵入をしていた。坂木はその家の森崎礼美という女性に会うためだった。礼美は16歳。17年前から、坂木は森崎礼美という女性と結ばれると思い込んでいたのだ。
「霊視る」長井清美という女性が殺された。犯人は小杉という男性。小杉の友人である細谷は清美の彼氏で、清美に小杉が付きまとっていて困っていると相談されていた。細谷は清美が殺された日、小杉の家で、清美の幽霊を見ていた。
「騒霊る」非番の草薙のもとへ、実姉が相談を持ちかけてきた。知り合いの旦那が行方不明だというのだ。失踪する直前に行ったと思われる老人の家へ行って見ると、2組の夫婦が住んでいた。そして、ある時刻になるとその家だけが動き出したのだ。
「絞殺る」小さな工場の社長が殺された。ホテルで首を絞められたようだった。容疑者として社長の奥さんが疑われる。死亡推定時間にアリバイがないことと、社長に多額の保険金がかけられていたからだった。
「予知る」直樹は妻の静子、後輩の峰村と夕食を楽しんでいた。しかし、突然直樹の浮気相手の富由子から電話が入る。妻に自分と付き合っていると言わないと自殺するという。それでも動かない直樹を見て富由子は自殺を図る。その事件に疑問を持ち、草薙は聞き込みをする。すると、隣に住む娘が、3日前に富由子が首を吊った姿を見たという。

ガリレオ第2弾?です。
面白かったなぁ。ガリレオシリーズは短編の方がいいかも。不思議な事件がたくさん出てくるのも面白いです。
今回はどれも霊や夢が関わってくる不思議な事件ばかり。
犯人も最初に挙がっていた人とは違う意外な人物が多かった。
面白かったです。
特に印象的なのは「夢想る」ですね。最後にこうきたか〜と思いました^^
発想がやっぱり凄いです。
湯川教授がだんだん乗り気になってきてるような気がするのですが^^

〈文芸春秋 2000.6〉H20.11.10読了

探偵ガリレオ 東野圭吾4

探偵ガリレオ (文春文庫)
探偵ガリレオ (文春文庫)

警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。
帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。
常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
「燃える」不良少年がいつものように深夜に屯していると、突然仲間の頭が燃え出した。目撃証言として、少女が「赤い糸」を見たのだという。
「転写る」草薙が「変なもの博物館」と言う場所で、不思議な石膏で作られた人間の顔を見つける。近くにいた女性が、この顔は兄の顔だと言う。
「壊死る」スーパー経営者が変死されているのが発見された。死因は心筋梗塞なのだが、心臓だけが何故か細胞が壊死していた。
「爆ぜる」海で突然爆発が発生し、女性が死亡した。ほぼ同時期に藤川と言う若い男性の死体が発見される。その学生は、帝都大学の卒業生だった。
「離脱る」女性の扼殺死体が発見された。捜査線上に一人の男性が浮かび上がり、事件は解決するかに見えたのだが、幽体離脱したと言う少年の証言が捜査を混乱させた。

今更ながら読みました。ガリレオ、第1作。
湯川・草薙コンビは「容疑者Xの献身」を読んで初めて知り、それ以来読んだ事がなかったのです。
まだ私はぺーぺーです。
事件の内容も、トリックも、流石ですね、東野さん。
さっぱりわかりません^^;草薙刑事と同類です。
こういうトリックが思いつくのが理系人間なんですねぇ。
面白かったです。
また、解説は佐野史郎さんでした。
読んでいくと、東野さんはガリレオを書かれた時、モデルとしたのは佐野さんらしいですね。
初めて知りました。そして、私の中では佐野さんの方が私のイメージに近いかなと思いました。
まあ、映像化はなるべくはしてほしくないというのが私の本音なんですけどね。
ドラマも映画も見ていないので、見たら福山さんに見えてくるのかな。

〈文芸春秋 1998.5〉H20.10.14読了

探偵倶楽部 東野圭吾4

探偵倶楽部 (角川文庫)

