懐かしくて新しい物語の言葉が、映像や詩や短歌、歌のことばに結び合わされて光を放ち、豊かに輝き出す。
向田邦子、隆慶一郎、山川静夫、遠藤周作、小林信彦、橋本治、庄野潤三、岸田今日子、エラリー・クイーン、芥川龍之介…。思いがけなく繋がっていく面白さ。本の達人ならではの探索と発見が胸を打つ〈本の私小説〉。
北村先生が読書家で博識だということがよくわかる作品でした。
本のことにとどまらず歌舞伎や落語や音楽についても細かく書かれています。
本でもなんでも知ろうとすると世界が広がる、視野が広がるということがよくわかる作品でした。
私には分からないことばかりで難しかったです^^;精進しなければ。
<新潮社 2022.11>2023.1.11読了