書き下ろし短編、宮部みゆき・伊坂幸太郎との特別対談、全作品解説インタビュー――唯一無二の小説を生み出し続ける辻村深月の裏側を徹底解剖。ファン必読の1冊、誕生!
【内容紹介】
<新規収録>
書下ろし短編小説「薄明の流れ星」
書籍未収録短編「影踏みの記憶」
著者による全作品解説インタビュー
特別対談 宮部みゆき 伊坂幸太郎
新刊『この夏の星を見る』(2023年6月刊行予定)紹介書評 吉田大助
エッセイ 浅倉秋成 一穂ミチ 呉勝浩 白尾悠 武田綾乃 成井豊 吉野耕平
論考 朝宮運河 千街晶之 東畑開人
トリビュートイラスト 雁須磨子 木村風太 山田章博ほか
<再録>
対談 朝井リョウ あずまきよひこ 幾原邦彦 羽海野チカ 大島てる 大槻ケンヂ 中村義洋 藤田貴大 藤巻亮太 松坂桃李 松本理恵
師弟問答with綾辻行人
辻村深月の100問100答
大山のぶ代さんにお会いした日(文:辻村深月)
文庫解説『あとは野となれ大和撫子』『田舎の紳士服店のモデルの妻』『ののはな通信』『ψの悲劇』etc

ファンブックみたいな感じでしょうか。
小説家を始め、いろんな方との対談を読めたことが楽しかったです。
1番最初が宮部みゆきさんとの対談なのですが、お互いにお互いの作品をたくさん読まれていて盛り上がっているのが読んでいるこちら側も微笑ましく感じたりしました。お2人の小説を書くときの諸々なども聞けて貴重だったと思います。
そして伊坂さんとの対談も!伊坂さんがこういう形で登場するのは珍しいと思うので凄く貴重ですよね!面白かったです。こちらもお互いの作品を言い合っているのが読んでいるこちらも楽しい。
辻村作品がすべて紹介されているんですけど、改めて未読の本があるんだよなぁ…と思いました^^;初期の頃の作品で読んでいない本がいくつかあるんですよね…。あの学生時代の諸々の抉られる感じがどうも苦手というか怖くて…でも作家さんたちは特に「ぼくのメジャースプーン」を推してましたね。これを機に読んでみるか…。
辻村さんがデビューされてからのあれこれが収録されているので、大山のぶ代さんとの対談も載っていて嬉しかったです。私、1番最初に読んだのが「凍りのくじら」だったので^^対談で来て本当に良かったねぇ…と思いました。
文庫の解説も1冊1冊読めて面白かったし、辻村さんの100問100答も面白かった。
めちゃくちゃ分厚くて読み切れるんだろうかと思いましたけど、読み切れました(笑)
これからも、辻村作品を追い続けます。

<KADOKAWA 2023.3>2023.5.5読了