「お母さん、殺されたのよ」—学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。
警察は第一発見者である父を疑うが、彼には確かなアリバイがあった。
しかしその言動に不審を抱いた美幸は、VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”に調査を依頼する。
探偵の捜査の結果、明らかになった意外な真相とは?冷静かつ迅速。会員制調査機関“探偵倶楽部”が難事件を鮮やかに解決。

なんだか最近読むピッチが早いです。マズイ…良いのか…。
面白かったです。
探偵倶楽部が関わる連作短編集。
どの事件もどんでん返しが待っていて、凄いなぁとただただ脱帽です^^
さすが東野さん。
探偵倶楽部、何者なのでしょう。
これはシリーズものではないのかな?
久しぶりにミステリを楽しみました^^

〈祥伝社 1996.6
 角川書店 2005.10〉H20.7.17読了

さいえんす? 東野圭吾4

さいえんす? (角川文庫)

「こいつ、俺に気があるんじゃないか」—女性が隣に座っただけで、男はなぜこんな誤解をしてしまうのか?
男女の恋愛問題から、ダイエットブームへの提言、野球人気を復活させるための画期的な改革案、さらには図書館利用者へのお願いまで。
俗物作家ヒガシノが独自の視点で綴る、最新エッセイ集。

東野さんが雑誌に書かれていたものを書籍化した作品です。
4年前に連載されていたものですが、東野さんは先読みしてますね^^
アテネ五輪が終わった直後に北京五輪の予想を立てておりました。タイムリーです。
携帯電話やカーナビ、電子辞書の発達により、人は対人コミュニケーション能力が落ち、思考能力が低下していくといっても過言ではないとおっしゃっていました。
そう思います。
私はメールで何度も送るより、1回電話した方がいいと思うし、誰も知らない所で出来る事が増えてきたと思います。
未成年の子どもだって、携帯を持っている子がほとんどだろうし、親のいないところで出来る事も増えただろうし。
嫌な世の中だなぁ。
何でも親に言わなきゃいけないってワケではないけど、ずっと携帯の画面ばっかり見ている学生を見てると、悲しくなります。
私が中学生の時に社会の先生が言った言葉があります。
「1つ便利なものができると、必ず1つ問題が生まれる」
10年前に聞いた言葉ですが、ずっと残ってますね。
1つどころか3つも4つも問題が生じているように思います。
この作品を読んで、思い出しました。
それ以外にも、いろんな東野さんの想いが詰まってる作品だなぁと思います。
一つ一つ納得して読んでいました。
理系人間と文系人間の考え方の違いも面白かった。
理系の小説家って珍しいのかな。東野さんと森博嗣さんしか思い浮かびませんが。
私は中学までは理系だったけど、高校からは文系になりました^^;
いや、ただ単に高校の数学についていけなくなっただけど。
微分積分、ベクトルで頭がパンクしそうになりました^^;
にしても、私だって人が車に轢かれた時に衝撃で電線の高さまで飛んでいくのはおかしいと分かるぞ。おもしろいな〜。
そして、ドラマの「トキオ」でデジカメ?を登場させるってのも確かに無理だろ!と東野さん同様ツッコミを入れました^^;
いくらトキオが頭いいからって、カメラ発明するのは無理があるぞ。
それが不採用になってよかった…。私は実際のドラマでトキオが行った父親へのメッセージの方が断然良いと思います。
あと、数学者の話も面白かった。
数学者がキーマンとなる小説を書いてるって思いっきり「容疑者Xの献身」の話だよね。それが分かるのがなんだか嬉しかったです。
でも、数学嫌いな人増えてるみたいだけど、確かに数学者だけじゃなくて技術者にだって数学は不可欠なんだよね。
弟が理系ですが、数学は必須だって言ってたし。数学嫌いの人が増えるにつれ、技術国日本の名も薄れていくのかしら。。。って、数学嫌いの私が言う事じゃないけど。

〈角川文庫 2005.12〉H20.7.8読了

流星の絆 東野圭吾4

流星の絆

殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った功一、泰輔、静奈の兄妹。
十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、功一が仕掛ける復讐計画。
誤算は、静奈の恋心だった。

ネタバレ注意!

