中央の戦いを終えると、フェルディナンドは次代のユルゲンシュミットへ改革を始める。歪んだ王族の世襲を廃し、新しいツェントの選出と決定を急ぐこと。その就任式、グルトリスハイトの継承の儀式の準備が進む一方、女神によって断たれたローゼマインの記憶が戻らない。けれど、周囲の不安をよそに、彼女の頭の中は「図書館都市計画」で楽しくなってきて……。第五部完結目前! 新時代への助走ーー自らが選択した未来へ突き進め!書き下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!

次がいよいよ最終巻…寂しすぎる…
今回の主な内容としてはツェントを決めることとローゼマインの神々の御力を使い切ること、だったかな。相変わらず王族は王族だったなー。トラオクヴァールは多少話が分かるのかと思ったらそうでもなかったしジギスヴァルトなんか論外だったな。知ってた。そりゃアドルフィーネに三下り半を突き付けられますよ。ローゼマインがこの人の婚約者になりかけた時のことを思い出しましたよね。アドルフィーネ可哀想だと思っていたんだった。表紙絵にローゼマインとフェルディナンドは分かるけどどうしてエグランティーヌが?と思っていたら、納得でした。本当に、素晴らしい人ですよ…
ローゼマインがひたすら可哀想でしたね…本よりも大切な人たちの記憶が消えるし、神々の御力のせいで体は辛そうだし…それでも何とかなった…のかな。
ローゼマインの周りには言葉通り命を懸けて守ってくれる人たちがたくさんいて、それも素敵だなと思いました。次回がいよいよ最終巻。終わりが見えているような気もするけどまだまだ回収するものが多いような気もします。本当にあと1冊で終わるんですかね。どうしよう、いつもより本の厚さが倍とかだったら(笑)それはそれで嬉しいけど。

<TOブックス 2023.5>2023.8.14読了