大学生の霜介は、アルバイト先の絵画展の設営現場で、白と黒だけで表現された水墨画と出会う。霜介は休憩中に水墨画界の巨匠・篠田に弟子にならないかと声をかけられ、水墨画を学び始めることに。霜介は設営現場で見た水墨画の作者で、篠田の孫娘である千瑛と知り合い、次第に彼女と交流を深めていく。筆先から生み出す線のみで描く水墨画に戸惑いながらも魅了された霜介は、これまでの自分と向き合いながら水墨画を描き続け……。
映画の宣伝を見たときから気になっていました。映画に登場する水墨画がどれも美しくてそれを見ることが出来るだけでもこの作品を観る価値があるなと思いました。
冒頭から霜介が1枚の水墨画に魅了され、涙する場面から始まります。
確かにとても美しくて綺麗な水墨画、でもきっとこの作品を観て霜介の琴線に触れる何かがあったのだろうと感じさせられます。
霜介が何かを喪っていることも始めから何となく感じられますが、周りの人たちがとても優しかったです。湖山先生も、西濱さんも、友人の2人も。古前君、やたらサングラスをかけていて外すっていう行為をしてたけどなんか意味があったのだろうか(笑)おちゃらけてて軽い子なのかと思ったら、霜介のために奔走したり怒ったり、いい友達でした。疑ってごめん(笑)
西濱さんは篠田家の家政婦(?)みたいな感じなのだろうかと思っていたけど^^いやーめちゃくちゃかっこよかったですね。パフォーマンスは圧巻でした。
千瑛もストイックでまっすぐでいつもクールな感じなのにふわっと笑うところがとても可愛くて、様付けしたくなるのがよく分かりました。
先生の言った「できるできないではなく、やるかやらないか」という言葉は私も心に刻んでいきたいと思います。