いや〜、どんでん返しでしたね。
まさかあんな結末になるとは。
でも、最初は純粋無垢だった兄妹が詐欺師になっているなんて、何だか悲しかったです。
口調もトゲトゲしかったし。
でも、そうでもしなければ生きていけなかったって言う事なのかな。
ただ、刑事達がただ優しいだけではなく、いろんな面で配慮しているというのが伝わってきてそれは好きな感覚でした。
功一が兄妹を庇うシーンは少年時代も大人になっても切なかったですね。
行成も、ただのお坊ちゃんではなかったですね。
最初はなんだか頼りないなぁと思いましたが、真相を掴んだ言葉には驚きでした。
ラストは一応、ハッピーエンド…なのかな。
でも、あの2人なら、きっと真っ当な人生を歩んでいけると信じています。
ちょっと脱線するけど、草薙と加賀という刑事の名前が出てきたのには驚きだったなぁ。
本人に関係はないけど(多分)
突っ込みどころが違うけど、SMAPのクサナギさんは「草」という漢字なんですけどね。

〈講談社 2008.3〉H20.4.5読了

使命と魂のリミット 東野圭吾4

使命と魂のリミット

氷室夕紀は父の死をきっかけとして、心臓外科医を目指している。
今は研修医として、数々のオペに立ち会っている。
夕紀が医師を目指したのは、父の死に対して、ひとつの疑惑を感じていたからだった。
看護婦の望の恋人である譲治はエンジニア。
望に対して、入院患者のことをやたらと詳しく聞きたがっていた。
その真意は。
同時期に、病院へ1通の脅迫状が届く。

東野さんの新刊、ようやく読めました。
今回は内容が難しかったですね。
大動脈瘤という病気は知っていましたが、手術前にたくさんの検査や準備が必要なんだなぁと、初めて知りました。
心臓の手術ですもんね〜。
想像するだけで胸がキリキリ痛みます^^;私は医療の仕事は出来ません・・・。
「人間と言うのは、その人にしか果たせない使命というものをもっている。かっこよく生きていこう」
という、夕紀の父親の言葉がとても印象に残りました。
刑事も医者も、それ以外の仕事もその人にしか出来ないことがあるんだよね。
そして、自分の頑張りはきっと誰かが見ていてくれる。
そう思わせてくれる作品でした。
夕紀にとって、複雑な存在である西園教授の貫禄は、文章からも伝わってきましたね〜。
ただ、西園と母親の関係はちょっと嫌でした。
夕紀が疑惑を持っているときの2人がドロドロしているように感じたんです。
でも、疑惑が晴れてからやたらと関係が急に爽やかに見えて。
その違和感だけ、ちょっと気になりました。
私がそれだけ感じるのだから、夕紀に10年以上言わなかったっていうのはちょっと可哀相に感じましたねぇ。
まぁ、ラストの台詞が、夕紀の答えなんですよね。
夕紀が、医療ミスは医師の実力からくるもので、作為的に出来るものではないといった言葉が印象的でした。

〈新潮社 2006.12〉H19.3.31読了

虹を操る少年 東野圭吾4

虹を操る少年

「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」
“光”を“演奏”することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。
彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。
しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。
新次元コミュニケーションをめぐる傑作長編ミステリ。

この作品、10年以上前に書かれた作品なんだよね。
でも、今読んでも全然古さを感じないというか、新次元のまま読めるというか…。
東野さんはどうしてこんなストーリーを書けるのでしょう。
光楽の原理が読んでもよく分からなかった^^;
でも、ストーリーはとっても引き込まれました。
面白かったです。
光瑠が凄すぎますね^^;こういう高校生がいたら恐ろしいです。
信頼できる仲間がいたのはいいけど、周りの皆が自分にはついていけないって思うのって、実は辛いんじゃないかなぁと思ったりする。
皆が自分の中の光を見出せるようになったら、もっと光瑠は変わっていけるのかな。
でも、こういう子どもを持つ親って辛いんだろうな〜…。
にしても、あのラストは納得がいかない。
もうちょっと先が読みたいと思ったんだけどなぁ。
次のページをめくったら「え?終わり!?」って言う感じだったので^^;

