詳細なカルテを基にお客さん一人ひとりにあった本を選書するサービス「一万円選書」で注目!
1冊ずつ心を込めて「売れる本」ではなく「売りたい本」を売り、読者が運命の1冊に巡り合うお手伝いをする、小さな本屋さんの物語。
本の中になにがある、字がある。
字の中になにがあるか、宇宙がある。
「本が好きなんです。それに尽きます。いい本をみんなに読んでほしい。一人でも多くの人に本の面白さを知ってほしい。そのためだったらな何だってやるつもりです。」
北国の小さな本屋が、どんな工夫とアイデアで苦境を乗り越えたのか? 「本が読まれない」といわれるこの時代に、こんなにも人々を魅了する一万円選書の魅力とは?
そして、お客さんのカルテを基に選書を担当している本の目利き・岩田徹さんはなぜそこまで今その人に必要な心をゆさぶる本を選ぶことができるのか?

北海道砂川市にある小さな本屋で行われている「1万円選書」すっかり有名になって、全国区になっていますよね。私が知ったのはいつだったかな…だいぶ前から気になってはいたのですが、今は注文が殺到して抽選になっているんですね。
大きな書店ですら閉店する時代になっている昨今。地元の小さな書店が試行錯誤を繰り返してこうして存続しているのは本当に素晴らしいと思います。
やっぱり私にだったらどんな選書をしてくれるのかななんて楽しみになりますよね^^
1万円選書だけではなく、様々なイベントを開催していたことも知りました。どんなことがきっかけでも、それで本に触れる人が一人でも増えてくれたら嬉しいですよね。
本を読まない人は岩田さんのような方に選書をしてもらったら読んでみようと思うかもしれない。素敵なお話です。
そして日本全国の書店の紹介もされていました。個人的に沖縄の「ウララ」が紹介されていたのが嬉しかったです。店主さんの著作を何冊か読んだことがあったので^^やっぱり行ってみたいな。
個人書店の方が個性があっていいですよね。改めて書店巡りもして、ちゃんと本屋さんで本を買いたいなと思いました。

<竹書房 2022.2>2023.2.13読了