◎図書館人として道標となる言葉をひたすら探すことで、迷い道から抜け出せたり、鼓舞されたり、ときには「これでいいのだ」と自信を深めることができました。(「はじめに」より) ◎図書館界の泰斗のほか、出版界、書店員、作家などから、69の珠玉の言葉を収録した待望の新刊。 ◎「図書館は臍帯だ さまざまなひとびとの智とつながって ひとはあたらしいいのちを得る」(「未知の若い友へ」より一部抜粋)など69の道標となることばを贈る。何かが「見えた」としたら幸甚です。
図書館に関わる様々な職種、業種の方々が残した言葉を通して著者さんが解説されています。
図書館というハコがあって、図書館司書がいて、資料を用意して、利用者が来るのを待つ。それだけではいけないということをいろんな視点から考えられています。
図書館は行政サービスの一つであるから他の部署との連携も必要であることや、地域に根付く施設だから地域の企業や団体や人ともかかわっていく必要があることなどを熱く語られています。
本の貸出冊数で一喜一憂するのだけではなく、どういったサービスが必要なのか、図書館や図書館員はどう行動をしていくべきなのか、考えるのにアドバイスを頂けたような1冊でした。
<郵研社 2022.9>2023.4.1読了