〈実業之日本社1994.8、 講談社1997.7〉
 H19.2.16読了

赤い指 東野圭吾4

赤い指

父親のように慕ってくれた加賀隆正に憧れ、刑事となった松宮修平は、警視庁の捜査一課に所属する新米刑事。
東京の練馬で少女死体破棄事件がおき、松宮は捜査に加わることになった。
松宮には気になることがあった。練馬署には、松宮の従兄で隆正の息子、恭一郎がいる。
久しぶりに再会した二人は、捜査で初めて組むことになる。
前原昭夫は、妻と息子の直巳、母の政恵と暮らしている。
妻と母は仲が悪く、政恵は認知症が進行している。
家に帰るのが億劫で、いつも遅くに帰る。
しかし、今日は会社に妻から電話があった。「大変な事になったから、すぐに帰って来てほしい。」と。

ネタバレ注意!

久しぶりの東野さん。そして、加賀シリーズですね^^
加賀さん、好きなんです。
つい止まらなくなって、あっという間に読んでしまったけど、後味は良くはなかったかな。やっぱり。
警察側と加害者側が交互に出てくる。
警察側は、普通に読めるんだけど、加害者側が、目を背けたくなる。
最初は、昭夫に同情してたんだ。
奥さんが酷いなぁって。働いてるのに、酷い扱いだなって。
でも、昭夫自身にも過失が多大にある。
家庭を顧みず、仕事をしてきた事で、妻に家事を押し付けていた。子育ても。
それを負い目に感じているのか、諦めたり、何も言い返さなくなってる。
それがダメなんだ。負い目を感じたらダメなんだ。
直巳が警察に捕まって、事情聴取を受けているとき、「親が悪いんだ。」って言ってた。
確かに。親が悪い。
父親は仕事に没頭していて、家庭を顧みない。自分がいじめで苦しんでいた時も、父親はただ怒るだけ、自分のことを考えて言ってくれているわけではないって言う事もわかる。
母親は、自分が癇癪を起こすことに怯えて幼児へ語りかけるようにしか話してこない。怒る事をしなかった。
そして、二人とも、政恵に対して蔑んだ様な目で見ている。これじゃ、ひねくれてもしょうがないのかもしれない。
でも、もちろん直巳にだって責任はある。
親を軽蔑して嫌っているくせに、依存しなければ生きていけない、幼児よりも幼い心しか持ってない軟弱者。
自分で考えるってことをしない。
この家族、最低だって思ったけど、今結構多いのかなとも思う。
介護問題、嫁姑問題、子育て。
だからリアルで、怖かった。雅恵の生きるための選択が、辛かった。
恭一郎は流石だね。
「刑事というのは、真相を解明すればいいというものではない。いつ解明するか、どのようにして解明するか、ということも大切なんだ」
といった彼の言葉が、忘れられない。
ただ疑うだけではない恭一郎の刑事という仕事に対しての誇りを感じた。
最後は良かったです。恭一郎と隆正は、2人なりの親子の絆を深めていったんだね。
ところで、いつかは未緒が出てくるんでしょうか。まだ独身なんだよね・・・?
まだ恭一郎シリーズ3冊しか読んでないから、分からないだけかもしれないけど。

〈講談社 2006.7〉H18.10.20読了

むかし僕が死んだ家 東野圭吾4

むかし僕が死んだ家

「私には幼い頃の記憶が全然ないの。」
かつて6年間という長い間交際し、7年前に別れたきりだったかつての恋人、沙也加と同窓会で再会。
もう2度と会うこともないと思っていたが、1週間後に沙也加から電話がかかってくる。
彼女は数年前に父親を亡くしていた。
その父親が、生前何度か不可解な行動をしていたのだという。
父親の行動と、失われてしまった過去の記憶は関係があるのではないかと考え、一緒にその場所へ行ってほしいのだといわれる。
過去の記憶を取り戻すため、2人で「幻の家」を訪ねた。

弟に勧められて読みました。
滅多に本を読む事のない弟から勧められたら、読まないわけにはいかないでしょう^^
で、一気に読んでしまいました。
続きが気になって気になって^^
夜に一人で読むのは怖かったけど・・・。
とても面白かったです。
沙也加の思い出せないかこのことも気になったし、ひっそりとたたずんでいる家のことや、その家族についても段々わかっていくから、読んでいて止められなかった。
沙也加が自分の子どもにしてしまう行為が、この過去から来ているのかと思うと切なくなったし、家の人たちと沙也加がどう絡んでいくのかも気になったし。
でも、私はもっと凄まじい結末を想像していたので、あ、そうなんだ〜くらいで終わってしまった^^;
想像しすぎてしまって。失敗した・・・。

