君が護りたい人は (ノン・ノベル)
石持浅海
祥伝社
2021-08-07


成富歩夏が両親を亡くして十年、後見人だった二十も年上の奥津悠斗と婚約した。高校時代から関係を迫られていたらしい。歩夏に想いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して彼女を救い出すことを決意。三原は自らの意思を、奥津の友人で弁護士の芳野友晴に明かす。犯行の舞台は皆で行くキャンプ場。毒草、崖、焚き火、暗闇……三原は周到な罠を仕掛けていく。しかし完璧に見えた彼の計画は、ゲストとして参加した碓氷優佳によって狂い始める。見届け人を依頼された芳野の前で、二人の戦いが繰り広げられる――。

碓氷優佳シリーズ。もう5冊目?かな。
今回はどこかで完全犯罪が行われようとしていて、それがどこで実行されるか分からず、犯罪が行われることを知っている芳野とともに考えていく展開が面白かったです。
優佳がどうしてこんなに周到に阻止できるのかと思っていたのですが、やっぱり裏があったんですね。
冒頭から三原の気持ちは正しいんだろうか…と思っていたんですけど、やっぱり一方的だったんですね…。まあそうだろうと思っていたけど。
でも、結果的には良くはなかったんじゃないかなと思うのだけど^^;まあこれが石持作品ですよね(けなしてはいない)
それにしても優佳が少しずつ年を重ねているけど、旦那さんとの関係はどうなのでしょうか。良好そうだけどなれそめがなれそめだからなぁ…^^;

<祥伝社 2021.8>2023.4.13読了