偶然みかけた美しい娘に、いつになく心をときめかせる若だんな。
近頃通町では、恋の病が流行しているらしい。
異変はそれだけに止まらず、禍をもたらす神々が連日長崎屋を訪れるようになって……。
恋をめぐる不思議な騒動のほか、藤兵衛旦那の行方不明事件など、五つの物語を収録。
妖たちが大好きな食べものの“れしぴ"も付いて、美味しく愉快な「しゃばけ」シリーズ第10作!

今回はお話が始まる前に妖が好きな食べ物レシピが登場していましたね。作り方の中に家鳴が登場したりするので作るのは無理そうですが(笑)
若だんなが恋の病!?と思いましたけどそこはふわりと終わって(笑)いろんな妖が長崎屋に集結して大変でしたね^^でも妖自身が恋の病になっているのならしょうがない。でも、結末は切なかったな…。
若だんなのお父さんはいわば半妖と結婚したわけですよね。ここまで鈍いからこそ結婚できたんでしょうね^m^でもこんなに愛されているの羨ましいなぁ。
そして前回の「ゆんでめて」ともリンクしていて嬉しかったです。屏風のぞきが若だんなのために頑張らなければならないと思っているのに切なくなりました…。そうだね…。
そして若だんなと栄吉はきっとずっと友達だよね…。

<新潮社 2011.7、2013.11>2023.2.24読了