〈双葉社 1994.5〉H18.9.16読了

夢はトリノをかけめぐる 東野圭吾4

夢はトリノをかけめぐる

冬季競技が大好きな作家東野圭吾が、人間となった(!)猫の夢吉と共に、競技を取材し、オリンピック開催中のトリノへ向かう。
強行スケジュールの中、彼らは様々な競技を観戦した。
その中で夢吉が得たものとは!?

トリノ五輪・・・今年開催されたのに、結構前に感じるな〜。
この本を読んで、冬季競技の多さや日本人がどれだけたくさんの競技に出場し、活躍されていたのかが、わかったと思う。
メディアはやっぱりメダルを求めるから、私はテレビではフィギュア、アルペン、モーグル、スピードスケートくらいしか、見てなかったな。
日本の成績は金メダル1つ。確かに低迷しているのかもしれない。
実際冬の競技は子ども達にはあまり人気はなくて、人や資金が不足しているって言う事もよく耳にする。
でも!日本人はオリンピックという大舞台で競技をする出場権を得て、多くの競技に参加しているんだってことを、忘れちゃいけないと思った。
韓国や中国も、数個のメダルを獲得している。日本よりも多く。
でも、その中身は、全部スケートだったり同競技で、日本人のように様々な競技に出て入賞しているわけではない。
東野さんの言うように、メダルをたくさん取れるようにするために1つの競技のみを強化させるって言うのは、寂しいしつまらないと思う。それなら、たくさんの競技に出場して、楽しませてほしいと思う。
東野さん曰く、冬季五輪には1つの法則があるらしい。それは、同競技に良きライバルがいるほうが、日本人はいい結果が残せるというもの。
実際、トリノでも4位に入賞した選手は4人いて、それらの種目の全てにおいて、もう1人、入賞者がいた。
エースだけではダメ。良きライバルであり、良き仲間が、日本人には必要なのかなと思う。
メダルメダルという前に、私達は冬の競技を知るべきだね。
知名度は低めでも、素晴らしい競技はたくさんあるって事がわかった。
そして最後に。
直木賞授賞式の次の日からトリノへ向かった東野さん、お疲れ様でした^^;
たくさん飲んで、寝ないで向かったらしい・・・。

〈光文社 2006.5〉H18.7.5読了

幻夜 東野圭吾3



幻夜

1995年1月17日関西で大きな地震が起きた。
阪神淡路大震災。
水原雅也はその前日に父を亡くしており、葬式をした日の翌日だった。
その時、叔父である俊郎を殺害した。
それを、同じ被災者である新海美冬に目撃される。
しかし、親戚から疑われているところを、助けてくれたのは美冬だった。
2人は東京へ逃げ、全く別の道を歩む事になる。
しかし、2人は影で繋がっていた。
「2人の幸せのため」その美冬の言葉を現実とするために、雅也は罪に手を染めていく。

これは、ダメでした・・・。
「白夜行」よりこっちの方が、卑劣で恐ろしかったね。
直接犯行や、2人の会話が分かったからかもしれない。
女は恐い。ホント、恐い。
美冬が段々おかしいなぁって思ってきたの。
彼女の人生は、本当にそれでいいのかとも思った。読んでいて、むなしさも感じたの。
雅也を、道具として扱っているようだって思った。
雅也が、他の男と同じ扱いを受けてるって。青江とか、秋村とか、とね。
これが「白夜行」と違うところなのかな。
雪穂と亮司は、多分2人とも自分の意思で、やっていると思うから。
そして、2人は大きな絆で結ばれていたと思うから。
雅也は素直に自首して、罪を償った方が、幸せを掴んだんじゃないかなぁって凄く感じた。
加藤刑事じゃないけど、美冬の1番の被害者は雅也だね。
有子と、幸せになってほしかったな。

