AIによる監視システムが強化された日本。
指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。
「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」
不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。
この作品が東野さんにとって100作目だったんですね。凄い数字です。
私は何冊読んでいるんだろうと思って自分のブログを見てみたらこの本が72冊目みたいです。結構読んでいるな。出来ればコンプリートしたいなと思います。
今回はラプラスシリーズですね。3冊目ですか。
円華の能力は相変わらずですね。もう凄すぎて何も言えません。魔女と一言でいう方がしっくりくるような気がします。
円華の活躍もさることながら、今回は中学生の2人も活躍していましたね。まあちょっと巻き込まれすぎてやり過ぎ感もありましたけど^^;それでも陸真は自分の父親を殺されたわけですから、敵討ちじゃないけどやり切りたいですよね。純也も友達想いのとってもいい子でした。
父親が抱えていた秘密は色々あったけど、それでも悪いことが無くて本当に良かった。
でも、だからこそ正義感でやったことが命を落とすことになってしまって本当に悔しい。父親の分まで生きていってほしいと思いました。でも、聡明な陸真ならきっと大丈夫ですね。信頼できる友達もいるし、心配してくれる家族も出来ました。だからきっと大丈夫と、応援したくなりました。
それにしても円華の最後の展開には驚きました。このシリーズは続かないのかな。それとも続くのかな。
<KADOKAWA 2023.3>2023.7.31読了