戦国の城と59人の姫たち
濱口 和久
並木書房
2016-12-09


女でありながら男の名前を名乗り、家督を継いだ女城主「井伊直虎」。寧々やお江のように、関白や将軍の妻となった幸運な姫。甲斐姫のように武将も顔負けの勇ましい姫もいた。政略結婚の道具にされ、戦国武将とともに命を落とした姫は数知れない……。乱世の世を生きた59人の姫たちの生涯に思いをはせながら城をめぐれば、いつもと違った城の姿が見えてくる。 夕刊フジ好評連載『名城と女』を単行本化!

この本を知ったのは歴史好きの「博士ちゃん」がこの本を持っていたので気になったからでした(笑)
教科書に登場することはあまりありませんが、武士の家族である姫たちも戦乱の世を生き抜いてきているんですよね。初めて聞く名前の姫もいましたが、家系図が丁寧に記されていたのでこんなつながりがある姫だったのかと分かったうえで読み進められるので分かりやすかったです。
お市の方や淀殿、築山殿、春日局などの有名な方もいれば、旦那さんも家族も初めて知る姫もいました(笑)大河ドラマでは誰が演じたと説明があるのも良かったです。
個人的には軍師官兵衛を見ていたので官兵衛の正室の光や荒木村重の正室のだしなどが登場したのは嬉しかったです。最後に城までのアクセスも書かれているので聖地巡礼にも行きたくなりますね^^
私はいつか絶対に中津市に行きたいと思っています。官兵衛のゆかりの地を巡りたいし市の美術館も面白そうなんですよね…北の大地から赴くのはなかなか大変そうなのですが^^;いつか必ず。

<並木書房 2016.12>2023.5.8読了