2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で、家康への関心が高まっている。本書では家康を含めた徳川15代の「定説」を検証しながら、意外な江戸時代の「真実」を描き出していきます。「家康は系図を改ざんした」「生類憐みの令の綱吉は有能な将軍だった」など、従来の「定説」と思われていた徳川15代のイメージを覆す「逆説」的な像を、大ヒットシリーズ『逆説の日本史』の著者・井沢元彦が独自の切り口で描き出します。
著者さんは歴史研究家とは少し違うので、読む側が分かりやすいようにかみ砕いて書かれいるような気がします。分かりやすくて面白かったです。
主に徳川家康の話でしたが、定説として今まで学んできた歴史とは今は考え方が変わって生きているんだよということが定説と定説を覆す説と順番に書かれているので分かりやすいです。
まあ、散々歴史についてのテレビを見ている身としては(笑)知っているものもありましたが、こうして比較されると分かりやすいです^^
綱吉と吉宗と慶喜の最近言われてきている説は知っていましたけど、よく考えたら3人とも家康の直系ではないって言うのが面白いですね。
<宝島社 2023.2>2023.6.16読了