〈集英社 2004.1〉H18.1.15読了

白夜行 東野圭吾5



白夜行

オススメ!
1973年、大坂府の大江という町で殺人事件が起きる。
被害者は桐島洋介。質屋を営んでいる。
桐島は100万という大金を銀行からおろしていることがわかったが、死体にはなかった。
桐島はそのお金を持って、質屋の客西本文代の家に寄ったらしい。
文代と、恋愛関係にある寺本という男を疑ったが、寺本は交通事故で、1年後に文代がガス中毒で死亡した。
桐島の妻と質屋勤務の松浦も疑われたが、アリバイは成立した。
そしてそのまま、迷宮入りとなった。
被害者の息子、桐島亮司と「加害者」の娘、西本雪穂は、どちらも親を失いそれぞれの道を歩んでいった。
しかし、2人の周りで次々と事件が起きる。
何らかの形で、2人は関わっていた。
そして、19年の月日が流れ・・・

東野ファンの圧倒的な支持を得ているこの作品。
ようやく読みました。
映像化されるのを見る前に、読まなきゃと思ったの。ちゃんとした映像が読んでいる時に浮かんでくるのがイヤだから。
でも、ちょこっとストーリーが分かってしまっていたから、何か損した気分だったなぁ。
しかし!この作品は素晴らしいです。大作です。東野作品人気NO'1なのも納得。
始めは1973年。亮司と雪穂が11歳の時から始まる。
それから数年ごとに時間が流れるという感じかな。
本当は登場人物を挙げて説明しようと思ったんだけど、絶対不可能。
登場人物多すぎだし、関わり方が入り組んでいて表現がとても難しい事が判明。
私の文章力では無理だわ^^;
1970〜80年代の流行やニュースが入っていて、私は始めとっつきにくかった。
でも、その時代も利用してストーリーは進んでいく。
亮司と雪穂は、一つの事件の被害者の息子と、加害者候補の娘。という接点しかない。
でも、2人は1つの事件に2人ともが関わっている事が、次第に分かってくる。
2人での会話は皆無。連絡を取っていることすらわからない。
常に2人は第三者で、章ごとに出てくる新しい登場人物に何らかの関わりがあるというだけの設定になっている。
それが、始めは気付かなくても、段々わかってきて、2人の意図していることに対して恐怖を抱く。
2人は恐いよ〜。
人を良く見てる。そして、虫けらのように陥れて葬り去る。
お互いしか、本当に信頼して身を任せられる人がいないんだろうなぁ。それは切ない。
でも、こんな生活していて、人を陥れて、自分の思うとおりの状態になって。それで彼らは幸せなのかなぁと思う。
それが当たり前になっているのかもしれないけど、読んでいて2人は安心して眠った事があるのだろうか。幸せと感じだ事があるのだろうか。
そんなことを考えてしまった。
笹垣刑事は粘り強かったねぇ。根性だね。あれが本当の刑事の姿なんだろうなぁ。
ドラマ化が決まって、宣伝しているのを見たけど
「2人は恋愛感情に発展していくんですか?」という質問に対し、
「恋愛というものを越えてしまっている」って返したのね。
それが、凄く合っているなぁって思ったんだよねぇ。
でも、あの2人が主役かぁ。。。
いや、2人とも好きな俳優さんなんだよ。
だけど、本好きとしては、映像化して欲しくない作品だな。
なんていったら、失礼だけど。

〈集英社 1999.8〉H18.1.9読了

秘密 東野圭吾4

秘密

杉田平介は妻の直子と小学校5年生の藻奈美と3人で暮らしていた。
しかし、直子と藻奈美はバスの事故に遭い、直子は娘をかばって死んでしまう。
藻奈美は奇跡的に生還した。
だか、藻奈美の中には直子の意識があった。
不思議な2人の生活が始まる。

これはもう有名ですね。
映画は見ていないですが、面白かったです〜
夫婦として過ごすのか、親子として生活していくのか。
2人の葛藤が伝わってきた。
ラストが感動しました。
ステキです。

