昨日リアタイしたらきっと眠れなくなると思って今日見ました。
今までいろんな戦争に関する映像を見てきましたが、アナウンサー目線の戦争は初めてだったように思います。
アナウンサーの方々も第一線に赴き、戦っていたんですね。知らなかったです。
テレビが普及していなかった時代、情報源はラジオだけ。そのラジオから流れる言葉は聴いている人は真実だと思ってしまう。アナウンサーという仕事は時に人の人生をも動かすことになる。それも分かった上で仕事に邁進しているのだと感じました。
アナウンサーの方々も一人の人間ですから、いろんな感情があって当然で、だからそれぞれの皆さんの想いが伝わってきました。丁寧に描かれていてよかったです。でも、辛かった。
和田アナウンサーの「虫眼鏡で見て望遠鏡で喋る」という言葉がとても印象的で。それを奥様となる大島アナウンサーがちゃんと理解しているのもまた素敵でした。
「母さん、元気かい?」というあの語り口。あれはちゃんと調べた人じゃないと語れない。
日頃から酔っ払っているのも取材を行っているからだと同僚はちゃんと分かっていたんですね。
分かってはいたけど剛くんの演技は素晴らしかった。舞台で培われた巧みな話術に表現。素晴らしすぎて、だから見ていてとても辛かったです。苦悩しているシーンは本当につらかった。壮行会の時の幻の実況。あの実況がちゃんと聞きたい人に伝わる、そんな世の中であり続けてほしいと切に願います。
他のキャスト陣もめちゃくちゃ豪華でしたね。あの人も!この人も!とちょっと興奮しました。
壮行会の時、隣にいたのが役とはいえ大東くんだったのが嬉しかったです。
ヤスケンの役は、きっといなくなってしまうんだろうなと思いました。本当に、惜しい人がいなくなってしまった。家族に対しても同僚に対しても、あんなに丸ごと包んでくれるような人がいなくなってしまうなんて、本当に戦争はただただ恐ろしいです。
高良くんは戦地へ赴いて傷を負って戻ってくる役が多いですね(別の役柄を思い浮かべながら)その哀愁のようなものを醸し出せているのが凄いなと思って見ていました。8月15日のドアの前での演技が素晴らしかったです。
そしてラストシーン。
たくさんの人が亡くなって、いろんなものを喪って、でも喧騒が戻ってきて人の笑顔も戻ってきて、みんなが少しずつ前を向いて進んで行くんだと思わせてからのあのラスト。無表情の少年からの「大本営発表」という言葉。以前和田アナウンサーの真似をしていた時、この少年の周りにはたくさんの人がいました。でも、このラストシーンでは誰もいません。
戦時中に過ごしてきた人たちの想いは未来がどうなろうと変わらない。亡くなった人は二度と帰ってこない。過去のものとして捉えてはいけないと強く感じました。
いつも戦争に関する映像は怖くて見るのをためらってしまうけど、やっぱり見なくてはならないのだと。知らなければならないのだと感じました。
和田アナウンサーは、放送日の昨日が命日だったんですね。奥様は2016年までご存命で、旦那様の分まで生きられたのかな…なんて、思ってしまいました。
今までいろんな戦争に関する映像を見てきましたが、アナウンサー目線の戦争は初めてだったように思います。
アナウンサーの方々も第一線に赴き、戦っていたんですね。知らなかったです。
テレビが普及していなかった時代、情報源はラジオだけ。そのラジオから流れる言葉は聴いている人は真実だと思ってしまう。アナウンサーという仕事は時に人の人生をも動かすことになる。それも分かった上で仕事に邁進しているのだと感じました。
アナウンサーの方々も一人の人間ですから、いろんな感情があって当然で、だからそれぞれの皆さんの想いが伝わってきました。丁寧に描かれていてよかったです。でも、辛かった。
和田アナウンサーの「虫眼鏡で見て望遠鏡で喋る」という言葉がとても印象的で。それを奥様となる大島アナウンサーがちゃんと理解しているのもまた素敵でした。
「母さん、元気かい?」というあの語り口。あれはちゃんと調べた人じゃないと語れない。
日頃から酔っ払っているのも取材を行っているからだと同僚はちゃんと分かっていたんですね。
分かってはいたけど剛くんの演技は素晴らしかった。舞台で培われた巧みな話術に表現。素晴らしすぎて、だから見ていてとても辛かったです。苦悩しているシーンは本当につらかった。壮行会の時の幻の実況。あの実況がちゃんと聞きたい人に伝わる、そんな世の中であり続けてほしいと切に願います。
他のキャスト陣もめちゃくちゃ豪華でしたね。あの人も!この人も!とちょっと興奮しました。
壮行会の時、隣にいたのが役とはいえ大東くんだったのが嬉しかったです。
ヤスケンの役は、きっといなくなってしまうんだろうなと思いました。本当に、惜しい人がいなくなってしまった。家族に対しても同僚に対しても、あんなに丸ごと包んでくれるような人がいなくなってしまうなんて、本当に戦争はただただ恐ろしいです。
高良くんは戦地へ赴いて傷を負って戻ってくる役が多いですね(別の役柄を思い浮かべながら)その哀愁のようなものを醸し出せているのが凄いなと思って見ていました。8月15日のドアの前での演技が素晴らしかったです。
そしてラストシーン。
たくさんの人が亡くなって、いろんなものを喪って、でも喧騒が戻ってきて人の笑顔も戻ってきて、みんなが少しずつ前を向いて進んで行くんだと思わせてからのあのラスト。無表情の少年からの「大本営発表」という言葉。以前和田アナウンサーの真似をしていた時、この少年の周りにはたくさんの人がいました。でも、このラストシーンでは誰もいません。
戦時中に過ごしてきた人たちの想いは未来がどうなろうと変わらない。亡くなった人は二度と帰ってこない。過去のものとして捉えてはいけないと強く感じました。
いつも戦争に関する映像は怖くて見るのをためらってしまうけど、やっぱり見なくてはならないのだと。知らなければならないのだと感じました。
和田アナウンサーは、放送日の昨日が命日だったんですね。奥様は2016年までご存命で、旦那様の分まで生きられたのかな…なんて、思ってしまいました。