“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン
2010-04-30


6編もの書き下ろし短編&SSを収録!! 「恋する挿話集」待望の第3弾!
恋に破れた「炎の闘牛」、柔道部の牛園くん。それでも遠子を思いきれず、思い出が欲しいと心葉に詰め寄り……『”文学少女”と炎を上げる牛魔王【ミノタウロス】』。クラスにも、気安い笑顔を向けてくる担任の竹田千愛先生にもなじめない中学生の仔鹿だが――『迷える仔鹿【バンビ】と嘘つき人形【ドール】』ほか、遠子の想いを目にした紗代や、夕歌と毬谷先生の出会いなど、甘くほろ苦いエピソードが満載!
物語を食べちゃうくらい愛する”文学少女”と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第3弾!!

遠子と心葉の文芸部の時代のお話もあれば7年後のお話もあり、本編に登場する人もいればはじめましての人もたくさんいました。
牛園くんは久しぶりでしたね…。相変わらずの猪突猛進ぶり…。
「潮騒」読んだことはないのですがよく朗読しましたね…。牛園くん、恋に猪突猛進なのに本人を目の前にするとずいぶん控えめなんですね…。可愛らしい。
夕歌と毬谷先生の物語、ななせ目線での本編のお話をすっかり忘れていたのですが、切なかったですね…。どうしてこのシリーズは血が流れることが多いのでしょう…
千愛が大人になり教師となった物語が出てきたのが驚きました。本編で言うと千愛と流人しか登場しなかったので残念…。流人は24歳でフリーターなんですね。まあ予想通り(笑)千愛が幸せになれそうで良かった。みんなが幸せになれたらいいのに…。
こちらのシリーズも残り少なくなってきました。噛みしめて読みます。

<エンターブレイン 2010.4>2023.3.19読了