「怪盗になる」そう宣言した幼馴染みの蓮に仲間に引き入れられ、安西省吾は東京地方裁判所検事局を辞めてともに欧州に渡った。帰国後、二人はしばらく日本で静養するはずだったが……大人しくするという約束をはぐらかし、蓮は次々と不可思議な出来事を見つけてくる。その度に才知を見せる蓮を、省吾は複雑な胸中で見守っていた。彼の隣に立つのが、凡庸な自分でいいのか、と。〈帝都探偵絵図〉シリーズ、待望のスピンオフ連作集。
シリーズ最新作!待っていましたよ!…って前回読んだのが8年前だからもう怪盗ロータスが遥か忘却の彼方だったのですが、検事の安西は覚えていました。幼馴染にすっかり巻き込まれて、お堅い仕事も辞められてしまったのですね…。前読んだはずなのに(笑)
今回は帰国してのんびり過ごすつもりが、色々な出来事に巻き込まれていきましたね。っていうか自分から首を突っ込んで行ったの方が正しいかもしれない^^;
私は中でも駄菓子屋のお話が好きだったかな。
自由気ままな人たらしの蓮とそれに巻き込まれる安西のコンビがとても良かったです。
…で…高広と礼の物語はまだですか…待ってる…ずっと待ってるの…←