『白蛇:縁起』は中国の四大民間説話の一つ『白蛇伝』の前世の話。晩唐の時代、国師が民間人に蛇を大量に捕獲させていた。白蛇の妖怪「白」(見た目は人間の美少女)が国師を刺殺しようとしたが失敗。少女は逃亡の末、記憶をなくしてしまったが捕蛇村の少年「宣」に救われる。「白」の記憶を取り戻すため二人は冒険の旅に出る。その旅の中で二人は恋に落ちるが、少女が白蛇の妖怪ということも明らかになってしまう。一方、国師と蛇族との間に激しい戦いが始まろうとしていた。二人の恋に大きな試練が待ち受ける。

ようやくようやく見ることが出来ました。
「白蛇伝」についても初めて知りました。今度資料も読んでみよう…。
中国のアニメーションは多分初めて見たと思うのですが、とても細かくて美しかったです。今まで見たことがないような雰囲気でした。戦闘のシーンが何度も出てきますが、3Dじゃないのに迫ってくるかのようでドキドキしました。
宣は優しくてまっすぐで素敵な人でした。どんな境遇の人物か分からない白のことを身を挺して守っている姿が本当に素敵で。これは誰でも惚れちゃうでしょうよ!←
2人は魂で繋がっていたんだろうな…と思わせるくらいどのシーンも美しかったです。
だから2人の別れのシーンは凄く切なくて、いつか来るのだろうと思っていたけど本当に切なくて、気が付いたらボロボロ泣いていました。魂がこの世に残って本当に良かった。晩唐から500年ってことは明の時代くらいになっているのかな…長い…。
1000年の修行を無駄にしても構わないくらいに相手の事を想う、500年想い続ける、なんて、こちらには想像もつかないけど、橋の上での白の表情がとても美しく穏やかだったのが印象的で、とても美しかったです。
そして1番最後に流れる「縁-YUAN-」が本当にピッタリで更に涙を誘いました。
美しい映画でした。