もうひとつの”文学少女”の物語、第2弾!!
「きみが大嫌いだ」心葉にそう告げられてしまった菜乃。その日以来、心葉は本心を見せず、取り繕った笑みで菜乃に接するようになる。そんなのは嫌だ! と、夏休み、菜乃はある行動に出るが……。傷心の夏が過ぎ、秋。文化祭に向け賑わう校内で、菜乃はまた新たな出逢いを体験する。不吉な影を背負った少女。彼女に関わる中で、菜乃は彼女の、そして心葉やななせ、皆が様々に心に抱える闇と光を見つめることになる――。

何でこの物語はいつも闇を抱えている人が多いんですか…
シュトルムの「みずうみ」は初めて知りました。この本を読んで読みたくなりました。
菜乃を怖がらせようと紗代がした行動は笑っちゃいましたね。おばけが出てきたら普通怖がるのに追いかけるとか(笑)ここは遠子先輩とは違うところですね^m^
紗代は「文学少女と月花を孕む水妖」で登場していたみたいですけど、覚えていない…ごめん…
ほとんどは文化祭のことがメインでしたね。
フランケンシュタインは原作を読んでいたので懐かしかったです^m^
自分のせいで友人の中に怪物が生まれ、そして自分にも怪物が生まれた。辛いですね…
菜乃は強いですね。好きな人に「嫌い」と言われても負けず、美羽の言葉も良い方に捉えて(笑)笑いましたよね^m^
菜乃が出会った黒髪の学生は何者だったのでしょうか…次巻でわかるのかな。
そしてラストの衝撃…色々本当に衝撃…あと1冊で終わるのか?楽しみです。

<エンターブレイン 2009.12>2023.3.17読了