〈文芸春秋 1998.9〉H15.7.20読了

容疑者Xの献身 東野圭吾5

容疑者Xの献身

オススメ!
石神は数学の教師である。
かつては明晰な頭脳を持ち、有能な数学者として将来を嘱望されていた。
しかし、事情があり進学する事は叶わなかった。
石神は隣に住む靖子に恋心を抱いていた。
靖子とその娘美里との二人暮らし。
かつて夫であった富樫と再会し、追い回されていた。
そして殺害してしまう。
石神は靖子たちに協力をし、事件を隠蔽して完全犯罪を計画する。

数年前に「手紙」を読んで以来、あまりの読了後の辛さに東野作品は敬遠していました。
大学の新刊のところにこの作品があり、久しぶりに東野作品を読みました。
もう、脱帽です。1冊の本によって読んでいなかったのがもったいないと思いました。
凄いです。凄いとしかいえません。
犯人は最初から分かっているんです。ただ、トリックが分からない。
多少は考えて読みましたけど、分かった時は驚きでした。
ここまで人を真剣に愛する事ができたら、幸せだろうなと思います。
罪を犯す事は、決してやってはいけない事だけど。
知らなかったのですがこの作品は「探偵ガリレオ」の草薙刑事と湯川助教授のコンビなのですね。
続編から手にとってしまいました。
他作品も是非とも読んでみようと思います。

〈文藝春秋 2005.8〉H17.11.30読了

卒業:雪月花殺人ゲーム 東野圭吾5

卒業―雪月花殺人ゲーム

沙都子と加賀は高校時代からの友人。そのほかに、波香、藤堂、祥子、若生、華江の7人が友人であり大学の同級生でもある。
卒業をあと数ヶ月に控えたある日、祥子が部屋で亡くなっているのが見つかった。
自殺か、他殺か。
沙都子は波香とともに事件の真相を探る。
しかし、波香は次第に一人で何かを調べるようになり、顔を合わせなくなる。
7人の恩師である南沢先生の家で茶をたてているときに、今度は波香が亡くなる。
もしかしたら、親友の中の誰かが罪を犯しているのかもしれない。
沙都子と加賀は協力して、事件を検証していく。

予告どおり加賀さんシリーズを読みました。
「眠りの森」で沙都子という名前が何度か登場していたので、気になりまして。
なんだか加賀さんの印象が大分違いました。
大学時代は堅くって真面目。温和さが全く感じられない。
「眠れる森」では丸くなったのかな。社会人になって、いろんな事、経験したのかな。
大学では教師になるか警察官になるか、悩んでいたけど、教師にした理由って言うのがちょっと切なくて、でも、彼にとっては大切な事なんだろうなって感じた。
沙都子も言っていたけど、加賀は教師よりも警察官の方があっていると思う。
これからの加賀刑事の活躍を知っているからかもしれないけど。
加賀を含む7人の友人達。こんな形で別れてしまうのは、悲しいですね。
間違っている人はいないと思う。ただ価値観や考え方が違うだけ。
でも、正論だからって正しいと言っているとは限らない。
難しいですね。

〈講談社 1986.5〉H17.11.25読了

眠りの森 東野圭吾5

眠りの森

オススメ!
バレエ団の事務所に男が侵入し、殺された。
殺したのは、バレリーナの一人。
このままいけば、正当防衛となるが、本当にそうだったのだろうか。
若手の敏腕刑事、加賀恭一郎はバレリーナの浅岡未緒に惹かれ、事件の真相を探る。
しかし、事件はさらに深刻化していき、続いていく。

続編だったんですね、この作品。
別の方の書評を見て、初めて知りました。あぁ…失敗。
どうやら「卒業」という作品のあとに読むといいらしい。
刑事、加賀恭一郎の大学生時代の話のようで。
でも、これはこれで楽しめました。
正当防衛なのか、違うのか。
それだけの話かと思ったらとんでもないです。
ものすごく入り組んだ事件でした。
真相も納得。よかったです。
加賀の未緒への想いもステキだったしね。
これはオススメです。
早く「卒業」を入手して、読まなければ。

〈講談社文庫 1992.4〉H17.11.20読了

手紙 東野圭吾3

手紙

武島剛志は弟直貴の学費を求めるあまり、強盗をし、殺人までしてしまう。
直貴は強盗殺人者のレッテルをはられ、毎日を過ごしていく。
夢をあきらめ、彼女とも別れた。
直貴は何でもあきらめるようになってしまっていた。

