『デフ・ヴォイス~法廷の手話通訳士』で話題をさらった丸山正樹氏、初めての児童書。「デフ・ヴォイス」シリーズとして、その後『慟哭は聴こえない』など続篇を刊行中。本作は、そのスピンオフ版として書かれたもので、コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である主人公の手話通訳士の再婚相手の子ども美和と、シリーズ2作目に登場する友だち英知の学校を舞台に繰り広げられる。「水まきジイサン」「図書館で消えたしおり」「猫事件」「耳の聞こえないおばあさん」などのストーリーが、ミステリーの要素も加わり、少しずつリンクしていく。美和は義父から習った手話が使える。発達障害や場面かん黙症という特性をもつ英知も、人前で話すことができないが手話を習得していて、二人の会話は手話である。オリジナリティあふれる物語。謎は解けるのか! 巻末に手話の説明付き。

デフ・ヴォイスシリーズ初の児童書だそうです。
主人公は美和と英知くん。この2人の小学校での生活が垣間見えて嬉しかったです。
シリーズの初めから、美和はいい子だなぁと思っていましたけど、本当にいい子!正義感の強いお母さんに育てられたからなんだろうなぁ。
水まきジイサンに対してちゃんと挨拶をすることとか、王女さまのことを何とかしたい!と思うところとか、いい子だなと思いました。
英知くんも引きこもりだったけど美和のお陰で学校へ行くことが出来るようになったんだものね。今回の出来事もちゃんとわかっていて頭のいい子だと思いました。
全てが解決して良かったと思ったけど、英知くんと離れてしまうんですね…
まだシリーズを読んでいる途中だったのでちょっとネタバレを踏んでしまったような気もしますが^^;詳細は分からないのでまずは本編を読み進めようと思います。

<偕成社 2022.7>2023.3.15読了