景観豊かな鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画『鹿子の夏』のイベント開催を実現させるため、木内圭子ら発起人5名は島を訪れる。しかし打ち合わせをはじめた矢先、メンバーの辺見鈴香が変わり果てた姿で発見される…。
石持さんの作品は全部読んでいると思っていたのですが、こちらは未読でした。悔しい←
大ヒットアニメの舞台となった場所で島興しを考える東京から来たスタッフたち。その中の一人が殺される。いったい誰が何のために殺したのか。
設定がとても壮大で序章に戦時中のことまで書かれていたのでどれだけスケールの大きな作品になるんだろうと思いましたが、展開的にはそこまでではなかったかなぁという気はしましたが^^;
それでも聖地巡礼じゃないですけど、そういうものを組み込んだ面白いお話だと思いました。
犯人の動機に関しては理解できないですけど、まあ世の中にはいろんな趣味嗜好を持っている人がいるわけで(それで片付けて良いのかは分からんが)最後はちょっとニヤニヤして終わりましたね。ちょっとベタ過ぎるけど^^
<朝日新聞出版 2014.12>2023.9.1読了