学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもる中学生の少女こころ。ある日、突然部屋の鏡が輝き、吸い込まれるように中に入ると、そこは不思議な孤城の中で、見ず知らずの中学生6人が同じように集められていた。こころを含め7人の前に、オオカミの面をかぶった女の子“オオカミさま”が現われ、城に隠された鍵を見つければどんな願いも叶えてやると告げる。戸惑いながらも鍵を探す7人は、少しずつ心を通わせていくのだが……。

観ました。原作を読んでいたのでストーリーは分かっていましたが、実際に映像化されるとまた違いますね。
文章で読んでいた時にも感じていたこころのいじめの部分は映像でも本当につらかったです。
中学生だったら学校という狭い世界でもそれが大きく感じて、雁字搦めになってしまう。
登場する中学生たちは自分たちの場所で、必死に戦っていたんですよね。
ファンタジーではあるけど、内容はとてもリアルで胸が苦しくなりました。
それにしても、原作を読んでいた時も途中で6人が会いたくても会えない理由に気づいていたので、何で気づかないんだ!と映画でも同じようにやきもきしました(笑)
アキがルーズソックスを履いてる時点で気づかないか?と思ったけど、そもそもみんなルーズソックス知らんよな…と思ったり。っていうか1991年の段階でルーズソックスあったか…?早くない?とも思ったが←
そういえばパラレルワールド案を出したのはマサムネだったなとは思ったけど、まさか「真実はいつも一つ!」っていうと思わなかった(笑)こういう遊びを入れるの最高ですね。
最後にみんなの記憶が消えてしまうのは本当に寂しくて残念。でも、こころのことは、リオンが守ってくれますね。こころ自身も強い子だからきっと大丈夫。リオン以外のみんなが記憶が消えていてもどこかで繋がっていたら良いなと思いました。