読んでいて、凄く辛かった。
直貴は何もしていないのに、強盗殺人犯の弟って言う名前だけで全てを諦めなくちゃいけなくって。
でも、それが凄くリアルで、実際には一生が左右されるのは、被害者だけではないんだなって言うのがわかった。
ラストも、予想しているものとは全然違ってた。
これが現実なんだなぁ。と思った。
重くて、考えさせられた。

〈毎日新聞社 2003.3〉H15.6.12読了

放課後 東野圭吾4

放課後

前島は誰かに命を狙われていた。
駅のホームで突き飛ばされそうになったり、プールで感電死されそうになったり、植木鉢が上から落ちてきたり・・・。
前島は高校の教師だ。通っている高校で、教師を狙った連続殺人事件が起こる。
もしかしたら、自分を狙っている犯人かもしれない。
そう考え、真実を知るため自らが犯人解明に挑む。

東野さんのデビュー作ですね。うん。
さくさく読めて、面白かった。
トリックも、ほ〜そうきたかぁ。という感じで納得だったし。
でも、犯人とその動機があんまり納得いかない。。。
私だったら・・・殺すまではしないような気がするんだけどなぁ・・・どうなんだろう。
そして、話のラスト。
これにもびっくりでした。
これがデビュー作とは・・・凄いですね。

〈講談社文庫 1988.7〉 H15.5.15読了

トキオ 東野圭吾5



トキオ

オススメ!
宮本拓実は病室で立ち尽くしていた。
生命維持装置を取り付けられ、生死を彷徨っている息子、時生をただ見守ることしか出来なかった。
妻の麗子も、不安で仕方がないようだ。
息子は妻と同じ、グレゴリウス症候群という遺伝病を患っている。
体を動かせなくなり、意識障害を起こし、植物状態となり、脳機能を失って死に至る。
男性は早死にしてしまう病気だ。
時生はその病気を患い、今に至っている。
時生が意識を失ってから、拓実は妻に、20年以上前に時生と出会っていることを打ち明ける。
1979年―――
拓実は23歳。職を転々とし、いつも同僚とトラブルを起こして仕事を辞め、この日もその帰りだった。
そこで、拓実は一人の少年に出会う。
トキオという、ちょっと変わった少年だった。  

面白かったです!凄く感動した。読んでいて涙が出そうでした。
出てくる人たちみんな、大変な人生を歩んでいて、それでも負けずに前向きに生きていました。若い頃の拓実以外は。
拓実は弱い人です。境遇等、周りの人のせいにばかりして。今の自分があるのは人のせい。その意見に固執したままなのは拓実が子供だからなんですよね。
でも、トキオや竹美やジョニーと出会ったことで、変わっていく拓実はかっこよくなっていきました。ちゃんと自分の意志で動いてました。
もしも自分がトキオだったら、自分の父親の情けない姿なんか見たいとは思わない。
それでも、ずっと拓実を見ていったトキオは凄いと思いました。
トキオが最後に言った言葉は最高だった。
その言葉を拓実に伝えたかったんだなぁと思うと、涙があふれてきました。

ドラマもレンタルで見ました。
感想はこちらです。

〈講談社 2002.7〉 H14.12.15読了

分身 東野圭吾4

分身

オススメ!
札幌に住んでいる氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。
中学生くらいから、自分は母親に愛されていないのではないか、と感じるようになる。
その後、母が死に、死に疑問を感じた鞠子は、自らの出生について調べることにした。
調べた結果、自分とそっくりな少女、小林双葉の存在を知る。
彼女もまた、自分の出生について調べていた。
2人はなぜこんなにもそっくりなのか。
真相を探る。

面白かった。
でも、研究所の人たちは腹が立ちました。
いくら、普通に生まれた子達ではないとはいえ、人を物のように扱っている。
本人達が望んだわけじゃないのに。
実験材料のように扱われた2人がとてもかわいそうだと思いました。
でも、ラストがいいなと思いました。
2人はきっと、幸せになれると思います。

〈集英社文庫 1996.9〉 H16.12.5読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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